※第十三回書き出し祭り参加作品の改稿・連載版です。
「私、タヌキなんです」
マオと名乗った少女は事も無げに僕に告げた。
ここは静かな山の麓に建つ小さな大学の学生相談室。そこで僕はカウンセラーとして働いている。
ある日、僕の前に予約も無く訪
れた少女は開口一番衝撃的な告白をする。
精神病の症状か、はたまた薬物による幻覚・妄想か……。内心焦り、医療機関への紹介を考える僕をよそに、マオと名乗った少女は平然と続けた。
「私の話を聞いてください」
自身をタヌキと語る少女と僕の不思議な面接が始まる。
――僕が僕であるために、必要なのは「母殺し」だった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 18:00:00
21677文字
会話率:34%
病気で早死にしてしまった、薬剤師だった私。
気が付けば乙女ゲームの悪役、公爵令嬢イリスへと転生を果たしていた。
「破滅フラグはお断り。今度こそ絶対長生きしたいっ!」
このまま行くと婚約破棄からの断罪フルコースで、公爵家ごと滅ぶ未来が待ってい
る。
のんびり長生きするため、私は公爵領の状況改善に取り組むことにしたのだけど――――
「イリス様、なんなりとお申し付けてください」「イリス様、また一緒に遊びませんか?」
――――攻略対象達に気に入られ、交流を持つことになってしまうのだった。
※悪役令嬢が現代知識と魔術で破滅フラグをへし折りつつ、周りから愛される話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-02 09:00:00
123653文字
会話率:35%
いつも「売り」で勝負するノムーラが「買い」にまわっています。
前回の葬儀屋と創薬ベンチャーに続いて買ったのはやはり話題の株でした。
(似たようなのツイッターに投稿してあります)
最終更新:2021-11-27 03:32:04
310文字
会話率:100%
薬剤師エッセイの続編ですが、続き物ではないのでどこからでもお読みくださいね。前シリーズはどちらかというと昔話メインでしたが、今回は現状を交えた考察が多いかと思います。
前シリーズはこちらです。
↓ ↓ ↓
https://ncode.
syosetu.com/n2025dt/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 06:00:00
77168文字
会話率:11%
医療エッセイ・五十話完結。
最終更新:2017-03-05 02:00:00
98520文字
会話率:10%
その名前も藤原薬子。性別は女性。年は三十九歳。歴史上の著名な女性と同姓同名だがそれはたまたま。彼女の仕事は薬剤師。しかもただの薬剤師ではない。一筋縄ではいかない薬剤師。密命を帯びた派遣薬剤師。これからはじまるのは、彼女の華麗? な薬剤師スト
ーリー。
彼女を取り巻く医療従事者の人間模様、社会関係の話です。用語ですが特に解説はいたしません。出てくるのは、病院、調剤薬局、製薬会社、大学院、官庁、いろいろです。薬剤師は実はいろいろな場所にいます。目だたないけど縁の下の力持ち。それぞれの人間関係模様を書いていきます。また小説という体裁をとっているので、事実とはかなり違うこともかいています。実際あった話でも当人の性別や年齢、実際の性格など変更していますので、ご了承ください。要は小説として楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-10 05:20:32
106884文字
会話率:39%
私の担当作家は、適正外に医療用医薬品を飲むことによって、大ヒット作品を世に生み出してきた。しかし、担当編集者である私は、密かに、彼の描くヒーローという者が好きではなかった。
最終更新:2021-10-11 09:10:31
3579文字
会話率:51%
発作を起こした際の医療関係者のリアクションや対応の目安なども踏まえた喘息発作と心臓発作の症状まとめです。医学系資料はウィキペディアでさえ読みにくいので創作資料的に使えそうな情報という点を基準に取捨選択し、出来るだけ簡単にまとめました。
患者さん向け資料というよりはインターン向け資料なども含む医学書の情報が多いのですが、個人的な体験や周囲の人の話も踏まえて書いているので一応患者目線の描写にも対応出来ると思います。
もし需要があれば喘息の重症度判定やその区分や喘息かどうかの判定方法、原因や喘息自体の種類についても書きますが……流石にそこまで行ったらマニアックすぎるかもしれません。
せっかく面白い話でも、「これをやったら死んじゃうのでは」とか、「この先生の対応が不自然過ぎる」といった違和感で没入して読んでくれていた読者さんが現実に引き戻されたり、そこで冷めてしまうのはあまりに勿体ないのでそういった場合の対策になればと思い書かせていただきました。
この作品はpixivにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 18:02:38
918文字
会話率:0%
訳がわからないまま捕らえられた薬屋のレイニアは窓もない堅牢な馬車に入れられて、移送中に崖崩れに巻き込まれた。崖崩れの衝撃で意識を失うと、前世が日本人であった記憶を思い出す。
追っ手が迫る中、崖崩れの中からレイニアを救ってくれた魔導士キリルが
自分の国まで一緒に来るかと誘ってくれて、一緒に行くことを決意する。
キリルの国に着き、お金を稼ぐためにギルドに登録しに行くと、自分の事を普通の薬師だと思ってたレイニアにギルドのお姉さんが「あなたは魔女よ」と告げられ混乱する。
自分が魔女である事を受け入れられないし、キリルが結構凄い魔導士だと知ったり、誰の誘いも乗らないキリルがパーティーを組んだ初めての相手が自分だと知って申し訳なく思ったりしながらレイニアの新たな生活が始まった。
R15は念のためです。
作中で出てくる医療知識や衛生知識はあくまでも異世界の物語の設定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 21:00:00
162299文字
会話率:52%
農家(ファーマー)な薬剤師(ファーマシスト)が初のエッセイに挑戦。
そもそもエッセイとはなんぞや?
→ essai=フランス語で"試み"
……ということで、私が病院で働いていた頃の実体験を元にした薬剤師の生態について解
説してみるよ!
ついでにどんな性癖を持ちがちなのかも曝露しちゃうよ!!
※難しい医療や社会問題についてのテーマは扱わない予定なので、是非お気軽に覗いてみてください♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-21 19:34:12
9175文字
会話率:4%
「呪い」に対して治癒師の回復魔法は無力であり、回復魔法が効かないものが「呪い」と呼ばれる。
回復魔法が非常に発達したこの世界では、医学は発展せず、薬学は民間療法の一部としてのみ認識されていた。そのため「呪い」にかかった者は自力で治すこと
しかできなかった。そしてその「呪い」が強かった場合には、誰も何もできないのである。
西方都市レーヴァンテインの冒険者たちの中でも最高と言われたSランク治癒師であるシュージ。彼はある日突然にその冒険者を引退するといい、大陸の反対側のユグドラシルへと移住することを決意する。
ユグドラシルについたシュージは、ある「呪い」にかかった冒険者と出会った。シュージは同行してくれた魔法使いのレナに「あれは呪いじゃない。……急性虫垂炎だ。僕ならばあれを手術で治すことができる」と言う。
シュージの本当の名は宮城修司、日本で外科医をしていた人間であり、彼はここユグドラシルの町に魔法で手術を行う病院を作るためにやってきたのだった。
元Sランク治癒師であるシュージが前世の知識を活用しながらユグドラシルの町で病院を作ってさまざまな治療を行う物語です。医療分野、特に手術に関する本格医療系チート×異世界を書いていきます。
*この小説は「カクヨム」でも発表しているものです。
*この作品に登場する医学知識に関しては専門家の第三者の監修を受けたわけではありません。架空の薬の材料なども登場いたします。現実で使用しようと思うと間違った知識や意見の違いがある可能性もありますが、そのあたりは寛容な心で読んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 19:46:57
566880文字
会話率:57%
コロナワクチンを打って副反応が出た医療従事者(病院薬剤師)です。
事実をもとに再構成しています。
平気な人も多いようですが、水分とかウィダーインゼリーみたいなのを準備しておくと良いかもしれません。
最終更新:2021-07-26 00:00:00
17559文字
会話率:8%
――太田さん、亡くなったんだって
斉藤さやかは出勤するなりその話を聞いた。声の聞こえたほうに顔を向けると、奥のほうで看護婦が三人かたまって着替えている。そのなかに、内科に行ったときによく見る看護婦がいた。
彼女がこちらに気付いて、軽く
頭を下げた。さやかもつられて頭を下げたが、なんとなく立ち聞きしたような気まずさがあって、慌てて上着と荷物をロッカーに入れると、白衣を羽織りながら更衣室をあとにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 18:37:15
11771文字
会話率:33%
父のアルツハイマーを治したいと思い製薬会社に勤める主人公の花恵。
父の記憶から自分が居なくならないように、東京と実家のある山梨を往復する日々を送っている。
花恵と家族、国立感染症研究所で働いていた上司、そして謎の同僚吉田によってアルツハイマ
ーと花恵の家族の謎が解き明かされていく。
この作品はエブリスタにも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 11:00:00
4341文字
会話率:62%
しがない男である今村宏海は就職活動を無事に終え、今年から医療機器や薬品などの開発を手掛ける企業「森田科学」へ就職することが決まった。そこで彼は西原未来という人物に出会うが、彼女に出会ったことで宏海はある大きな事件に巻き込まれていった。その
後、心を閉ざしてしまった宏海は微かな小さな灯を見つける・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 12:51:53
4629文字
会話率:56%
王立学院を飛び級の十六歳で卒業したミレーユは、十三歳年の離れた兄の診療所の手伝いをしている。
最近兄に薬草を育てるように命じられたが、彼女は植物を栽培するのが苦手で、毎日のように叱られていた。そして卒業して一年近く経って、彼女は精神的に
追い詰められて、ある日気を失って、五日経っても目をさまさなかった。
巷で兄の虐待が噂になり始めた頃、兄は友人である王太子に呼ばれて登城した。そこで彼は王太子に意外な話をされる。
「君の妹を助けて欲しいとある人から依頼された」と・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 12:08:43
9377文字
会話率:33%
幼少期に沖縄から来た女性薬剤師に影響された南依吹(みなみいぶき)は薬剤師免許を取得し、沖縄の田舎町の薬局に新人として赴任する。
沖縄から来た薬剤師が依吹に残したのは、生薬を擬人化したキャラクター図鑑。
オタク女子でもある依吹には、そのキャ
ラクター達が今も頭の中の『友達』として生き続けている。
故郷から遠く離れた地で出会う、様々な患者や薬剤師たち。
依吹を見守り支える人々の出会いと、未知なる土地での過酷な試練は、表裏一体。
彼女はそこに、どのような風を運ぶのだろうか。
※この小説はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。また、作中の医療行為等は個人によって適用が異なります。
※カクヨム、note、pixivと重複掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-08 08:38:46
82995文字
会話率:51%
自然に恵まれた国、レイブンには三つの種族がいる。
人間、ごく少数の魔法使い、精霊
人間は魔法使いと距離を起きながらも時々、薬や医療に関しての能力を借り
魔法使いは精霊に自然の恩恵を受け
精霊は人間に姿は見せないが良き隣人として見守った。
これは人間嫌いの魔女と、彼女が少年と営む薬屋を訪ねる訳ありな客の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 19:04:18
3380文字
会話率:48%
幾人もの人々を魅了するそれらを口にした者たちは遠からず・・・。治すには高い医療技術と高価な魔法薬を使うか・・・手足を縛り・・・とにかくそれらに手を出す者は覚悟しておかなければならない。
最終更新:2020-12-09 23:02:37
6303文字
会話率:43%
かつて小児患者の免疫異常を完治させる万能薬として信仰に近い人気を博した免疫強化薬『TW-32』、万能薬とまで言われたこの薬が現在使われていないのには理由がある。
TW-32を投与した患者のおよそ3割ほどが特殊な現象を引き起こす『能力』を
発現したのだ。
政府は能力の研究と患者の経過観察を行うため、高校兼医療施設を作り当時の患者を一か所に集めた。
これは、『TW-32』を投与された小児患者達の高校生活を描く物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-11 02:43:56
16256文字
会話率:45%
冒険者ギルドとは、夢や希望に満ち溢れた若き冒険者たちの集う場所である。
今日も彼らは依頼書を片手に、冒険の旅に出かける。
彼らをひっそりと支え導く存在。
それが冒険者ギルドの依頼人。
今日も彼女はむくつけき男たちが昼間か
ら酒をくらい管を巻く冒険者ギルドへと足を運ぶ。
……夢と希望と若さはどこにいった。
冒険者のために依頼を出し、お金を払い、薬を作り、指揮を執り、彼女は冒険者たちを支えていく。
世界一強欲な彼女は、今日も大切な冒険者たちを守るため、叫ぶ!
行け! ドーナツ!
……………………ん?
◇
ハードな内容の話はタイトルに※を入れておきます。本当に気分悪くなるのでご注意を。
第一章終わりました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 20:28:30
116116文字
会話率:39%
栗花落唯(つゆりゆい)、23歳、看護師の卵だ。二年前、唯は、事故で両親を亡くし天涯孤独の身になってしまった。その直後、親身になってくれた人と恋人になり婚約をしたが、浮気という裏切り行為に合い婚約を解消する。
けれど元婚約者はストーカーに
なり、唯は身の危険を感じるようになった。
その日、唯はとうとう命を狙われた。唯は逃げた。逃げながら願った、彼のいない遠くに行きたいと。
すると、唯は光に包まれ、蒼白い光の世界に召喚された。そこで、三人の女神に異世界への転移を打診される。ただし、元の世界に戻ることも選択肢の一つとして残ってはいた。
唯は、元の世界には、たった一つの未練しかなかった。
その未練は、なりたての看護師としての仕事のみ。
亡くなった唯の母は看護師だった。患者さんのために、自分の時間を犠牲にしても尽くしていた姿を、唯は尊敬していた。
だから、自分も看護師を目指し、ようやく同じ仕事に就けたばかりだった。
そのことを話すと、女神たちは唯に、同じ志で生きていける職業を次の世界でもくれると約束してくれた。
唯は転移を決める。
転移先は、人間だけでなく、亜人族、エルフやドワーフが闊歩するファンタジーな世界だった。ただし、魔法は存在しないという。
そこで唯が与えられた職業は聖女。
聖女!? しかも聖女に限り、魔法が使える? どういうことでしょうか。
唯の想像していた職業とは大きく違っていたし、望みとも微妙にずれていたが、もう後戻りはできない。
唯は、聖女であることは隠し、けれど聖女の力は利用し、病やケガで困っている人々を助けることを目標に、新しい世界で挑戦を続けていくことにした。
最初に唯が作り上げたのは、そこへくれば心身の痛みが和らぐ癒しカフェ『クオーレ』
唯は、ここを拠点に、その世界に医療や薬を広めていく。
三人の女神たちは見守ると言いながら、時に唯に無茶ぶりをする。けれど、それもなんだかんだと引き受け、いやもう貴女って聖女では? と周囲に思われながらも、唯は、いえいえふつうのカフェ経営者です、とたくましく異世界で生きていく、これはそんな唯の奮戦記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 14:39:48
17112文字
会話率:22%
自分の力の根幹を知るため、凌達翼《りょうたちつばさ》は近未来の街に渦巻く巨大な闇に立ち向かう…
医療用に製造された薬『チート』
それは人間の劣る部分、例を挙げれば『筋力』や『体力』、『免疫力』などを飛躍的に向上させる薬品。
だが何者かがそれ
を悪用し今まで幻想だと思われていた『超能力』が実現してしまう。
自分の過去を知るため、翼は裏世界の闇に立ち向かう…
不定期投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-03 15:26:20
2302文字
会話率:39%