祖母の訃報を受けて四国に向かった、山陰海原テレビ記者の榊守(さかきまもる)。
葬儀は分家である柏家の手によって厳粛に行われ、その参列には東里の神楽寛三・ミキ親子、藤本由美の姿もあった。
そんな榊家の過去を知るのは柏家大叔母の柏香織(かしわ
かおり)。謎の紳士・佐山の存在を含めて誰も語ろうとはしない閉ざされた榊守の過去と、榊の本当の正体とは?
そんな彼らをよそに、世界は悲しい瞬間――2011年3月11日を迎えようとする……。
前作、西暦2010年の至って普通な地方の街、東里(とうり)市から四国の地方の街、西川市を舞台に起こる、こう見えて魑魅魍魎の類いが見える、色々訳ありな30代オッサン主役の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 21:00:00
54982文字
会話率:49%
異世界転移して三年間、特別な力も発言していない十六歳の美少女・弁財院雪華は殺人事件の疑いを国王にかけられていた。
「この人でなし! 大ハズレの転移者!」
王城の大広間で、百名を超える貴族の前で、国王は雪華を罵倒し『吸血鬼の疑いで国外追放
』を言い渡す。
弁財院雪華は男爵貴族ブリュナック家に居候中であり、その次期党首アイスィは超絶イケメンだ。雪華は『国外追放』に落ち込むも、アイスィの超絶イケメンスマイルでストレスが吹っ飛ぶ。
ブリュナック家は外国にも領土を持つ分家がおり、雪華はアイスィと分家の館に向かう。
そして突然、聖女として雪華は覚醒してしまう。
聖女は凄いと分家の美男子イスピラに教えられた雪華はなんやかんやで近くに出現したアンデット系の迷宮に攻略することに。
アンデット系は邪悪な闇属性の力があり、人間の力を弱めてしまうのだが雪華は覚醒した聖女パワーで無双する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 18:22:46
30178文字
会話率:48%
かつて世界を恐怖に陥れた魔王と呼ばれる者が存在した。長きに渡る戦いの末、仲間達と共に魔王を討伐した勇者。彼はその後とある場所へと隠居し、争いのない平和な世の中を見守りつつ余生を過ごしたと言う。
それから三百年の月日が経ち。勇者の子孫達は、
かつて神より勇者が賜ったと言う数々のスキルを継承し活躍していた。
しかし、分家の子であるライルは劣化した【次元収納】しか引き継げず、役立たずと蔑まれ実家を逃げるように飛び出した。運び屋をしながら各地を放浪し、やがて彼はふとした事から勇者の遺産を見つける。
それは伝説の勇者が貧乏性ゆえに使う事が出来無かった使い切りアイテムの山だった。
町一つ吹き飛ばしかねない攻撃アイテムや、瀕死の人間を今すぐフルマラソンに出場させられるほど元気にする回復アイテム。
使い切りゆえに、とてつもなく強力なアイテム群に度肝を抜かれるライル。そんな彼にはひとつ深刻な問題があった。
勇者の血を引く彼もまた、結構な貧乏性だった!
この作品はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 08:00:00
29363文字
会話率:60%
建国歴12000年のメルへニカ王国。この世界は相も変わらずベースボールが世界的な人気を博していた。
メルへニカリーグベースボール、通称メルリーグが創設されてから2000年目となる節目のシーズンを終えたこの年の年末、メルへニカの首都アウグ
ストでは、ウィトゲンシュタイン家が建国千年紀に加え、メルリーグ誕生2000年を祝う千年記念パーティが行われていた。
そこに老年期を迎えたオリュンポリティア・ペンギンズの元監督、ブレッド・ベイカーが招待された。ブレッドを招待したのは、かつて低迷期から黄金期にかけてペンギンズを共に支えたウィトゲンシュタイン家の分家にあたるバロン家当主、エステルハージートルタ・バロン・ウィトゲンシュタインの曾孫にして、ウィトゲンシュタイン本家に在籍しているプリンツレゲンテントルテ・ウィトゲンシュタインであった。
世間話を繰り返す内、ブレッドはプリンツがエステルの偉大な功績を知らなかったことに驚愕する。
ブレッドはエステルが持っていた記念のボールをプリンツから譲られ、何らかの意図を感じながらも、エステルの思い出が詰まった記念のボールをその手に持ち、自らの若年期を鮮明に思い返すのであった。
他のサイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 00:00:00
288252文字
会話率:53%
ペンドラゴン家には主家と分家が存在し、リフィルは魔力が低かった為、分家に属していた、分家に属する人間は貴族とは名ばかりで、マトモな食事すら回ってこず、殆どがゴミ山を漁ってなんとかその日を生きながらえていた……そして分家の中にも序列が存在し、
新参者の者のリフィルに回ってくるのは食べれる物は何もなかった……最初は飢えを耐えるために齧るだけだったが……リフィルはどうせ飢え死ぬならと覚悟を決めて鉄屑やジャンク品を食べ始める、竜人の胃袋と体は思った以上に頑丈、奇しくも生き残ることに成功………しかしその偏食のせいか、竜人族の中でも変異中の変異種、機竜人になってしまう、主人公リフィル・ペンドラゴン、妹のシャーリー・ペンドラゴンと一緒に、魔王を倒すための旅に出ることになる……力ある者の責務として、ペンドラゴン家からは代々、勇者パーティーへと主家と分家から一人ずつ参加しなければならない……魔王を倒す為の旅をして数年経ったある日、リフィルは勇者パーティーから追放、ついでにいつのまにかシャーリーと出来ていたのか、将来を誓い合ったはずのロゴミスには婚約破棄までされてしまう………いつまでも膝を抱えているわけにはいかない、これからは魔王を倒すためとか、世界を救うとか、そんな大きな事は目指さず、自由に気ままに生きてみようと思い、冒険者になる事を決意する………一方、勇者パーティーは気づかなかった、今まで旅をしてこれたのはリフィルの力が大きい事に………ひょんな事から契約した魔力はかなりあるが、うまく扱えない人狼の青年ルーガスと魔力が少ないが実力はあるリフィルのコンビを中心に、いつの間にか集まってくる愉快な仲間達との絆を育む物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 15:26:52
14798文字
会話率:62%
最近引っ越した部屋は、壁紙がめくれていた。大家にも言ったが、直すのが諸事情でできないから、その分家賃を安くするという。安くなるならと思い、そのままにしておいたが、どうしても捲れた部分が気になってしまう。そして、ある夜。テープで留めていた壁
紙がはがれ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 07:00:00
1420文字
会話率:45%
これは名を縛られたモノたちの物語。
女子高生×エロ狐×怪奇現象
本家からの呼び出しを受け、父と帰郷を余儀なくされる千夏。ここは山と海に囲まれた人口2万人に満たない田舎で、高校を卒業したら自立してここを出ていくことを千夏は心に誓う
。
そんな中、本家へ向かう途中、祖母からの迷信を信じず、神隠しの怪異に引き込まれる。
後ろからゆっくりと近づく鈴の音。金縛りに合い、動けない体。なに一つ自分の思い通りにならないことに、とうとう千夏はキレる。怒りで動けるようになった千夏に、一人の男が手を差し伸べた。
自らを神獣だと言い張るシン。
二人の出会いは、初めから決まっていた。
短編を連載版へと切り替えた作品となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 18:12:18
38218文字
会話率:59%
本家から呼ばれたために、父と帰郷する千夏。山と海に囲まれた田舎で、高校を卒業したら絶対に都会へ戻ると誓う。そんな中、祖母から言われた迷信を信じずに神隠しに合う。後ろからゆっくり近づく鈴の音。金縛りにあい、動けない体。何一つ自分の思い通りに
ならないことに、とうとう千夏はキレる。怒りで動けるようになった千夏に、一人の男の人が手を差し伸べ、二人で神隠しから逃げ出す。
女子高生×エロ神獣×怪奇現象。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 00:11:16
7718文字
会話率:66%
「好きなのに。そばにいられない両片想い」
★この話は以下の要素が中心です★
両片思い・ツンデレ・男の娘・献身愛・三角関係・ループ
*この話はR15作品です。十五歳未満のかたの閲覧はご遠慮下さい。
*ジャンルは男女の恋愛ですが、内容にBL要
素が含まれています。
★「たまこい」あらすじ★
地方を支配する九伊(ここのい)家の一族の当主は、昔から「生き神」として敬われている。
当主が神でいるために、「禍室(かむろ)」と呼ばれる巫女が娼妓となり穢れを払う。
九伊家では、現在でも密かにその風習が続いていた。
十五歳の縁(えにし)は、男でありながら「禍室」として育てられ一族共有の娼妓として日々を過ごしている。
ある日、馴染みの客である里海(さとみ)から、「当主の娘、神さまと結婚することになった」と聞かされる。
★主な登場人物★
・九伊苑(ここのい・その)
九伊家の一人娘で後継ぎ。「神さま」
内気で優しく、人見知りをする性格。
九伊家が運営する、中高一貫の進学校に通っている。
・寡室縁(かむろ・えにし)
九伊家のために「穢れ」を受ける「禍室」の役割を引き受けさせられている少年。
九伊家の敷地内にある禍室に、生まれた時から閉じ込められている。
・六星里海(むつせい・さとみ)
九伊家と遠縁の名家の息子。
苑の婚約者。
出会って以来、縁に恋をしている。事実上の恋人。
・三峰紅葉(みつみね・もみじ)
苑の側付きとして、雇われている少女。
母親と共に、九伊家で住み込みで働いている。
世辞に長けたしっかり者。
・十谷縁(とおや・ゆかり)
苑の学校の友人。
生物学的には女性だが、性自認は中性。
苑に恋をしている。
★設定★
・九伊家
元々は、その地方の神事を主った家柄。
有力者に対して託宣なども行っていた関係で、政財界とのつながりが深く地方を実質的に支配している。
本家は一族の中で神事を預かり、引きこもって簡素な暮らしをしている。
・寡室家
穢れを引き受ける九伊の分家で、本家預かりとなっている。
「寡室」は隠し名であり、「神室」→「禍室」が本来の字。
神女であり婢という両面を持つ家系で、性交によって九伊の穢れを浄化する。
*カクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16816452220415301194
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-18 12:34:01
213041文字
会話率:30%
今ここに問題がある。
これは、人によっては些事として金曜のゴミにでも出してしまう程度のものかもしれない。なにしろ人の主観は様々だ。恐らくだが、物事のとらえ方が同一の人間などは、この世に二人と居ないだろう。しかし、だからこそ、むしろ人によ
っては逆に、これが極めて重大な事件だと判断する事もあるはずだ。
この私がそうであるように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 23:06:15
4559文字
会話率:38%
分家の僕が世界を変える?なんて最強主人公ではないです。ありとあらゆる姑息な手を使い裏から学園ひいては世界を支配するそんなお話。
最終更新:2022-03-30 03:06:18
981文字
会話率:33%
「あっ、そういえば私……死んだんだった」
ある日突然、前世の記憶を思い出し、自分がTS転生していることに気づいた主人公。ならばチートを使って大暴れだ! ……という訳でも無く。キツい稽古に、本家と分家が入り混じるお家騒動。まだ私幼いんだが?
そんなの巻き込むな! 胡麻擦るな! 今は稽古だけで手一杯なんだ! てか姉様は近い!
あっ、将来の夢はカッコよく刀を振るうことです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 13:13:38
461651文字
会話率:35%
――――かつて、刀一本で天下統一を果たした【陽ノ国】初代皇帝。
彼が息子に皇位を譲り、姿を消してから幾星霜の時が流れた。
代々、皇族を守護する御剣家の長男、御剣刀真(みつるぎとうま)。
皇族を守護する刀士たちにとって、命と繋がる己の武器…
…【命刀】を発現させることは何よりも重要だった。
――――しかし、彼は【命刀】を発現させることができなかった。
そのうえ、何故か魔力も上手く扱えず、まさに刀士として絶望的な状況。
これが原因で、家族や分家から見放されたものの、彼は少しでも認めてもらいたい一心で努力を重ねる。
だが、その思いも空しく、刀真は厄介払いとして島流しに。
そこは【陽ノ国】屈指の危険な島であり、昔から伝わる迷信により、体のいい生贄として刀真が選ばれたのだ。
魍魎が跋扈するその島で、まさに絶対絶命の危機。
それでも生を諦めず、最後まで抗う刀真の下に、一人の老人が姿を現した――――。
これは、かつて無能と呼ばれた少年が、自分の居場所を見つける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 12:21:32
80522文字
会話率:35%
イーノス・ウォードは魔術の宗家ウォード家産まれながら魔眼を持っていなかった。魔眼は魔力を制御するために必要不可欠な能力であり。魔眼を持っていないという事は、魔術師にはなれない事を意味していた。
親族や分家、臣下の家々にもバカにされ冷遇され
てきたイーノスだが夢があった。昔本家の娘で幼馴染の少女マーティナと約束したのだ「君の傍に立つ使い魔となってキミを守る」と……。
使い魔になるためなら酷いイジメや雑事、剣術、体術ありとあらゆる事を磨いてきた。そんな彼に一族の相談役アラスターは、「……今まで偉大なる祖先ランドル・ウォードの転生者の可能性を捨てきれぬため……飯を食わせてやったがもう辛抱ならん! 貴様を一族から除名し追放処分とする!! わしが断言しよう! 魔眼のない貴様は魔術師には絶対になれん! 魔力を操るために必要不可欠な眼を持っていないからだ姫の使い使いまになど絶対にはなれんよ……分不相応な夢は諦めウォードの名を捨てろ!!」そう言い放ち。俺を一族から追放すると言ったのだ。そして手駒で、マーティナの使い魔候補筆頭のカーティスとその取り巻きにボコボコにされ、遂に我慢の限界を迎え夢を諦めかけたその時。
マーティナが救いの手を差し伸べてくれた。
「私は貴方がいいんです! 貴方じゃなければいけないんです!」そう言って俺の額に口付けをすることで一族の直系に伝わる秘術魔眼開眼によって念願の魔眼を手に入れた俺はマーティナの使い魔として生きていくことを改めて決意する!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 13:17:03
9408文字
会話率:49%
短編で筆者は追放者は初めてです。
イーノス・ウォードは魔術の宗家ウォード家産まれながら魔眼を持っていなかった。魔眼は魔力を制御するために必要不可欠な能力であり。魔眼を持っていないという事は、魔術師にはなれない事を意味していた。
親族や分家、
臣下の家々にもバカにされ冷遇されてきたイーノスだが夢があった。本家の娘で姫とあだ名される幼馴染の少女マーティナの側に立つ魔術師【使い魔】となる事を……。
そのためなら酷いイジメや雑事、剣術、体術ありとあらゆる事を磨いてきた。そんな彼に一族の相談役アラスターは、「……今まで飯を食わせてやったが貴様を一族から除名し追放する!! わしが断言しよう! 魔眼のない貴様は魔術師には絶対になれん! 魔力を操るために必要不可欠な眼を持っていないからだ姫の使い使いまになど絶対にはなれんよ……分不相応な夢は諦めウォードの名を捨てろ!!」そう言い放ち。使い魔候補筆頭のカーティスの取り巻きにボコボコに殴られて、夢を諦めかけた時幼馴染のマーティナが救いの手を差し伸べ魔眼を与えてくれた。
俺は伝説の魔術師ランドルの転生者と言われるマーティナを絶対に守る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 10:26:55
9287文字
会話率:49%
毛国王(けのくにのおう)の舞台は、飛鳥時代の毛野国(群馬県と栃木県)。倭では蘇我氏が権力を欲しいがままにしていた。
日本全土を連合し統一国家の形成を目指す倭(やまと)王権は、服(まつろ)わぬ民と呼ばれた蝦夷(えみし)を征服する為に、道
奥(みちのおく/みちのく:東北地方)と接する東国(東日本)最大最強の国である毛野を拠点としていた。
厩戸王(聖徳太子)がこの世を去った頃、毛野国では王の池邉が急逝した。父の逝去により、上家(主家)のたった一人の継承者であった形名は、十の歳で毛野の王となった。
しかし、幼き形名に国を束ねて行く事は不可能。実務は下家(分家)の長の和気が取り仕切った。
形名が十五の時、毛野と国境を接する蝦夷アペ族から、同盟の為に、アペ族の姫ピリカが人質として送り込まれた。
第一章 ~毛野国の若王~
形名とピリカの小さな冒険物語(完結)
第二章 〜東山道の怪物〜
形名と和気の二人の息子、菟道、甕依の冒険物語(完結)
第三章 ~華乃都の貴人~
形名と車持皆麿、中臣鎌子の冒険物語(鋭意執筆中)
教科書にはほとんど記されていない地方の古代史。倭で日本の国家が産声をあげた頃、東国には大型古墳を多数作り上げた巨大国家が存在していた。巨大国家の名は毛野国。神話の時代、各地でオオナムチ一族がアマテラス一族に敗れ、国譲りを行う中、毛野ではオオナムチ一族がアマテラス一族の関与を受けぬ独自国家を建設した。飛鳥の時代、日本の各地では、様々なルーツを持つ氏族達が独自の勢力を築き上げていた。飛鳥では、これら地方勢力をまとめ上げ、アマテラスを祖とする大王の一族による統一国家の建設が図られていた。各勢力の思惑が渦巻く時代の中、毛野国は上野国と下野国に分かれたのだが、何故、毛野国は分裂したのか。その謎を物語で紐解く。
[複数サイトに投稿予定です]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 16:48:30
229912文字
会話率:50%
1600年に起こった「関ヶ原の合戦」において徳川家は圧勝をおさめ、
天下は徳川家に傾きつつあった。そんな折徳川のあずかりとなっていた宇都宮藩で
村人が一斉に行方不明になりという奇異な出来事が起こる。
真相を確かめるべく家康と天海は、秀吉の世
において冷遇され廃れつつあった
陰陽寮の復活と引き換えに、陰陽の一族、安倍家の末、土御門久脩に、安倍家が
貴族となる際に分家した、妖魔退散などの畏れ、穢れを専門とする一族・ウズメに
事の調査を依頼させる。ウズメ、行動を共にする陰陽師・朔夜、そして天海からの
目付役として同行する弦三郎(と天海)。三人は宇都宮へ…
調査を進めると、宇都宮では、秀吉の世に改易され行方不明となっていた、旧宇都宮
藩主・宇都宮国綱とイエスズ会の宣教師を名のるマウリシオによって、蘇人(そびと)という
ゾンビにされていた…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 22:00:00
23917文字
会話率:46%
幻魔大戦と呼ばれた、人間と魔物、幻想種の対立による戦争より千年立った現代には異能を扱うことを勉強するための学校が設立されていた。その中でも日本は世界中でも高水準のレベルだった。そんな日本の中でもエリート高校に通う鳥羽月華は名家の分家からの出
だったが落ちこぼれと呼ばれていた。そしてある日彼女は本家の試練による危険領域での3日間の修行が命じられる。危険領域には鬼などの上位の妖が多数生息しており、彼女は抵抗することも無く逃げ続けた。そして彼女が森を逃げ回っていると、ある祠にたどり着いた。それはボロボロでみすぼらしく中に水晶があった。彼女が祠に気を取られているといつの間にか妖に囲まれてしまっていた。逃げる隙もない状況で彼女が死を覚悟した時、祠の中にあった札付きの水晶から声がした。「生きたいか?ならばこの封印を解け!」優香はその声を怪しく思ったが妖たちは今にでも襲いかかってきそうだった。優香は決意を固め、祠にあった札を取り封印を解いた。封印がとかれた水晶から出てきたのは4つの尾を持つ黒色でありながら銀に輝く狼だった。「これにより、契約は成り立った。」その言葉が彼女を平穏から遠ざけることになるのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-21 16:53:46
8710文字
会話率:30%
妖魔と呼ばれる存在がある。
悪霊や悪魔といった人の心や体に憑くもの、あるいは物に憑いて人に危害を加えるもの。
それらを払うことを生業とする者たちは退魔士と呼ばれていた。
代々退魔士の家系の分家に産まれた沙彩は妖魔との戦いの最中、誤って階段か
ら転落、意識を失う。
気付いた時、そこは江戸末期、いわゆる幕末と呼ばれる時代だった。
運よく(?)新選組に拾われた沙彩は彼らと行動を共にする。
その頃、京では人斬りにしては奇妙な騒ぎが起きていて……。
帰れないことを嘆くよりも今出来ることをしよう。
いつの世にも妖魔が現れると言うのならそれを払うのが仕事です!
*大まかな流れとしては史実に沿っていく予定ではありますが史実通りではないこともあります。ご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 08:00:00
79896文字
会話率:41%
すべての願い事が叶うという『黄金梅』の実。その実を守るため、黄梅市(青梅市)は東郷都(東京都)から独立を決意。以来、黄梅市は独立国家地帯となり、『黄金梅』は梅宮本家を始めとする八つの分家と一部の自警団により守られ続けることとなった。それから
100年。その『黄金梅』に対し、新たな希望と野望を抱く者たちが現れだす。『黄金梅』と『黄梅市(青梅市)の自治』を巡り、6人の人物たちが交錯する群像劇。そのうちLOVEもあるよ。この作品は自サイト『宿り木』で掲載していたものを転載したものです。朝川椛と高木一が交互に書いているため、文字数にばらつきがあります。
※1「多摩地区ローカルSF」とあらすじ、題名の一部は『すと世界』さんよりアイデアをいただきました。
※2 この作品はフィクションです。場面、登場人物、などは実在する人物、地域とは一切関係ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 09:00:00
1136367文字
会話率:43%
フリージア・ドントベルン侯爵令嬢は、自分のことをどこにでもいる平凡な令嬢だと思っている。内心で自分のことを『テンプレート』『判で押したような』と思っているが、それを口に出すのは避けていた。
ブルネットの髪に茶色の瞳、中肉中背で、身分に見合っ
たドレスを着ていなければ、きっと誰からも見落とされると。
しかし、見るからに『ヒロイン』な分家の従姉妹であり幼馴染のジャスミン・ユルート伯爵令嬢からの強い崇拝を受けている。お陰で少しでも「私なんて」と言ってはいけないとクセがついていた。言えば、100倍の言葉で褒め称えてくるからだ。怒りもするし泣きもする。
彼女の金の眩い髪に夏の空色の瞳、メリハリのある何を着ても着こなす身体。
一体何が良くてフリージアを崇拝しているのかは謎だが、慕われて悪い気はしないので仲良くしていた。
そんなフリージアとジャスミンは同い年で、デビュタントの日も一緒となり……そこに招かれていた公爵家のバロック・レディアン令息と侯爵家のローラン・フュレイル令息は、それぞれ一目惚れをした。
二人の美形青年令息と従姉妹命のヒロイン属性令嬢による、テンプレ令嬢を中心にしたドタバタ恋愛騒動、開幕。
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義で掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 21:00:00
29943文字
会話率:36%
ずっと昔からうざいジジババが近所にいたんだ。
口がうるさい。
でも自分家はゴミ屋敷という…。
トラブルもあったが,市も介入できないと言われ何も出来ないことに腹が立って趣味で集めていた黒魔術をやる事に決めた。
それをやった事でまさかの事態にな
るなんて。
泣きたくなった。
Ameba、FC2ブログ掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 20:45:29
2018文字
会話率:2%