ねむれ...ねむれ...母のむねに...ねむれ...ねむれ...母の手に...暗く深い水の中に沈んでいく感覚が体を満たしていく。ここは何処で、自分は誰なのかはわからない。ただ湧き上がる死、死、死。殺してくれ。死なせてくれ。何を求め、何に意味
を見出すのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-09 19:17:04
3571文字
会話率:20%
ベルティーユはある種の賢さと優しさのせいで世を倦み引き籠もった少女だ。「僕」は彼女のために小説を書き、語り聞かせることによって、彼女のなにかを変えたいと思っていた。ベルティーユが横たわるベッドサイドに坐り彼女に向けこんな話を語る。「僕」と五
人の少女は名前のついていない町の屋敷で生活をしている。詩人のフェリシア。音楽家のヘンリーッカ。舞踏家のスズネ。画家のムニラ。小説家の「僕」。そして、何者でもないベルティーユ。六人は幸せな日常を送っている。ときに芸術の話をしたり、町で起こったこと、コンサートのこと、夜祭のこと、幸せのこと、そしてこれからのこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-19 14:00:00
101964文字
会話率:39%
何者でもない人間の生活とは、他者に影響を与えることがあるのだろうか。という言い訳。
最終更新:2020-02-23 18:25:22
1342文字
会話率:13%
くたびれた元営業マンであった私は職を辞し、日雇いのアルバイトをしながら生計を立てている。
上手くいかない転職活動。前職での後悔の数々。
(どこで失敗したんだろうか)
間違えだらけだったように思える過去に思いをはせ、”何者でもない”今の
生活の方が幸せなような気もする。
ある日アルバイトを終えた俺は、ある事件に巻き込まれてしまう。
目を覚ますと、そこには剣と魔法のファンタジー世界!
でも、ここは……牢獄!?
新しい生を受けたかと思えば、待ち受けるのは身に覚えのない贖罪の日々!?
間違えたのは分かってるけど、やり直し位しっかりとさせてほしいんだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-08 10:21:42
29731文字
会話率:24%
人知の及ばぬ不可思議な術で戦を操る一族『黒衣』。
男しか生まれぬ筈の一族に女として生まれた朧は、忌み子として蔑まれていた。七歳になり派兵が決まった彼女は、やがて人間の国の戦乱へ巻き込まれてゆく。忌み子として育った自分がどのように乱世を
生き抜いてゆくのか、幼い彼女には何も分かっていなかった。
そして成長した彼女は全てを知る。黒衣の深き業、人間との大戦、そして因習とも言うべき悪しき仕来りを知った朧は、黒衣とも女ともない、何者でもない者として生きてゆく事を決めるのだった。
だが己は黒衣か女か──どちらかを選ぶべき時、彼女は如何に決断するのか。これは黒衣の血と戦乱に翻弄されるひとりの少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-13 15:46:31
157710文字
会話率:35%
他の何者でもない、ただそれだけ
最終更新:2019-10-10 18:29:34
251文字
会話率:0%
漫画家志望の水谷稜太はいまだ何者でもない無価値な若者。スーパーアイドルYUIの狂信的ファン。稜太はある晩、人気のない公園で、YUIがIT企業経営者で富豪の猿田猿男と口論する場面に遭遇する。それは稜太の人生を変えるとんでもない出来事であった。
【この小説はネームの前段階とし書いています。いずれ漫画作品として世に発表する予定ですが何年先になるか未定。たたき台として保存場所としてアップしております。ところどころシナリオ風になったりぐちゃぐちゃですがご勘弁ください!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-23 22:04:42
31975文字
会話率:17%
目が覚めたら、体が光っていた。
あの、そこの人?そんな目で見ないでもらえます?
いや、たしかに僕にも左目を意味もなく隠していた時期はあったけれども、これガチのやつですから。
ゲフンゲフン。
続けましょう。
あなたはどんな能力が欲しい
ですか?
サイコキネシス、パイロキネシス、テレポーテーション、借力、幽体離脱にヒール、念写から空中浮遊。某白いひげのお爺さんのようなものを揺らす能力、なんてのもあります。
でも、どれにも共通するのが、皆カッコいいということ。
それと、間違っても、『テストの点は落とさない』ということ。
これは、そんな学生にとって不幸以外の何者でもない能力を手にしてしまい、これまで不動の学年一位だった僕(あ、自慢じゃないよ?)が、自分の取り柄をなくしたことに落ち込んでいたら、なぜかコミュ症系転校生が来たり、比較的仲良しな人が能力に目覚めたりと、して巻き込まれていくおはなし。
もう全部、かかってこいやぁぁぁぁぁ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-05 18:47:42
5438文字
会話率:20%
「相手が自分より強いなら、自分より弱くすればいい」
三年間、英雄と旅を共にしてきた少年、アレイス=グレイ=クリストローゼのモットーである。
少年は国家魔導士資格を持たぬ魔導士見習い。
義母であり、【黄昏の魔女】と呼ばれる世界の
英雄、ディアナハート=クリストローゼの雑用係《パシリ》として日々コキ使われながら、彼女の仕事を手伝う生活をしていた。
そんなある日、その魔女からある仕事を依頼される。
「アリス。オマエ、明日から学院に通いな」
何でも、近頃フヌケ始めた学院の魔導士見習いたちをしごいてこいという。
自分に全くメリットが無い、とその意向に反対したアレイスは、登校を断固拒否する姿勢を見せる。
しかし、その夜、買い出し中にまさかの身内である彼女に家を焼かれ、所属していた魔導組合すら追放される形となってしまう。
唯一残された拠り所として、アレイスは学園の入学推薦状を手に、泣く泣く魔導士養成学園の名門、ギルフォード帝国魔導学院の門を叩くも、編入試験で彼は支援魔法しか使えない『無属性』の魔導士であることが発覚。
「他人がいなきゃ機能しない支援魔導士なんてゴミクズ以外の何者でもないわ」
世間の通説。補助でしかない無個性。無能の象徴。
ところが、アレイスは普通の支援魔導士とは一味も、二味も違った。
豊富な実戦経験と、柔軟且つ瞬発力のある戦術思考能力。
後方から抜群のタイミングで繰り出されるサポート支援・牽制。
史上最強の魔女と謳われる義母とパーティーを組み、世界各地の魔導戦場を渡り歩いてきたアレイスは、強化《バフ》と弱化《デバフ》に特化した、超凄腕の支援魔導士だった。
「辿り着きたいなら手を伸ばせ。足りないのなら振り絞れ。強くなるっていうのは、そういうことだ」
英雄の影に隠れた《道化》
あらゆる魔法使いの《天敵》
絶体絶命を打ち破る《切り札》
ギルド所属時代の少年のコードネームは、《ジョーカー》
これは、最弱と揶揄される見習いの支援魔導士がバフとデバフで無双し、その傍らでクセのある生徒たちを鍛えたり、可愛い美少女たちや友人と青春したり、カッコ良く世界を救ったりする、そんなお話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-20 00:02:26
30881文字
会話率:47%
河井依怙という男がいた。どこにでもいる何者でもない男の夏休みは、謎の存在メルニポネと、狙うEDC幹部との戦いに巻き込まれることで変わった。
最終更新:2019-06-16 18:00:00
33458文字
会話率:47%
この世界は物語である――。
ある日聞こえてきた声に対して安請け合いした「僕」は、物語の世界で生き続ける運命を余儀なくされる。
しかし彼に与えられた役割は所謂、端役。主人公どころか脇役にもなれない彼は、それはそれとして傍観者という立場から物
語を眺めることにした。
彼が物語に干渉できるのはただ一度だけ。その時、「僕」は端役から脇役へと昇華する。
何者でもない「僕」が何者かになった時、物語は大きく動き出す……かもしれない。
新感覚、異世界傍観漂流記。
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この作品は「カクヨム」様でも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888243270折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 06:48:28
158478文字
会話率:37%
『中の下・面倒くさがり・インドア派』負の遺産三点セットを抱えた高校三年生の矢崎竜翔は、火曜日の塾帰り本屋に寄ってから一人で家へと帰っていた。彼が異変に気付いたのは、それから十分ほど経ったあたり。ふと後ろを振り向くと、全身を黒で包み込みフード
を深くかぶった、不審者以外の何者でもない誰かが、彼を付けていた。竜翔は一瞬それから視線を外すと、それは恐るべきスピードを出して彼の背後へとまわる。驚くべきことに、フードを外した正体は黒髪のきれいな少女だった。そして、彼女は名をヒミユフハルニと名乗った。
彼女は竜翔の事を『国王』と言い、自分の事は『側近』と言ってきた。それも日本人、ましてや地球人ではなく、遠く離れた星に住む宇宙人であるとも告げた。竜翔は彼女に促せるまま自宅へと連れていき、何故か共に夕食を食べることに。
そして気付けば、馬鹿デカイUFOが停まっていて、竜翔たち二人はそれに乗り込み国を目指す。
みたいな感じで始まっていく小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 01:36:01
3689文字
会話率:53%
これはきっとよくある異世界転生。トラックに轢かれたときにはどうせなら異世界に転生したいと思うのだけども、行き先が天国か地獄かは選べない。そもそも異世界なんてあるのだろうか、トラックに轢かれる奴なんてそうそういないのだし、自分が転生者だなんて
言い出す奴はみんな病院にいる。だから、これは稀有な当たりくじだ。これは変節漢荒木堂馬が英雄として死ぬことを宿命にとされ、足掻く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 18:10:40
14485文字
会話率:44%
走り出した時は、走ることが楽しくて息苦しさも新鮮に感じた。
このままどこまでも走れそうだと思っていた。
だけど、暫く走って思う。
どこに向かえばいいんだろう。
きっと私はまだ何者でもない。
旅に出よう、道がわからなくても。
目
的がわからなくても、夢がなくても。
未来があるのだ、うじうじしている時間はない。
さぁ、目を開けて。
出発するよ、今この瞬間を手放して
明日を捕まえに行こうよ!!!
なぜなら世界は、とてつもなく広いんだから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-27 22:01:51
257文字
会話率:7%
幼くして両親を失い、自身の生を認めてくれる存在をなくした少年。自分は何者なのか、どうして生きているのかが分からない毎日を生きるその日、突如として少年は死んだ――はずだった。
「こ……こ、は…………?」
『ようこそ、異界ファルテウムへ』
彼が死後に飛ばされたのは勇者と魔王が永遠の戦を繰り広げる世界。右も左も分からない世界で見知らぬ男から課せられたのは、とある人物を救えという使命。
少年が抱くのは破壊欲求。自分から奪おうとする者の一切を破壊したいという衝動。ただそれだけを手に、少年は成長していく。自身が何者なのかを証明するために――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 22:27:18
76760文字
会話率:40%
主人公、16歳の青年ジルと、14歳の妹カルネの日常のはずだった───
最終更新:2019-01-14 20:50:41
58723文字
会話率:45%
ある日突然、非日常は訪れた。
クラスメートの一人が職業:【王様】に選ばれたことによって、星田彰人は異世界へと召喚された。
そこは職業やスキルが存在する世界。
そんな世界での彰人の職業は【何者でもないもの】だった。
それは皮肉にも恋と友情の狭
間でもがき苦しんでいた日常と何も変わらない役割でーー。
ーー新しい世界で、彰人はどんな答えを出していくのか。
これは、星田彰人と言う少年の成長記録でありーー。
ーーあまりに不器用な恋物語。
勢いで書き始めました。
反省はします後悔は……しなきゃいいな……。
よければ、評価コメントお願いします。
メンタルマッチ棒なので(火がつきやすく折れやすい的な意味で)お手柔らかに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-03 22:18:19
32495文字
会話率:22%
特殊な力を持った青年が異世界へと送られる。
そこは、今まで見たことのない景色に溢れていた。
それまで隠してきた≪力≫
それは青年にとって自分自身であった。
何も持っていない。そんな青年がたった1つ天から贈られた≪力≫を用い
、一歩ずつ進んでいく。
次第に多くの者たちと縁を結び、世界の表舞台へと上がっていく。
何者でもない。それは何者にでもなれるということ。青年は何かを探す旅へとでる。
これは後に『白撃の銃使い』『銃撃の鬼神』として歴史に名を残す1人の男の人生を綴った
物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 14:57:51
77818文字
会話率:23%
音楽に恋をしたふたりの高校生と、絶望の底に生きるひとりの自称ミュージシャン。
何者でもない彼らが何者かになろうとする切っ掛けは、怒鳴るような歌声でした。
ロックバンド「メリーホルダー」が紡いでほどく、痛々しいラブソングのような物語。
最終更新:2018-06-30 22:43:35
22400文字
会話率:23%
ずっと同じ場所、同じ考えを持ってただただ生活を繰り返している彼女は、彼氏が欲しい。でも、それを上回るくらいに動きたくない、それが彼女。そんな平凡すぎる彼女の生活はある時を境に劇的に変わっていく。そんなことも知らずに、今日も平凡な一日が過ぎて
行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-27 02:18:32
3732文字
会話率:80%