大学に入学して間もない頃に、悦司と涼子は知り合った。
二人は、互いに惹かれあい、夢と希望に満ちた未来を目指すことを約束した。
そして、大学二年の夏に、ふたりは北海道へと旅行に出かけた。
十勝川の河川敷に佇む、運命の絆で寄り添うハ
ルニレの樹を一緒に見るために。
そのハルニレの樹の前で、二人は永遠の絆を信じて愛を誓い合った。
しかし、旅の途中で、不運な事故に遭い、彼女は亡くなった。
あの夏の日。悦司に訪れたのは漆黒の闇だった。
夢と希望のうちに未来はあった。
二人の絆は未来を照らす光であった。
涼子は悦司を照らす光であった。
光は涼子の中で輝いていた。
漆黒の闇に光は輝きを奪われた。
暗闇は二人の未来を理解しなかった。
悦司は、事故の加害者への復讐を密かに誓う。
「事故」という不運な出来事から、
それぞれの関係者達に絡む人生の光と闇が交錯する。
最愛の人を奪われた人間の悲しみと憎悪。
漆黒の闇に、針先ほどの一条の光を求めての苦悩、そして未来への希望。
「事故」から始まった、人間たちの繋がりが、
忘れられようとしていた過去を露にし、
暴かれる過去が波紋となって、
新たな悲劇を生み出し巡る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 03:30:35
4408文字
会話率:17%
地球を守るために作られた少年。
彼はある日一人の少女と出会い、名前をもらう。
科学者の意向で普通の人間として生活していた少年は11年後少女との再会を果たす。
しかし少女は変わり果てていた。
少年と少女。絡まりあう科学者同士の因縁。
二人の絆が世界を救うのか・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-18 21:41:28
410文字
会話率:34%
――「消えて行った人達のこと、本当に無かったことにはしたくないから」
――「俺が、お前の希望を繋いでやる」
星の破壊と誕生を行う宇宙を司る神はヒマを持て余していた。その時、少年のような別の神から声がかかる。
それは、お互いの管轄外の星
を舞台に、その星の存亡を賭けたゲームの誘いだった。その星に住む生物を一人指定し、その生物が星を落とせば宇宙を司る神の勝ち、星が生き抜けば少年の神の勝ち、そういうものだった。しかし、とある手違いによって本来指定されるはずだった人間とは違う者が選別されてしまう。その者は、星において”破滅の一族”と忌み嫌われる一族の末裔であった。
”破滅の一族”の末裔、つむぎはある使命を課せられた。それは、祖先である”隠れる神”を始末すること。その祖先は、五百年前に星に大きな災いをもたらした張本人と人々に伝承されていた。それゆえ”破滅の一族”と称されるようになった。つむぎは亡くなった祖母の助言に従い、”星の一族”の隠れ家へと向かうことを決めた。
”星の一族”は、星から得た特殊な力を持っていた。五百年前の大きな災いの後、それを用いて世界を救済した者達は、星の守り人”星の一族”と称されるようになっていた。しかし、”破滅の一族”の遺伝性の力に対し、”星の一族”の力は星と繋がることによって一種の呪いも宿していたのだった。
死後の魂は星へと還され、その際に痛みや苦しみなど全ての感情エネルギーも同時に還ることとなる。星と繋がる”星の一族”は、星と共に莫大な感情エネルギーを生身で受け止める枷を負い、それは強い意志を持ってしても精神を崩壊させるほどのものだった。
”星の一族”は賊に襲われ、つむぎはたった一人残った少女あかりと出会う。
両親や家臣の感情エネルギーがその身に流れたあかりは精神の崩壊を始める。つむぎはあかりに手を差し伸べ、自分が希望を繋げるから、お前は未来を照らせと口にする。
これは――、一つの貧弱な力しか遺伝しなかった”破滅の一族”の末裔と、同じく一つの貧弱な力しか発現しなかった”星の一族”の末裔の二人の、”隠れる神”を探し出す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-25 22:01:12
29723文字
会話率:46%
蝦夷地の片田舎で生まれ育った少女ウキのもとへ、城下町から使者が送られてくる。
城主の若君がウキに執心で、ぜひ側室として迎え入れたいという。
悩んだウキは故郷の安寧と引き換えに自らを差し出し、若君の待つ雪竹城へ。
そこでウキの世話役を仰せつか
ったのが、玉月才蔵を名乗る男装の麗人だった。
日に日に心通わせるウキと才蔵。しかし様々な障害に阻まれ、二人の絆は引き裂かれていく。
※※※初投稿です。
作中に同性愛描写(女性同士)がありますので、苦手な方はご注意ください。
史実とは異なる点もありますので、時代小説風ファンタジーとしてお読みいただけると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-29 16:12:30
231809文字
会話率:26%
私の名前はかぐや。
月にある天界では一目置かれる上流貴族だが、今日から下界の竹水門学園高等学校2年生という職務を天界の帝から命じられた。
お姉様は下膨れで細く切れ長の目におちょぼ口、天界の殿方を虜にする絶世の美女だ。それに引き換え私は、目が
大きく、ふくよかさが無いだけで、不細工だと罵られる毎日。
しかし、下界に降りてその生活は一変する!何と、モデル秋人、セレブ春樹、細マッチョ冬馬、三人揃ってキング3などという男達がもてはやされておる! しかも、この不細工三人衆の一人と恋に落ちるとは!
※よくある異世界転生モノとはまったく違う話です。期待された方、スミマセン…
【高校生編・二年生】天界の上流貴族から、下界の高校生となってしまったかぐや。文化や習慣の違いに戸惑いながらも、不細工三人衆に少しずつ心を開いていきます。
【高校生編・三年生】三年生になり、それぞれの想いが交差し始めます!そしてかぐやにも顔を赤らめる相手が…
【大学生編・一年生】かぐやに一目惚れする皇子も現れて、春樹の熱烈なアピール炸裂!
【大学生編・二年生】やっと両想いになれた二人。それでも春樹の苦悩は続く…
【大学生編・三年生】らぶらぶな二人を邪魔する影。お友達カップルにも事件勃発!
【大学生編・四年生】かぐやに求婚してきた天界人と対決!乗り越えた先にあるものは…
【卒業後編・婚約】春樹の初めてを奪った元カノ登場!二人の絆が試される!
【卒業後編・結婚】やっと結婚できた二人。だけど、幸せ絶頂な時、二人を引き裂く至上最悪な事件が起こる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-15 10:00:00
407382文字
会話率:64%
とある町の、とある中学校に通う、ごく普通の男子中学生、木更津優のもとに突然現れた超絶美少年転校生、東雲空色は超能力者?魔法使い?それとも……?!
次々と巻き起こる大小様々な事件を解決していくうちに深まる二人の絆と謎。そして明かされていく
優の過去と空色の秘密……
前世から続く二人の運命はいかに?!
更に待ち構える衝撃の結末とは?!
ファンタジー、SF、友情、恋愛、いろんな要素を盛り込んだ作品です。
ノベラボ、カクヨムに重複投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-09 09:45:09
7727文字
会話率:24%
トレジャーハンターで生計を立てているアスク。
ある日いつものようにダンジョンに潜っていると、ものすごい“お宝”を発見する。
どうすればいいか迷ったアスクは、そのまま“お宝”をお持ち帰りすることに……。
しかし、後にこの出会いがアスクの人生を
変える。
これはそんなアスクと拾われっ子の、ほのぼのとした生活の記録……かもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-28 14:49:00
14491文字
会話率:51%
平凡な中学生、風音(かざね)。
日常の生活がいきなり一変。
風使いと呼ばれる存在として、選ばれてしまう。
そして出会う、竜の皇子のガルダ。
二人の絆が深まるとき、秘められた風使いの悲しい過去も、紐解かれていく。
最終更新:2015-05-09 08:24:21
17891文字
会話率:25%
少年は暗闇の中で目が覚めた。自分が誰なのか、ここがどこなのか、何も思い出せない。
そんな少年の前にとつぜん現れた、夜色の瞳を持つ少年・ジイン。
彼は少年を「ソラ」と呼び、さして歳が離れていないにも関わらず自らをソラの親代わりだと名乗る。
「
おれとおまえなら、なんだってできる気がしないか」
決して死なない体のソラと、貴重な“生まれつき”の魔法使いであるジイン。
その特殊な能力ゆえに追われる身となった二人は、荒廃した街を捨て空の向こうへ渡ろうと試みる。
母なる大地を失い空に閉ざされた世界で、少年たちがたどり着く未来とは……。
運命に抗う二人の絆を描いた近未来SFファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-01 10:24:14
320670文字
会話率:32%
あなたには出来ますか?
大切な人の為に……どこまで自分を捧げれますか?
山田 塁(とりで)
若草 愛羽音(あはね)
二人の絆。 そんな小さな恋物語。
最終更新:2014-12-18 12:35:30
10903文字
会話率:57%
泣く事の出来ない少女、宇多を救ったのは、生まれて一度も泣いた事のない男、紫熊だった。身寄りのない宇多は、紫熊とその仲間たちと共に暮らすことに。
月日が経つほど二人の絆は深く、強くなった。
しかし世界は残酷なもので、二人の未来は引き裂かれる。
最終更新:2014-11-29 21:06:38
1509文字
会話率:19%
とある城のバラ園には、人々が幽霊がでると噂する『イバラ屋敷』が立っている。
村の少年ランスは、ひょんなことから夜にバラ園に忍び込み、屋敷の中にいた少女アイリスと出会う。
二人は友達になり、満月の夜に会う約束をする。
小さな二人の絆。それは大
人になって少しずつ変わってゆく…。
「約束するよ、アイリス。」
二人の約束がいつか守られる時が来るのだろうか。
生まれながらに強いられた世界でのみ生きる少女のささやかな願いは、ある一人の少年を揺り動かす。
そんな二人のどこかせつない物語。
*感想、評価お待ちしています。
*推理タグつけてますがそこまでではないです。中盤からちょっとひねってるので…。
*気軽に読めるようになっています。
*サイドストーリー「虹を囲う人々」もどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-05 22:28:41
36330文字
会話率:38%
この作品の語り手の少年はクローンの人間である。作中に出る「あの頃の僕の日記」は実は彼自らではなく、彼のコピー元の亡くなった少年が書いたものである。亡き少年が自分の記憶をクローンの彼に残すべくして毎日細かく書いた生命記録がその「日記」である
。そして、クローンの主人公にまだ予備のクローンが用意されてある。彼、クローンは、いずれ自分が死んだら、元の少年が書いた「日記」のみならず、クローンの自分がその日記を読んだ時の感想、という自分が生み出したアイデンティティをも次のクローンに伝えるために、元の日記に「解説」を書き加えた。この「日記」と「解説」を合わせ、彼ら2人の視線に観察されたもう一人の、彼らと似た状況にある、クローンに記憶を残そうとする、「ヒメ」という名の少女の生き様を書き記した。
ヒメは3年間をまたがる膨大な計画を巡らせ、少年の殺意を煽りヒメ自らを殺すように計らった。自らの死と同時に体内の核融合炉を暴走させ殺人者の少年を道連れにした。目的は「殺したいほどの憎しみというもっとも激しい感情と、殺人を起こしたあとの我が身を案じる恐怖が、少年の日記を辿ってクローンに伝わるかどうかを確かめることである。そして、自分の科学者としての使命感と、弟の少年を翻弄さ悲惨な最後をと遂げさせた罪悪感が、クローンに伝わるかどうかを試すという同時進行のもう一つの実験例でもある。」
それから、そもそも全ての計画の首謀者ー彼らの父親には、クローンに記憶を残す形で寿命の制限を越える新しい人類の祖となるべくして育んだ二人の絆を深まらせるのと同時に、彼らの持ち得るすべての感情を身内に一度体験させ、他の人間の思惑に惑わされ難いように仕立てる意図もあった。
斯くして二人は殺し、殺され、死に、蘇る、というような過程を辿り、強化された兄弟の絆を得る。それからは国際的なテロリスト集団を束ね、技術の進歩に伴わず停滞した道徳倫理に未だに支配されている世の中を急進化させて行くのである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-23 04:38:18
44820文字
会話率:59%
桜の木のしたでの話です。
最終更新:2014-05-05 23:21:32
228文字
会話率:93%
これは、神の代理戦争のために学校ごと異世界転移させられた主人公ーー神代 祥《かみしろ しょう》ーーが理不尽に様々な国の陰謀に巻き込まれたり、他の勇者と衝突をしたりし、最後に世界に絶望し復讐をする話です。
主人公による復讐が始まる終盤までは
迷宮探索などがメインとなります。
※終盤の内容はできていますがそこまで持っていくのにどれだけかかるのかわかりません。
※投稿は最低でも週一投稿はしていきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-30 20:04:16
9761文字
会話率:19%
なんか殺し屋とかゆってますが、そこまでグロテスクなものにはしないつもりです。
どっちかというと、二人の絆や過去などメインに展開します。連載するつもりなので、よかったら読んでください。
感想とか頂けたら更新がんばります(´・ω・`)
※誹
謗中傷はお控えください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-08 10:47:10
484文字
会話率:19%
要領が悪くて無茶ばかりで頑固で一生懸命なクラスのリーダー凪。
世間知らずで引っ込み思案でドジで一途な彼女の友達のあざみ。
二人の通う町は突然実験台へと変わる。
凄惨な光景。おかしくなる他のクラスメート達。犠牲。
ふたりが歪んだ非日常へ
放り込まれた先にあるものとは…?
本当はさみしがりやな二人の寄り添う幸せの結末は…?
友情でも恋愛でもない、そんな二人の絆。
処女作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-06 23:24:16
267文字
会話率:0%
過去のトラウマから、恋愛に対しても親に対しても距離を置いていた私。そんなある日、診療室で出逢ったイケメンの患者さん。ただの患者さんのはずだったのに、そんなに優しくされたらもう止められない。
恋に落ちた私を引き止めるのは、職場のお局様・ライバ
ル達・幼馴染、そして過去のトラウマ。
誰もが羨む彼にそんなに優しくされたら、もう何も考えられない。
苦難を乗り越え二人の絆は強くなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-28 13:01:21
56172文字
会話率:27%
優しい夫・啓太と暮らす那智は、亡くなった祖母の家から『宝物箱』を発見し、その中に三通の手紙を見つける。手紙につづられていたのは思いもしなかった恐ろしい二人の絆。信じていた人の知らない顔。
(本作は閉鎖した自サイトからの転載となります)
最終更新:2012-09-03 06:00:00
15759文字
会話率:20%
爽やか好青年で通っている峰岸涼(みねぎし りょう)はある日美しい女の子、園田美玲(そのだ みれい)と出会う。
美玲と出会う事で、涼の運命の歯車は少しずつ狂い出す…
涼と美玲を取り巻く幾多のトラブルは、二人の絆を強くする。
その絆が吉と出る
か凶と出るか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-23 08:05:00
5565文字
会話率:22%