失われた記憶。失われた躰。それよりも尚勝る、失われた大事な何か……
何処とも知れぬ地下廃棄場の奥底で「私」は意識を取り戻す。
思い出せたのは、誰かを守らねばならぬと云う決して奪えぬ想い唯一つだけ。
戸惑う「私」は、しかし突如として謎の石巨人
の襲撃を受ける。
困惑と諦念。そして死への抗い。
かろうじて廃棄場を脱出した「私」は夜の星明かりの下、幼主ナナムゥに出会う。
ただ逃げ惑う不条理な運命の中、「私」は彼女よりこの世界で初めての慈悲を得る。
六旗手なる超常の者達が己が生存を賭けて相争う、この閉じた世界ガザル=イギスで。
だがそれは、「私」にとって苦難に満ちた第二の生の始まりでもあった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 07:14:02
1109835文字
会話率:23%
真胴《まとう》と呼ばれる巨大な鎧人形が戦いあう不二の国。紅城の真胴者、天野泰輝は隣国である蒼司との戦闘中危機におちいったところで、唐突に少女の声を聴く。レディという名の声に「体を貸すのであれば現状を打開してあげる」と提案された泰輝がそれを受
け入れるとそこには髪を七色に染め分けた少女が現れた。
この作品はカクヨム・ノベルアッププラスにも投稿しています。
何事もない限り毎週月曜、十四時更新予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 17:00:00
117789文字
会話率:69%
海の近くに住むとある村に、海の守護神に生贄として女性を捧げる掟があった。その生贄に双子の妹が選ばれてしまい、青年シーリスは悲しみに暮れる彼女を護りたいがために身代わりになることを選ぶ。そうして、彼は寂しい心を抱えた守護神ナナシと出会い……。
最終更新:2025-05-30 15:01:38
62023文字
会話率:40%
最近、つまらないよね。刺激が足りないというか。
そんな一言から始まった、帰宅部女子高生4人のお昼休み。
テーマは「今日見た夢」
アラブの王にプロポーズされたり、
動物園でゴリラにバナナ詰め込まれたり__!?
クスッと笑える会話の先に、
ふとした違和感が忍び寄る。
ループ?予知夢?それともただの夢?
ゆるくて怖くて、ちょっとクセになる
日常系ショートホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 00:15:05
2529文字
会話率:39%
魔獣を見逃した優しさが、別の魔獣を呼び寄せて村が襲われてしまった。
自責と後悔を背負う主人公のオリビアは、「もっと広い世界を見てこい」と隠居していた師匠に背中を押され、旅立つことに。
――もう誰かが傷付くのは見たくない。
自分を犠牲
にして戦うようになった彼女が出会ったのは、戦う力を持たない仲間たちだった。
回復魔法が制御できない青年、アキ。
支援魔法しか使えない踊り子のナナ。
夢を諦めてやる気ゼロの発明家、ミャーリオ。
オリビアの優しさが彼らの闇を溶かしていく。
優しさとは何か?
正しさとは何か?
歩んでいく旅路で彼女たちが得るものとは。
善は巡る。努力はきっと報われる。
欠点だらけのパーティーが紡ぐ、成長冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 22:21:01
3994文字
会話率:26%
「お母さん、屋根の上に変な男がいるよ!」
アクシャイの人生は退屈なほど普通だった——あの日、屋上の子供用プールにしゃがんでいるバナナスーツ姿の男を見つけるまでは。
すべてが謎だ。
あの男は誰なのか?
なぜそんな場所にいるのか?
そして最
も重要な疑問——なぜアクシャイ以外には彼が見えないのか?
だが、これはただの始まりにすぎない。
この奇妙な男を探している謎の人物たち。
彼に隠された過去の秘密——
ひとつだけ確かなことがある:アクシャイの世界は、もう二度と普通には戻らない。
追跡、隠蔽、戦いの中で、数々の謎が明かされ、そして古い謎は幕を閉じていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 19:14:10
8585文字
会話率:54%
森の暴れん坊のカッチョは餌を求めて街に飛んできました。美味しそうな木のみのある木のそばに止まりました。赤い屋根のお家から綺麗な声が聞こえてきました。
黄色い羽のカナリアが歌っていました。カッチョは歌声にうっとり、カナリアはカッチョを見つけて
「どこから来たの」と問いかけます
カッチョは、山の向こうから来たこと、それから、自分の声や姿が見にくい事を、カナリアに言うと、カナリアはカッチョの良いところを伝えました。次第に二人は仲良くなりました。カナリアは、知らない外の世界をカッチョからたくさん聞きました。毎日が楽しかったのに、ある日カナリアは歌えなくなってしまいました…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 15:25:16
2075文字
会話率:37%
食べ歩きが趣味の私は、ある店の前に止まる。
その店の名前は『異国亭』。
私の中の琴線にビビッときたので、その店で食事をする。
最終更新:2025-05-24 18:59:21
3274文字
会話率:12%
私はマゾヒスト気質なので、あなたとSMプレイをしたいと考えております。かなりのドMです。手錠などで手足を拘束され、バイブで激しく責められた後、口にバナナを押し込まれて腰を激しく振るわれてみたいです。リモコンバイブで路上でも弄んでいただきたい
です。どうしても声が出てしまった場合は、平手で罰していただけると嬉しいです。現在、東京におります。ご連絡はGleezy:n123456までお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 16:10:21
4383文字
会話率:0%
魔法がある世界。
受付嬢として働くナナリー・ヘルと、その周りで巻き起こる魔法世界のお話。好きな人は好敵手だったり、恋敵達には襲撃されたり、親友達も恋に仕事に大忙しだし、上司は素直じゃないし、親はナゾだらけだし、などなど。不定期で更新していく
、予定のない物語。
(「魔法世界の受付嬢になりたいです」の続編)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 18:26:54
148148文字
会話率:31%
純情な森の魔女がひとりと、残忍な夜の魔術師がひとり。
今年も祝祭の季節がやってきた。
魔女と人間。生きる時間の長さを違える者どうし。その奇跡のような時の重なりを、温かな想いとともに歩んでゆく。
最終更新:2025-05-20 19:00:00
33574文字
会話率:31%
月光の竜であるシハースィには、夜の魔術師という人間の友人がいる。
世間では享楽的で残忍な男と言われ、また実際にその通りであるが、いっぽうで彼の、目的のために手間を惜しまない貪欲さを、そして大事なものへ向ける情の深さをシハースィは知っていた。
馴染みのレストランにて食事をしながら、二人は出会ったばかりのころに思いを馳せ、また変化を語らう。
思えば、ずいぶんと手札を増やしたものだ。
夜の魔術師をマエストロと呼び、彼の駒として夜を揺るがす四人の人間。
マントの飾り紐に、煙草、揃いのピアス――失った名。
さあ、過去を振り返ろう。未来を確実なものとするために。
これは、ただ一介の魔術師にすぎなかった男が、夜の称号を得るまでの物語。
◇
沫たつ時波の物語シリーズ
https://ncode.syosetu.com/s4410h/
森の魔女と夜の魔術師の物語の本編はこちら↓
『ユーリカの栞』
https://ncode.syosetu.com/n8502id/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 19:00:00
45470文字
会話率:35%
『構築される精霊』より抜粋
〜序〜
世界でもっとも謎めいた生き物は、精霊だ。
あるところでは死者が転じ、またあるところでは無機物に宿り。ひとくちに精霊といえど、その経緯は千差万別である。
系譜を引くことは不可能に近く、体系だった研究は
長命な魔女すら投げ出すほど。しかし、精霊の魅力は損なわれず、むしろ一生を捧げる研究者ならぬ偏執狂は増えるばかりだ。
なかでも私の興味をひいてやまないのが、構築された精霊だ。
魔法はおろか、魔術の知識も持たない人間の、何気ない言動。そこに乗せられた意思や、執念や、また驚くべき偶然が重なることで奇跡のような運命をまとい、「彼ら」は生み出される。
構築された精霊とはすなわち、魔法的あるいは魔術的な条件を満たしたことで力を得た魂。ゆえに、世界の変動にたびたび登場する精霊も彼らであることが多い――
◇
風土記系競作企画「構」に参加しています。
http://still-in-noise.a.la9.jp/fudoki/kikaku/2024_01_kamae/kikaku.html折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-10 13:19:26
9483文字
会話率:19%
どうしてこのストーリーは面白いの?
じゃあ面白くないって何なの?
あの映画とこの映画の関連性って何?
どこからアイデアが生まれ、どう広げているの?
原作は?また、その違いは何なの?
元ネタは?リメイク作品とどう違うの?
あの監督、あの俳優、
他の映画作品とどう関連があるの?
さらに、次に何を見ようかとお迷い中のあなたにはメインに取り上げた作品から「枝分かれするお薦め三作品」を【おまけ】コーナーでそっと御紹介。
こんなところやら、あんなところやら。
上から、下から、ナナメから。
史実と作者の感覚で掘り下げております。
古い映画はアイデアの宝箱。
新しい映画はイメージの宝庫。
そもそも「どうすればもっと面白いストーリーができるのだろう?」というところが起点ですので、一緒に宝島の地図を辿ってみませんか?
ブクマ、ポイント、頂けるのであればそれはそれで大喜びでありモチベーションアップに繋がりますが、いかんせんこちらも不定期、きまぐれな更新のため、読み捨てでもいっこうに構いません。むしろ大歓迎です!
どこから読んでも大丈夫です!(一部除き)
映画が好きな方はもちろん、むしろそんなに好きでもないぞという方にこそすら読んで頂きたい気持ちでいっぱいです。
パンフレットのようにしたくないという意向もありますので、キャストやスタッフ、詳しいストーリー内容などはなるべく最低限度に止めるようにしております。また、ネタバレ時は冒頭に記します。
これは!と、うなる映画から、コレハ?と首を傾げる映画まで新旧問わず、また、単なる「よかった」「よくなかった」だけでは終わらない『読み物としての考察カンソウキ』を気楽に書いていければと思っております。
感想欄に何か書き込んで頂くと、そのネタをお遊びで使っちゃう場合もございますので予め御了承のうえ、どんどん真面目なこと、くだらないこと、しょーもないこと、めっちゃ気軽にラクガキ気分で書き込んでください。もちろん投稿サイト外部からお越しいただいた方でも書き込み可能にしております。そんな読者様・ユーザー様、参加型のエッセイです。
遅れることはあるかもしれませんが──これまでも、そしてこれからも──返信は必ずさせていただいております。
なお、読書の記録をまとめた姉妹版、
『あの本は面白かったのか?』
も、随時更新しております。お暇な時にぜひどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 18:29:52
347585文字
会話率:9%
「異能で語れ。拳じゃない、力じゃない。ページを開け──そして勝て」
この世界では、ごく一部の人間が生まれながらにして『異能(コード)』と呼ばれる力を持っている。
世界中の異能者が年に一度、その頂点を目指して競い合うバトルトーナメント──そ
れが、《イグニスアリーナ》。
出場者の一人、黒崎レイ(16歳)。
彼の異能《深淵の書架(アビス・ライブラリ)》は、無数の魔導書を開き、知識と魔法であらゆる能力に対応する記録型異能。
だがその力は万能ではない。発動には、詠唱が必要であり、戦場での一瞬の判断が命取りとなる。
初戦の相手は、雷を纏い舞うように戦う少女・ナナセ・ユイ。
──電撃と魔導が激突する、異能者たちのバトルロイヤルが今、幕を開ける!
仲間との出会い、激闘の末に芽生える友情、そして強敵たちとの魂をぶつけ合う戦い。
勝ち進むほどに見えてくる、自分だけの「力の在り方」。
これは、一人の少年が『書を開き』、戦いの中で成長していく物語。
誰よりも知り、誰よりも勝つ──それが、彼の選んだ異能の形。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 08:10:00
16661文字
会話率:33%
彼の名前はゴリラ、正式名称は、ゴリラ、ゴリラ、ゴリラ。
これは、なぜか日本に住みつき、普通に働くとあるゴリラのお話。
©ほしのしずく, Sizuku hosino, 2024. All Rights Reserved. Reproduct
ion and translation are prohibited.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 13:25:10
152209文字
会話率:38%
クリップボード履歴って知ってる?
最終更新:2025-05-13 13:07:29
2352文字
会話率:100%
かつて異世界において世界を救った賢者が、現実世界に転生して世界を支配する陰謀と戦う話し。
最終更新:2025-05-13 12:07:36
2075文字
会話率:0%
トンネルを抜けると、そこは半妖の里でした。
最終更新:2021-11-21 20:42:40
85423文字
会話率:48%
学園の異端にして碩学、アルバス・フォン・ローゼンバーグ教授が贈る、前代未聞の魔術基礎理論
――かつて「魔法」は、ごく一部の特異な才能を持つ者だけが奇跡的に扱える、神秘の領域にあった。
ダンジョン出現初期、未熟な術者が引き起こした数々のエ
ーテル暴走事故。その悲劇を繰り返さぬため、現代魔術体系の中核として標準化された「ノアティック・コード」。それは、まるでバナナの皮を安全にむき、美味しく食べるがごとく、危険なエーテルを論理的かつ安全に制御するためのプロトコル言語である。
本講義録では、アルバス教授が「サルでもわかる」と豪語する独自のユーモラスな語り口で、
なぜ魔術に「安全性第一」が求められるのか?
複雑な状況にどう対応するのか?
いかに効率よく力を引き出すのか?
そして、現象の本質を見抜くとはどういうことか?
といった、ノアティック・コードの核心的な設計思想と基本文法を、時にコミカルに、時に厳しく解説する。
アークライト社が標準化に関与し、暴走による損失を防ぎ、予測可能で制御可能な現象を求める現代魔術。その根底に流れる哲学とは?
「何をしたいのか(What)」「どうやって為すのか(How)」、そして「なぜそれを為すのか(Why)」――。
未来の術師たちに贈る、エーテルと論理の迷宮への招待状。さあ、バナナを片手に、深遠なるノアティック・コードの世界へ踏み出そう!ただし、バナナの皮のポイ捨ては厳禁だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 09:00:00
21601文字
会話率:53%
お客様は、皆 昔の忘れてしまったが最高に良かった料理の味を再現して欲しいと求めてくる。このレストランは、そのような、要望を叶えるかつての味を再現するレストランだった。
最終更新:2025-05-12 22:59:06
34458文字
会話率:47%
アラサーアイドルオタクの光。
今日は青春時代にこよなく愛したアイドル・優大の10回目の命日であり、彼の誕生日でもあった。
今年もまた、優大が大好物だったオムライスと共に、祭壇を作ってお祝いをしつつ弔う。
そんな夜、不思議な夢を見た。
私
を見て、
『ごめん、助けて。』
と言う優大。
もちろん、あなたのことは何があっても助けますとも!
気合いを入れて目を覚ますと、私は少年の姿になり、15年もタイムリープをしていた。
…ということは、私もアイドルになって優大のことを守れば、彼は死なずに済むのでは!?
オタクが推しの生存ルートを守るために、運命を折り曲げる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 16:16:48
2412文字
会話率:13%
極楽島にあるアパート、あの男はそこに住んでいる。
「俺は早めに試験に受かって現世へと帰りたい」
あの男の名はダニエル、約3年前に現世から極楽島へとやって来た青年、明日とある試験を受けるため猛勉強中だ。
「あ~難しい。現世いたの時よりも難しい
~」
机の上にあるノートに向かって叫ぶが、なかなか覚えられない。そうやってダニエルは忙しい日々を過ごしてきた。
「あ、もう21時か明日は9時集合だから今日は早めに寝よう」
ダニエルはそう言って自分の部屋にあるベットへ向かって歩きそのまま寝た。
「ZZZZZ……」
すっかり寝てしまった。
時が過ぎ朝の7時になった、アラームが鳴り響く部屋 ダニエルは鳴るアラームを止めて起きた。
「あ~もう朝か。まだ時間があるから勉強しよ」
そうやって試験に行く前に机に向かってあるき勉強を始めた。机の上にあったコーヒーを飲み、シャーペンをもって試験前最後の勉強を始めた。
「ん~絶対に受かって現世へと帰るぞ」
たが。この後、彼が川に落ちることは誰も想像していないだろう、たが起きることは起きることだ。
「さあ、時間だ行こう!」
自分の家から試験会場までば30分、自転車で行けば間に合うが、まだ時間があるから彼は歩いて行くことにした。
家の玄関へと行きドアを閉めて鍵をして試験会場へと歩き始めた。
「今日はいい天気だな~試験受かるといいな~」
ダニエルは橋を渡ろうとしたら道に落ちていた大きいバナナの皮を踏んでしまい極楽川へと落ちてしまう。
「わ~誰か助けて~」
極楽川の周りには誰もいなかった、俺はもう終わりだと思ってしまった。
「俺はもう終わりだ……」
極楽川の底へと沈んでしまい、彼はもうあの世に帰ることはなかった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 18:44:39
16486文字
会話率:44%
幻想世界ラブーツァ。この異世界を構成していた幻想は、突如として出現した異物――"怪獣"によって死に瀕していた。妖精が滅び、かつての脅威であった魔物も怪獣の餌と成り果てた地獄。
その、かつてない危機に、ラブーツァの民は、
別世界"日本"の英雄を転生させ、怪獣に抗う戦力とした。
源義■、□御前、土■歳三、多くの英傑が転生し、怪獣に挑み、屠る中、名も無き者達の冒険から、この物語は始まる。
名も無き者達が、出会った"ナナシ"の転生者。
その刃が、怪獣を――絶望を斬る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 15:16:41
71350文字
会話率:34%