生ける屍となった人間たちが俺目掛けて歩みを進める。雨の降る大通りをただ一直線に。
毎夜同じ夢を見る。この生ける屍の集団の夢を。現在ではもう、珍しく無くなってしまったそれらが街を闊歩する光景だ。
そうだ、これは夢だ。
この夢は決まって、奴らの
ある一言で終わる。
”お前は人間じゃない。”
2050年、地球全土の社会システムは突如として失われた。なんの前触れもなく。世界が崩壊する原因となったのは生ける屍だ。奴らが世界を混沌へと導いた。
しかし、この世界に現れた異変は生ける屍の出現だけには留まらなかった。不幸中の幸、結果的にその異変がそれらとの対抗手段になり得た。それは、己の心を武具として具現化させるという代物た。だが、そんな超常的なものでもそれは人の心そのものであり、それを使うのもまた、ただの人間だった。
じゃあ、人間じゃないと夢で散々言われる俺はなんなんだ?
そんな疑問を持つ俺は、世界崩壊から5年経ったある日、いつものように仲間と生ける屍を討伐する仕事に出かける。だが、その戦い最中、明らかに自身の心によるものではない力が解き放たれる。
瞬間、吹き飛ぶ奴らと自身に走る強烈な痛み。どうなってるんだ。何だよこれ……。
俺は……。俺は化け物じゃないッ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-16 04:01:59
14409文字
会話率:15%
魔法使いの少女テスタは、かつて男だった。とある魔法で性別を変えられてからの辛い記憶は月日と共に薄れ、静かで安穏でぐーたらな日々に満足していたが、ある日突然大陸を揺るがす戦乱に巻き込まれることになった。堅物軍人クラウスと共に、大陸の果て、北の
大地でかけずり回る、そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-05 21:35:49
102325文字
会話率:40%
アウトサイダーな刑事,荒川広樹(あらかわひろき)
品行方正をめざす探偵、田野畑恭介(たのはた)
刺激を求めている高校生高幡翔太(たかはたしょうた)
この三人主人公で送る素晴らしい日常…はぐずれ去った!
それは三人だけが見れる謎の掲示板。そこ
には次々と出される都市伝説!
三人はそれを解決すつため立ち上がる!
そうして黒幕は…!
クセつよ三人で送るミステリー!
縺昴l縺ッ菫コ縺倥c窶ヲ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 14:54:57
1333文字
会話率:42%
あたしのなかの空は、たまに太陽だけのからっぽになる。
最終更新:2022-11-27 07:00:00
849文字
会話率:0%
酒と ロックと 男と 女と。
それで、事足りる夜がある。
最終更新:2022-06-25 07:00:00
321文字
会話率:0%
過去のある出来事が原因で映画脚本の執筆から離れていたぼくは、幼馴染みである袖沼青空の声かけにより、役者という立場で自主映画制作に関わることになる。
廃部寸前の弱小映画部。演技経験者ゼロ。加えて変人の巣窟。当然、活動は難航することに……。
しかし、一度やると決めたからには、必ず映画を完成させてみせる! そう、ぼくらは四ツ矢サイダーに誓うのだった。
────────七里歩編。
ずっと、お話を書くのが好きだった。
ずっと、映画が好きだった。
わたしは高校生の頃から、友人である双葉ヒカリと一緒に映画制作に取り組んでいた。
しかし就職を機に、わたしたちの関係には徐々に亀裂が入っていくことになる……。
────────袖沼青空編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 13:19:54
26771文字
会話率:42%
晴れた梅雨明けの屋上で、湧き上がる泡とともに傷ついた少年の「夏」が始まった。
(某所で販売した作品ですが、公開から一年余りが経過したので公開させていただきます。書き直しなどで編集も行うかもしれませんがあしからず)
最終更新:2022-09-20 21:37:41
41948文字
会話率:50%
死んだ人の大半は別世界へと転生するが、時間がかかる。それまでの間、俺は死者の面倒を見るんだが...。この仕事やってけるかな?
最終更新:2022-08-27 12:00:19
1646文字
会話率:44%
殿下の個人情報が婚約者の女によってばら撒かれている。
知らせを受けた騎士見習いの少年は、悪女を断罪しようと立ち上がるのだが……
◇妾腹の俺様系美形王子と見た目どう見ても悪役令嬢の関係性に外野が突っ込む話です。軽い気持ちでどうぞ。
最終更新:2022-08-08 19:00:00
8638文字
会話率:49%
うだつの上がらない独身一般男性だった俺は、チート異世界転生の果てに『最強の王』の称号を手に入れた。
圧倒的な力と名誉!高身長で均整の取れた身体!なにより顔がいい!!これでモテないはずがないだろ!!
そう思っていたのに。
転生前と同じく全くモ
テないまま、俺は即位間もなく死んでしまった。なんでだ?!
だが!神は俺を見捨てなかった!
記憶を引き継いだまま、俺は再び同じ世界に生を受けたのだ!!
◇今度こそモテようと頑張るチート異世界転生二周目の主人公には、モテない理由があった……というお話です。周回プレイではありません。
一番強くてヤバイ女が勝つ内容になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 15:00:00
9738文字
会話率:43%
こうするしかなかった。
こうでもしないと貴方はわたしだけを見てくれないから。わたしに笑顔を見せてくれないから。
だからわたしは貴方の命を奪うしかなかったのーー……
◆押し殺した想いが留めきれなくなり婚約者を殺してしまった令嬢と、そんな令嬢
の想いを知りつつ気のない素振りをし続けた婚約者の王子のお話です。
抜け出せない令嬢と抜け出さない王子。
それぞれの視点で前後編。残酷な描写ありです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 20:00:00
15026文字
会話率:24%
学校に行かなくなって早2週間、最初こそ罪悪感があったけれど、今となってはほとんど感じていないし、大した問題にも感じていない。
寧ろ今更学校に行くほうが嫌というか億劫だろう。
学校に行かない期間が空いてしまう程行きづらくなるものだ。
「
・・・皆は元気にやっているのかな?」クラスメイト達のことを考える。
毎日課題プリントを届けに来てくれるクラスの一人が手紙も一緒にくれるのだ。
けれど、私は手紙を見れていなかった。
手紙を見てしまうと・・・悩んでしまいそうだから。
学校に来なくなった私を心配してくれて手紙を書いてくれている・・・なんて考えるとクラスの皆に対して申し訳なさも感じてしまう。
私が学校に行かずに家に引きこもっているのはとあることがきっかけだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-05 22:44:55
8636文字
会話率:26%
カクヨムでアンソロジーとして出した短編です。
同じ世界観の共有と、喫茶『時間旅行』で起こる人間ドラマ。
続き物ではないのでこの短編だけでも楽しめます。
最終更新:2022-06-29 02:58:55
38968文字
会話率:25%
ある夜、王国ラニウムで英雄と呼ばれる男が、街の暗がりで、少女を殺す一部始終を劣等兵アトリア・アルファードは見てしまった。
そしてこの事件で、アトリアは理不尽に無実な罪を着せられ、国を追放される。
『……あの頃の力があれば』
追放さ
れた先は、弱国と呼ばれ、地獄と呼ばれる国、パキラに追放される。
追放され、アトリアがパキラに着いた日、地獄と呼ばれる理由の魔族が街に来て、暴れ出した。
アトリアの弟子になった15歳の少女が、その場を静めようとしたが、アトリアが一瞬で、その場を治めた。
しかもその地獄と呼ばれる理由の魔族は、王国ラニウムが、関与していた!?
しかしそんな悩んでいる暇もなく、次の日の朝、四方魔王(オールサイダー)の1人、西の魔王テュポーンの最高幹部タイターンゴルゴーン末っ子メドゥーサが、軍を率いて急襲を仕掛けてきた。
アトリアは、そんなメドゥーサと戦うことになり、善戦するが、圧倒的な魔力の差に心臓を貫かれ、死んでしまう。
だがアトリアは、心臓が貫かれてから少しずつ、力が湧いてくるのが分かった。それはアトリアの言う『あの頃』の力で、その力を解放すると一気に形勢逆転し、圧倒的な力で、アトリアがメドゥーサを追っ払った。
そしてここから始まるアトリアの狂犬伝説
それと共に弱国パキラの成り上がり物語が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 05:00:00
18313文字
会話率:62%
全てのはじまり。はじまりと終わり。
最終更新:2022-05-10 18:20:33
359文字
会話率:24%
記憶を失った少年、御影を救助した謎の女性は、彼の謎に触れる。
最終更新:2022-05-10 17:25:49
991文字
会話率:48%
争いを防ぐため、あらゆる発言を『当事者』以外が行うことを禁じた近未来の日本。
当事者でないのに発言を行う者は『部外者(アウトサイダー)』と呼ばれ、処刑の対象になっていた。
そうした部外者を始末する『国選執行官(エグゼキューター)』のうち最
年少の「サクラ」は、休暇も取らずに粛々と処刑を行うことで有名だ。国民は彼女を「執行マシン」と呼び崇めていた。
ある日、サクラのもとに家政婦もとい奉仕人として少女「ヒナ」が送られてくる。サクラは断ったものの、上層部の命令ということもあり、半ば強制的にヒナと生活することになってしまう。
強引かつ突然の人事に、サクラはヒナが何らかのスパイではないかと疑うが――。
---
この少女の目的は何か。
「そうですね。この場において、疑心暗鬼になりうる要素は排除しておきたいものです。教えていただけますか?」
「分かりました。何を隠そう、私は――」
一呼吸の後、ヒナは大きな声で告白した。
「サクラさんとお近づきになるのが夢だったんです!」
---
本作品は、文芸サークル「変態美少女ふぃろそふぃ。」が2020年に発行した「next kawaii inversion」に寄稿・収録されたものを当サービス向けに加工し転載したものです。
なお、本文はCreative Commons Attribution 4.0 Internationalでライセンスされています。
next kawaii inversion(PDF) : https://hentaigirls.net/book/next-kawaii-inversion/
ライセンス詳細 : https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 01:05:02
30825文字
会話率:44%
会社を休んで元カレと花見に行く話。前後編で完結。BLです。
最終更新:2022-03-21 01:19:55
10258文字
会話率:27%
不況のあおりを受けて倒産した商船会社・日欧汽船。
その倒産前夜に売買された株が、インサイダー取引によって市場に出たものではないか、という疑惑を追うことになった私立探偵・山藤悠一と猫目大作。しかし、待ち受けていたのはもっと巨大な「黒いマネ
ーゲーム」で……!?
株式市場を舞台に名探偵・山藤悠一が「赤い預言者」とともに証券界にはびこる巨悪に挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 20:57:48
20901文字
会話率:59%
ちょっとハチャメチャな夢の国のお星さまたちの物語。
最終更新:2022-01-13 22:41:05
850文字
会話率:47%
管理会社には怪物が跋扈している。それは揺るがすことができない事実である。
最終更新:2022-01-05 23:28:48
2663文字
会話率:18%
よく晴れた夏のお話です。
最終更新:2022-01-04 17:49:13
384文字
会話率:0%
「私ね、好きな人が出来たんだ」
主人公、葉波蒼人は、夏休みを目前にした夏の夜のある日、幼馴染の古川晴海に突然呼び出された。
夏の夜の暑さに文句を言いながらも呼び出された公園に向かうと、そこで晴海はそんなことを告白した。
晴海と蒼人は小学
校、中学校、高校と一緒で、もはや腐れ縁だった。
親友、幼馴染、それが二人の関係性だった。
いつまでも一緒にいるのだ、と勝手に思っていた蒼人は晴海に好きな人が出来たことにショックを受ける。
ただ、それは実は勘違いで……?
盛大な勘違いから始まる青春恋愛ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 17:38:27
11299文字
会話率:41%
恋はいろいろな色を持っている。
最終更新:2021-10-31 20:09:14
260文字
会話率:0%