日常で溜まった感情を文字に出す練習をします。
最終更新:2017-02-07 23:11:17
2862文字
会話率:0%
祖父の兄と暮らす中学生の美久は、一般的ではない自分の家庭にわだかまりを抱くようになった。近いようで遠い家族の物語。ヒューマンドラマ。
最終更新:2017-01-25 00:00:00
6179文字
会話率:18%
前作「ローテート・エクセプテット」の続きのお話。
東京の街に仕掛けた術について松見から指摘された朋尋は、自身が“事務所”について疑っていることを告白し、また東京で起きている甚大な異変――“飽和”について警告する。人々の世界を侵食し、空想
を現実にしてしまえるほどの想念が蓄積し、東京の街はあらゆる怪異が起きうる状況になっていた。“飽和”を解決することは、“事務所”に対する反逆に当たるかもしれない……それでもなお、東京のために動き出す朋尋、松見、奏碧。
東京中の人々の意識を書き換える儀式の準備の最中、奏碧は朋尋に、どうして東京を救いたいのか尋ねる。それに対して朋尋は、かけがえのない友人達と出会えた場所だから、と答える。
儀式の最中、突然何者かによって“飽和”した想念を横取りされる。流出したエネルギーを追う松見。儀式は中断し、さらに“飽和”した想念によって噂話通りの怪異が発生しかける。そのとき、彼方からの一撃によって怪異の勢いが削がれ、その隙に朋尋は儀式を再開。“飽和”した想念は怪異に昇華されることなく、白い欠片になって砕け散った。
一方、エネルギーを盗んだ者と対峙する松見は、予想外の相手に苦戦を強いられる。そんな彼を救ったのは初めて会う“事務所”幹部だった。
同じ頃、別の幹部は、一撃を放った露草に“事務所”の仕組みと目的を開示。目的を遂行するための手段は明かされなかったが、露草は“事務所”上層部に優しさのようなものを感じとる。
一件落着し、東京担当の六人は合流する。“事務所”に対するわだかまりは残るものの、かつて東京担当のリーダーだった相馬がもうすぐ帰還するとの報に喜ぶ一同。そのとき砕け散った想念の残滓が舞い降り、朋尋は自身の頼りなさ、漠然とした未来への不安を思う。そんな彼を導いたのは露草だった。
三組はそれぞれの相棒とともに、白降るなかを往くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 01:00:37
50086文字
会話率:38%
小柄な体躯(たいく)と、それに見合わぬ食欲を合わせ持つ男、遠回理道草(とまわり・みちくさ)はそれ以外に特に目立ったところのない優男であるが、実は、生まれもっての鋭い観察眼と推理力を持つ、人の心を見抜く特殊な能力を持っていた。
しかし、そ
の才能を発揮する機会もさほどないまま時が過ぎる。
……しかもいとこであり、親もいなくなってしまった筋金入りの不良だった少女、山野辺(やまのべ)タンポポを守るために、《ある事件》から彼女を解放した際、彼の幼馴染であり、今は亡き人となっている想い人である女性、《囲炉裏薪(いろり・まき)》の存在によって、彼は、自分の趣味である『散歩』と、それを一緒に歩くことによって、己の能力である観察力や推理力、直観力といった力をつかい、依頼人の心の奥にひそむ闇や、わだかまりなどを『やさしく』解決することによって報酬をえる仕事、――『散歩屋』――という変わったものを始めることとなる。
彼に依頼してくるひとたちは、みな、表面からは見えない、ちょっとした些細な過去の傷や、または、大きなおおきな埋められない痛みの空白によって、縛られている。
そこに、相手を弾劾(だんがい)するでもなく、追求をするでもなく。――ただ、一人の人間として、その人ときちんと寄り添おう、聴かせてもらおう、という心地よくも温かい姿勢によって、今日も誰かが、彼のその『力』によって、こころを軽くしているのであった。
ささいな〝棘〟を散歩の途中に気がつけば抜いている男、遠回理道草の、ほんの少しだけ変わった『散歩屋』事件ファイル集。
今日も誰かと、彼は道を歩いている。
はじまり、はじまり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-12 10:13:52
56777文字
会話率:30%
ある村に二人の分限者がいた。村を襲った大雨の日、お地蔵様が二人に教えてくれたのは、素直になり、これまでのわだかまりを捨てることだった。
この作品は自身ブログの転載です。
最終更新:2016-07-09 00:00:00
6920文字
会話率:47%
なんかそう、個人的わだかまり吐き出し系ブログに書いてありそうな爽やかさを演じてるつもりだけど実際じっとりとしてるやつです。
最終更新:2016-07-03 19:40:41
1349文字
会話率:0%
ある寒い冬の日、少女エリザとその兄は、「妖精の存在」について口論になる。そのわだかまりが解けないまま、病弱なエリザは転地療養の為、家を出されることになるが、その間際になって雪の街に飛び出してしまう。兄はエリザが雪の中に倒れているのを見つける
が、それが原因で彼女は肺を患いついに医者にも見放されてしまう。兄はひどく後悔し、彼女の言った妖精の存在する証拠『氷の骨』を作って妹に届けてやる。しかしエリザは兄の優しさに触れたことを喜ぶと息を引き取ってしまう。そして兄は、妹の為に妖精を見つけようと、降りしきる雪の中に、本物の『氷の骨』を探し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-29 23:01:26
3496文字
会話率:36%
そこは誰にも邪魔されることがないプライベートビーチ。
恋人のシャーリーとの距離はなかなか縮まらないままだ。
僕の心の中のわだかまりが、どうしても一歩を踏み込ませようとしなかった。
思い出したくないけれど、思い出さなければ前に進めない。
僕
は記憶の中の引き出しの鍵を開けて、ゆっくりと話し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-26 18:00:00
14389文字
会話率:31%
人間の住む大陸から遠く離れた南方の暖かい海に、大勢の昆虫人が生息する島々が発見されたのは100年以上前のことだった。以降、人間は昆虫人を奴隷として大陸に引き入れ、争いがあり、和解し、しかし双方のわだかまりは解けないまま現在に至っている。
そ
んなことなど知る由もない村娘のイネスは、母親や村民による虐待から逃げ出して村の墓場へ辿り着く。そこで出会ったのはイネスもこれまで全く知らなかった、墓守をする昆虫人バイロンだった。人の世で生きることを捨てたイネスはバイロンに弟子入りし、昆虫人の世界で生きていくこととなる。
ほのぼのを目指していましたが無理そうなので、特殊な性癖を発揮しつつR-15を守っていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-04 21:18:17
35295文字
会話率:38%
内に秘めた大きな「わだかまり」に縛られて抜け出せなくなっていた彼は、いつしか大学生になっていた。
最終更新:2015-10-16 00:18:37
6505文字
会話率:16%
暑い夜、少女の心のわだかまり。それは、体の中にとどまり、少女を縛る。夏の恋は、なぜこんなにも切なく、胸を締め付けるのだろうか。
最終更新:2015-09-22 14:09:38
1259文字
会話率:12%
ある時、どこからともなくこの世に存在しないはずの、もう一つの人類『新種』がやってきた。彼らはこの世界にわずかにある居留区の中に住んでいたが、彼らを監視するために以前からいた人類『旧種』もそのなかに混じっていた。東京の居留区に住む、佐藤始(さ
とう はじめ)という『旧種』の少年は新種たちとわだかまりもなく暮らしていたが、ある一つの出来事が彼の人生を大きく変える……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-03 18:52:44
111385文字
会話率:38%
中学の同級生の死の知らせを受けた。中学を卒業してから8年がたっていたが、ずっとわだかまりがあった。ある日を境に一切口を聞いてもらえなくなっていた。そして和解することなく、永遠に。
最終更新:2015-06-02 19:02:15
5008文字
会話率:0%
素直になりきれず、中学時代のわだかまりを抱えた男女三人。
家族のために冷戦状態から抜け出せない従姉妹(いとこ)たち。
部活と恋、友情の狭間で惑う友人。
――動き出す、夏。
青春は、一筋縄にはいきません。
最終更新:2015-04-15 17:23:58
5431文字
会話率:45%
中三の二月、師村雅美は高校合格通知を手にする。これは、夢への第一歩。生まれ育った愛すべき故郷をはなれる覚悟は決めたけれど、ひとつだけ心残りがあった。それは、小三の冬に転校してきた櫻井善との、幼い言い方をすれば『仲直り』。最初に大ゲンカをして
以来、なし崩しの仲直りをしても、どうしても距離を置かれ、対面するたび反発心と競争心をあおられてきた。故郷にわだかまりを残していきたくない雅美は、素直な気もちを手紙にしたためる。そこから、善との新たな関係が始まる。
夢を追う雅美が都会から故郷の幼なじみたちに送る、近況報告あり愚痴ありケンカありの、三年間の書簡集。
※ 書簡形式なので文章量がまちまちです。だいたい一話二千字前後です。
※ タイトルがまんまなので、何か良いものが浮かび次第変更します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-17 20:00:00
33342文字
会話率:14%
島国マティ・パで札術の講師をしているウバ・ウェッジウッド。彼はかつて札術を教えてくれた祖母が危篤だということを知らされる。ろくでもない父親へのわだかまりを抱えながら、死にゆく祖母に付き添っていくうちに見えてきたものとは……。用語説明なんて一
切しない文学+ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-20 20:00:00
15419文字
会話率:25%
久慈龍之介は大学にうまく馴染めず、入学早々に休学すると実家の卸問屋を手伝っていた。そんなある日、龍之介は長年地元を留守にしていた旧家への配達を頼まれる。配達先で遭遇する療養中の七座(ななくら)姉妹。そして、姉妹を『蛇戸の巫女』だと呼ぶ少女・
下田茜との邂逅。徐々に曝される『蛇戸の巫女』に関わる人々の傷口。それぞれが抱える心のわだかまりを乗り越える時、龍之介も自分の踏み出すべき一歩を自覚していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-10 21:00:00
47146文字
会話率:43%
ぞっとする異貌の持ち主、片桐弥一郎は、辻斬りを仕留めてついた異名「鬼の腕」を持つ凄腕。辻斬りの一件をきっかけに妓楼に出入りし、集まる風聞を利用し懐を肥やす悪徳役人となっていく。
膂力、権力を誇る弥一郎だったが、無残な死をとげる。が、下手人
を逃がそうとした彼に、死神にならないか、と勧誘が来る…。
気がかりを残し死んだため、地上に戻る条件で死神になる。
気がかりとは、異貌に恐れも嫌悪も示さず、凛として彼に接する、薄幸の美女、お雪のこと。彼女だけが頑なな弥一郎の心をとかし、弥一郎も恋心をお雪に深く抱く。行き違いがあったものの、お雪の大胆な機転でわだかまりがとけ、二人は結ばれる。
が、その幸せもつかの間で、弥一郎は凶刃に倒れる。
戻った彼が見たのは、地回りに絡まれたお雪。弥一郎は、わずかに触れただけで具合を悪くさせる死神の力で、地回りを追い払う。お雪は彼のあとを追って死ぬつもりだった。死にたがっている者は死神を見られ、お雪も例外ではないが、弥一郎が地上にいる時間は限られている。彼を見られなくなったら、すぐ命を絶とうとするお雪の決心に、お雪に幸せになってもらいたい彼は頭を抱える。地回りからの攻撃をかわしつつ、死にたがる恋人を抱えながら、新米死神の弥一郎の奮闘がはじまる!
自分のブログ「Katsura日和」:http://ameblo.jp/jecris/に連載していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-16 14:55:27
53187文字
会話率:41%
明日嫁ぐ前に、解決しなければならにことがある。
ずっと、引きずっていたこと。
恥ずかしくてできなかったこと。
母に。
最終更新:2013-09-08 11:12:25
2010文字
会話率:5%
総人口三億九千人を誇る巨大国家『天国』。そこでは、神族、魔族、龍人族など、様々な人々が暮らしている世界的に見てとても珍しい場所だった。種族事に区分けされているため、争いごとなどは滅多に起こらないまさに天国と呼ばれるにふさわしい国だった。
そんな『天国』の学生、レイス・トライトンは今日もいつものように学校をサボり、うたたねをしていた。幼なじみのイザナギに説教を喰らいながらも繫華街をぶらぶらする。
そうして街を歩いていると、レイスは酔っぱらいの魔族に絡まれている花屋の娘を助けた。娘自らをシルトと名乗り、お礼をしたいと言うので晩飯を作ってもらい、一緒に食べることに。
その夜、娘を送っていった帰り、レイスの家が何者かの襲撃に遭う。留守番していたイザナギに危害を加えられたレイスは怒りに任せてとんでもない力を開放する。
レイスの家を襲った何者かは魔術師と呼ばれる『天国』の外の人だということが判明した。レイスは魔術師を止めるために奔走する。
彼の周囲で、それまでの常識を覆す出来事が次々に起こり始めた。レイスの前に現れたもう一人の魔術師、ヴァルンに手伝って欲しいと頼まれるが、レイスはそれを一旦は拒否する。しかし、ナンシィが皇宮へと出向き、一人で犠牲になろうとしていると知って、レイスも駆けつけた。
そしてそこで、お互いの想いをぶつけ合いどうにか魔術師を打倒したが、レイスの心には黒いわだかまりが残ったままだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-24 21:06:16
84100文字
会話率:44%