シリアス　社会問題 小説家になろう　作者検索

今日も危険な仕事だ。人を殺す。それもかなりのＶＩＰだ。しかし俺達は、『ビジネス行為』に及ぶ直前には、いつも光と闇、両方の自分と対面するのだ……

五十歳過ぎての鬱病発症。アルコール依存も併発している。情けないが事実だ。上司からも入院の業務命令をを受ける。入院。暗澹たる思い。しかし、なったものはなったもの。従容と受け入れざるをえない。そのとき手にしたハープにすくわれる。退院。なるようにしかなるまい。せめて意地でも面白がれる人生を送りたいじゃないか…。折りたたむ>>続きをよむ

いじめにあっていた僕は、全てを終わらせるために一歩を踏み出す。

売れない役者、近藤叶人は、巨匠ウィリアム・マーニーがメガホンをとる原爆映画のオーディション会場にいた。両親が被爆者である自分なら、もしかして有利なんじゃないかという思惑とともに。だけど……今の日本が平和なのは、本当に原爆が戦争を終わらせたからなのか？折りたたむ>>続きをよむ

地方大学の医学部に通う啓治を、携帯の着信音が叩き起こした。幼馴染みの仁史からの電話。彼と暮らす悠理が倒れたと言う。彼女は、啓治が思いを寄せている女性でもあった。

普通の生活を送っていた女子大生紗香は、Winny流出事件の被害者であると誤解されトラブルに巻き込まれる。それは誤解であり、他の犯人による偽装であったのだが、この事件により紗香の生活は一変してしまう。

首相の生後６ヶ月の初孫が数日間の発熱のあと、いったん、熱がさがったと思ったら、顔に赤い発疹が現れたのであった。はしかであった。１０日ほど前に、カナダへ修学旅行へ行く、首相の義理の弟の厚労相赤沢の娘祥子を送るための食事会が、あだとなった。

家族から見放され死にいく「私」と、それを介護する義理の娘「世津」。「私」は死の恐怖から逃れることができるのか。

被害者でも加害者でも傍観者でもない中学生男子の視点。（以前、掲載していたものの再アップです）

羊を数えていれば、羊は群れからはぐれて一人ぼっちにならないで済む。だから狼も羊を食べられない。『僕』は妹にそう言い聞かせて二人で羊を数えた。

転校してクラスに馴染めずにいた。些細な事がキッカケでイジメ行為をされるようになる。誰も信用できない。私だけが我慢すればきっと大丈夫。そんな私にアナタは手を差し伸べてくれた。アナタと見た青い空を忘れない。きっと…。

小さいころに毎晩のように来ていた小川。社会人になった僕が再びその小川を訪れると・・・・・

これは世界のカタチである。今や世界中を飛び越えて溢れ返る電子。その電子が形となり現れた世界。それは現代の思想。その中で古川・弥紗季は生きている。

私立学校にかよう洋子が混沌と腐敗の雰囲気で満たされた教室の中で英雄を求めます。

詩音と歌音は双子の兄妹。日本国籍を持つドイツ人の父と日本人の母の間に生まれた二人は、二歳で捨てられた事を理解した。互いの味方は世界に互いだけだと信じ、いつ頃からかその想いは恋心へと変化した。けれど純粋であるはずの恋は、世間に不貞な想いとしか認められるはずもなく――歌音は十四歳の時、今から四年前に起こったある事件をきっかけに心を閉ざしてしまう。※縦書表示に適した書き方はしていません。折りたたむ>>続きをよむ

殺される者、殺すモノ、最近は嫌な世の中になりました。

リストラとある装置が原因で、人生を棒に振った男の物語。

とある有名画家のアシスタントをしている主人公。ある日、先生が特別な一枚の絵を見せてくれた。その絵に隠された思い出とは……。

「赤ちゃんポスト」という時事問題をヒントに作った短編。母親から育てることを放棄された赤ん坊がたどる人生を、ほんの少しのファンタジーを添えて描く。小説というよりは、詩に近い部分もあるかもしれません・・・

ある風俗嬢が、仕事を辞めるまでの心の動きと葛藤を描いた短編。性描写を目的としたものではなく、あくまでも性という問題に真面目に取り組んだ作品である。

あの時世界にいたちっぽけな僕は、今も変わらずちっぽけなままだ。ただ、ちっぽけだと気づいた分だけ大人になっただけ。

見た目は不良、頭脳はオタク、その名は『冴木一宏』。彼は現役高校二年生。そして不登校である。しかし、彼が平穏な日々を暮らしていたときに不意に見つけたサイトから、彼の生活は一変することとなる…カテゴリにちゅうも〜く！

欲望…汚い言葉、理性…美しい言葉、人＝機械