2024年、ノーベル平和賞に被団協──日本原水爆被害者団体協議会──が受賞する。二度と核兵器が使われない世の中を目指し、1956年に被爆者の全国組織として長崎で結成されたこの組織の活動が評価されたことは大変意義深い。
しかしながら、未だに核
は廃絶の道を進まず、世界に広がる事を止めてはいない。
人が日常生活を送る街に非道の兵器が投下されて80年が経とうとしており、生き証人も1人、また1人とこの世を去ってゆく。
それ故に、私が聞き知ったことをここに記す。
これからの人々が、少しでも核兵器廃絶もしくは使用の岐路に立った時の判断材料になることを願って。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 21:47:07
6834文字
会話率:15%
なんか言葉をきれいにしたりかわいくしたりするだけで事実を認めない人たちって核ミサイル落ちてきた後もそんなことなかったって言いそうだよね。もしくはラジエーターですとか言ってみたりさ。
被爆者ではなくてね。
最終更新:2023-02-20 17:57:02
718文字
会話率:0%
夏のホラー2022参加作
あらすじ
じいちゃんが死んで三カ月。わたしたちは本腰を入れてじいちゃんの遺品整理をすることにした。
よく物を拾ってきたり、よく物をもらってくるじいちゃんの遺品は、たくさんのガラクタで溢れかえっていた。その中に
古いポータブルラジオを見つけたわたしは、そのラジオを譲り受けることにした。ノイズが酷く壊れていたかに思えたラジオは、突然「みずをください」という音声を繰り返し発しはじめた。
その言葉にわたしは思い至ることがあった。それは広島に原爆が投下された日。水を求めてさまよった被爆者たちの叫びだ。水を求める声に応えるため、玄関先に水を置くことにしたが……
がっつりホラーではなくほんのり怖程度。話の展開上、広島の原爆投下時の描写を多少含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 00:00:00
6529文字
会話率:38%
戦争は常日頃起こっている。
どうしたら止められる?
きっと無理だ。
けど、
願い続けよう。
原爆被爆者の為に。
戦争体験者の為に。
最終更新:2019-08-20 11:54:46
217文字
会話率:0%
20世紀は核の歴史でもある。ナチスドイツの「悪」に対抗すべく、より強力な武器の開発が進められた。原子爆弾である。1945(昭和20)年8月6日午前8時16分、広島に原爆「リトルボーイ」投下。8月9日午前11時02分、長崎に「ファットマン」投
下。2つの街は一瞬にして壊滅した。原爆の惨状は言語を絶する。たとえ筆者に体験が無かろうと、やはり書き継ぎ、語り継いでいかなければならないだろうと思っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-02-16 10:40:25
37946文字
会話率:5%
売れない役者、近藤叶人は、巨匠ウィリアム・マーニーがメガホンをとる原爆映画のオーディション会場にいた。両親が被爆者である自分なら、もしかして有利なんじゃないかという思惑とともに。だけど……今の日本が平和なのは、本当に原爆が戦争を終わらせたか
らなのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-07-05 00:11:07
22489文字
会話率:40%