――この国には『救済の聖女』がいる――。そしてその『救済の聖女』は私らしい。仕事中に突然体ごと転移した私は、この国の王子サマが王太子になるための儀式の失敗の瞬間に出くわしてしまう。そしてその王子サマに「『救済の聖女』が遅刻したせいで、怪我を
した」と罵られてしまう。え?だけど私は遅刻なんかしてませんよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 23:57:15
4100文字
会話率:50%
ごきげんよう、王太子殿下。
あなたがこの手紙を見つける頃には、私はもうここにはいないでしょう。
思い出の清算のために、少し話をさせていただきます。
最終更新:2021-09-01 21:16:02
1594文字
会話率:0%
【書籍化します。9/1、角川ビーンズ文庫様より発売です】
公爵令嬢のアザレアには前世の記憶があった。それは時の皇帝を惑わし、国を混乱させた原因として処刑される記憶だった。悪女と罵られ一族郎党皆殺しにされたとき、彼女はもう二度と権力者とは関わ
らないと決め、この世を去ったのだ。しかし、何の因果か今世でアザレアは王太子ロータスの婚約者となってしまった。前世は美しさだけが取り柄だった。今世ではその取り柄すら無い。
「きっと無能な私よりも殿下にふさわしい人が現れるはず。その時は身を引くべきだ」と、前世のせいで自信を失ったアザレアはそう考えていた。
しかし、彼女は気づいていなかった。
「殿下ァ! 散歩感覚で敵国の皇帝と仲良くなってくるのはやめてください!! 両陛下の心臓が止まりかけましたのよ!?」
「殿下ァ! 修行感覚で魔王を倒してくるのやめてください!! ほらぁ! 勇者殿が泣いちゃったではありませんか!!」
「殿下ァ! 好奇心で精霊の国に行かないでください! 皆心配しております! 早く帰って……え? 帰り方がわからなくなった? もおおおおお! 急いで迎えに行きます! そこで大人しく待っていてください!!」
ハイスペックすぎるロータスに唯一対応できるのは、同じくハイスペックなアザレアしかいないと。
これは、ネガティブな一級フラグ建築士アザレアと、天然なフラグクラッシャーのロータスが、くっつくまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 14:02:04
123533文字
会話率:39%
※流行りモノではありません。
※キャラ数が多いです。
『ああああは しんでしまった!』
そのメッセージが流れて数年後、魔王が世界を滅ぼす7日前、次のメッセージが流れた。
『これはエックスが16歳の誕生日を迎えた朝のこと――』
世界に新たな
希望の星が現れた。名前はエックス、この世界に転生した自信のない高校生である。
勇者の上位職業である《救世主》のエックスは、魔物によって苦しめられる人々を見て、人類を救うために立ち上がった。
王様に謁見し、言い渡されたバーサーカー討伐の命令。バーサーカーが出没するという森の中で、エックスは捕らえられた少女の姿を見る。その少女を救い出したが、なんと彼女こそがバーサーカーであった。
圧倒的な強さを誇るバーサーカーに追い詰められてしまったエックス。万事休す! ……かと思われた中、真っ黒なウィンドウが突然現れる。
『バーサーカーはなかまになりたそうに こちらをみている!』
《救世主》のチート能力、それは《人を仲間にする能力》だった。
この能力に助けられ、危機を回避したエックス。しかし、このバーサーカー討伐自体が罠であることに気付く。全て仕組まれていたのだ。
こうして大臣の策略により王国から追われる身となってしまったエックスは、バーサーカーを仲間にし、王国に反旗を翻した。
――――そして、魔王を討つため、大臣のような悪者をぶっ飛ばすため、エックスは世界各地で仲間を集める旅を始めた。行く先々で人助けをし、時には助けられ、7日間の短い旅路。
彼の中で、熱い“正義の炎”は燃えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 04:28:29
83296文字
会話率:38%
名門六貴族に名を連ねるロワール家の末っ子ソミュアは、加護の魔術しか授からず一族からお払い箱となり冷遇されていた。
それでも政略結婚の道具くらいにはなるだろうと、同じく名門六貴族ファルマン家の末っ子アラドと無理やり縁談が組まれる。聞くとこ
ろによれば、騎士叙勲を控えたアラドも極端に低い魔力しか授からず、最弱の騎士候補として一族から冷遇されているらしい。分相応の相手と言うわけだ。
「私たちって本当に似た者同士ね」
アラドとの顔合わせで、ソミュアはたまらずそうつぶやいて笑いをこぼす。親の決めた相手だが、妙に気が合うのは境遇が似ているからだろうか。
この人となら一緒になりたい――そんな気持ちを抱き始めた頃に、いよいよアラドの騎士叙勲式が行われる。アラドはその式典で弱々しい魔術を披露し、笑い者にされるのだという。
そこでソミュアは、恐ろしいアイディアを思いついてしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 18:06:16
9250文字
会話率:27%
アンナ・コレットは前世で愛読していた小説『シンデレラの王子様』の意地悪な義姉に転生した。
義妹と仲良くなろうとしたがそれは叶わず、迎えた卒業パーティーの日アンナと姉のジャスミンは国外追放を命じられる。
このまま黙ってやられるわけないでしょ?
最終更新:2021-08-25 21:18:06
5602文字
会話率:44%
「出来損ないの子供だ、なんでお前はこんな子を産んでしまうんだ」
「ごめんなさい、あなた」
南北戦線と呼ばれる戦争の真っただ中、世界は帝国からの名誉を得るために、自身の子供を立派な戦士に育て上げようと躍起になっていた。かくゆう私の両親も、
その中の一つでした。
しかし幾ら指導を受けても、実を結ばなかった私は見限られてしまい、存在をなかったことにするため、身動きが取れない状態にしたうえで、海に投げ捨てられてしまいました。
そのまま死を覚悟した私ですが、奇跡にも海底に沈んだ都市へと沈んでいき、そこである男に助けられる事になりました。
そう――そこは、過去に繁栄を遂げ、そして失墜、忘却された伝説の海洋都市、アトランティスだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 02:19:10
13092文字
会話率:53%
街外れのスナックで、ひとりの常連が過去の話を聞きたがっていた。
しかし、その過去は心のなかで封印していた。
それは伯爵様に裏切られたという悲しいものであったからだ。
それを全て聴いた常連は、私に告げた。
「あなたを后として迎えたい」と。
最終更新:2021-08-19 01:32:34
2379文字
会話率:37%
「すまない、即位することになった」
「えっと……、もう一回言って?」
前世の記憶を持つソフィア・エミルフォーク侯爵令嬢は、婚約者であるデヴィッド・マクラグレンの突然の話に言葉を失う。ソフィアは前世の記憶から働きたくないと願い、王妃になる未
来を拒否していた。この二人が婚約をするにあたり、秘密の取引をしていたのだが…。
これは、新国王と異世界転生した令嬢の遠回りな恋物語。
※ これは、「愛を渇望する公爵様と異世界転生した不遇の姫」( https://ncode.syosetu.com/n5120hd/)の続編(?)になりますが、前作を読まなくても楽しめるはずです。もしお暇であれば前作も読んでいただけたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 12:15:51
11005文字
会話率:51%
あたし、キャサリン。庶民として育ったんだけど、このたび公爵さまがお母さまと再婚するそうで、公爵家に召し入れられることになった。え、すごいラッキーじゃない? この幸運をいかして、金も地位もある優良物件の殿方を捕まえてやるわ! と、意気込んで
たんだけど、なんか腹違いの姉がかまってきて鬱陶しい。しかも、あたしより野暮ったいくせに、領地でも社交界でもやたら注目されててムカつくわ。こうなったら、姉の婚約者である第一王子を横取りしてやるんだから!
……でも、あれ、なんか王子様より姉の方がハイスペックで優良物件じゃない……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 20:30:14
17631文字
会話率:42%
瓶底眼鏡にお下げ髪の才女、レイラには、美貌をひけらかすあざと可愛い双子の妹ライラがいる。ライラの口癖は、「レイラお姉様、狡い!」。でも、本当に狡いのは、どっち?
最終更新:2021-08-12 10:50:19
5222文字
会話率:35%
『呪われた森』の中で、たった一人で暮らす六歳児。
ミミズのような魔物ワームワームだけが、友達だった。
そこに瀕死の黒竜様が落ちてきた。
命を助けてもらったお礼に、黒竜様は、一つだけ願い事を叶えてやることにした。
幼女の願いは。
ママ、ほし〜
だった。
人間世界を六百年見続けてきた黒竜様は、見よう見まねで子育てを始めることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 10:31:02
11522文字
会話率:15%
オレ、セイスリック・ルシアード。ルシアード公爵家の三男。気楽な立場でのほほんとしていたら何故か『真ん中王子』こと第二王子の話し相手に呼び出され、王太子殿下の口喧嘩騒ぎを見てしまった! え、これって乙女ゲームの定番、『逆ハーレム』じゃねぇ!?
しかも、お相手の男爵令嬢、ちょっと不穏な感じだよ!? 大丈夫か、王太子殿下?
何でもできて、何でもそこそこと評された『真ん中王子』イリアードを叱り飛ばし、王太子殿下を狙う闇に対峙するオレ。カッコイイだろ? でも面倒はご免です。
始まりはTSっぽいところありますが、ちょっとだけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 10:19:13
19466文字
会話率:60%
「ユーリア・レシントン! お前との婚約を破棄する! そしてミリアリア・ジェランディンと婚約を結ぶ!」卒業記念パーティでの宣言、そして断罪。お決まりの婚約破棄と思いきや……え?これ、間違ってませんか?どっかおかしいんですけど!
最終更新:2020-10-28 15:00:00
4670文字
会話率:39%
前世の記憶を持つ孤児だった少女ユリは「諜報メイド」としてリリィ・シルバー伯爵令嬢の専属メイドをしている。
お嬢様が大好きな彼女はお嬢様の思いを告白しているも答えは保留され、なおかつお嬢様には王太子という婚約者がいる。
そんな王太子は男爵令嬢
にうつつを抜かし愛しのお嬢様を卒業パーティーを使って婚約破棄と断罪をしようとしている。
お嬢様自身もそれには気が付いており断罪されないように証拠を集めることをユリに言いつけていて、すでに現状の証拠で逆に断罪できるという状況
それなのにお嬢様はこのまま卒業パーティーまで待つという。
お嬢様が何を考えているのかわからぬまま迎える卒業パーティーは思ってもみない方向へ転がっていく…
自分で漫画を描くためのプロットとしていっそ小説にしてしまおうと思い立っての投稿です。多分よくある婚約破棄からの逆転ハッピーエンドものです。
お目汚しすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 20:46:45
6326文字
会話率:43%
勇者パーティで荷物持ちの雑用係をしていたレンは、役立たずと罵られ、魔獣がひしめく魔女の森に一人取り残されてしまう。
だが、レンには決して仲間には言えなかった特殊な能力がある。自力では魔力をもてない代わりに、他人の魔力を変換し、強力な
力に変えることができるのだ。
パーティの中で唯一味方になってくれた女神官が無事に逃げるための時間を稼ぐために、彼は短剣一つで魔獣を倒していく。やがて魔力が底を尽き、死を覚悟したその時、森の奥から魔女が現れた。
【カクヨム、ノベルアップ+でも連載中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 16:37:08
81678文字
会話率:39%
田舎町で剣士をしていたルーデンはある日町に若い剣士がやってくることを知る。
町に来たその噂の若き剣士ナッシュと決闘を挑むが、彼の魔法剣や飛ぶ斬撃に対して手も足も出ずに敗北してしまう。
若い才能に対して無力感と嫉妬を抱くもののどうすることもで
きないルーデン。そんな彼はある日山で人影を見かけてーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 18:00:00
10587文字
会話率:51%
「お前俺の事そういう風に見てたの?まじキモイね」
幼い頃から可愛い物に目が無く、心と身体の不一致で周りから虐げれていた少年は不意の事故で異世界に転生する。
見知らぬ部屋で目覚めた少年は声も高く、身体も軽くなっていて違和感を感じる。
「
これボク⋯⋯? めちゃくちゃ可愛いくなってる!?」
置いてあった鏡を見ると伸びた銀の髪に空色の瞳をした少女の姿になっていた。
憧れの姿になった少年は喜んでいたが再び違和感を感じ始める。
「は?これついてますよね?」
自分の身体をみて男の娘になっていると気付いた少年の元に、一人の男が血相を変えて訪れる。
「勇者様!! 王がお呼びです、直ぐに来て下さい」
「あ、え⋯⋯勇者ってボクの事ですか?」
少年は自分が王に仕える勇者だと言うことを知り、王から直々に「魔王に姫を連れされてたから魔王討伐に向かって欲しい」という依頼を下される。
「魔王討伐って⋯⋯ボク戦いとか無理ですよ?
武力皆無なので 」
「そこをなんとか頼む! 勇者ノエル!」
「あ、ボクの名前ノエルって言うんですね」
自分の名前を知った少年はノエルとして、「魔王を倒した暁にはボクをお姫様にしてくれるのなら冒険に出ますよ」と条件を突きつける。
「⋯⋯⋯⋯やむを得ない、魔王を倒したら姫の地位を保証しよう」
王から約束を取り付けたノエルは意気揚々と城を出て魔王討伐へ冒険に旅立って行った。
https://t.co/BOcktOd1E2(挿絵)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-26 21:56:50
108345文字
会話率:45%
伯爵令嬢マリアーナは廊下を歩いていた時、後ろから誰かに呼び止められた。誰だろうと思って振り返った途端、いきなり平手打ちされ、その衝撃で背中を壁に打ち付けられてしまう。マリアーナを殴った相手は婚約者である侯爵令息のテイラー。彼の後には、最近テ
イラーとの関係を噂されている男爵令嬢ジョゼの姿があった。
よくある断罪劇。主人公マリアーナが友人二人に力を借りて冤罪を晴らし、幸せを掴むまでのお話。
※アルファポリス掲載有折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 20:00:00
14745文字
会話率:38%
ある日突然、私の部屋に黒い箱が飛び込んできた! これは私の先祖が、魔王様を封印した箱だと言うではありませんか。いいでしょう、年下の彼と婚約破棄したばかりなので、魔王様の箱と同居しましょう! 封印を解くには私のキスが必要? 魔王様は早くキスし
ろと命令するけれど、それがキスを乞う態度でしょうか? 私が心からのキスをしたくなるように、穏やかに会話できないのですか? 魔王様とは声だけのやり取りだけれど、コールセンター勤めの私には違和感が無いのです。毎日会話を続けるうちに、あれ? 魔王様、ずいぶん優しくなりましたね、おまけに良い声じゃないですか! ところで、もし箱が開いたら、私たちはどうなってしまうんでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 06:00:00
43874文字
会話率:37%
コールセンターで働く普通のOL桑原さんが、カスタマーハラスメントをしてくるお客様に言い返す話。
短編シリーズ『OL桑原さんの言い返し』シリーズ3作品目です。1・2を読んでいなくても、読める作品となっています。
最終更新:2021-06-15 04:27:33
3285文字
会話率:63%
「二年のケイティ・サブリンさんへのいじめの真実の探究について、とりあげていただきたくお願いします」
生徒総会の緊急動議で提案されたのは、わたくしアデラマリス公爵令嬢のいじめだった。
淑女会代表のわたくしが、嫉妬でいじめをすると思いまして
? まさか。
提案するものすべて、淑女らしく論じて却下していただきますわ。
王子に気に入られていると勘違いした女生徒とその取り巻き男子生徒の暴走を、王国トップの学園の生徒たちが、淡々とつぶしていきます。
理想主義です。なま温かい目でお読みいただければ嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 18:22:43
27215文字
会話率:23%