幼い頃、とある事件に巻き込まれ家族を失った少年、朱臣 晃[アケオミ アキラ]は、いつもと変わらない日常のはずだったある日、大災害に遭遇してしまう。
死が目前に迫る中、災害に付随するように現れた『黒い裂け目』へと、九死に一生を得るために飛び込
んでいった。
『裂け目』を抜けた晃はいつの間にか、見渡す限りの大森林へと降り立っていた。そこでアキラは、豊かな自然が生み出した数々の果実、そしてそれらの恵みが育んだ野生の脅威たちと出会う。
獰猛なる野生が支配する世界を「生への執念」で足掻き歩む晃は、この世界の中心とも思える謎の巨大な樹、『世界樹』を目指し進み続ける。
――そこで、何が待っているのかも知らぬまま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-15 16:00:00
69680文字
会話率:42%
1990年、松池宏は常滑大谷海岸で雷に打たれて、500年後の未来にタイムスリップする。
海岸には飛行場と思しき島が朽ち果てた姿をさらけ出していた。市役所近辺には銀色の窓のない超高層のビルが林立していた。田や畑、牧草地帯にはロボットと化した人
間が働いていた。松池の住まいには金色のピラミッドが立っていた。それ以外はすべて深い森林地帯だった。
銀色のビル街に入った松池はたむろする猫を蹴飛ばした事で死刑の判決を受け、ビルの中に押し込まれる。この世界は猫がカミとして人間を奴隷とする世界だった。
銀色のビルは脅威に満ちたコンピュータの世界だった。欲しいものはすべて瞬時に壁から現れる。死刑を免れた松池はカミの歴史を学ばされる。彼らはアンドロメダ星雲からやってきたと言うのだ。
その後松池は金色のピラミッドの”我が家”に案内される。家や工場などがそのままの形で保存されていた。書斎の本もそのままで、3冊無くなったいた。
猫の指導者、リシは500年完璧に保存して来た理由を述べる。
松池がタイムスリップして数10年後に第3次世界大戦が起きる。この時猫の指導者が遭難して松池の弟の子供、マサルに助けられる。世界中に放射能が蔓延して動植物が死滅する中、松池の自宅周辺は放射能の害もなく、草木も青々と茂っていた。
マサルの死後、猫(カミ)はここを聖別して原因を究明しようとした。その手掛かりが、無くなった本に記されていたのではと言われるようになった。
一方、猫の支配に属さない人間たちがいた。東海市、知多市の丘陵地帯の団地の地下に棲息していた。
リシは人間との共存を呼びかける為に松池を送り込んだ。
松池は多くの人間が500年間必死になって生き抜いてきていることを知った。彼らに会った松池は猫の歴史が嘘であることを教えられる。松池の住まい、金色のピラミッドの中で生まれた猫は、カミとなった。そして人間に戦いを挑み、支配していった真実の歴史を知った。
この事実を知った時、松池はカミに対する不信の念を抱いた。
人間の図書室の中で松池はマサルが書いた古文書を発見する。そこに猫がカミに変身した恐るべき秘密が書かれていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-27 09:59:34
44793文字
会話率:27%
引きこもりだった松平衛は親に愛想をつかされて、引きこもり矯正施設に送り込まれてしまう。
そこでは毎日教官から罵倒され、人間の尊厳を否定される。たまりかねた衛は、教官をビルの屋上から
突き落として森林へ逃亡する。その森林は異世界への入り口で、
異世界に迷い込んだ衛はモンスターの
ゴブリンに助けられるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-22 00:21:27
11005文字
会話率:41%
大手建設会社で営業をしていた大友直樹は掲示板の林業に関するポスターを目にする。
それから今の仕事とやりがいのある仕事のはざまで悩む。
長く付き合っている恋人の里佳子のことも無視できない。
受け身な人生を過ごしてきた直樹が初めて自分の意思で行
動をとろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-14 06:00:00
29251文字
会話率:38%
産業革命以降、人類を悩ませ続けたエネルギー事情は、2086年に実用化された液体ビスマス高速原子炉により核燃料サイクルが確立し、理想的とも言えるエネルギーシステムの開発に成功したと考えられた。しかしながら山積した核のごみである高レベル廃棄物
地層処分の処理方法は始まったばかりであり、フィンランド・オンカローおよびスウェーデン、スイス、カナダで実施され、極東・アジア地域では研究が進んでいた日本でも北海道幌富市に、世界で第五番目の高レベル廃棄物処分場が建設されることになり、世界中の核廃棄物を処分する見通しがついた。しかし死者まで出ることになった住民の反対運動とその補償費用の大きさから、大規模建設物の負の遺産の痛みは計り知れない傷となった。
しかし、エネルギー問題が一段落したと考えられたのもつかの間だった。人類の次なる課題であった重力発生機構の開発は軌道に乗ったものの、開発に必要な超小型ブラックホール発生に伴う莫大な電力消費は、ウラン資源枯渇とも重なって、核燃料サイクルに負担を与えることになった。そこで、次世代エネルギーとして宇宙空間での核融合炉が計画され、必要なヘリウム3開拓のために、月に基地を設置する計画が、国際宇宙開発機構によって立案されていた。
日本では高レベル廃棄物の処分施設建設の貢献が認められ、2090年にロシアから千島列島が返還された。これに対し日本政府はウルップ島までを一般に開放したが、中千島、北千島の各島には、国が自然環境を保護するために管理用の人材を配置し、自然保護と高度先端技術の研究所設立の名目で立入禁止であった。およそ150年ぶりに日本復帰を果たした千島列島であったが、すでに水産資源や天然ガスは枯渇し、豊かな森林のみが残された島はひっそりと静まり返っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-12 18:00:00
205691文字
会話率:53%
―――――――あれっ!?ここどこだ!?――――――
目を開けると、俺は見た事も無い草原に居た。
全裸で。
なんか全体的に小さくなってる気がするんだが?
火事だったマイサンがテルテル坊主なんだが?
えっ・・何これ怖い・・。
・・確か俺、飲
み会に行ったよな・・会社の新入社員歓迎の・・
・・それから酒飲んで、事務の山内さん(すっげー可愛い21歳新入社員現在彼氏とケンカ中)の悩みを聞いて・・
あわよくばと思って、お互い酒も入ってたし、ちょっとだけ、本当にちょっとだけいい雰囲気になりつつあった所を
上司のハゲ山にイチャついてないで、酌しろって言われたやん・・?
あっ・・そんで確かハゲ山に文句行ったらケンカになったんだっけ・・?
同僚に羽交い絞めにされて、動けなくなった俺の頭に、ハゲの振り下ろしたビール瓶が思いっきり当たった後の記憶がない。
あのハゲふざけるなよ?
普通、取り押さえられた人間に鞭打つか?
・・左右に残った森林の右側を、伐採してしまった事は、確かに悪い事をしたかも知れないが。
えー・・ここ本当にどこなんだ・・。
俺は、全裸で座り込んで考えた。
草が尻に刺さって痛い。
流石に高校時代からの付き合いのある悪友にして同僚でも、気絶した人間を裸にして草むらに転がしたりしないだろう。
ないよな・・?
そもそも、ここ日本じゃない感じするし・・。
――――うんうん唸っている俺。
ふと目を上げると、遠くに巨人がいた。――――
この男、”田丸勇気”は、顔の作りだけが取り柄の平凡男である!
小中高大と特に苦労もしなければ、努力もしてこなかった男である!
ついでに、特技と言う特技もないし、趣味も無い!
強いて言うのなら、休日に悪友兼同僚と、地元の若干寂れた大き目の駅でナンパをする事であった!
そんな彼はある日、上司にビール瓶で頭を強打され、ぽっくり逝ってしまった!
自分が死んだなどと、わからない彼が目を覚ますと、見た事も無い草原にぽっつーんと横たわっていた!
全裸で!
――――まったく知らない世界、なぜか縮んでいる自分の身体、人も居ないし、食い物も無い
最悪なスタートを切った、彼はこの先どうなるのであろうか―――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-10 22:44:46
883文字
会話率:0%
エルフの大森林、ドワーフの火山、魔族の魔界が突如出現した世界。異世界人との円滑なコミュニケーションを図るべく、急遽、各種族の子弟を集めた学校が設立する。生徒会長に選ばれた少年、殿ヶ池告(とのがいけつぐる)が各種族代表とまったり会話をしつつ、
各種の問題に対処していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 16:00:00
92575文字
会話率:47%
奴は何処にでも現れる神出鬼没な憎い奴!
ゴキブリが出現したのは約3億年前の古生代石炭紀で、「生きている化石」ともいわれる。
日本における最古の昆虫化石は、中生代三畳紀の地層から発見されたゴキブリの前翅である。
古生代から絶滅せずに生
き残ってきたことから「人類滅亡後はゴキブリが地球を支配する」と言われるほどだが、実際には森林環境に依存している種が多いので、人類が自らの環境破壊によって森林環境を道連れに滅亡した場合には絶滅する種が多いと推測され、人家生活型のコスモポリタン種は依存する人家環境の消滅によって棲息範囲が減少する可能性が高い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-04 12:12:18
2587文字
会話率:7%
遊びの野球しか経験した事の無い少年、”斉藤涼平”が己を鍛える為、森林高校の野球部に入部した。しかし、そこは強豪校の野球部だと彼は思い知った。そして、涼平の親友、”渡辺恒和”と小学生振りに再会。この物語は、隠された才能を持つ投手”斉藤涼平”、
その才能を最大限に引き出す捕手”渡辺恒和”がバッテリーを組み、甲子園を目指す物語である…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-28 17:50:17
3076文字
会話率:52%
ガイウスは西果ての森で採取した帰りに異世界人の女を拾った。奇妙な様子の女はショーコと名乗る。異世界人を発見したら、探索者協会に連れて行かなくてはならない──この200年間一度も見つからなかった異世界人を、自分が発見することになるとは……。
◆◆◆ しょう子は、気がついたら森にいた。さっきまで自分の部屋でゲームをしていたはずなのに。そこで異世界の男に拾われる。ガイウスと名乗った男はしょう子を、王都にあるという探索者協会まで連れて行ってくれるらしい。 ◆◆◆ 二人は旅をする。時に傷つき、時に支えあいながら、西果ての森を抜け、中央森林を越えて王都へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-28 16:00:00
74948文字
会話率:26%
ある男が森林で道に迷い、分かれ道で一つの決断を迫られる。その決断により、彼は何かを失う。しかしそれは、果たして間違った判断だったのだろうか。男の自嘲に満ちた後悔の物語。
人間が迫られる数々の決断、そして選択肢を選ぶ分岐点に例えた話となって
いる。
人間は判断を下した後、それを後悔する事があるが、それは果たして無意味で悪い判断と言えるのだろうか。
人間の生き方に関する短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 22:09:53
1549文字
会話率:0%
仲良し大学生四人組は雨天中止になってしまった花火大会の代わりに心霊スポットの『森林病院』探索をする。ただの遊びのつもりだったが、そこで思わぬものと遭遇してしまった。
最終更新:2016-05-19 01:41:50
8921文字
会話率:45%
環境汚染が急速に進み、人類は住む場所を失っていった。
森林は姿を消し、動物達は一部を残して皆絶滅の道を辿っていく。
残された僅かな人類は、突如としてもたらされた人型搭乗戦略兵器『DEM』によって再び戦争を始めていた。
それは、己の
未来を得る為の戦争。
追記:戒めとして残しておきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-07 11:44:39
10438文字
会話率:27%
とある異世界の事。森林の奥に一人の魔女が居た。彼女の亡き夫は死に際に言った。生まれ変わったら必ず帰って来ると。夫は本当に帰って来るのか?。そんな不安から試行錯誤を重ねたが殆ど意味を成さなかった。これは不安を感じながら、夫の帰りを待つ魔女の物
語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 00:42:15
11765文字
会話率:32%
中世末期の東欧が舞台の歴史ファンタジーです。
最終更新:2016-05-03 11:43:40
1433文字
会話率:28%
2015年4月、写真家フォン フェースターは、イギリスで開かれた写真展へと招かれ、はるばるドイツからイギリスへと向かった。
終戦70周年を記念したうえでの戦争写真の展示会、彼はそこで一枚の写真に目を奪われた。
焼きつくされた森林の中にたたず
む一両の戦車。それはドイツの重戦車、ティーガー戦車だった。
それは周りの写真よりも威圧感を放ち、そして美しさを感じさせていた。
その写真は、ドイツ国防軍のとある戦車部隊のものだった。
吹き荒れるソ連の大地と徐々に崩壊するドイツを強力な鉄の猛獣とともに進み続けた穏やかな一人の青年をフォン フェースターは追う。
第502重戦車大隊第二中隊長を務めたオットー カリウス氏の五年間の回顧録を元に描かれる戦争小説折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-27 23:59:07
6863文字
会話率:32%
ゼリュス大森林辺境伯の嫡子として生まれたライナス・メナードは魔力のない男であった。それが故に母親に子として見られず、屋敷の者からも白い眼で見られていた。
そんなライナスが五歳になったある日、急に振り返ったメイドにぶつかり、床へと頭を打ち
付けてしまった時に前世の記憶を思い出して気絶した。前世の記憶を思い出したライナスは自身に宿る異能と真に精霊に愛されたものであることを知り、精霊を見ることができる眼を手に入れた。
これは元日本人で現辺境伯の嫡子であるライナスの精霊を使役する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-03 17:05:26
61931文字
会話率:54%
モーリモリモリモリモリ……。
闇夜に響き渡る不気味な鳴き声。
弧状列島ワークラインにある魔窟・大森林シブヤ。
そこに棲息する主(あるじ)級と呼ばれるクリーチャー、森ガールの討伐を命じられた円藤ロマノヴナ率いるA級戦闘班は大森林シブヤ
に踏み込む。
※拙作「気づいたらダンジョン」と同一の設定、世界観ですが別物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-19 19:05:04
6758文字
会話率:20%
理系の塾講師だった青年は帰宅途中に異世界転移をしてしまう。急に異世界に放り出され右も左も分からない青年は科学の知識が魔法に直結することを理解する。そしてしばらく後、魔法と科学の関係性を理解した青年は弟(自称)と共に大森林を歩いていた。
最終更新:2016-03-02 21:00:00
1951文字
会話率:40%
ある国の大半を覆う森、【ペロウ大森林】
その森と共に暮らすハンターの1人である少女ノインは、恐ろしい魔物に襲われて瀕死の重傷を負ってしまった。
気絶していたノインが目覚めると、そこには彼女がよく知っている人がいた。
その人が言うには、彼
女を助けた者がいるらしい。
その人物とは……
(1週または隔週での更新を予定しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-29 00:28:10
179983文字
会話率:39%