『魔女』それは、この世界に災厄をもたらす存在。ある物語では悪の権化として語られ、また別の物語では人類の守護者として語られることもある。
そしてこの世界における魔女は、前者の方だった。その力は強大で、その昔、国一つを一夜にして滅ぼしたと言
われるほどだった。
時は流れ、世界に厄災をもたらすために『魔女』と呼ばれる存在はまた暗躍することになる……。
世に蔓延る悪魔を断罪する特殊悪魔討伐対策組織『レイブン』。そこに在籍する主人公、アデル=バーライト。普段は普通に王立魔法学院に通う学生だ。
そして同じ学院に通う、仕事の相棒のあまり感情を表に出さない、淡々としている性格のツンツン公爵令嬢アリスティア=セブンシーズ。アデルは唯一の身寄りである愛しの妹を養うため、日夜、悪魔を狩っている。
「中に入る前に言っておきます。あなたは守り専門です。前に出ないでください」
「いちいち言わなくてもわかってるよ」
「あとアデル=バーライト。変装か何か知りませんが、その伊達メガネ、ダサいですよ?」
「うるせぇ!余計なお世話だよ!」
そんなやり取りは日常茶飯事。それでもこの二人は若き『レイブン』の魔法士としての実力があったのだ。
悪魔憑きを産み出す魔女『ドール』と呼ばれる人物を狩るため、最強の「剣」と「盾」の魔法士バディが今日も王都を駆け巡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 20:00:00
90138文字
会話率:67%
あらすじ
開拓村の少年ステインは、ある日獣人族の少女ファナティと出会う。
それは幸せな出会いであったが、決して幸運ではなかった。
ステインは出会いを切っ掛けに、その生活が急変する。
上を見れば強さに限りの無い世界で、ステインは覚
悟を決める。
誰かの命を犠牲にしてでも生き残る、その覚悟を。
無法都市ロードバン。
別名 冒険者の都、欲望の街。
強い者に富も権力も集まり、弱者はただ搾取される都市。
マフィアや闇ギルドが権勢を揮う街の路地裏から、浮浪児ステインの成り上がりが始まる。
1章 無法都市ロードバンの浮浪児
開拓村の少年ステインが、無法都市ロードバンで浮浪児となる。
弱い事は罪なのだと知った日から、ステインは強さを求める。
謎の戦闘技術や紋章術を習得し、罪を犯し人を喰らい成長する。
弱い心を切り捨てようとする反面、ローガーやネーテルという仲間を得てステイン一家を立ち上げる。
しかし、それは無法都市ロードバンを支配するマフィア達との衝突を意味した。
イグジオ一家、ブラックラッグ盗賊団を汚い手で打倒しつつ、ついには世界中で暗躍するロードバンの支配者、五老星の一角と争い、その地位を確立するのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 00:00:00
69975文字
会話率:33%
戦女神を信奉する西の大陸の信仰の中心地、海洋国家パルシェスト。
その王都には、女神を奉る神殿があり、そこには四世紀ぶりに聖人に選ばれた聖女が誕生していた。
王族と神殿には深いつながりがあり、聖女に選ばれたマルゴットは、王国の第一王子の
婚約者でもある。
ある日、マルゴットは第一王子ラスティオルから、冤罪をなすりつけられて婚約破棄を申し付けられる。
この暴挙に対し、マルゴットは神殿と王族との絶縁を宣言。
彼女の意向を受け、神殿を統べる大神官と、王国最大の勢力である辺境伯が暗躍を始める。
グレイスター辺境伯アレクセイは、代々の当主に与えられるとある「呪い」から一族を解放したいと望んでいた。
また彼はマルゴットに密やかな思いを馳せる男性でもあった。
自領に聖女と神殿の機能全てを受け入れ、聖教国を立ち上げたアレクセイとマルゴット。
アレクセイは募る想いを彼女に告げるものの、その願いが叶うまで半年を必要とした。
そして、アレクセイは聖人を支える杖、聖杖の称号を賜ることになる――。
過去に掲載した作品の、連作短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 15:37:24
82462文字
会話率:34%
僕は寓話『北風と太陽』にでてくる「北風」のように強引に懐柔しようとしてくるヤンデレ彼女、織女彩咲(おりめささ)のもとから逃げだした。
そこで出会った同じ児童養護施設出身の女性、星迎真霜(ほしむかえましも)。
彼女は親の会社の倒産で多額の借
金を背負ってしまい大人の風呂屋に沈められそうになっていた。
再開は本当に偶然だったけど、自分の未来に希望もなかった僕は、代わりに文字通り身体を売って彼女を助けることにした。
それから彼女は、寓話の「太陽」のように、あたたかさで気づいたら取り込まれているような献身っぷり。
実は裏で暗躍するタイプのヤンデレだった。
※開幕から割と過激な描写が多いので苦手な方はご注意。
※ざまぁとかそういう展開は無いと思うので、あしからず。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 05:00:00
138526文字
会話率:27%
「あなたの自死、代行します」
人ならざるものを視る少年と、人ならざるものを聴く少女。そして、死んだ恋人に取り憑かれた少年。
佐鷺町には、死を望む者に、その死を代行する者たちがいるという。
黄昏時に、丑三つ時に、異能の少年少年が暗躍する。
自死代行人を名乗る彼らの目的とは。
ホラーミステリーもどきの群像劇です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 15:50:14
156098文字
会話率:52%
神話の時代ですら伝説と語られる太古の存在―――深淵の魔王シド・ノーデンス。
彼は各地で戦火が絶えず、面白みのない現代に飽き転生魔法を使用した。
ところが目覚めると人間に転生していた。しかも公爵家の次男であるシド・フォン・ヘルフォードとして
。
そんなある日、七歳の時を境にシドは突然社交界へと顔をださなくなった。
いつの間にか帝国に轟く『怠惰な公子』、『公爵家の落ちこぼれ』などと世間に呼ばれていたが、
実際は裏では帝国最強のSS級魔法士ダークネスとして日々、暗黒街で暗躍したり最前線で活躍をしていた。
ある日、公爵家と軍部の折り合いで超名門であるノース魔法学院へと通うことになる。
そんな彼を待ち受けていた学園ライフの行方は――!?
これは主人公シドが人間ライフを満喫しながら暗躍して変貌した世界の謎を解き明かす物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 16:07:28
6023文字
会話率:22%
国王である父は敬虔で、神へとよく祈っていることは知っていた。
だが、だからと言ってこの暴挙はどうかしていると言わざるを得ない。
父はある日突然、城へと連れて来た女性をわたしの婚約者へ据えると言い出した。
「彼女は、失われしカミを我が身
へと復活せしめるという奇跡を起こせし偉大なる女性だ。公爵とも既に話は付いている。彼女を公爵家の養女とし、お前と婚姻させる。これは、彼女を教会から保護する為に必要な処置だ。異論は認めぬ!」
それまで賢君とは及ばずも暴君ではなかった父の豹変。なにか裏があると思ったわたしは、ぽっと出の神に愛されし聖女とやらを調べ――――
中毒性や依存性の見られると思しき、怪しい薬を作っていることが判明。
わたしは、彼女との婚約を破棄することにした。
という感じの、多分ギャグ。
ゆるゆる設定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 13:15:12
4745文字
会話率:20%
久々に実家に帰ると、結婚か幽閉か放浪の三択を父親に突き付けられた主人公。
結婚も幽閉も嫌なので放浪を選んだ。
とりあえず当面の資金調達を開始すると、美少女顔の男の子や自称女の子に優しいおにーさん、海賊の船長とやらに遭遇して拐われた!
これ幸いと、海賊船を足にして船旅を。
・・・そして蠢く、主人公と因縁のあるサイコなヴァンパイアの真祖。
主人公を守るべく暗躍する保護者達。
主人公を狙うヤンデレな兄弟達。百合人魚。色欲全開の馬。妖艶な夢魔。
それぞれの思惑が絡み合う。
宿命なんか、知ったことじゃない。
※病んでいる登場人物が複数人います。
※バトルシーンや怪我の描写には、痛い表現や多少グロい表現があります。
※序盤はシスコン・ブラコン成分が多めですが、サブタイに♥のある話から百合成分が増えます。
※第1部終了。過去編を不定期で更新。
アルファポリスに掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-19 20:33:29
526769文字
会話率:35%
女子高生の「佐藤愛」は事故によりあっさりと死んでしまった。しかし、何の因果か次に目を覚ました所は異世界だった。剣と魔法のファンタジー世界で愛は「シオン」と名乗り、冒険者として生きていくことを決意する。
だけどこの転生、どうやらただの転
生とは違うようで?
襲いかかる魔物の群れ、暗躍する闇ギルド――トラブルに巻き込まれる中で、彼女はいつしか英雄と呼ばれ、周囲には仲間が集まっていく。
これは異世界転生によって強大な力を持ってしまった少女の冒険譚
――そして、魔法が織りなす夢幻の彼方の物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 20:00:00
308850文字
会話率:25%
迷いの森にある図書館。
そこで暮らす蔵書狂は、知識を対価に新たな知識を授ける存在だった。
ある日、図書館に若き商人エイダが訪れる。
彼女は魔術の知識を書物の形で欲しいと述べる。
エイダの目的は知識ではなく、その書物を売ることで得られる莫大
な富と名声だった。
そうとも知れずに蔵書狂は要求通りに魔導書を授ける。
企みが成功したエイダは、その後も不定期に図書館へと通うようになる。
十年後、エイダは世界有数の賢者と呼ばれるようになっていた。
彼女の出版する魔導書の実用性が高く、その功績が認められたのである。
実際は何の知識も才能も持たないエイダは、口八丁で乗り切って賢者の地位を利用する。
ところが世界各地で魔族が暗躍するようになり、国家間でも戦争が起きるようになる。
賢者としての活躍を期待されるエイダは真実を言えず、窮地に追いやられてしまう。
そんな彼女が向かった先は、すべての発端となった図書館だった。
エイダは蔵書狂に対して告げる。
「お願いだ。君という知識のすべてが欲しい」
斯くしてエセ賢者のエイダは、ゴーストライターの蔵書狂を連れて世界を巡る。
彼女が真の賢者となるための旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 12:00:00
129888文字
会話率:21%
勇者リュースは臆病な性格だった。
高い潜在能力を活かせず、どんな時でも失敗してしまう。
それでも正義の心は持っており、魔王討伐を目指して旅をする。
一方、双子の姉ネアは勝ち気で容赦のない性格だった。
執念じみた努力で己を鍛え上げた結果、彼
女は限界を超えた力を手に入れた。
その拳と闇魔術はすべての敵を粉砕してみせる。
そんなネアが選んだ人生は、勇者である弟の影武者だった。
弱虫な弟の代わりに暗躍して武功を重ねていく。
いずれ自信がついて、勇者に相応しい男となれるように仕向けることにしたのである。
姉の計画も露知らず、今日もリュースは旅をする。
最強の影武者と共に英雄譚を築き上げていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 23:59:18
108897文字
会話率:17%
俗にいう「毒親」の両親に耐え切れず家を飛び出した主人公は、天才的頭脳を駆使しながら詐欺やメンタリストの真似事をして生計を立てていた。善人とは言い難い主人公はある日、悪女だった元恋人に復讐を行おうと企てる。しかし、連れの男と揉み合いになり転落
し、気付けばドラゴンが飛び交う世界に転移していた。そこは魔法と科学が混在する世界であり、一度唱えたら死ぬという、とんでもな呪文が存在する物騒な世界。その呪文を唱えた場合、国をも滅ぼせる強大な魔法を発動できるが、代わりに術者は死亡する。そんな世界の常識も知らない主人公だが、既存の知識と推理だけでとある爆発事件を解決に導いたことで、呪文の脅威と闘う軍隊にスカウトされることとなる。数々の事件を解決することになるのだが、配属先は一癖も二癖もある隊だった。隊長の栄治は、主人公を嫌い横柄な態度を取り続ける。副隊長の美萩は、出会いがしらに主人公を痴漢冤罪で逮捕する。呪文担当の盛は、口数が少なくほとんど笑わない。主戦力である有栖は、ド派手な地雷メイクに長いネイル、ハイヒールといった規律無視の恰好だ。しかし、魔法と科学を上手く融合させて戦う彼らは、年に一度開かれる交流戦で優勝を収めて一躍有名となる。さらに主人公の加入も相まって、日本一強い隊として広まることとなる一方で、そこには大きな陰謀が渦巻いていた。部隊の設立は、局長による金儲けを目的とした日本各地メルトダウン計画の阻害因子となる人材を集める為であった。企みを阻止すべく、局長の座を退いた聖は一人で暗躍することとなるのだが主人公との対峙で敗北する。聖との戦いの最中、盛は信念を貫くべく、例の呪文を放った。この世界の人々の覚悟に当てられた主人公は、昔の自分を思い返し、前向きな思考へと移り変わっていく。聖を捉えた一行は全部隊と合流し、主人公の推理を頼りに方針を練る。局長を討つべく奮闘するも、僅かなタイムリミットに絶望する隊員だが、栄治だけが解決への糸口を見出していた。それは、己の呪文を使うこと。隊員に劣等感を抱いていることを打ち明けながらも、努力の道を後輩に示せたことを誇りに、妻子を託して呪文を唱えた。日本全土を脅かしたメルトダウン計画は、多くの死を持って阻止されることとなる。異世界と推理を掛け合わせたファンタジーミステリー小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 12:05:56
122686文字
会話率:62%
ラン王国の王妃セリスは、虚弱体質ゆえに周囲からお飾り王妃と囁かれていた。そして即位してから約10ヶ月後、セリスは侍女のカーラに無実の罪を着せられ極刑に処されてしまうが、夫である国王アルベルトは、彼女に対し表立った行動は起こさなかった。
刑の
執行中セリスは、もう2度とアルベルトを愛さないと誓うと、彼女のペンダントが眩く光り、時間が婚儀の直前まで巻き戻る。
それ以降、受け身だったセリスは「もう失うものは何も無い」と悟り自発的に行動する様に。すると、彼女に対して素っ気無かったアルベルトの態度が徐々に変化していく。
暗躍する侍女、迫る謀略。セリスの周囲には闇が潜むが、決して怯まない彼女は、やがて自身に秘められた力と刑の執行時の真実を知る。王妃として民の為に出来ることを模索し、戸惑いながらもアルベルトとも向き合い、能力を開花していくのである。
※序盤のシリアス展開は3話まで
※当分毎日更新します
※ノベルアップ+様にも載せています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 12:45:15
262475文字
会話率:44%
ある一つのスキルをめぐり12人の勇者が集い争う。
それに巻き込まれた逸般人(イッパンジン)クドウ君の運命はいかに?
第1章、鋼神勇者編……平行世界の【岐阜県】での物語。警察の【コンサルタント】荒間 城太郎(あらまじょうたろう)は建物
の無い平地で墜落死体が発見される、という奇妙な事件に行き会う。その死体を調べることで浮かび上がってくる、岐阜県土岐市地下のウラニウム鉱脈をめぐる陰謀とは?その背後で暗躍する巨大ロボットの正体とは?
体は子供、頭脳は中年、荒間城太郎の推理(スキル)がさえる!!
カクヨム、note、pixiv、LINE novel 、アルファポリスでも掲載しています。
初投稿です宜しくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 11:47:01
110958文字
会話率:44%
※途中、工事中の部分あり、ご容赦下さいませ。
光の神ルルアを崇めるヴェルサリア王国の王家とそれを支える七公爵家。中でも高潔な人柄を称えられるルーン公爵とその一家は、神に愛された印である美しい黄金色の髪と瞳を持ち、穏やかな日々を送っていた。
だが、長年の安定と平和が保たれた王国繁栄の裏で、密やかにいくつもの陰謀が交錯し始める。
国を揺るがす陰謀の渦に絡めとられたルーン公爵一家の運命は?
若き国王の治世の下、大貴族の策略や邪教徒の暗躍、そしてそれに翻弄される者たち。愛と裏切り、そして復讐。聖都に隠された秘密。様々な謎を孕んだ大河ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 22:36:18
468814文字
会話率:53%
剣と魔法の世界を舞台にした国家運営シミュレーションゲームアウグスト戦記、その重厚なストーリーと美麗なグラフィックその洗練されたゲームシステムに心奪われていた銀行員の稲葉 遼(28歳)は、ある日アウグストの世界の女神アステリアにより異世界アウ
グストの世界に女神派の君主であるラルフとして突然転生させられる。邪神派と女神派による長き戦乱が続くこの世界で圧倒的な劣勢である女神派の君主となった男ラルフは、唯一人辺境の森ので目を覚ます。その悲惨な状況の中ラルフはその強メンタルにより徐々に世界に順応して森を切り開き農地を整え、他種族を領民と迎え人口を増やし、多くの強力な配下を従え軍備を整える。やがて彼はは世界に大きな影響を与える事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 13:27:31
189536文字
会話率:34%
突然の転移により異世界へと舞い降りた主人公。
危惧した通りのハードモード開始に絶叫しながらも、生き残ることを決意した主人公。
果たして、主人公の行く末は――――。
そして、垣間見える不自然の正体とは―――――――――――――――。
***
主人公が無双するお話です。
全て作者の妄想の上に成り立っているお話ですので、作者のモチベが上がらないと更新されません。
更新は不定期です。
コメントで叩くのは止めてください、お願いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 20:02:56
152095文字
会話率:29%
ルースは勇者育成学校「ハイフォレスト」の新入生。
入学試験の順位から“最下位”(ワースト)と呼ばれ、周囲から侮られる。
またルースの入ったF学級は他にも落ちこぼれ生徒や難物の寄せ集めで、二百年前に魔王を討伐した本物の“勇者一行”(ブレ
イバーズ)の血を引く末裔が一人もいないことからも、他学級の物笑いの種にされていた。
「――だが、俺がこのクラスを勝たせよう」
ルースは真の実力を隠したまま、時にクラスメイトたちの長所をマッチングさせ、時に謀略を巡らせて暗躍し、影の参謀として「落ちこぼれ学級」を密かに操り、学級対抗試験を勝ち抜いていく。
ルースにとっては全く造作もないことだった。
なぜならば彼こそが二百年前、本物の“勇者一行”の一員として魔王を討ち、陰の立役者となった不死人なのだから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 19:05:45
100021文字
会話率:30%
大いなる邪神に一人で戦いを挑んだ、最弱のテイマー。何よりも大切な仲間を騙し、過酷な試練へ挑んだ少年はその役目を果たして、眠りにつく....ハズだった。
神を道連れにしたかと思いきや、過去の自分に戻っている。なお、霊体として。
「おぎゃあ
あああああああああ(ママ~、怖いモノが浮いてるよ~!!)」
『お~よしよし、怖くないゾ~』
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ」
『未来』を踏破する『過去』の戦いが幕を開ける。
......勘違いを巻き起こすのは、仕方のない犠牲だ。余り気にしてはいけない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 18:19:54
5147文字
会話率:20%
数多の歴史書で語れることとなるこの英雄譚は、この言葉から始まった。
『神にも負けず悪魔にも負けず、中盤で自己犠牲をしたと思ったら終盤でラスボス化する(主人公の)師匠に、私はなりたい。』
『阿呆だな、お前は。』
要するに、英雄をメ
ッチャ育成してゴッドファーザー&裏ボス役として君臨したい男の、世界を巻き込んだこれ以上に無い程はた迷惑な、そんな救済の物語。
これは、意図的に勘違いを作りに行くクズな中二病の、馬鹿みたいに壮大なお話。
強大な怪物がヒトみたいに藻掻き、悩み、歩まんとする、阿呆みたいなお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 13:01:33
24139文字
会話率:30%
冒険者ギルドのSランク冒険者、大陸でも勇者の呼び声も高いアルベルトにクエストを手伝って欲しいと頼まれた駆け出し冒険者のリーファ。
彼女はEランクの自分が何の役に立つのかと疑問を感じながら、報酬に釣られアルベルトのパーティーと共にダンジョンへ
と潜る。
そのダンジョンの最下層でアルベルトは聖剣を手に入れる為、リーファを生贄に捧げると告げ、彼女の胸にナイフを突き立てた。
死んだかに思われたリーファに、聖剣を守護していた竜アルマリオスの魂が語り掛ける。
「僕と契約して魔竜少女になってよ」
騙されて利用された間抜けで終わるのは御免だ。
リーファはアルマリオスと契約し、黒幕である邪神の計画を阻止すべく暗躍を始めるのだった。
ノベプラでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 17:49:50
255996文字
会話率:55%
【悪の知脳に対抗する守護知脳、そして人類の物語】
約半世紀後の世界で、遂に恐れていたシンギュラリティが勃発した。悪の知脳アルティレクトが世界を破滅に導き、それを守護知脳マザーが阻止する。混沌の中で、人々はどう生き延びるか。
時は20
83年。東京は日本から独立し、空に浮かぶ浮遊都市国家となっていた。ナノテクノロジーや再生医療、全脳解析技術などすさまじい技術の進歩により、この時代では人間と何ら違いのない疑似人体〈パラレル〉が、人間として社会に溶け込んでいる。
そんな技術のユートピアの裏で、アルティレクトは常に暗躍していた。そして彼の計画が最も大規模なものとなったのが2083シンギュラリティだった。ハベル・カーネル・公威・則雄、クレアなど個性的な人々は、生きるために戦う。
この物語は、そんな混乱世界を生き抜く人々の記録であり、記憶である。
*手助けをしていただいた大家一元さまに、深く感謝申し上げます。
※こちらの作品はカクヨムにても掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 13:00:00
103759文字
会話率:51%
そのむかし、産まれたばかりの赤ん坊が産声を上げながら死んでしまうという奇妙な事件が発生した。やがて奇跡的に生還する赤ん坊が現れたが、なぜか不思議な力を獲得していた。
大きく分けて、『水』『火』『地』『風』に関して自在に生み出し操る事がで
き、人々はこの不思議な力を『魔法』と呼んで、魔法を使える人たちを『魔族』と呼んだ。
当初は共存共栄していたが、いつしかお互いに敬う心を失い、能力に秀でた魔族が人間と村を支配するようになる。
これを打開するために、人間は秘密裏に結託し、暗躍を始めた。
このお話は全4部構成となっております。
第一部は「過去編」ということで、本編は第二部からとなります。
つまりは時系列順に書いてしまったということなので、ややこしいかもしれませんがお付き合いいただければありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 22:00:05
27643文字
会話率:66%