ジャール史学局発行 「英雄譚に語られる人物レーダーについて 無記名伐龍記事をめぐって」
史書に見える伐龍の記述は『将軍府龍文書』に多く見られるように「何某が幾らの軍を率いて何処にて龍を伐つ」という形式が主である。
例として『クラシテ王統
記』にて
キニン公、3万を以てクラシテに龍を伐つ。
とあるものが挙げられる。
しかしながら『アゲイア帝国年代記』のアーラブルフ5世の3年の条には
2月、ファリシタに龍現る。3月、これ屠らる。
とあり、形式に沿っていない。この征伐者を明記しない形式はこれ以降各地での伐龍の記事に頻出するようになる。竜王戦争の時期に最も多く現れるようになりその後急速に減少するが、並行して旧来の形式も現れることから何らかの区別が行われているとみられるが、定説は得られていない。
ただ、この形式の伐龍記事について吟遊詩人はレーダーという英雄の活躍を語る。
『屠龍列伝』には以下のようにある。
レーダーは、アゲイア帝国ミャスラフの人。姓無く氏無く、家無く親無し。剣客。
殺した龍を数えること未だ並ぶものなし。
皇帝アーラブルフ5世の時に初めて龍を屠る。
しかしながら多くの無記名伐龍記事について、すべてをレーダーという一人の冒険者の事績であると考えるのは無理があるのでは無いだろうか……(後略)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-11 01:49:16
8123文字
会話率:41%
新暦2205年。宇宙から飛来した未知のエネルギーを秘めた隕石を利用した鋼核《コア》を用いた鋼核技術《コア・テクノロジー》によって、人類の文明は今まで以上に急速な発展を遂げた。
極東新都第一高校に通う咲坂花人《さきさかはなと》は、不思議な感覚
に導かれて鋼核装者《コア・ドライバー》同士の戦闘を目撃してしまう。
才能を見出された花人は、コア・テクノロジーを悪用する者達の犯行を阻止する為に人知れず戦う極秘政府組織、C.D.A《Core.Dfense.Agency》にスカウトされる。
突然の出来事の連続に戸惑う花人だが、先輩エージェント 風見野舞衣《かざみのまい》達と共にエージェントとして活動する決意を固める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-08 22:37:44
12006文字
会話率:31%
中学2年生の息吹(いぶき)が息栖市に伝わる昔話を調べている最中に池に落ちてしまい、気づいたときには見覚えの無い場所に居たのであった。次から次へと休む暇なしで発生するイベントで急速に縮まっていくあの人との距離ー ※このお話はラブコメです。
最終更新:2018-08-08 13:39:01
48958文字
会話率:47%
科学で急速に発展した都市”科学都市”は、人間が超常現象などを起こす力、”超能力”の開発が行われていた。
しかし、科学都市には”霊術”と呼ばれる魔法のような術を扱う者も数多く存在する。”超能力”と”霊術”が存在する街こそが”科学都市”なの
だ。
そんな科学都市のとあるアパートに住む高校生で能力者でもある神田条介(17)は、突然目の前に現れた少女との出会いにより、彼の物語が始まるのであった..
【毎週1~2回のペースで更新(更新できない場合もあります)】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 00:00:00
44392文字
会話率:62%
人類は驚異的な技術力で目覚しい発展を遂げた。
だが各国が競い合うようにして急速に発展しすぎた代償は大きく、母なる海を枯れ、空は黒く染まり、大地は痩せこけ純粋な自然の姿を残したかつての青い星は消滅、地球は灰色の人工物と化していた。
人類が自ら
の愚行を嘆いた時、それらは災害レベルの環境汚染という形で牙を剥く。
地球のキャパを超え、浄化不能と化した汚染を前に人類は試行錯誤の末、試験的ではあるが有害物質に抵抗を示す"ナノマシン"を開発、それを体内に組み込む事で環境への適応を試みた。
結果時代が進むに連れ、人類全体が体内にナノマシンを宿すようになり、それは環境汚染に適応する為だけにとどまらず外傷に対する瞬間的止血、いかなる状態でも精神を安定させ、循環するナノマシンを停止させる事で罪人を処し、逆に瀕死の重傷人を蘇生させる。
世界は遂に己の生き死にさえも技術により管理する時代を迎える。
だが42世紀末、世界中では老若男女総勢1万人超の相次ぐ不審死が発生。
国連の調査によると死因は体内のナノマシンが異常を起こした事と判明。
人為的なモノなのか単純にプログラムの異常なのか、一部メディアが死神の存在を謳った事からナノマシンに突如起こる異常動作、特に生死に関わるモノは通称"死神"と呼ばれるようになる。
それは"人間に感染するコンピュータウィルス"であり感染経路、発症条件、予防策などは依然不明。
神の裁きか或いは乗り越えるべく与えられた試練か。
徐々に広がりを見せる謎のコンピュータウィルス死神に対して日本政府も対策を発表。
時同じくして首相を含む一部の上級官僚達は秘密裏に、とある機関との接触を開始。
その機関の名は"社会福祉法人 技能開発研究所"。
表向きには環境汚染に対して、より高度な反応を示すナノマシンの開発及び、それに対する情報共有を目的とした民間法人企業だが、正体は政府公認の秘密機関にして非合法な研究、人の道に反した禁忌を行う国家の闇を具現化したような狂気の組織。
監視社会の手前、表立っての行動に制約を掛けられている今、動けるのは先進技術の闇に隠れた裏の組織として福祉技研に密命が下される。
究極の畜生道とも言える、その作戦名は──
"EscapeGoat(エスケープゴート)"折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 16:12:43
238110文字
会話率:31%
2050年、日本の企業が「物の情報の可視化」することができるオーグメンティッド・リアリティ・コンタクトレンズ(ARCL)を開発した。
その後3年間でARCLは急速に普及し、総人類の約半数が使用するようになった。
開発成功の当初は全て
の情報を持っている媒体が存在し、その媒体を通じて全てのARCLに情報が送られていたが、改良されたことにより個々のARCLが独立し、情報の交換を行う事ができるようになった(管理媒体は存在する)。例えば、自機器が持っていない情報を持った他機器と向かい合う(目を合わせる)ことで他機器から新しい情報が送られるという事ができる。
生活に便利を極めた。
ARCLの主な機能は、見た物が「いつ」「どこで」「誰が」「どのように」作ったのかがわかること。または、ナビゲーションのように目的地への道筋が表示されることである。
ただ、もう一つの機能に問題があった。それは「人の情報」を見ることが出来る機能だ。
その人が嘘をついているかついていないかはもちろんのことだが、特定個人をみた他機器のARCLにはその人の行動記録が残っているので、整理をすればその人間の全てがわかる。
そこで、改良され、情報の意図的ブロックも可能となった。
これが2055年の出来事だ。
そして2058年、G20を始めとする多くの国がARCLの着用を16歳以上に義務するとした。
この話はその10年後の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-28 02:47:47
5948文字
会話率:29%
VRMMORPG「Brave Dust Online」、急速にプレイ人口を増やす通称ブレオン。このゲームには他のVRMMORPGにはない魅力があった!
きっかけはさておき、ブレオンにどハマリしたコンビニのおっさんこと、蒼馬将一。そんな冴えな
いおっさんがブレオンの中でトップを目指すことになった?
「ワールドファースト」と呼ばれる世界最高の栄誉を手にするまで、彼のVRMMORPGライフは続く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-16 16:33:10
136176文字
会話率:43%
___見極めよ。小鳥であったものは彼に出会い自我を知り愛を知る。
神の”眼”であった小鳥は、自分の心を押し殺して生きる青年に親しみを感じていた。何でもあり、また何でもなかった”御使い”である小鳥は、彼にリーゼという名前をもらったことで急速
に人間に近づいて行き……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-09 16:00:00
14894文字
会話率:36%
この小説はhttp://syosetu.com/にて2018/3/13 18:28より投稿を開始した
小説です。著作者は皆鈴(https://mypage.syosetu.com/1053678/)に属します。
紀元前430年、この時代の
日本は弥生時代のはずだが、この世界では訳が違っていた。
この時の日本は、既に産業革命を達成し、明治時代のような生活水準だったのだ。
それには理由があり、この国の最高指導者で、自らを天皇と名乗っているこの男、弓削和人は、
何と現代からこの時代にタイムスリップしてきた男子高校生だったのだ!
そう、彼は現代の知識とチート能力で急速に文明を発達させ、降臨より200年で日本を統一した。
彼が次に狙ったのは、世界だった・・・・・・
※この作品は前作「日本はリセットされたので、作り直します。」の続編です。
先にそちらを読むことをお勧めします。
※知識、時代考証などが不十分なのでご了承下さい。
※基本的に登場人物などは作者の都合で動いています。
※PC閲覧推奨です。
※作者Twitterリンクは各小説ページ下にあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 19:07:29
70012文字
会話率:15%
物語は砂吹き荒れる砂漠の国、アイリ王国から始まる。
乾燥地域・砂嵐などの被害と、その立地から国としての機能を失いつつあるアイリ王国。
そんな国に言い知れない不安を感じ、国を離れたいと思い始めた少女、リーテシア。
ある日「国興し」の話を聞
いたリーテシアは、何を思ったのか、自分で建国することを無謀にも考え始める。そんな折に出会う青年、ヒザキと共に「生まれて初めて持った目標」に向かって走り出す。
リーテシアとヒザキの建国。
最初は無謀なスタートに思えたが、新しい出会いと成長が彼女の物語を急速に彩っていく。
そして、その先に潜む世界を包む謎と危機に対面することとなる。
これは一人の少女の建国から始まる、テトラ・ワールド(四つに分かれし世界)を綴る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-22 17:49:20
994416文字
会話率:37%
自分の信じてきた世界を失い、学校一の嫌われ者まで落ちていった、一人の少年。
中学校に入学してから、1ヶ月程たったある日、少年は屋上で運命の出会いを果たす。少年は彼女のおかげで昔の自分を取り戻していく。
しかし、二人の運命は急速にねじ曲
がっていく。
剣に銃に爆弾。魔法に悪魔に神。友情に愛に裏切り。
様々な思惑や想い、運命が二人に牙をむく。
私は断言しよう。
これを読んだあなたの心は震えが止まらないと。
あなたはこの物語の持つ魔力にからめとられ、もう、抜け出すことはできないと。
刮目せよ。最悪で最高な奇跡の物語を!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 17:46:27
65036文字
会話率:36%
――フルダイブシステム。
それは21世紀半ば頃から急速に発達してきたVR技術であり、今なお革新的な進歩を遂げ続けている分野である。
そして遂に人類史上初、ヘルメット型まで小型化したフルダイブ装置《アイディール》が完成した。
これから語られる
のは、そんな革新的な進歩を遂げ続けているフルダイブシステム分野の1つ、VRMMORPG――《the mythical world online》に纏わる少年少女達の1つの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-03 21:00:00
51480文字
会話率:42%
オレは今日もブラック企業で働く10年選手のダメリーマン。
怒涛の年度末。昨日の原稿締切までが地獄だった。
ウエストサイズは広がる。頭髪は痩せ細る。額は広がる。そんな33歳独身。
寝て起きたら世界はそのカタチを変えていた。
○世界保健機
関(WHO)は1日、かみつき症―重症急性回虫型脳症(Severe Acute Ascaridida Encephalopathy)の感染が世界的に深刻な拡がりをみせていることをうけ、治療法が存在しないか不十分で、公衆衛生上のリスクがある最新の感染症リストに加えることを公表した。
▽これまで登録されていたのはエボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)など9種類で、かみつき症―SAAEが10種類目となる。WHOはこの治療法確立に向け緊急に研究開発を進める必要があるとしている。
(協同時事)
○日本政府はSAAE(かみつき症・重症急性回虫型脳症)の急速な国内での感染拡大を受け、原則として無期限の我が国への出入国を禁止する措置を講じることを発表した。
▽SAAEは空気による感染はせず、感染した唾液や血液が体内に混入すると高い確率で感染するといわれており、感染した人は意識を失ったのち自己抑制が効かず無意識のうちに他者への噛みつきなどの異常行動が見られる。
▽厚労省は「できるだけ不要不急の外出を控え、感染者を発見した場合も近づかず、冷静に対応すること」を呼び掛けている。
(産売新聞)
……
そう、人類の天敵の出現によって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-25 00:19:46
45599文字
会話率:25%
世界は惑星激突により滅びるはずだったが、急速的に科学が進化を遂げ人類は新たな地を求め宇宙に旅立っていく。
しかし全ての人類が飛び立った訳ではなく自らの意思で地球に残った人々もいた。
地球に残った悲観的で皮肉的な青年の平野優は新たな出会いとも
に変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-19 13:33:19
1724文字
会話率:18%
2XXX年にこの地球上のエネルギー資源の9割は急速な技術の進歩に追い付かずに使い切られ、各国の権力者や著名人、医者や優秀なエンジニア等は進歩した技術の一端であるテラフォーミングを行い火星を第二の地球へと改造、居住を開始し始めていた。
取り残
された中流階級以下の人々はかつてエネルギー問題を解決すると注目を集めていたものの人権問題により消滅したGreed energie Projectの残り香を頼りに戦争を巻き起こし始め、地球は事実上のディストピアと化した。
「Greed energy Project」かつて消費エネルギーの統計データからエネルギー枯渇を予見した科学者によって提案された人間の三大欲求をエネルギーとして変換し利用する計画。社会不適合者や犯罪者を活用出来ると権力者は期待していたが技術の進歩に比例して力を蓄え続けた人権団体「HARO」の妨害により計画は頓挫、試作段階の欲望変換器とその設計図だけが処分されずに政府管轄の倉庫に忘れ去られた。数年後に引き起こされる争いのキーとなると考える者は誰もいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 20:32:09
6007文字
会話率:53%
カンラ(核)の乱用による世界戦争の末、惑星の移住を余儀なくされた、生き残りのアジュラ帝国。新しい惑星上陸時に、カンラの所持は禁止され、ひとつ残らず没収されたはずだが、惑星の寿命が急速に短くなっていく。その原因は、どうやらカンラの使用によるも
ののようで……。皇子付きの軍人、ロイエール マイヤーを軸にして、物語は展開する。
そして、的たち、ソティラスとの接点とは?
ソティラス 、第二弾、乞うご期待!
*この作品は、エブリスタ、pixivにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-08 09:09:21
62903文字
会話率:48%
西暦2345年(惑星連合暦1054年)。地球人類が異星人と交流を持つようになりおよそ1世紀半が経過。地球は他の惑星文明に類を見ない急速な進歩を遂げ、宇宙社会で確固たる地位を築いていた。そして同時に、先進文明として宇宙社会で果たす役割も大き
くなっていた。地球人類にとって、まさに〈宇宙外交時代〉と呼ぶべき時代である。
日本国外務省、緊急・人道支援課課長の高村良一は、軍事国家ゾディアンから侵略を受けるレイウッド人を助けるため、惑星レイウッドに降り立ち、一人の少女と出会った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 17:25:59
28741文字
会話率:56%
科学技術の進歩により、誰でも超能力を
使えるようになった近未来。
法執行機関と犯罪者との戦いは
新たな局面を迎えていた。
超能力により多様化、複雑化する犯罪。
その対抗策として、各国政府は
超能力者によって構成される
治安維持部隊を設立する
。
その1人ジョン・レッドグレイヴは
超能力犯罪誕生の地であり、
一番の激戦区である
太平洋上に浮かぶ人工大陸
ラウンドテーブルに配属される。
急速に変化してゆく時代の中で
彼が目にするモノとは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 02:42:33
848文字
会話率:7%
時は2025年。そこはタイムマシンの理論が確立された世界だ。
AI研究者の父を持つ主人公 光真はある日自分と幼なじみの朱葉の記憶に齟齬が生じていることを知る。齟齬の原因を探ろうと行動するものの脳に大きなダメージが生じその原因は分からないまま
となる。だが次の日ある出来事をきっかけとして事態は急速に動き出す。
そして二人は知らず知らずのうちにタイムマシン開発の陰謀に巻き込まれていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-14 09:51:09
71457文字
会話率:47%
これは僕と彼女の物語
「東京都心に突如出現した巨大建造物は、巨大化の一途を辿っています!皆さん、近寄らないでください!」
ニュースキャスターは叫ぶ。
今日未明、東京都新宿に、突然変な建物が現れたとの話。
だが待って欲しい。TVに映され
たのは僕の家がある場所。
いや、あった場所。
僕は1人家の中で嗤う。
「ハハハ、すごいなぁ。これがダンジョンか。」
僕はダンジョンマスター。
そして、今急速に拡大しているこの建造物は、ダンジョン。
日常に現れた非日常。
全部僕がやったこと。
けど僕にもよくわからないんだ。
なんでこんなことが出来るのか。なんでこんなことになったのか。
僕は、死にたかっただけなんだ。
ただ、最後に願ってしまった。
「死ぬのであれば、彼女に殺されたい…。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-03 22:00:00
3214文字
会話率:20%