聖女候補生アンジェラは、聖教会所属の才色兼備の神の慈悲の体現者である。
だが、その麗しい見かけにだまされ、誰も気づかない。
彼女がただの武道バカであることに。(そして、もう一つ大きな秘密があることに)
アンジェラの不幸は、彼女の師事す
る世界最強の武道家が、たまたま聖女のひとりあったこと。
そして、聖女候補として見こまれてしまったことだった。おまけにその聖女は大変に腹黒であった。
・アンジェラ「師匠、強くなるにはどうしたらいいですか!?」
・聖女「ならば、聖女候補生になり、言動ともに女性らしさを極めなさい。女性こそしなやかさの象徴。それと、忍耐の心を養いなさい。あなたが一番好きな〝武〟の言葉を一切口にすることを禁じます。柔と忍耐を極めたとき、あなたは新たな武の境地にたどり着くでしょう」
・アンジェラ 「師匠、ご指導ありがとうございます! 感謝感激です……ぐすん」
感涙するアンジェラ。師匠の聖女が心の中で舌を出しているとも気づかずに。……アンジェラは、武術のこととなると判断能力が低下するあほの子であった。こうして彼女は、(武の)神や(武の)道という()内なしの脳筋ワードを連発し、武道を究めんとしているつもりで、聖女育成街道を突っ走るのだった。
アンジェラ「やるぞ!! 俺は……いや私は(武の)神に愛される人間になってみせる……みせますわ」
そう、そして、こいつは女でさえなかったのだ。
……この物語は、武の鬼たらんとした、一人の少年が、なぜか聖女の鑑として、人々の崇敬と感謝を一身に受けてしまい、頭を抱える女装男子な物語である。
そんなアンジェラの使命は、かつて非業の死を遂げ、凄まじい恨みとともに現世によみがえった十三人の拳鬼たちを討つこと。アンジェラはその鬼の拳と(えせ)聖女のほほえみで、彼らの魂を救済できるのか。無自覚にまわりを恋の病におとしながらの彼女(?)の冒険譚が幕をあける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-06 16:33:19
150686文字
会話率:24%
ノベルアッププラスの秋のマラソンイベント投稿作品です。
異世界ティルソリウスで語られる英雄譚、ハルハラ叙事詩。
漆黒の髪と瞳を持ち、全知全能の二つ名で呼ばれたアキト・ハルハラの語られなかった物語。
決して書かれない、同人誌即売会の帰りに
、酔って階段から転げ落ち、薄い本を抱えて非業の死を遂げたとかそんな話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 08:53:51
5000文字
会話率:31%
みんなは前世の記憶があったりする? 僕は前世どころかずっと昔から記憶があるんだ。とはいえ、それで面倒事に巻き込まれるのも嫌なので、いつも目立たないよう地味に人生を送っている。そんな僕の唯一の生き甲斐は、天界政府発案の新制度『Lv.化政策』に
よって始まった『魂のレベル上げ』をすること。記憶保持者で、しかも効率よく経験値を稼ぐことができる僕は、結構、高レベルだったりするんだけど、やっぱり行き着くとこまで行きたいんだよね。だから、相変わらず地味〜に人生を送りながら経験値を稼ぐ日々を送っていたんだけど、ある日、僕は予期せず非業の最期を迎えてしまったんだ。色々と心残りが無いわけじゃないけど、いつまでもクヨクヨなんかしていられない。さあ、高速転生だ! そう思って、いつものように転生課を訪れた僕は、いつもと違う職員の対応に何だか違和感を感じて……えっ! 転生させられないってどういうこと!? で、半ば強引に連れてこられた天界で、衝撃の事実を告げられて……ちょっと待って下さい! それってLv.は付きますか!?
◇◆◇ Lv.にこだわる主人公(ガッロル)が、Lv.獲得のために受けたお仕事を切っ掛けに、無自覚に色々とやらかしてしまう。そんなお話です。
◇◆◇ この作品はカクヨムにも掲載しています。
◇◆◇ 今はカクヨムを中心に活動しています。こちら(なろう)は、ほぼ空き家状態となっておりますので、反応は遅めです。悪しからず……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 15:33:56
302443文字
会話率:26%
都市伝説「牛の首」、この世でもっとも恐ろしい怪談、だけど誰もその内容を知らない。その真実を知っているという投書を受け取った、とある大学の「都市伝説研究サークル」。怪談の元になった石碑があるが、碑文を読んだら年内に死ぬらしい。
最後まで読むか
読まないか、どうか自己責任で決めてください。よろしくお願いします。
モデルにさせていただいた神様たち、どうかお許しください。
もし本当に非業の死を遂げておられたら、安らかにお眠りください。
*この作品は、家紋武範さまが主催された「牛の首企画」時に書かせていただいた詩を、碑文として再出しています。家紋様、執筆の機会をくださり、また今回、話を膨らませることにご快諾いただきありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-23 02:00:00
23342文字
会話率:35%
レダは、寒村に住む小さな女の子。優しい両親や村人たちに囲まれて、つつましくも幸せな日々を過ごしてきた彼女には、ある秘密がありました。実は、レダは魔女(自称)だったのです。ある日、そんなレダが魔女狩りに遭い、異端審問にかけられることに。判決は
有罪。あわれレダは衆人環視のなか、火刑に処され非業の死を……。
遂げませんでした。レダは本物の魔女(自称)なので、火炙りぐらいでは死なないようです。ここからレダの反撃開始。もはや誰もレダを止められません。王国、教会、騎士団、すべてを敵に回して、小さな魔女(自称)レダは、いかに戦い抜くのか? 立ちはだかるものすべて完膚なきまで叩きのめす最強幼女ハートフルボッコ・ファンタジー、ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 00:00:00
145533文字
会話率:30%
スキルランク絶対主義社会で排他されたNo.000もとい「天乃 纏」及びNo.074、「天乃 殲海」。
彼らが廃棄された場所は人権を与えられない政府極秘管理下のシェルターだった。
他者を蹴落としてでもたった一人の<家族>を守
るNo.000に、他のNo.からの不満は高まるばかり。
そんなときについに限界を感じたNo.000は脱獄を果たし、夢にまで見た理想の『日常』を手に入れる。
数ヶ月あまり続いた甘い甘い夢を打ち砕くのは、いつだって非常な現実だった。
弟、殲海の目の前で非業の死を遂げた纏。纏との心中を果たそうとする纏の前に現るは謎の【システム】。
その【システム】こそ彼を【魔王】へと導く始まりであった。
魔王へと誕生を果たした彼が渇望する<願い>とは…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 22:42:33
12283文字
会話率:15%
20年前、弟を守るため非業の死を遂げた魔法国家ハーデンベルギアの第一王子アイビー。
彼は死ぬ直前まで王家の呪いに悩まされ、多くの秘密と罪を1人背負っていた。
しかし、呪いの殺意の強さが結果としてアイビーを悪魔へと生まれ変わらせ、彼を第2の人
生(?)へと送り出した。
悪魔召喚で呼び出された場所は深い夜の森で、呼び出したはずの召喚者は影も形もない。何か再び面倒なことに巻き込まれている予感を感じはしたが、それ以上に波乱万丈な旅が彼を呼ぶ。
手違いから始まった契約ではあれど、息はぴったりな悪魔「雹華」と少女「蝶蘭」。彼らを取り巻く冒険と呪いの闇が、やがて国を巻き込む大騒動へと発展する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 22:39:37
64102文字
会話率:35%
貴族の娘、ハクメイ・ハードラックは幼少の頃から病弱だった。
しかも王国の第十二王子トゥエルスとの政略結婚が決まったせいで、学校では激しいいじめに遭っていた。
いじめを苦に自殺しようとしたところで、前世のOLの記憶が蘇る。
そしてこの世界が
大好きだった乙女ゲーの世界だったということを知るハクメイ。
ゲームでは、ハクメイは非業の死を遂げる薄幸の病弱令嬢であった。
幾多もの破滅の運命がハクメイを襲うが、前世で培った精神力で困難を乗り越える。
せっかくだからとゲーム内の推しに会ってみるが、そこから彼女の薄幸の運命は大きく変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 18:27:27
60003文字
会話率:31%
※暴力や虐待、DVなどに近い表現があります※
男爵令嬢のチェルシーは、第二王子のジェフと想い合う仲だった。
だが二人は引き裂かれ、望まぬ婚姻を強いられた後にチェルシーは非業の死を遂げる。
しかしチェルシーはあることがきっかけで、過去に戻
った。そして、誓った。
「すごく硬い令嬢」になろう、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-14 20:00:00
9740文字
会話率:26%
※完結確約。全22話で執筆済みです。ハッピーエンドです。毎日17時過ぎに更新です。
幼少期のトラウマから、嘘をつくのが極端に苦手になった侯爵令嬢ユリアナ。ある夜会の席で許嫁のヴォルフ王子に婚約破棄&冤罪&投獄のコンボを決
められてしまう。
ユリアナは歌姫に身を落としたあげく、生来の馬鹿正直さが祟って非業の死を遂げた…はずだった。
目が覚めると婚約破棄の場面に戻っていたユリアナは、ヴォルフ王子と対立している若き宰相エーリヒと契約結婚する事になる。二枚舌と悪名高いエーリヒと、馬鹿正直なユリアナ。正反対な2人だが、意外にもエーリヒは優しかった。嘘を駆使してユリアナを守ったり民衆に慕われたりするエーリヒ。
「もしかして、愛ゆえにつく嘘は罪にならないのでは?」
そう気づいたユリアナは、エーリヒと助け合って偶像(アイドル)を演じ、民衆に尽くすようになる。固い絆で結ばれていく2人。
しかし、ヴォルフ王子の更に背後から、ユリアナたちに魔の手が迫る。その上エーリヒには暗い過去があるようで……?
これは、嘘の結婚で結ばれた正反対の2人が、真実の愛を育んで幸せをつかむまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 18:02:00
56463文字
会話率:42%
【カクヨムコン8エンタメ総合部門(長編)中間選考突破作品】
──アイルトン・セナ──
F1史上最速との呼び声も高いレーサーながら、危険な走法で
「いつか事故るぞ」
と言われ続け、最期はまさにレース中の事故で非業の死を遂げた天才。
そ
のアイルトン・セナに喩えられるほどのスピード解決と
僅かな違和感から「こいつだ」とまるで決め打ちかのように行う
捜査手法が「いつか事故るぞ」と思われている様から、
『捜査一課のアイルトン・セナ』の異名を取った女、千中高千穂、階級は警部補。
お供の冴えない小男、松実士郎を引き連れて、
今日も彼女はあらゆる犯人たちのトリックを看破する。
バディもの倒叙ミステリー、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 18:27:40
217680文字
会話率:64%
前世三回は非業の死を遂げたシンシア。今世で前世三回分の記憶を思い出した時にはすでに極寒の地に幽閉されていた。
「……今世も詰みかしら」
諦めかけた瞬間、窓を割って血まみれの騎士が侵入してくる。
「えぇ……」
そこから、シンシアの生活はガラッ
と一転する―――。
無表情騎士×無気力美少女折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 22:16:21
85374文字
会話率:45%
平凡に生きていた松橋悠里はある日、動物を殺そうとしてる男からそれを助けようとして飼い猫と共に殺された。
それは神にとって不測の事態だったため、いくつかの願いを叶えてもらい異世界に転生する事になる。
復讐と救済にそれを使い、異世界で楽しく生き
るために旅立った。
その願いは地球にも影響を及ぼす事になる。
非業の死を迎えた事によって少し不安定になってしまった悠里だが、それでも共に生まれ変わった飼い猫と共に楽しく生きる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 14:49:02
148024文字
会話率:44%
鬼哭啾々
悲惨な死を遂げた死霊の泣き声が、恨めしげに響き渡る。
凄まじい気配が漂い迫りくる。
悲しい死を遂げた、非業の死を遂げた霊たちが何を伝えたいのか、霊能者を通して知ってもらいたい。
これは、事実なのか虚構なのか…
最終更新:2023-05-01 08:00:00
1929文字
会話率:39%
その日、全人類は有史以降、最大の緊張に包まれていた。
或る者は神に祈り、或る者はディスプレイに映し出される映像を見詰め、或る者は最後の晩餐を前にし、或る者は地下シェルターに避難し、或る者は市民としての仮面を脱ぎ捨て、或る者は職務に就い
ていた。
そして、審判の時を迎えた時、非業の運命に巻き込まれた者の物語が地球では無い地で始まる・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 08:05:27
60040文字
会話率:19%
愛する人のために非業の死を遂げた芋山五利男——ことキャサリン。
そんなキャサリンを見ていたく感動したらしい神が転生という力でキャサリンに与えた次の人生とは!?
愛と恋に突っ走る女装趣味の中年おっさんが美貌の王子に!
今度こそ幸せをその手に
掴むことはできるのか!?
※話の都合上、主人公が恋愛対象としているのは男ですが、書いている人はギャグのつもりで書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 20:33:30
17314文字
会話率:20%
アラン、もとい荒螺 零(アラニシ レイ)は、受験前に非業の死を遂げて『地下迷宮』なるダンジョンの存在する異世界へと転生させられた女子学生。転生の際に与えられたそれなりの能力を用いてそれなりの日々を送っていたところ、ふとあることに疑問を抱く。
地下迷宮には『迷宮商店』と銘打って、とある商人が探索者向けの商売を行っている。
だが、まるでロー〇ライクの補給用NPCが如く、どの階層でも同じ人物が迷宮商店を営んでいるのである。それでいて、該当の商人と迷宮外で出くわすこともなく、彼が迷宮外で商品の補充をしている様子も聞かないのだ。
アランの周囲にはその事に疑問を抱く者もおらず、迷宮商店の商人は地下迷宮の存在そのものと同様に『人知の及ばぬもの』として認識されているようである。
商人の正体への好奇心を捨てきれないアランは、やがて商人の行動を追うようになり……。
ひたすら主人公のアランが商人と絡むだけの、ほのぼのファンタジー(予定)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 21:58:31
10122文字
会話率:8%
幕末最強の剣士と謳われた無頼の剣士「仏生寺弥助」
非業の死を遂げたその魂は日本にとてもよく似た「ヒノモト帝国」へと生まれ変わった。
しかし生まれ変わったその世界は、竜の侵攻によって滅亡の危機に瀕していたのである。
いまだ科学とオカルトの混在
する世界で、対竜神具「女郎兼光」を手にした弥助は、ヒノモト帝国を救う英雄となることができるか。
新たな対竜神具を持つ女剣士、美しい女鍛冶師たちと手を取り合い、竜を敵に回しての英雄譚が今幕を挙げる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 11:57:07
120071文字
会話率:34%
かつて人々から【魔王】と呼ばれ、恐れられた男がいた。
亜人たちの長として君臨し、圧倒的な強さで敵軍を蹂躙してきた彼だが、ある時、勇者一行の卑劣な不意打ちにより非業の死を遂げる。
祖国に戻り、英雄として迎えられる勇者たち。
だが彼らは気づか
なかった。真に魔王の資質を秘めていたのは、息子の方であると言うことに。
目の前で父を惨殺されながらも、逃げることしかできなかった少年。
彼は誓う。世界最強となって、勇者たちに復讐すると。
しかし、彼はもう既に世界最強の力を手にしていた。
そうとも知らず、彼は冒険者としての道を歩み始めるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 01:00:00
22398文字
会話率:26%
「龍は宝珠に乞いし恋焦がれる」外伝
陽の龍・カサルア中心の過去編~その後の物語。彼女のその瞳はいつも、此処では無い何処かを見ていた。時折、遠くを見つめるその瞳に魅せられていた。何を想っているのだろうか?と・・・・・カサルアが唯一心を乱したイ
リスの心は非業の死を遂げた龍を想っていた。しかしカサルアの求愛に少しずつ心を開いたイリスはいつしか新たな恋を自覚した。だがそれと同時に宝珠としての絶望を感じて―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 23:10:42
49824文字
会話率:45%