なぁに、簡単な任務だったさ……
弾丸飛び交う戦場を駆け抜け、囚われのお姫様を救う……そんなけったいな話じゃねぇ。
帝国主義時代の負の遺産に振り回されて、未だ大国同士の思惑が重なる内戦が続いた某国で、下手すりゃ三度目の世界大戦《ドンパチ》が始
まるんじゃねぇかって、各国が冷や汗かく中、なんとか暫定政府と反政府組織《レジスタンス》の代表者による和平交渉がまとまった……そんな、朝飯食いながら見る新聞の国際面に載りそうな情勢《じだい》の話。
大した役割も果たさぬまま、激戦地から離れた安全区域で難民キャンプの連中と戯れていた国連の治安維持部隊もその任務を終え、そいつらの撤退《おひっこし》を支援するという、浪漫もドラマもないつまらん任務。
それが、あの日、国連直下の第54次治安維持部隊として派遣されていた日本統合軍特別派遣大隊第三補給小隊《オレたち》に預けられた最期の任務だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-16 08:25:14
2581文字
会話率:4%
帝国暦3861年、領土拡大を賭けたユークライン王国とバルクール帝国の戦争は、帝国側の勝利に終わる。
王国を滅ぼし、領土をさらに広げた帝国は、更に豊かさを増して行った。
帝都レヴナンは帝国一の巨大都市。帝国の中心部に位置する、活気
のある街だった。
しかし終戦から二年後、帝都レヴナンは突如平和な街から一変する。
平和な街に現れた巨大組織。巨大な街一つ支配する力を持った組織。
彼らは一夜にしてバルクールの王族の多くを殺し、僅かな生き残りを帝国の隅に追いやった。
その組織の名は、“グランドール・ファミリー”。
帝都は無法の街となる。平和とは無縁の、荒廃した街に。
帝国は街を取り戻そうと兵を送り込む。しかし彼らには歯が立たなかった。やがて帝国はその街を放棄する。
そこは“棄てられた街”と呼ばれるようになった。集まる人間は無法者ばかり。ますます街は荒れて、グランドールの勢力も拡大していく。
人は言う。そこは戦争の負の遺産であると。
憎しみから生まれた、哀しき街であると。
そんな街でも、人々は健気に生きている。
便利屋をしているネウロは、知り合いからレヴナンに行くように依頼を受ける。その街で生きる人々との出会いと、支配する者たちとの戦いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-07 14:32:32
53016文字
会話率:62%
神が作り出しし負の遺産。
彼らを作り出した創世主との戦い
主人公 馬場明彦は特殊能力を持っていたしかし彼はランクが低いためそのモンスターをうまく扱えない。
しかし彼はあることがきっかけで本当の力に目覚める!
最終更新:2018-03-26 20:40:27
994文字
会話率:24%
かつて魔女によって支配されていた世界は、魔女たち自身の覇権争いによって滅びた。世界の崩壊を生き延びた人類は、魔女の負の遺産である自動人形の脅威に晒されつつも、魔女の正の遺産である魔術の力によって、ゆっくりと生活圏を拡大させつつあった。依頼を
受けて自動人形を狩り、その報酬を得る『職業魔法使い』の一人であるドロシーは、ある日、巨大な自動人形が発見されたとの報を耳にし、一攫千金の野望を胸にその現場へと赴く。
異世界魔法バトルものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-25 09:41:47
12987文字
会話率:48%
人間は愚かにも自らが暮らす地球を下らない争いで破滅へと追いやった。だが多くの生物を死滅させた人間は図太く生き残り、技術を保有する企業が人々を導く新たな文明を築き上げた。
そんな地球で傭兵として活動していた2nd《セカンド》はある依頼を受
けた結果、奴隷商に捕まっていた幼い少女を救い、ひょんなことから彼女から新たな依頼を受ける事になってしまった。依頼内容は少女を彼女の故郷である日本列島へ送り届けること。
最初は少女のいる生活に戸惑いを覚えていたセカンドだったが、その日を境に孤独だった男は徐々に変わっていく。
毒舌気味のAI、我の強い人間達、負の遺産が残る地球で強かに争う大企業。
二人の旅路には生き残っている人間たちの思惑や傭兵として活動するが故のしがらみが絡み付き、常に血の流れる争い事が付きまとう。
それでも時には銃を握り、時には大型兵器を操りながらも、セカンドとセカンドに救われた少女は今日も暢気に笑いながら荒野となった世界を歩く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-26 18:00:00
249890文字
会話率:27%
貴族の住む街を取り囲む壁の裏側、そこにはどこまでも果てしなく続くスラム街があった。
そこに建てられた研究施設から、一人の少年が脱走した。少年は喧噪渦巻く貴族の街へ逃げ込むと、一人の女性に助けを求めた。稀代の武器商人と言われたクラウツ卿の孫娘
であるファミリア・クリスロード・ラ・クラウツ・ジェーンに。
彼女は融合児(ハロルド)と言われる50年前の戦争の負の遺産と共に暮らしていた。自らも武器であると称する彼女に導かれるまま、少年はかつて自分が捕らえられていた研究施設へ妹を助けに向かうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-03 16:30:29
76004文字
会話率:66%
遥か昔。人類史上最大規模ともいうべき国家間戦争が勃発する。通称「大破壊戦争」。
大国と呼ばれる先進国同士が核兵器やそれを上回る大量破壊兵器を用いて交戦。地上は大火に焼かれ灰燼となった。
この大戦に於いて明確な勝敗は存在せず、各々の国家は衰退
した後に解体。時がたつとともに各強豪国は自然消滅する形で大戦は終結することとなった。世界環境、生態系、世界人口が著しく減少。世界は大破壊戦争終結とともに引き起こされた文明崩壊によって終末を迎えていた。
さらに時は立ち、数百年後。大破壊戦争が過去の負の遺産となり久しい現在。人々は当時の遺産を頼りに何とか生活を続けていた。
主人公アレクとその相棒サンは、文明が崩壊した世界を徒歩で巡っている旅人。今日も今日とて、今夜の寝床を探して世界を放浪する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-21 17:59:36
35676文字
会話率:25%
法の名の下に、公的殺人が正当化される時代がやってくる!
これは国家が社会にそぐわぬ人の人権を奪って獣(ビースト)に落とし、
人が人を殺す事が、公に認められるようになった近未来の日本の物語です。
※ この小説はフィクションであり、実在の国、団
体・組織、個人とは関係ありません。
<「ビーストハンター」背景>
「ビーストハンター」は現代社会の諸々の問題が、何ら解決されずに未来に持ち越された世界を想定して描いています。
そこでは、依然、人種・民族・国家間の抗争が繰り返され、温暖化による異常気象や沿岸経済都市の水没が起きています。
世界の経済は大きく後退し、治安が悪化してゆく中で、各国は自国を守る為に保守化し、超右寄りの政策を取っています。
国連は、この混迷した世界を何とかする為の努力をしますが、各国の思惑が入り乱れてどうにもならない状況に陥ってます。
現代社会が積み残した負の遺産を引き摺りながら、それでも近未来の人々は、そんな世界で生きて行かなければなりません。
一介の素人小説が未来まで残るとは思えませんが、我々の子孫がこの小説を読んだらどんな感想を述べるでしょうか?
「こうなる事が分かってたんなら、何とかしてくれればよかったのに~!」と子孫に怒られるかも知れませんね(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-16 00:08:21
39133文字
会話率:30%
恋人とその浮気相手がラブホ代わりに使っていたのはわたしの部屋だった。液体まみれでデロデロになった布団を処分しようとしていたわたしに声をかけてきたのは、好みのタイプの隣人。でもこの男、何だか面倒な人のようで!?
猫かぶりアラサーレディと彼女を
『お嬢さん』と呼ぶ男の攻防戦、スタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-12 23:37:25
5602文字
会話率:56%
高校生の架宮珀亜は、ある日異世界に召喚された。そこでとある少女ミレアと出会い、石を探すのを手伝ってくれと頼まれた珀亜だったがある違和感に気付く。さらに開花する珀亜の能力とは──
最終更新:2016-09-05 18:36:12
10405文字
会話率:58%
産業革命以降、人類を悩ませ続けたエネルギー事情は、2086年に実用化された液体ビスマス高速原子炉により核燃料サイクルが確立し、理想的とも言えるエネルギーシステムの開発に成功したと考えられた。しかしながら山積した核のごみである高レベル廃棄物
地層処分の処理方法は始まったばかりであり、フィンランド・オンカローおよびスウェーデン、スイス、カナダで実施され、極東・アジア地域では研究が進んでいた日本でも北海道幌富市に、世界で第五番目の高レベル廃棄物処分場が建設されることになり、世界中の核廃棄物を処分する見通しがついた。しかし死者まで出ることになった住民の反対運動とその補償費用の大きさから、大規模建設物の負の遺産の痛みは計り知れない傷となった。
しかし、エネルギー問題が一段落したと考えられたのもつかの間だった。人類の次なる課題であった重力発生機構の開発は軌道に乗ったものの、開発に必要な超小型ブラックホール発生に伴う莫大な電力消費は、ウラン資源枯渇とも重なって、核燃料サイクルに負担を与えることになった。そこで、次世代エネルギーとして宇宙空間での核融合炉が計画され、必要なヘリウム3開拓のために、月に基地を設置する計画が、国際宇宙開発機構によって立案されていた。
日本では高レベル廃棄物の処分施設建設の貢献が認められ、2090年にロシアから千島列島が返還された。これに対し日本政府はウルップ島までを一般に開放したが、中千島、北千島の各島には、国が自然環境を保護するために管理用の人材を配置し、自然保護と高度先端技術の研究所設立の名目で立入禁止であった。およそ150年ぶりに日本復帰を果たした千島列島であったが、すでに水産資源や天然ガスは枯渇し、豊かな森林のみが残された島はひっそりと静まり返っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-12 18:00:00
205691文字
会話率:53%
起業当時は右肩上がりだった会社も10年もすれば資金繰りに四苦八苦するようになってしまった。
毎月、月末には決まってため息をついてしまう。
業績が良かったころの生活から抜け出せない彼が一大決心したこととは・・・・。
会社、家族そして愛人。
ダ
メ社長の心境の変化を中心に描くヒューマンドラマ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-04 09:23:00
5749文字
会話率:29%
2006年8月12日一冊の古い日記を見つけた事から始まった。現代、過去の新潟湊町を舞台に、繰り広げる、異次元歴史ロマン
朝霧家と小野田家の先祖達の負の遺産とは?、新潟湊町に起きた災害、封印されたものとは?そして、謎の集団の目的とは?
最終更新:2016-03-15 03:11:22
4954文字
会話率:5%
異世界から来た侵略者達によって変わってしまった地球。それはここ日本でも例外では無く、新しく地球人が目覚めた力で対抗手段である魔法剣士を育成する学校、国立魔法剣士育成学校も入学式を終えて本格的な日々が始まろうとしていた。課外演習中、主人公真助
は戦争の負の遺産を見つけてしまう。それから真助の周りが騒がしくなり始め……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-02 21:18:32
1919文字
会話率:29%
30年間続いた先の大戦。その大戦で使われた『兵器』は、とても惨たらしいものだった――――
大戦が終わってわずか2年。あたしこと胡桃は世界で一番大きな大陸に上陸! そこに来たのはただの旅行じゃなくて、小さい頃の親友を探すためなんだけど……
そのためにも世界特別なんとかかんとかっていう団体に所属して、先輩にいろいろ注意されて、美人な本部長にあったりとか、とかとか! うーむ……あれ、目的ズレてる?
しかも、あたしたちは大戦の「負の遺産そのもの」で、なかなか難しい状況にいるのです……。
大戦の中で生み出された特別な『兵器』をめぐっておこる、あたしの―――ううん、あたしたちの、大変な日々の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-28 21:13:24
123113文字
会話率:44%
かつて、強大な魔力を誇った一族は狂気の末に負の遺産を作り出した。
その末裔・セインはすべての清算をつけるため旅を続ける。
目的を果たすまでは脇目も振らず我が道をゆく。……時々は連れを労わってくれる、かも。
※R15と残酷描写は保険的に。
※2014.12.20本編(一応)完結。後日談を時々更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-21 10:00:00
343648文字
会話率:41%
時は新暦314年。
『旧世界』と呼ばれるハイテク文明が滅び、その生き残りが『旧世界』の負の遺産に怯えつつもなんとか渡り合って生きている時代。
しかし、どんな時代にも命知らずというのは一定数存在する。
旧世界で生産された凶暴な生物兵器や無
人機械兵、偏執的なセキュリティにイカれた人食いども。
そういった障害をものともせずに『旧世界』の廃墟を漁り、ハイテク機器や武器弾薬、食料や医療品を分捕ってくるイカれた奴ら。
人々は呆れと少々の尊敬を込めてこう呼ぶ。
探索者、と。
※この作品は年明け早々牡蠣にあたったり未曾有の腰痛を引き起こしたりした作者がついカッとなって投稿した作品です_(:3」∠)_(怨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-10 23:59:17
5329文字
会話率:30%
国土統一を果たした大国エディスタニアは、賢王の施政の元、栄華を極めていた。
しかしある日、リトルディア伯爵に謀反の疑いがかけられたことをきっかけに、罪無き若者たちは封印された国の負の遺産を巡る争いに巻き込まれていく。
最終更新:2014-12-16 22:25:44
70770文字
会話率:30%
重複投稿です。かつて『神』と呼ばれる存在との戦いが行われた世界。現在では『神』は殺されるも、『神』の残した負の遺産により要塞都市の纏まりでしか生活できないこの世界にあって、全ての都市における捜査権を世界政府によって与えられた魔導特捜官である
アリエルとその僕であるアザゼルは、魔女の安否が不明とされる都市を訪れた――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-31 20:59:19
128960文字
会話率:48%
伝説の英雄を両親にもつ少女メリルは、望んでもいないのに剣と魔法を教え込まれ、このままでは『最強の魔剣士』にさせられてしまうかもしれないと家を出て、小さいときから憧れていた『レストラン経営』という平凡な夢を叶えるべく、王都で平和に暮らしていた
。
ところが、メリルの働いている店に強盗が現れて、うっかり強盗をぶちのめしてしまったことから、メリルの望む平和な日常はどんどん離れ、それどころか、国を揺るがす大事件へと巻き込まれていってしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-17 08:51:56
165138文字
会話率:28%