世は乱れた、しかし暴力はすでに排除されていた。
そんな言論至上主義の世界を暗黒に染め上げる「弁舌竜王」を倒すため、
ひとりの勇者が丸腰で立ち上がった。
武器は舌先三寸のみ。
そしていよいよ最終舌戦の地、机上の空論城へと足を踏み入れる――。
※この作品はブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。
https://tmykinoue.hatenablog.com/entry/2020/05/27/191933折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-28 13:27:03
3585文字
会話率:28%
舞台は1990年初頭。冷戦末期の某連邦国家。
政治体制により、自由な発言権を奪われていたこの国に転機が訪れたのは今から約3年前の出来事。
硬直した政治体制を正す改革運動により、西側製映画の視聴が許され、言論の自由が約束された。
男
の名前はニコライ・ポクロフスキー。この国最大の発行部数を誇る新聞社、チスタター社で小説投稿コーナーの編集記者である。
入社当初の野心も消え失せ、結婚をし、平穏な日々を送っていたうだつの上がらない彼の元に、一人の男が訪ねて来る所から物語は始まる。
その男の要求とは、国威発揚の為の映画を製作しろという内容だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 12:00:00
27334文字
会話率:64%
日華事変中、国際都市・上海を舞台として日本と中国の間で繰り広げられた特務工作戦を、日中双方の史料をもとにして概ね史実に沿って描きます。
まず舞台となる「魔都」上海ですが、日本軍が占領したのは中国が管轄している地域に限られます。というの
も、市街中心地は、英国はじめ列強が支配している「共同租界」と、フランスが支配する「仏租界」であり、当時日本軍は占領することができませんでした。
上海租界は世界各国の利権が複雑に入り組む東亜経済の中心地であり、多くの中国政客もここに住んではいますが、情勢が複雑なだけに抜け穴も多く、実際の治安は幇会と呼ばれるヤクザが担い、各国のスパイ組織が深く根を張る、謀略と犯罪の総合商社でもありました。まさに魔都ですね。
戦争というものは最終的に政略によって決着をつけなければなりませんが、接触するのに便利な地がこの上海なら、それを阻止しようとするスパイ組織が最も活動しやすい場所も、この魔都でした。隣とは言え、外国人が下手に触ると火傷しそうですね(まあしたわけですが)、怖いですね。
この上海を舞台に、日本陸軍参謀本部の特務機関、上海憲兵隊、日本の傀儡・汪兆銘政権の特務機関「76号」、蒋介石政権の特務機関「軍統」「中統」や、幇会が入り乱れて活躍します。
当時の蒋介石政権の特務機関はプーチンもドン引きさせるレベルのやんちゃぶりで、日本側も元蒋介石側特務機関から人材を得て対抗し、この双方による暗殺、爆弾テロ、新聞社襲撃、美人局、拉致監禁、人質殺害……なんでもありの「特工戦」が、大都会上海を縦横無尽に荒らし回りながら繰り広げられます。
「スパイもの」ではありますが、なにせ「なんでもあり」な世界なため、殴り込みをかけたりもするので、全体的な雰囲気としては「007」や「陸軍中野学校」というよりも、「仁義なき戦い」に近いです。ひっそり忍んでクールに消す、というよりも、「おどれら、戴笠(蒋介石政権特務機関「軍統」の責任者)ゆうたらちびりやがって。あいつらの風下に立ってよ、せんずりかいて仁義で首くくっとれ言うんか、おう?中国に政府は二つも要りやせんのじゃ」という感覚ですね。
経済戦争も言論戦も、「論理」ではなく「物理」で戦う、「仁義なき戦争」がテーマとなっております。
https://youtu.be/mLd9YrZgziA
(イメージビデオ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 19:30:36
5798文字
会話率:34%
8月15日、この日に向かって反戦平和という宗教によって知性の欠片もない駄文が散見されることにムカついて書いた。反省などしない。
過ちを繰り返しませんとか寝言を宣う連中こそが戦争の原因だ。自分の頭で考えもしない無責任な連中が言論を支配するこ
とこそが過ちだと気付くべきだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 18:00:00
2240文字
会話率:0%
リケジョ集団が、ホームレス等社会的弱者を実験道具にして、光合成人間を作る話。人間のサガとして、有史以来連綿と続く同類への差別意識を短編化。
リケジョ集団は、甘言でホームレスたちを研究施設に誘い込み、小麦の遺伝子を組み込んで小麦人間を作成し、
新種の小麦として米国の穀物業者に売り込もうとするが、知らないうちに自分たちの体内にも小麦遺伝子が紛れ込み、小麦化が始まってしまった。
アウシュビッツや陸軍石井部隊など、人体実験は過去の話ではなく、今でも治験など常識的に行われている。学者の情熱と差別が重なったとき、ホームレスは動物におとしめられ、実験動物となった。ひと昔前まで「働かざる者食うべからず」が世間の常識だった。現在でもこの意識は心の片隅に常在菌のように残っていて、社会の体力が弱まったときに鎌首をもたげるのだ。現在インドでも、首相が票集めのためヒンドゥー以外の宗教を言論攻撃している。AIによって仕事を失う未来の人々は、政府や金持ちから厄介者扱いを受けるかもしれない。この作品は近未来において増加が予測されるホームレスと、科学の発展により神の手を与えられた科学者集団の恐ろしい関係を描いている。
この作品ははてなブログ、noteにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 18:00:00
19298文字
会話率:45%
ある国のとある1日。
最終更新:2019-06-02 19:09:30
1197文字
会話率:70%
左右関係無く考えて欲しい事です。
自由に発言が出来、左だ!右だ!と言える事。
綺麗な水を飲める事。
電気の下で過ごせる事。
空襲警報に怯えないで済む事。
私達はそんな環境を未来に残せるのでしょうか?
最終更新:2019-05-22 18:46:08
1449文字
会話率:5%
日韓関係は、無理して改善する必要なし。
最終更新:2019-05-17 23:32:12
821文字
会話率:8%
言論統制だか思想統制だが、彼は知ったことではない。己の思うがままに、込み上げるがままに筆を走らせる。
書き散らせ、吐き晒せ、
それが小説家、八坂士十の生き様。
最終更新:2019-03-17 16:58:47
10366文字
会話率:26%
人は死ねばどうなるのか?宗教ごとに異なる"あの世"の世界観について、小室直樹『宗教言論』等からのまとめ。
最終更新:2019-03-14 21:50:01
21619文字
会話率:6%
小室直樹『宗教言論』より、中国の儒教と官僚政治との関係と、科挙の弊害について。
最終更新:2018-10-17 23:10:05
5225文字
会話率:5%
■■■は、■■■■で、■■だった。
■■■?■■■■なのに■■■■■は■■■■■した。
■■■■■■■■■■である。 (検閲済)
最終更新:2019-02-14 00:23:50
628文字
会話率:57%
「いまの我が国の閉塞感は耐えがたい。誰もが言いたいことを自由に言える世の中であるべきだ」
キーワード:
最終更新:2019-02-13 07:11:13
536文字
会話率:62%
謝罪という名の攻撃。
名門・真実学園高校は生徒同士のトラブルを、大型娯楽化された学級会「真実の劇場」で決着する。カリスマ生徒会長が君臨する言論の聖地に暗躍するのは、屁理屈界のダークヒーロー・綾重十一(あやしげ じゅういち)。圧倒的不利な参加
者を勝利に導くと約束し、安全地帯から不適切な手段と不健全な毒舌を駆使して会場全体を混乱させ、主に自分の快楽を追求しながら、結果として勝利を拾う卑怯者の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 11:58:50
42436文字
会話率:50%
感想を書くのに資格なんかいらない!
言論弾圧断固反対!
果たしてそうでしょうか?
いいえ。違います。
感想を書くのに資格は必要です。
わたしがそう決めました。
わたしは神様です。
神様の言うことは絶対に正しいので従ってください。
最終更新:2019-01-22 12:51:20
2789文字
会話率:0%
機械の知的生命体が支配する惑星マシーヘル。ここではSNSがきっかけで世界大戦を引き起こしたことからSNSでアカウント凍結され次第、即死亡というルールが追加された。これはアカウント凍結のリーチがかかっている社会的弱者が起こす、通報合戦の活躍で
ある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-12 20:14:49
2065文字
会話率:24%
«言論規則統一法»。
人々の言葉や、思想そのものを厳しく検閲してしまう法律の遵守を強いられている国家で、様々な立場にある三人の人間の黒い意志が渦巻く。
言葉を抑圧する者。溢れ出す隷従。
言葉を整理する者。流れ行く屈辱。
言葉を表明する者。
崩れ去る隷従。
人が背負うべき不自由の導火線に、爆弾の如く火がつけられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-09 12:31:33
7142文字
会話率:26%
意図のない作品と意図のない批評の嵐
自由はこうして磨かれる
最終更新:2018-11-16 20:18:20
3077文字
会話率:0%
私がなろう世界に来てから1年が経ちました。
そんな私が、感想欄でのいろいろなやりとりを見て思ったことを、書きました。
感想を書く側の方。それは、本当に作者に伝えるべきことですか?
感想を貰う側の方。あなたのスタンスは、何ですか?
※この
エッセイは11/9の活動報告に上げたものを、寄せて頂いたコメントを元に加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-10 00:25:30
5450文字
会話率:20%
読心、言論誘導、etc...
フィクションの世界で「超能力」として天より与えられるそれらの力は、彼女にとっては「飯のタネ」の、現実的な、ありふれた力だった――
ミステリ未満、ファンタジー以外。
頭良い系女子の、日々のお仕事記録帖。
最終更新:2018-10-21 13:50:18
9835文字
会話率:37%
渋谷駅スクランブル交差点を取り囲むマルチ・ビジョンがビデオ・ジャックされた。
〝すべてのGは呪われよ!”
巨大なメッセージが交差点に集まった群衆を圧倒した。
同時に、ストリート・ライブ中だった戸田青葉が拉致された。
拉致を目撃した青
木蒼穹は、改造ママチャリで誘拐した車を追った。
蒼穹はニューヨーク仕込みの自転車便のメッセンジャーだった。実践的な護身術のクラヴマガを身に付けている。
疾走する蒼穹に、〝グロースター〟と名乗る人物から自転車便の依頼が入った。前籠に入れられた小箱を〝G〟に届ける依頼だった。
小箱には生きながら切断された女の指と、謎かけの言葉が書かれたメモ紙が入っていた。
次々と換わる依頼に従って、蒼穹は東京の言論統制に関する歴史を辿っていく。
随所で待ち構えた敵に行く手を阻まれながら、蒼穹は改造ママチャリで東京都心を疾駆した。
敵を倒し、勝ち進む蒼穹の姿は、〝走る女戦士〟としてネット上を賑わしていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-20 00:12:12
186374文字
会話率:24%