前世人間であったルナは最強の生物・竜(ドラゴン)に転生していた。竜として100年ほど生きた頃、死にかけた男を拾う。ルナは彼を“お世話”しようと思いついた。しかし竜の姿では手当てができず、仕方なく人間化。彼女は竜神の巫女を名乗り、せっせとお
世話をする。実は男は国を追われたジョン王子だった。
怪我も治り国へ戻ると言うジョンを見送り、ルナは暫しの間眠りにつく。4年後目覚めると、ジョンは見事国を取り戻し王となっていた。偶然その事を知ったルナは即位の式典に向かう。
代々の竜が溜め込んだ金銀財宝やチート能力を惜しみなく発揮し、ジョンを助るルナ。ただし一旦眠りにつくとなかなか目覚めない。会うたびに老けるジョン。すれ違ってるんだかなんだか、ジョン王の巫女へのの恋は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 13:12:18
30152文字
会話率:48%
奈津は小さな市だ。
人口は15万弱で、歴史的遺物も見つからず、これといった観光が存在するわけでもない。
列車の路線と路線を繋ぐ、乗り継ぎ地点の駅に商業施設があるのと、国道沿いの閑散とした土地を活用した大型ショッピングセンターがあるぐらい。
だからといって広大な田畑が広がるわけでなければ、見応えのある山景が拝めることもない。
都市と田舎の真ん中にある無個性な場所。それが奈津だ。
そんな奈津へと、両親の墓参りのために帰って来た祐樹。
祐樹と従弟の真人は一緒に墓参りにいくことになるのだが……
※この作品は、カクヨム様にも公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 21:51:35
6589文字
会話率:25%
初めての春、新しい学年が始まった。鮮やかな桜の花が風に揺れる中、校門前の交差点で何かが起こった。
振り返れば、一年生の中でも特に元気いっぱいな笑顔をしたあかりが、制服のスカートをはためかせながら自転車で登校してきていた。しかし、交差点に差
し掛かった瞬間、物音と共に恐ろしい事態が展開した。
近づいてきた車が突然のハンドル操作で制御を失い、交差点であかりに迫る。同じクラスのさくらは、その一瞬の出来事に目を疑った。まるで時間がゆっくりと流れるかのように、事故の瞬間が凍りついた。
あかりは自転車から飛び出し、地面に叩きつけられるように倒れた。さくらの目の前で、友達が突然の事故に巻き込まれ、その痛みと恐怖を味わっている瞬間だった。さくらの心臓は激しく鼓動し、声も出せずに立ちすくんでいた。
事故の衝撃はさくらの中に深く刻まれた。その一瞬、彼女は現実の糸を手繰り寄せることができないような無力感に襲われた。あかりとの笑い声や一緒に過ごした時間が、突然の事故によって封じ込められ、心の奥深くに沈んでいった。
あかりが運ばれる救急車を見送りながら、さくらは彼女の無事を祈りつつ、未知の感情が胸に芽生えるのを感じた。その日以来、交差点は彼女の記憶に深く刻まれ、あかりとの特別な瞬間を象徴する場所となった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 15:14:05
542文字
会話率:0%
魔王討伐の戦いを続ける勇者一行。最近苦戦することが多くなってきた。どうも様子がおかしいと思い調査すると、データキャラのような見た目をしたメガネをかけたボスが近くのダンジョンにいるという。早速討伐へ向かおうと言う勇者をパーティーメンバーは思い
込みではないかといさめる。しかし勇者は譲らない。メガネをかけているのはデータキャラで間違いないと。相談した結果、調査を続行することに。しかし情報屋に払うカネがない。どうすべきか悩んでいるとパーティメンバーは盗賊に転職して自分たちで調査するという。乗り気ではなかったが、結局その提案に乗ることにした勇者。盗賊に転職し調査に向かった仲間たちを見送り、ひとり残された彼はやることもないので今までの攻略情報をまとめて攻略本を作ることにしたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 07:39:27
7155文字
会話率:38%
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれ
ていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 21:16:20
26478文字
会話率:45%
元人間ながら“死神”である『相良秀太』改め『ソーラ』は死神となってからしばらくの間、地球上で死んだ魂が、現世と一体化した精魂が彷徨う世界__『精神世界』に抜けていくのを見送り、輪廻転生を助ける仕事をしていた。
しかし精神世界における異常災害
が原因で、同じく元人間で女子高生だった死神の『キルル』と共に異世界へ飛ばされてしまう。
魔法がわんさか飛び交う異世界にも、精神世界や輪廻転生の仕組みが存在することを知り、死神としてのプライドを持って生死の秩序を保とうと試みるが…
長年に渡る亜人種の迫害、戦争、人間の飢餓などによる精神世界の汚れ、はたまた魔法で魂が抜ける前に死体を消去してしまうというソーラにとっては邪教でしかない宗教の存在などが世界の秩序を乱していた。
恐怖によって死んだ魂は精神世界を汚す__ということで下手に人間は殺せないという枷をつけてはいるが、死神の圧倒的な力、信頼のおける眷属、知恵、裏工作を使って、ソーラたちや世界全体にとって都合の悪い国々や教会を、できる限り恐怖によらない方法で潰していくダークファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 12:01:57
22973文字
会話率:38%
「空を飛ぶ鳥を見て『ああっ、自由だ』って思ったんだ。だから……」
少年はただひたすらに空に憧れ、ガラクタの翼を携えて大地を蹴った。
「いつか、きっと、絶対ぜったい、僕の造ったこの翼で空を飛ぶんだ!」
少年の名はテテン。
御年十六
歳。身長体重ともに平均値よりやや低め。
職業、修理工。
頑固者の祖父と酒飲みの父とお調子者の弟と、男ばかりの四人暮らし。
友人少なめ、恋人無し。
趣味、ガラクタ集め。
夢、空を飛ぶこと。
周りの人から馬鹿と言われ、空想屋と言われ、掴み所が無いと言われて、
ついたあだ名が“空っぽ頭”
「草原を駆ける獣を見て『ああっ、生きている』って思った。だから……さ」
彼の者は大地の雄大さに焦がれ、自前の翼を折りたたみ、不器用に足を伸ばした。
「ただ見送り続けるだけの毎日。そんなモノに何の価値がある。大地を蹴って、俺は生を実感したいんだ」
彼の者の名はアザナミ。
境界に生きる者。
行き交う者達の案内人。
背中に翼を持つ浮遊人。
彼は退屈していた。
堂々巡りの毎日に。
どこまでも広がるだけの、何も無い“空”に……。
さぁ。物語を始めよう。
空を目指す少年と、大地に焦がれる彼の者と、境界を越える魔女の物語を。
彼等の交わる、その先の物語を……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 00:51:42
146658文字
会話率:36%
ブレイブと呼ばれる神の加護を持つ者のみがモンスターを倒せる世界。成人式でブレイブを授からなかったアイクは幼馴染二人からパーティー追放を言い渡される。王都へ旅立つ二人を見送りながらアイクは二人に追いつくと誓うも、アイクの旅路は最初から躓く。断
片的に思い出せる前世の記憶、そしてその記憶由来の不思議なカードで召喚出来る数々のクリーチャーとアイテムを使ってアイクの戦いが始まる。千年周期の終わりを告げる黄昏をアイクは大事な人々を守りながら生き残れるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 20:00:00
261842文字
会話率:60%
チーのこと。
茶白の地域猫なので便宜上チーと呼んでいます。
チーはコロナ禍で捨てられてしまっただろう猫さんです。
ボランティアさんによると若い成猫で捨てられた時点では去勢もされておらず、ボランティアさんのご厚意(自腹)で去勢手術され地域猫
になりました。
チーの縄張りは自宅のすぐ近くで、通勤経路の途中にあります。
緊急事態宣言解除後の昨年初夏に仕事で外出するようにり、会う度に鳴いて全身で必死にアピールして来たのがはじまりです。
そのうち出迎えと見送りをされるようになり、私は細やかな食事を用意するようになり、今では大切なお友達です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 02:15:34
328文字
会話率:0%
結婚式直前に婚約者にお金を持ち逃げされ、失意のうちに巻き込まれ事故で異世界転生をする。
異世界で今までにない優しさや温かさ、贅沢なものに囲まれ第二王女として何不自由ない生活を送ってきた。
しかし自国が戦争に負け、相手国の60過ぎの
王へ貢物として第13番目の王妃として嫁ぐことが決められてしまう。
そしてその王からの注文で、持ち物は小さな衣装ケース一つ、見送りも、侍女も護衛騎士も付けてもらえず馬車で嫁ぎ先へ。
サレ女の次は好色王の貢物?
冗談じゃない。絶対に嫌! そんなのの花嫁になるくらいなら、もう一度転生したいとばかりに、好色王と対峙する。
その時兵を連れた王太子が現れて――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 13:39:38
13122文字
会話率:36%
∀・)漫画「チェンソーマン」を読んで想った事を詩にしてみました。チェンソーマンのマキマさん、銀河鉄道999のメーテル、BLEACHの卯の花隊長、ルパン三世の峰不二子さんが好きな人は読まないでください。読まないでください。
最終更新:2023-04-30 23:00:00
500文字
会話率:0%
心を込めて僕の応援したいものを詩にしました。ハンカチご持参でお読みください――
最終更新:2023-02-12 22:00:00
823文字
会話率:0%
想いをこめて僕の好きなものを詩にしてみました。ハンカチご持参でお読みください。
最終更新:2023-02-12 10:00:00
865文字
会話率:5%
犬の獣人であるワッフルにとって、大好きな旦那さまである伯爵をお見送り&お迎えするのは大切なお役目。
中々帰ってこない旦那さまを待ち続けるワッフル。そんなある日……
ハッピーエンド作品です。作中の伯爵ウルフは狼獣人ではなく人族です。
猫
じゃらしさま主催の自主企画『獣人春の恋祭り』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 16:13:50
4806文字
会話率:43%
卒業式を終え、アプリコットの花が舞う中、私は隣国へ旅立ちます。見送りに来たのに、私を引き止めない第二王子! そんな彼などポイと捨てて、8時ちょうどの馬車に乗って、私は大人へと旅立ちます!
最終更新:2023-03-13 18:42:55
1158文字
会話率:27%
時は大正。満州の夕暮れの中、汽車は駅へと近づきつつある。ホームには露西亜へと向かう純兵と、それを見送りに来たしず子。林檎を通した2人の想いの行方は……。
最終更新:2023-02-26 04:43:58
4030文字
会話率:48%
亡くなった人のその後について描いております。
最終更新:2023-01-21 20:34:07
2727文字
会話率:29%
平山友一には 過去に結婚した女性が三人いた
友一の幸せを願っていた【朱里】
家族を愛し続けていた【伊吹】
正義と優しさを持ち合わせていた【歌乃】
時は違えど… それぞれ友一のことを愛していたはずなのに
彼が亡くなった後 その最期の姿を見
送りに来た元妻は一人も居なかった
『何故… 誰も祖父に会いに来てくれなかったのか』
自分の愛する祖父は 愛した人から見放されたてしまったのか…?
この事実に納得出来なかった18歳の孫娘は 一人… 愛の行方を捜す旅へと出掛けた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 16:51:57
25295文字
会話率:56%
商売に行き詰まった古物商の高井は、道端に佇む五百羅漢像に商売繁盛を祈願する。
供物としてそなえられた大量の売れ残りが奇跡と悲劇を巻き起こす。
最終更新:2022-12-27 22:15:43
928文字
会話率:41%
主人公は、小学三年生の春野りょうた。大の昆虫好きである彼は、母親に殺されそうになったゴキブリを助け、学校に連れて行くところから物語が始まります。給食の時間、こっそりゴキブリにエサをやろうとしたところを、クラスメイトに見つかって、大騒ぎに。担
任の片山ひとみ先生から強く叱られ、虫の気持ちになって反省文を書いてくるよう言い渡されます。
りょうたの幼馴染の夏川ケイは、りょうたを気遣い、陰に日向に、彼を励ます存在です。そんなケイのアドバイスと、助けたゴキブリの霊力を借り、りょうたは、ハンミョウ、アブラゼミ、チャバネゴキブリと、3つの昆虫の生を体験することになります。
最初に体験したハンミョウの生では、寄生蜂に、身体に卵を産み付けられて、成虫になれないまま、苦悶の中で生を終えます。しかし、最後の時、りょうたは、自分の身体を喰いつくした蜂の子たちの巣立ちを見送りながら、まるで自分が産み育てた子供の旅立ちに立ち会っているような、そんな不思議な感慨を得ます。
次のアブラゼミの生で、成虫になる夢を果たしたものの、ライバルゼミに、2度もチャンスを奪われて、恋を成就させられないまま燃え尽きていきます。
そして最後のチャバネゴキブリの生で、りょうたは、子、孫、ひ孫、やしゃごに、やしゃごの子のらいそん、その子のこんそんと、6世代の子孫に囲まれ、ビッグファザーとしての生を謳歌します。
テーマは、「生ききることの大切さ」。
自分に与えられた生。それが、どんなに辛く、悲しいものだとしても、決してあきらめ
ることなく、最後まで必死に生きる。そんな昆虫(りょうた)の、賢明な姿を通し、生きる勇気と感動を、少しでも子供たちに伝えれたらと、リアル寓話の形式を借りて書きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 09:23:19
24285文字
会話率:39%
愛犬を不慮の事故で喪った主人公・柚子(ゆづこ)は、ペットロスが長くつづいている。愛犬そっくりの仔犬を育て始めた夫との仲はぎくしゃくしている。
ある年の暮れ、柚子が仔犬と留守番していると、ふたりの女性が訪れる。ひとりは亡くなった愛犬の母犬を飼
っている幼なじみ、もうひとりは立ち退きが決まったアパートの大家だ。大家を見送り、幼なじみと仔犬が遊んでいる間に入浴した柚子が風呂から出ると、いつの間にか幼なじみは帰り、里帰りしていたはずの夫が帰宅していた。
夫は幼なじみとは顔を合わせていないと言う。心配して携帯に電話をすると、そもそも彼女は柚子のアパートを訪れていなかった。大家が持ってきてくれたはずの土産も見当たらない。
夢でも見たのだろうか。が、柚子はうたた寝した記憶がない。
柚子は、大家の姪と名乗った女性が、亡き愛犬と同じ色のコートを着ていたと思い出す。もしかして、亡くなった愛犬が会いに来てくれたのだろうか。そんなことがあるのだろうか。
だとすれば、幼なじみの姿を借りて会いに来たのは誰だろう。
もう一度会いたい。もう一度でいいから会いたい。
一度でいいから会いたかった。一目だけでも会いたかった。
そんな願いがかなえられた、年の瀬のギフトのような物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 20:21:31
15059文字
会話率:15%
月の綺麗な夜、猫が私を迎えに来た。「約束だ」そうだ、今度は私が見送る番だ。約束を思い出した私は、猫を見送るため、真夜中に海へ出かけた。
この話はpixivにも掲載しています。
最終更新:2022-10-20 20:00:00
2820文字
会話率:38%