ほのぼのなfantasy カボチャたちの行進にそれから‥
最終更新:2023-10-29 23:33:44
289文字
会話率:45%
昭和三〇年代川崎の武蔵小杉で生まれた、私立大学の文学部英文科2年生の洋太は、上野駅から夜行列車に乗り北陸へと一人旅に出る。はじめは孤独感に苛まれ、すぐに帰りたいという気持ちになるが、仕方なく旅を続ける。そして、その旅と並行する形で、毎日、日
が暮れるまで真っ黒になって遊んだ、昭和の伸び伸びとした幼少期の洋太の姿が描かれる。
洋太は、風呂もなくトイレも水道も共同の、古い木造の寮の八畳一間の部屋に、家族四人で暮らしている。まだ貧しかった日本でも、最下層の住宅と言えるような所だった。だがその一方で、野良犬の面倒をみたり、野球をしたり、メンコや駒をしたりすりして遊ぶ日々は、わくわくする毎日で変化に富んでいる。寮の仲間と銭湯に行くのも楽しい時間だった。
しかし、洋太の中学入学に合わせるかのように、寮は取り壊されることになり、住人は新築のトイレバスキッチンもある鉄筋のアパートに入居することになる。洋太は大喜びで引っ越していくが、しばらくすると、そのアパートが冷たいコンクリートの固まりのように思えてくる。そして、まだ取り壊されていない荒れ果てた無人の寮に度々行っては、トイレに座り込んで、涙を流す。生活も、少年時代から一変して、勉強のことを気にして、暗い無気力な毎日を過ごすようになる。
北陸での旅を続ける中、洋太は、これまでしたことのない経験、様々な人々との出会いを通して、普段の生活では全く考えなかった思いを抱くようになる。戦前戦中に青春時代を過ごした両親の人生にも思いを巡らし、深い感謝の気持ちが芽生えてくる。そして少年時代の感情に近い気持ちを取り戻していく。
私がこの小説で描いた、昭和30年代から50年代の日本は、歴史的にも世界的にも人々が最も幸せだった時代であったと確信している。私自身、自分ほど幸せで豊かな子供時代を過ごした人はいないと思っている。
私がこの小説を書いたのは、そのような時代の生の記録を残し、人々の記憶に残したいと思ったからだ。というよりも、それがその時代を生きた人間の使命であり義務であるという思いに突き動かされた、と言った方が良いだろう。なぜなら、そのことによって、あるべき社会・特に目指すべき子供社会の姿のヒントを示すことができると思っている。特に子供たちがスマホやゲームに溺れ、自殺する子供も増えている現状が少しでも良い方向に向かってくれればと願っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 21:00:00
74969文字
会話率:25%
とにかく行列に並ぶのが好きなコニッシュ爺さんのある一日。
最終更新:2023-10-22 18:00:00
1767文字
会話率:69%
そこ、本当に繁盛してますか?
最終更新:2023-10-15 11:05:28
4511文字
会話率:44%
時は大正、奉天会戦大勝利の提灯行列の夜の出来事でございます。
駆け出し野幇間である『アタシ』は、贔屓にしていただいている御隠居から、紀伊国坂にまつわる”のっぺらぼう”の怪談話を聞かされることに。
翌々日「のっぺらぼうの謎解きをする主
が居る」と御隠居を、一銭洋食の屋台に案内しようと連れ出しましたが、屋台は姿形もありません。
御隠居は「貉に化かされたんじゃないのかい?」と、化かされの慰労に『アタシ』に鰻を御馳走してくれることになりましたが、そのお座敷で『アタシ』はとんだ失敗をしてしまう事に……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 00:02:21
9905文字
会話率:38%
俺は何とも言えない時間というのが嫌いだ。
小学生の頃、遠足。集合時間は過ぎたが遅れている生徒がいたため
しばし、その場で待機。
そう、あの時間だ。待ち時間と言えばそうだが、ふざけていたら教師から怒声が飛ぶ。
自由はない。多少のお喋りは
許された気もするが移動は駄目。ただ座っている。
いや、何ならすでにこれも授業中だとかで静かにしていろと言われた気もする。
同じ待つでも、自分の意思で並んだり離れたりできる、ラーメン屋の行列とかと別の話だ。
今もそうだ。満員電車。この世の地獄の一つだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 10:00:00
3005文字
会話率:26%
人、人、人、人、人。
まるで地の果てまで・・・・・・いや、雲の大海の果てまで続いているのではないかと思わせる行列。
陽光色の空の下。休憩中もといサボり中の天使はその列をぼんやり眺めていた。
最終更新:2023-02-27 11:00:00
2134文字
会話率:12%
夜行列車で目的地に向かうクロウ達。ふと、隣に座る男の様子がおかしくなり……。
最終更新:2023-08-11 15:49:41
8646文字
会話率:47%
昔話の、娘が神へ嫁ぐ物語。 花嫁行列の最中、一柱の神が花嫁に囁く――お前、騙されてるぞ、と。 『百年に一度の祝花の花嫁 人の身でありながら 九十九の神を従えて 神へと嫁ぐ』 囃子歌に謡われる祝花の花嫁は、望んで神に嫁ぐのか。 一柱の神の、騙
されてるぞ、に対する花嫁の答えは。 これは、花嫁の恋の顛末と、神代の終焉の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 06:00:00
5117文字
会話率:8%
中世ヨーロッパ、コンスタンス姫は婚礼の日に盗賊たちに襲われた。持参金目当てに盗賊たちが待ち伏せしていたのだが、味方のはずの持参金を積んだ馬車の行列を護衛してきた兵士たちも略奪を始めた。助けに入った別の騎士団までもが持参金をめぐり、三つ巴にな
って戦い始めた。まだ教会にもたどり着いていないというのに肝心の花婿はどこにいったのか?育ての親である修道院長の大反対を振り切って結婚に踏み切ったのに何ということだろう?幸せになるにはどうすればいいのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 18:31:00
95902文字
会話率:47%
新月の闇夜を行く花嫁行列。恩ある商家のお嬢様桜蘭の身代わりに、花嫁を娶っては使い潰しているという良くない噂の金満家、耀源の元に嫁ぐ事になった雪花。雪花の身に不可解な出来事が次々と起こっていく。
【全4話 完結】
最終更新:2023-07-05 07:12:47
15650文字
会話率:46%
あずさは彼と別れた後厄払いのつもりで商店街の中にある赤い鳥居をくぐった。白い着物を着て狐面を着けた子供達が手に手に提灯を持って歩いている。あずさは子供達と一緒に神社の階段を上がる。何が待ち受けていかも知らずに……
最終更新:2023-07-03 01:00:00
5313文字
会話率:16%
凶悪犯護送中の刑事やバレー部の女子高生、別れが目前のカップル、売れない演歌歌手、正体不明の(たぶん)悪い奴が乗車する雪国行きの鈍行列車。列車がトンネルの中で停車し、灯りが消えたときチャンスとピンチが交錯して、収拾のつかないドラマが転がってい
く。その結末は…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 19:23:59
8638文字
会話率:64%
蟻の行列を追いかけていく。久しぶりに雨のあがったこの週末に、何処まで行ってしまおうか思いあぐねたままでいるのだ。
最終更新:2023-06-30 07:49:22
2090文字
会話率:20%
プレイングゲームKUSSIは発売から一時間で完売になるほどの売れ行きで発売当初世間はKUSSIの話題で持ちきりだった。発売日、勝助は行列の売り場に真っ先に行き、なんとかプレイングゲームKUSSIを手に入れることに成功した。そのゲームは想像を
超える再現度でSNSは大盛況。当然勝助もSNSの反響を見て心からKUSSI
を楽しもうとVRゴーグルをかぶった勝助だったが、大絶叫してしまった勝助であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 00:38:03
8051文字
会話率:89%
柴田は警視庁霊能警察局霊能課の刑事だった。柴田には霊能はなかったが、強い霊能をもつ有栖アリスとコンビを組み仕事をしていた。だがある時、アリスが失踪してしまう。柴田刑事は、民間の除霊事務所と連携して捜査を続けていたが、行列の出来るラーメン店に
通りかかった事をきっかけに、別の事件に巻き込まれて行くのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 10:00:00
73859文字
会話率:39%
冴島麗子と橋口かんなは除霊士見習いだった。同級生が殺された事件に関し、同じ学校の生徒から依頼が入り、二人は、ある生徒の行動を調べていく。調べていた生徒から話を聞き出すと、なんと犯人と思わしき人物と合わせてくれるというのだが、そこで待っていた
者は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 10:00:00
11968文字
会話率:38%
ハルバトス王国にはティアリスという名の王女がいた。
彼女は非運王女と呼ばれていた。
王女が街を歩けば石で転ぶ。
行列に並ぶと順番が回ってきたら完売してしまう。
とにかく運が悪かった。
……だが、幸いなことティアリスに
は頼れる騎士がついていた。
名をクロードという。
彼はスティッギー家の最優と呼ばれる天才であった。
クロードは古来より受け継がれし継承魔法と生まれ持っての先見の目「魔眼」を駆使し、王女の非運を退けていた。
クロードは時にティアリスの歩く先を魔眼で未来を見て起こりうる未来を変えるためにその元凶の石ころを取り除く。
購買の人気商品をディアリスに買ってもらうために継承魔法を駆使し影から暗躍した。
これもティアリス王女に平穏な学園生活を送ってもらうため奮闘する1人の影騎士の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 16:05:30
21552文字
会話率:17%
トラック転生をする羽目になったブラック企業会社員の鈴木は、異世界でギルド職員、ベルツ・リーとして職務に励んでした。
積みあがる書類、イベント会場の壁サークルのごとき行列。すり減る精神力と体力と生命力。
ギルドマスターの脱走未遂事件をきっかけ
にベルツは業務改革を始める。ペーパーレス化、キャッシュレス化、ギルドカードの多機能化などで少しでも仕事を減らそうと奮闘するが、脳筋冒険者たちからクレームが上がり始めたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-15 13:36:41
30925文字
会話率:54%
アラサーの女性主人公が飛び乗った夜行列車は、乗客が皆半裸だった。戸惑いと心細さの中で彼女が選んだ選択は? 徹夜明けに見た不思議な夢を元ネタにしています。電車の行き先、夢の中で浜松だったのですが、特に意味はないはずです。浜松には何の悪意ももっ
ておりません。わけのわからなさが純文学っぽいと思っただけで、これが文学だという意識はないです。たまには荒唐無稽に。3千字程度です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 04:51:30
3039文字
会話率:34%
梅雨の始まりを予感させる湿り気を帯びた冷たい夜の中を、米倉義信は歩いていた。慣れた道を、諦念を抱えて歩く義信は、その道上で鬼と出会う。 *カクヨムにも投稿
最終更新:2023-05-08 19:06:29
8608文字
会話率:24%
前に書いた召喚勇者のお話です。ハンバーグの作り方を探る攻防やら、ハンバーグ店の行列の話やらの長編版をそのうち書こうと思っています。とりあえずは予告編です。ざまあはいいね、リリンの生んだ文化の極みだよ、を書きたかったので先行投稿しました。本編
?さあいつになることやら(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 06:00:00
1410文字
会話率:42%