夏休みの自由研究に、日焼けや虫刺されを厭わず春山公園で調べ描き上げた薬草大図鑑は好評だったにも関わらず、ライバルの天気予報図に負けて銀賞に甘んじた真理は、思いもかけず自分の中にある負けず魂に気づく。その最中今度の劇はオーヘンリーの最後の一葉
に絡むものにしようと山岡女史に古い本を渡された。古臭い文字に悩まされつつ、これはと言うものをピックアップして台本は描きあがる。今年は運動会も学校対抗の競技大会も開かれるが、真理がリベンジに燃えていた詩の方のコンクールは取り止めになる。一方武志は沢口が推薦入学する高校に行くかどうか悩んでいたが、行かないことに決める。中間テストで男子に又負けてしまった真理はライバル(?)と共に今度の試験では男子等を蹴散らして、二人でトップを取ろうと約束する。2学期になって背も伸びて演技も増々上手くなった敦は卒業する武志の代わりに塾の送り迎えを遣っても良いかと申し出る。沢口は真理の声援を受け高校に行ってもレギュラーになってもっと頑張ると誓う。千鶴は家族の同意を得て、オリンピック強化選手に名乗りを上げる。健太も高校は推薦らしい。そんな中真理は男子に勝つべく初めて夜遅くまで勉強し始め、劇は劇でラストシーンで悩んでいたが、細工するよりも自然のままが一番と気づく。沢口と話した後会ったライバルは金鉱が有ったらその上で寝て暮らすと言うが、真理は彼女を叱咤激励する。試験が終わり真理はついにダントツの一位になったが、ライバルは3位のまま。みんなが騒ぐ中沢口は真理が1番になるのは分かっていたと言い、武志も気にしていない。劇は幕を開ける。松山君の歌の素晴らしさと、元気のいい3年の女子、それに見ほれるばかりの敦の演技。真理はその劇の一番大事なラストの所で思わず涙し声まで出してしまうが、ブラボーと言う声に助けられたと思った。聖夜の歌声で劇は終わる。
みんなで今年も神社に出かける事になり、今後の事に花を咲かせるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 15:29:39
46800文字
会話率:45%
心の醜い少女が自分の花を咲かせるために、アイドルになる話。
最終更新:2022-12-22 18:05:42
986文字
会話率:37%
大学に入学したばかりの少年、村上は犬の散歩の途中、高校時代のクラスメート、益田と偶然にも再会する。話に花を咲かせる二人だったが、やがてそれは村上が抱える恋心の話へと移ってゆく……
18歳、奥手の少年が抱える恋心を描いた短編です。
余談です
が、この話の登場人物の苗字は、全てプロ野球・近鉄バファローズに在籍した選手の苗字だったりします。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 01:54:30
6720文字
会話率:44%
出雲大社の御祭神、大国主神の仕事は、願いの種を蒔いて見届けること。それが花を咲かせるかどうかは当人次第であるが、今日も大国主神は人の子を見守っている。
最終更新:2022-12-04 17:57:33
840文字
会話率:0%
人間の魂に宿る本能〝性欲〟
その欲望が花を咲かせる思春期、彼はある計画を立てていた。
その名も〝ハーレム王計画〟
余りにもシンプルで子供じみた名前だが、彼には練りに練った作戦が用意されていた。
作戦を駆使しつつ学園生活を謳歌しようと
する主人公 三田(さんだ)渉(わたる)。彼の前に立ち塞がる様々な問題を乗り越え最後に手にする結末とは…
十人十色の生徒達を操る彼の高校生活お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 06:00:00
136194文字
会話率:47%
神聖ローマ皇帝フリードリヒ二世。
「王座上の最初の近代人」、あるいは「世界の驚異」。
国際色豊かなシチリアで育ち、イスラムの文明に憧憬を抱く彼は、異教徒の言葉であるアラビア語をも習得していた。
そして、エジプトアイユーブ朝スルタン・ア
ル=カーミルとも親しく文を交わし、ついにはイスラム教徒からキリスト教徒へのエルサレムの譲渡――無血十字軍という歴史上の奇跡の花を咲かせる。
しかし、美しき花は無残に手折られ、エルサレムは再びイスラム教徒の手に。そしてそれをきっかけに、第七回十字軍がエジプトに戦火を巻き起こす。
憎悪の連鎖の結末やいかに。
フリードリヒ二世がメインですが、彼と文通相手、およびその周辺の人間たちの群像劇です。そして最後は美味しいところをかっさらっていく奴が……(笑)。
ファ ンタジー要素なし。転 生もチ ートもありません。
フリードリヒ二世がアイユーブ朝スルタン達と手紙のやり取りをしていたのは史実ですが、手紙の具体的な内容については作者の創作が入っています。
(現物は残っていないのでしょうかね? もしどこかの博物館などに所蔵されているのなら、是非一目見てみたいものです。もちろんアラビア語は読めませんが……)
「秋の歴史2022」企画参加作品。小説初挑戦です。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 10:18:59
57607文字
会話率:32%
桜おばあさんの生まれた朝に植えられた桜は毎年の春に花を咲かせるご自慢の桜です。
最終更新:2022-10-08 20:59:41
1273文字
会話率:13%
女子大学生な天星 凜音(20)は駅に向かう途中、歩道を横3列で歩く高校生軍団(5人)に道を阻まれた。先を急ぎたい彼女と何も気づかず会話に花を咲かせる5人との闘い、その結末は──!
足下に浮かび上がった光り輝く魔法陣によって『勇者召喚』という
形で決着した!
気がつけば見知らぬ騎士やお偉いさん方に囲まれて、勇者召喚の経緯を語られる。
盛り上がる高校生達の円の外で、凜音は説明された通りにステータスを確認した。
「すてーたす」
するとそこには衝撃的な事実が記載されていた──
※少し前に導入だけ書いて短編で出した作品です。ほんの少しだけ先を書いたので連載版にて出そうかなと。亀足投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 16:36:17
5060文字
会話率:17%
BAR「ブロークンハート」には恋に破れた者が集まる。今宵も恋に破れた男と女が、自分の失恋話に花を咲かせる。
最終更新:2022-07-20 13:53:58
2086文字
会話率:66%
花を咲かせるは、季節と想い。
花を散らせるも、季節と忘却。
名もない花より哀しいのは、名を忘れられた花。
最終更新:2022-06-24 07:00:00
403文字
会話率:0%
君が花を咲かせるための、大地になれたら。
陽の目を浴びて、生きることの叶わぬ僕だけど。
最終更新:2021-11-24 18:35:37
325文字
会話率:0%
原因不明の病で人も動植物も死に絶える中、桜だけは綺麗に花を咲かせる世界で彼女は呟いた。死ぬんだったら今日みたいな日がいい、と。
最終更新:2022-06-19 23:00:42
3421文字
会話率:25%
髪は白く、目の色は左右で違うルルはいつも不安だった。自分はこの人と幸せになっていいのだろうか、と。悩むルルに、恋人マオは一つの答えとプレゼントを贈る。
最終更新:2012-03-20 10:00:00
3596文字
会話率:23%
あなたの言葉は
きっとその人の心の中に
種となっていて
それは、必ずどこかで芽吹くと
そう信じているよ
最終更新:2022-05-27 17:12:47
325文字
会話率:0%
綺麗な花を咲かせるのには、とにかく苦労の連続なのです。
最終更新:2022-05-27 00:15:16
200文字
会話率:0%
とある現実から逃げるために島を離れて進学した高校二年生「添崎転夜(そえさきてんや)」は、二年ぶりに、永遠に桜の花を咲かせる万華桜がある、万華島に夏休みの間だけ帰ってきたのだが、そこには信じられない夏休みの日々が始まろうとしていた。
最終更新:2022-05-24 08:22:19
4741文字
会話率:54%
花の魔女
その呼び名で誤解を受けるが、花のような優しい魔女、とか、花を咲かせる魔女、とかではない。花を喰って魔法を使う、ちょっと変わった魔女のことだ。
花の魔女フィオーレは王子から婚約破棄され、自由になれた、と喜んだのも束の間、北の砦へ
の赴任を命じられる。
これから冬を迎える北の砦に花は望めない。王子の最後の嫌がらせだ。
フィオーレは北へと向かう騎士アイセルの案内を受け、一路北の砦を目指した。
恋愛要素は副次的
全4話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 01:00:00
15218文字
会話率:22%
頭の上に突然、謎の芽が生えた女子高生。
初めは小さかった芽も、次第に成長する。
やがて花を咲かせる。
そして、それと同時に彼女の身にある出来事が巻き起こる。
彼女はどうなってしまうのか?
最終更新:2022-05-12 13:34:01
2987文字
会話率:15%
私は孤高の花ゲリラ。
道路の隙間などに種を植え付け、道行く人々を笑顔にする花屋さん。
そして私の使命はこの子に花を咲かせることなのだ。
だけど私は花屋さんのくせに花の育て方をよく知らない。
本当にこの時期で種まきは合っているのだろうか。
そ
んな疑問を抱きながらも毎日通い続けている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 19:00:00
3769文字
会話率:0%
ある過去を抱えている高校2年生 巫(かんなぎ)天音(あまね)は平凡な高校生活を送っていた
しかしある日不思議な夢を見る
夢の中で出会った人と心を通わせて彼の心の傷や苦しみについて考えてゆく天音
彼は夢の中で涙を流すとき、花を咲かせる
その不
思議な夢を見ること、人と心を通わせてゆくことを“遍く”といった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-18 06:20:20
71952文字
会話率:20%
時は平安。
やんごとなき身分を持つ、貴族の殿方や姫君らが恋に花を咲かせる日々を過ごしている。
その姫君である咲夜(さくや)は走っていた。釣り合わない、絶対結ばれない……と勘違いして、とある八重桜の木に助力を求めた。
自らが、その八重桜
の樹に舞を奉納する巫女ゆえに……樹に宿る神へ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 11:00:02
4241文字
会話率:34%
サンリク王の姪カルラは、遊びではない恋愛がしたい。
親友のセツゲン王女ナタシアと共に、男の品定めに花を咲かせる。
二人の恋愛は、一人の男を大王へとのし上げるのだ。
(エブリスタで連載していたものの改定版です)
最終更新:2021-12-30 17:00:00
11278文字
会話率:42%