獅童リンは不死の病に侵されていた。
『死んだら、検体にするか、冷凍保存して下さい』
その願いを両親は聞き入れ、彼の身体は永い時の中に封じ込められる。
彼の意識が戻った未来――世界は灰色の世界に変わっていた。
そこで彼が出会った一人の
少女。
彼女を救う――そのために彼の冒険は始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-14 17:00:00
19243文字
会話率:36%
部屋から出たことのない主人公は、楽しさも怒りも哀しさも楽しさも感じられないいつもと変わらない部屋でいつか、窓の外から見える『外の世界』に出れることを望みながら過ごしていた。気付いたころには、主人公の世界は色を失った灰色の世界になっており、何
度も読み返したお気に入りの物語『囚われた姫を助ける勇者の物語』に心惹かれる。
そして主人公は期待した。
『誰かが私を外の世界に連れ出してくれることを』
すると、開かれた窓の方からコンコンと音が鳴った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-25 17:23:46
31271文字
会話率:34%
部屋の隅に置かれた赤いテレキャスターは、彼が残していったものだ。まだバンドを始めて間がない頃に一緒に買いに行ったもので、ステージ映えするからと赤を選んだ。買った当時には黒いピックガードが備わっていたが、もっと目立ちたいからと言ってゴールドメ
ッキのものに交換してある。ほらって見せられた時には二人の顔が映っていて、二人だけが金色の世界に閉じ込められたみたいだった。そうであったら良かったのにと思った頃もあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 22:55:42
1069文字
会話率:12%
主体性が欠如している男は、気がつくと、灰色の世界にいた。
世界を旅して、蜘蛛の糸を掴む。
最終更新:2022-05-23 22:22:52
2011文字
会話率:0%
次の瞬間、そこは知らない世界だった。
何の前触れも無く、化け物が闊歩する灰色の世界へと飛ばされてしまった白夜イザナは、銀の脚を持つ少女と出会った事をキッカケに自分の中にある力に目覚めた。
しかし、元の世界に戻るための旅の途中でこの世界が元の
世界から僅か五ヶ月後の世界だと知らされ、この世界に連れてこられた真実を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 23:01:46
7135文字
会話率:33%
何年も売れない芸人を辞めることにした主人公が、人の紡ぐ温かみ、ストーリーに触れ、人生が変わって行く。
最終更新:2022-04-12 23:12:01
1594文字
会話率:19%
彼の名は霧島圭一。
初恋相手でもある最愛の妻を亡くして三十年が過ぎた頃、突然一人息子が孫を連れて来た。
三十年前、圭一の妻はその命と引き換えに、息子圭吾を遺して逝ったのだ。
これまで独りで息子を育て上げたが、それでも先立たれた
妻を想うと悔やんでいた。
どうして最愛の命を失ってまで子供をつくってしまったのか……。
だが、孫を抱く息子の嫁を初めて見た時、妻を亡くしてもかけがえのないモノを得られたんだと気付く。
これまでの想いを息子に告白した夜、目を覚ました圭一は独りセピア色の世界に立っていた。
そこで出会った赤い髪の少女。
彼女は時空を管理していると言い、圭一にその仕事を手伝わないかと提案される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 14:28:55
49138文字
会話率:34%
彼は霧島圭一、高校二年。
去年の四月、電車の中で一目惚れした女の子を毎朝見るだけの毎日だった。
それでも彼の心は満たされてはいたが、高二の夏休みになって会えない辛さに耐え切れず、いつもの電車へ独り乗っていた。
だが、気付くと辺
りは音も無いセピア色の世界。
そこに突然現れた、どことなく祖父に似たおじさん。
そのおじさんに叱られ、ヤバいと思った瞬間、辺りは一変した。
五十年も昔の世界に立っていたのだ。
途方に暮れた圭一だったが、そこにピンク色の髪をした少女を見つけた。
彼女によって再度セピア色の世界へ連れて行かれ、間もなく気が遠くなり倒れてしまう。
次に気が付いた時、何故かあれほど恋焦がれていた女の子が腕の中に居た。
女の子と最初に出逢った高一の春に、時が戻っていたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 10:20:30
13261文字
会話率:11%
どこにでもある平凡な家庭、退屈な日常、平和でありふれた人生に嫌気がさした少年は一人の乙女に出会う。彼女はそれまでの少年の瞳から見える灰色の世界を色鮮やかな万華鏡のような綺麗な世界へと文字通り変えてしまった。少年にとっては彼女が生きる意味で
あり、生きる目的でもあり、それ以外の事は心底どうでも良く思えた。
しかし、ある日そんな彼女が失踪する。探せども見つからない彼女の行方、苛立ちを募らせる彼に女神を自称する者からの誘いが来る。「こことは別の世界に君の探し人はいるかもしれない」と―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 00:00:00
476文字
会話率:0%
彼女は、ある日突然思い出した。ここが前世でプレイしたことのあるR18乙女ゲーム『きみと金色の世界で』だということに。
そして彼女は魔法士としての実力はあるが、攻撃魔法が使えない悪役令嬢のリーチェだ。
でも実はこのキャラには秘密があって、ハッ
ピーエンドではラスボスとなって散り、バッドエンドではモブ死する。
このルートはバッドエンドに向かっていると察した彼女は、バッドエンドで濡れ衣を着せられて殺される推しのハーベル王子と、親友で主人公のララをヤンデレ攻略対象から救おうと奔走する。
付与魔法や回復魔法といったサポート業務に徹してきたために王立学園魔法科で落ちこぼれ扱いされてきた彼女の、推しと自分を護る奮闘記。
◆極悪人顔のせいで誤解されがちな王子(学園騎士団長)✕ 実力はあるのにあまり評価されてこなかった不遇の魔法士(実は美少女)
※完結まで執筆済。
※毎日22時前後に、一話ずつ投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 21:00:00
91400文字
会話率:33%
ビロード色の世界から生まれる水の子キラリ。
水の子キラリが、ヒトの子として生まれかわるまでのしんどいけれど、ほっこりするお話です。
最終更新:2022-01-03 07:31:05
5399文字
会話率:17%
『白の館』と呼ばれる、ESP能力開発施設で暮らす子供たち――
彼らは14歳から15歳までの一年間を、その閉じられた世界で過ごす
どこを見渡しても白一色の世界で、ある日偶然足を踏み入れた秘密の場所は、リサにこれまで知らなかった新しい感情を芽
生えさせ――
忘れられない光景と共に、それに溶けこむような少年の姿が、目に焼きついて頭を離れない――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 20:00:00
6489文字
会話率:15%
私達は色の世界の住人である。
残酷にも無色透明は押し寄せてくることに抗えない。この世界で生き抜く事を共有しあえれば少しだけ楽になれるのではないだろうか。
最終更新:2021-11-26 00:48:14
2328文字
会話率:3%
時の中に忘れられてしまった真希は、今日も「夢の中」で、美しい日常を送ろうとしていた。
だが、何故か今日はいろいろと思い通りにいかない。
そして、気が付いたら辺り一面雪景色の世界に一人立っていた。
孤独と疲労の中、迫りくる化け物を倒し、次第
に強くなっていく日々。
その中で、真希は何を見つけることが出来るのだろのか・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 15:55:28
4253文字
会話率:9%
これは、悠太と麗奈が出会うまでの麗奈のお話。
最終更新:2021-10-20 08:30:05
4984文字
会話率:40%
高校3年生の黒澤智樹はクラスメートの早乙女憂華に恋心を抱いていた。
※この小説はフィクションです。
最終更新:2021-10-16 03:14:15
53190文字
会話率:36%
少女は、電車の中で目を覚ました。
自分の名前も、どこから来たのかも思い出せない。
彼女に襲いかかる金属でできた怪物たち。
その怪物を銃撃し、彼女の手を取った男は言う。「君を保護する」
ほとんどの人類が死に絶えた灰色の世界で、記憶のない少
女の物語がはじまる。
※この小説は個人ブログに掲載していたものです。(現在そちらは非公開です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 18:00:00
125840文字
会話率:26%
スノードームをご存知ですか?
手のひらにのる球形の透明な容器の中に、雪の降る景色の世界が作られたオモチャ、スノードーム。
不思議なスノードーム。
スノードームをのぞき込む思いは、人それぞれに、時それぞれにあるものですが、
そのスノ
ードームは、人それぞれに、時それぞれに、それを覗き込む人に不思議なお話しを語ってくれるのです。
毎日午前2時投稿予定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 02:00:00
77876文字
会話率:36%
ここは山に囲まれた緑溢れる小国、ディアローレン王国。この国には女神の使いと呼ばれる不思議な力を持つ少数民族がいた。毎日ぐうたらと自堕落に生きている十七歳の少年ラルバもその一人。
しかしある日彼は見知らぬ女に「女神の生まれ変わりの少女を助けて
ほしい」とお願いされる。
女神の生まれ変わりとされる少女、イリスは生まれてからずっと”外敵から守る”という名目のもと森の奥に軟禁状態にあったのだ。
彼は兄貴分のオニキス、そしてイリスの姉であるイデアと共にイリスの誘拐を企てるが、もっとも恐るべき脅威”黒の魔女”が彼らに迫りつつあった────
希望という名の光を求めてさまよう彼らの行き着く先は、白か黒か、あるいは……
女神と魔女、そして光と闇をめぐるはぐれ者達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 11:12:55
259844文字
会話率:48%
仕事で嫌な事があり、気分転換に入った名もないギャラリー。
そこに描かれていたのは、自分にしか見えない「世界」の絵。一見すると理解できない、しかしそれは確かに「彼ら」が見ている世界なのだ。
貴方には、世界はどんな景色に見えるのでしょうか。人に
理解されない苦しい世界?それとも、自分には見えなかった新しい世界?
この作品はエブリスタにも載せています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 08:11:37
4636文字
会話率:6%
その日
世界は灰色の灰と共に絶望を迎えた。
人々は『それ』を灰色の絶望と呼んだ。
突如世界に現れた『それ』は瞬く間に世界を蹂躙し
この世界の頂点に君臨した。
灰色の『それ』が現れると同時に世界各地に突如
現れた7人の赤子。
曰く、灰色の『それ』を打ち砕くモノ。
曰く、灰色の『それ』を喰らいしモノ。
曰く、灰色の『それ』を振り払うモノ。
曰く、灰色の『それ』を浄化するモノ。
曰く、灰色の『それ』を返還するモノ。
曰く、この灰色の世界に安寧を齎すモノ。
曰く、この灰色の世界を終わらせるモノ。
幾度となく繰り返されたこの世界で
大罪を背負うモノ達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 18:43:29
265文字
会話率:0%