むかしむかし。
諸国を旅する男が、とある道の脇にあった一軒の茶店に入った。
入り口近くの土間には、数人掛けの椅子と長机。
その奥には細いながらも長い廊下と、何枚ものふすま。その向こうから歓談する者たちの声が聞こえてくる。
とても町から外
れた場所にあるとは思えない、豪華な造り。
出される酒も料理も、思わず舌鼓を打ってしまうほどの絶品だったが、やがて奥の団体さんが帰る段になると空気が変わり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 21:00:00
3648文字
会話率:6%
渾身のエッセイ。テヘペロ
後書き。うすら寒い風が吹く。夢を傷を売り物にする薄汚い商人が下卑た笑みを浮かべてる。
心を売り渡した先に乾いたご馳走に舌鼓。
酔いが覚めてから出直しな。
最終更新:2020-05-17 07:21:28
1063文字
会話率:5%
アウトドアをこよなく愛するイズル(21)。本業の暗殺を請け負いつつ、その途中で相棒の少女フィネたんと一緒にのんびり大自然を満喫する。心優しい人々とどうしようもない悪人達との出会い。表と裏の顔を使い分けながら今日もキャンプ飯に舌鼓を打つ。コミ
カル系アウトドア暗殺物語が幕を開ける。
※カクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-04 19:00:00
97590文字
会話率:39%
やあ、おれは名もなき旅人。
今はシュデッタ王国トヴァイアス伯爵領のバリザードって町にきてる。ここにはある有名な店があってな……
それは宿つきレストランで料理はべらぼうに美味いんだが、有名なのは店の人間のほう。
かわいいウェイトレスにセクハ
ラすればウェイトレスがタコ殴り、部屋で騒げばホテルマンがタコ殴り、酔っ払って喧嘩すれば用心棒がタコ殴り……もちろん、客を、だぜ?
やたらめったら充実してるスイーツを物珍しさに注文したくせに残そうもんなら、悪魔の副店長がすっ飛んできてこっちは血祭りだ。
だけど一番恐ろしいのは、そいつらを束ねる店長とおれは見たね。
なんたってかつては裏社会の勢力蔓延る無法の町だったのを、たった四人の手勢を率いてあっという間に制圧しちまった悪魔たちの首魁だからな。
やつらは某国の精鋭騎士団だったとか、某亡国王家の生き残りとその家臣だとか、はたまた別大陸からやってきた未知の種族が人の皮をかぶって世界征服の拠点にしてるんだとか、色んな噂がある。
だけど、当たり前のマナーを守って普通に暮らす分にはまったくの無害だぜ?
だからおれは今日もここで酒を飲み、異国料理に舌鼓を打ち、珍しいスイーツを一口残さず平らげてこういうんだ。
「ご馳走さん! 今日も美味かったぜ!」
そう――ここは血塗れ乙女亭!
※この作品は『カクヨム』、『アルファポリス』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 20:00:00
305382文字
会話率:33%
“三度の飯よりもゴハンが好き”
森盛彩佳(シンセイ アヤカ)は今をときめく女子高生。
朝ごはんは大盛お替り、登校中はコンビニで買い食い、授業で早弁、お昼は購買ダッシュで数多のライバルを蹴散らし、学校帰りは総菜屋の出来立てコロッケを頬張り
、オシャレなパン屋でアルバイト! 賄いの焼き立てパンに舌鼓を打って美味しい夕ごはんで締めくくり。
休日は自宅で料理を振舞う彼女の夢は、美食家兼料理人!
そんな “食べる事” に青春を費やすアヤカはいつものように授業中、こっそりと早弁を楽しんでいたところ……教室が謎の箱に包まれ、気付いたら見慣れぬ場所に立っていた。
死霊魔物 “スケルトン” として。
食いしん坊のアヤカが、何も食べることの出来ない最弱級モンスター、スケルトンになってしまったという絶望から、「美味しいゴハンが食べたい!」という欲求一本で突き進む!
これは、後に “暴食の覇者” “天魔を統べる者” “歩く神災” などと物騒な呼び名を世界に轟かす最強の存在へと成り上がる腹ペコガールの、腹ペコ物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 17:19:37
157717文字
会話率:15%
俺はリヒター。至って普通の冒険者、だった。
ある時、死にかけのSランク冒険者の命を救った。その冒険者は天使すら霞むほどに美しくて、だから、お礼といって同棲を申しだされたときは天にも昇るほど嬉しかった。ああ、嬉しかったさ。
その冒
険者が男の娘だと知るまではな! しかも時々、尻に視線を感じるんだ!
まあ、それ以降、俺は彼と同棲……いや、彼に養われているってわけだ。
そして今日もまた、彼の美味しい料理に舌鼓をうち、彼と一進一退の攻防を繰り広げていた。そんな時――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-17 18:31:39
9386文字
会話率:39%
二十六歳、三鷹ナツキは週に一度買う宝くじが唯一の楽しみという寂しい社畜であった。
退屈な日常にひとつまみのスパイスを、ただそれだけのつもりだったのに……
「一等、10億円……っ?!」
まさかまさかの超々高額当選、突然10億の大金を手に
入れた彼の人生は一転。
会社を辞め、アパートを引き払い、ペットの吉蔵(タコ)とともに旅へ出ようと決意する。
しかしそんな彼の前に現れたのは人生に絶望したJKで……
「――5億でその子、買いたいんだけども」
かくして助手席にJKを乗せ、車は走り出す。
ご当地グルメに舌鼓を打ち、温泉で疲れを癒し、時にはスーパーで日用品を買い足したりもする。
行先未定の寄り道ばかり、着の身着のままほのぼの続く二人と一匹の甘いロードムービー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-21 16:25:05
21381文字
会話率:42%
六本木に暮らす僕。
そして、恋人(と呼んで差し支えないと思う)のメテム。
僕たちは、景観の良い街を散策し、美味しいものには舌鼓を打つ、気軽な日々を過ごしている。
この何気ない日常が、たまらなく、とても、好きだ。
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これは純文学です。
なろうの方にはあまり見覚えのあるジャンルではありませんが、どうぞ温かい目で見守って、読んで頂けると嬉しいです。
作者も初めてのジャンルですが、前々から挑戦したかったジャンルでもありますので、楽しみながら書いております!
ただ更新頻度は低めです。
頑張って月一回、といったところでしょうか。
そういった意味でも末永くお付き合いいただけると助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-22 22:50:02
29991文字
会話率:37%
春爛漫、大型連休も近づいて来ましたね。行楽の行き先は魔王城へどうぞ。
サイアークの樹海でキャンプをして魔物狩り、その後は温泉で疲れを癒していただけます。名物ドラゴンステーキに舌鼓を打つもよし、もちろん狩った魔物をその場で捌いて召し上がること
もできます。魔物がドロップしたお宝は冒険者ギルドで買い取りしてもらえば思わぬ臨時収入!
樹海で一泊していよいよ魔王城へ!各階には趣向を凝らしたアトラクションがお客様を待ち受けます。罠だらけのトラップルーム、砂漠、海などなど。階層ごとに仕様が違います。
火を吹く石像、動く鎧、リビングデッド、シーサーペントなどの魔物から、履いたが最後死ぬまで踊り続ける靴、進むごとに重くなる鎧、斬るたびに文句を言ってくる剣などの呪われたアイテムも満載!
そして最上階、魔王の間には勇者によって封印されし魔王が皆様をお出迎え!勇者の剣に刺し貫かれた魔王はまさに圧巻のひと言です!
地下闘技場(*)では各種魔物(*2)との力試しが体験できます。(* Eランク以上の冒険者のみ)(*2 ドロップはありません)
お土産にはどこに行っても必ず置いてある勇者の聖剣キーホルダーはいかがでしょう。これはここが発祥の地で、まさに元祖!八部衆まんじゅうや三鬼神コブレットも人気です!魔王の血潮ワインはここでしか購入できない限定品!
お子様やパーティのレベルアップに、闘技場での力試しに、もちろん温泉を楽しむだけでも!
ぜひ魔王城へお越しください!
(樹海都市フェードルフ観光ガイドより)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-07 07:00:00
14950文字
会話率:75%
様々な食べ物が好きな人たちが、好物に舌鼓を打ちながら誰かと出合う短編集です。
それぞれの話は独立しています。
最終更新:2018-09-04 23:43:57
3395文字
会話率:49%
この世界には大海により隔たれた大陸が三つあった。
ひとつは、日々、モンスターの侵攻におびえながらも必死にニンゲンたちが戦い続ける、世界の西の辺境:ポルト=ペイン。
ひとつは、いくつもの騎馬民族たちが、やせ細る土地から逃げ出し、豊穣の
地を奪うために戦い続ける、世界の東の大陸:モンドラ。
そして、最後のひとつは、この世界の全てが産まれ、やがて、そこに帰すると云われる、世界の中心:ヒノモトノ国。
その三つの大陸は凶悪なモンスターが野をうろつき回る世界であった。モンスターと闘うために冒険者たちは剣を手に取りと魔法を駆使していく。そして冒険者たちが日々の暮らしのために、冒険者ギルドへ足を運び、クエストを受注する。いつか一流の冒険者になれればと夢見た者たちの物語(予定)だった。
だが、世界の中心たるヒノモトノ国は、長い年月が過ぎる間に、その東半分をモンスターが支配する土地【根の国】へと生まれ変わってしまっていた。
神帝歴651年。この年、ついに世界の全てを終焉へと導く存在である【千切れの魔女】がヒノモトノ国に降臨する。
世界を滅ぼさせないために、あるひとりの男が立ち上がる。その男は【千切れの魔女】と呼ばれるようになった女性のかつての父親であり、同時に師匠であった。
運命に導かれ、宿命に抗うために、【千切れの魔女】と縁深きモノたちは闘う。
かつて、共に過ごした幸せの時間を取り戻すため。
かつて、共に食卓を囲み、肉じゃがに舌鼓を打っていた、あの時間を取り戻すため。
男は叫ぶ。【千切れず契れ!】。その言葉が家族の絆を取り戻すと信じて叫ぶ!
ももち ちくわがお送りする、剣と魔法と苦い青春が溢れる【灰色☆ファンタジー】 ここに開幕!
【カクヨム】でもだいたい同じモノを投稿中。激甘評価・感想、レビューなどなどお待ちしています(*'▽')
【ご連絡】
2018/07/24。最初から最新話までの追記、誤字脱字の修正を完了しました(*'▽')折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-30 20:45:54
501972文字
会話率:66%
寿司を眺めて酒を飲む。
いや、肴に明け暮れようぞ。
大人の嗜み。
淡泊な白身魚も良し、濃厚な味わいの鰻もよし。
是非、美味い夜に舌鼓を打ちましょう♪
最終更新:2018-03-14 00:00:00
781文字
会話率:100%
――満月が煌々と輝く夜は、異世界と異世界を繋ぐ扉が現れる。
聖女召喚に巻き込まれ、異世界に召喚されてしまった茜は、「おねえちゃんのご飯じゃないと嫌!」という妹の我儘によって、異世界で料理を作りながら、偶にお酒を異世界人や人外と飲み交わしつ
つ、のんびり過ごしていた。
けれどある日突然、庭に見知らぬ不思議な扉が現れて、状況が一変する。
その扉を潜ってやってくるのは、眼鏡を掛けたのほほんマイペースな乙男(オトメン)、悠利。そして、トレジャーハンター育成機関真紅の山猫(スカーレット・リンクス)に所属する愉快な仲間たち。
そんな彼らを茜が美味しいご飯でおもてなし!
ときには悠利のマイペースっぷりに振り回されたり、大人組と一緒に美味しいお酒を飲んだり、妖精人外精霊と一緒に、怪しい宴会を開いたり!? ……月が満月になるたび、大騒ぎで大変です!
「異世界おもてなしご飯〜巻き込まれおさんどんライフ〜」著・忍丸https://ncode.syosetu.com/n6332dr/
「最強の鑑定士って誰のこと?〜満腹ごはんで異世界生活〜」著・港瀬つかさhttps://ncode.syosetu.com/n7216dr/
ふたつの作品がクロスオーバー。
今宵も、まんまるお月さまの下で、美味しいご飯に舌鼓!
*不定期更新です。 *港瀬先生の方でも、〜最強の鑑定士サイド〜としてクロスオーバー作品を連載中。
https://ncode.syosetu.com/n6555em/
異世界満腹おもてなしご飯〜最強の鑑定士サイド〜
同じ作品のクロスオーバーですが、平行世界の作品になりますので、共通設定はありますが内容に関連性はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-05 19:00:38
19271文字
会話率:43%
プログルブオンラインという完全体感型VRMMORPGの中で、喫茶店を経営する人工知能の少女【マナ】。
その喫茶店には様々なプレイヤーが客として訪れ、マナに人生相談や恋愛相談をしつつ彼女の料理に舌鼓を打つ。
冒険やバトルの無い、ほのぼの喫茶
店ストーリー。
この作品はアルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-06 21:00:00
115046文字
会話率:38%
休暇で久々に訪れた辺境の星。行きつけだった店は、まだ営業をしている。店主に挨拶をし、名物のビールに舌鼓を打っていると、かつての戦友ともいうべき奴らが声をかけてきた。再開を喜び「あとでゆっくり飲もうぜ。」と去っていく背中を見送りながら、ふっと
自分の置かれている境遇に溜息が出た。そこに現れたかつての英雄。彼を相手に愚痴をこぼしていると、今度は別の…。入れ替わり立ち代り現れる彼らは、現実であったりイリュージョンであったりとさまざま。話が尽きようかとするとき、警備兵に外に連れ出され、銃で撃たれた。こんなところで俺は終わるのか・・・薄れていく意識の中、誰かが呼んだ気がした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-25 00:00:00
8849文字
会話率:70%
剣と魔法と時々銃
神々によって造られた世界で、仲間とともに果てない冒険をする。
これは友情の話。はたまた、うら若き少年少女の恋慕の話。
従魔師の少年とその相棒の魔物、二人は冒険者として、強敵を打ち倒し、世界の歴史に触れ、困っている人を助
け、各地の料理に舌鼓をうつ。
愉快な仲間達と、大切な家族。
前世で想いを残し、その命を散らした。せっかくの二度目の命、後悔だけはしないように。
マイペースに旅をして、ときどき真剣に、終わってみたらみんな笑顔。
彼らの旅は、まだ始まったばかり。
8月31日からストーリーの大幅な修正を行っています、今後のストーリーへ繋がる部分が多くありますので、お手数ですが、既に読まれているかたは、一から読み直す必要があります。
一通りの改編を行ったのち、変更箇所を一覧にして掲載する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-01 13:00:00
70123文字
会話率:13%
暴君に殺された令嬢は、死の直前に鴉に憑依しておまけの命を得たものの、腐ったものが食べられずに餓死寸前の憂き目に遭う。それを拾った黒髪の娘は、暴君の圧政を終わらせ王位継承をつつがなく行うために働く、旧き女神の神子の片割れだった。
方向音痴の主
人公が右往左往しながら地道に国中を巡って下準備する過程で少しずつ仲間を増やしていったり美味しいお菓子に舌鼓を打ったりするお話。
「魔女の遍歴」の外伝に当たりますが、単独でお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-20 07:00:00
1662229文字
会話率:52%
架谷美由希は恋人の田中彰と9月の新潟発会津若松行き『SLばんえつ物語』号に乗り、会津へと発つ。
SLに揺られ、『フルーティアふくしま』では黄金桃の生菓子に舌鼓。
2日目は鶴ヶ城や飯盛山にも立ち寄り、SLのグリーン車で新潟へ。
【初掲載:P
ixiv】
「会津への旅(仮)」/「越後浪人」の小説 [pixiv]
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7858407折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-19 10:24:36
12560文字
会話率:55%
サボテン、飛行機、二人羽織。
最終更新:2017-06-24 06:00:00
647文字
会話率:0%
料理上手な彼氏を持つ椿は今日も彼の料理に舌鼓をうつ。
そんな椿を見つめる彼はとても優しい微笑を浮かべ・・・
最終更新:2016-12-31 00:41:47
2103文字
会話率:44%