ーー私の嘘吐き症候群は何としても隠さないと。
菊城忍は人の心の声が聞こえてしまういわゆる共感覚を持って生まれたが、ある出来事がきっかけで心を閉ざし誰の心の声も聞かないようにしていた。
しかし聞かないようにしているのに不思議と心の声が聞こえ
る女子生徒、梅花と出会い、彼女の秘密である『嘘吐き症候群』のことを知ってしまう。
これは、心の声が聞こえる忍と嘘をついてしまう梅花がお互い支え合い、秘密やトラウマなどを乗り越えていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 21:36:28
101477文字
会話率:47%
とある少年『アケア』は、ギフトを受ける儀式にて【スライムテイム】を授かる。
だが、不遇とされるテイマー系の上、最弱のスライムの名が入ったギフトなど大外れだと言われた。
結果、父からは勘当され、魔境の森という超危険地帯に送り出されることになる
。
しかし、誰もこのギフトの真価を知らなかった。
通常は三匹までしかテイムできないテイマー系だが、アケアはスライムに限っては無限にテイムすることができたのだ。
『最弱も積もれば戦力となる』
そう確信したアケアは、色んなスライムをテイムしていく。
テイマーの特性上、従魔の力や魔法は主にも還元されるため、アケアは青天井に強くなってなっていった。
そうして、やがて魔境の森で最強になったアケアは、様々な地で活躍の機会を得る。
あまりに万能すぎる働きに驚かれるが、決まってアケアはこう答える。
「ただのテイマーです」
対して、人々の反応も決まっていた。
「「「なわけあるかーーー!」」」
そんなツッコミの声が、今日も世界のどこかで聞こえてくるのだった──。
☆毎日7:10、19:10頃更新予定!(毎日2話更新)
※他サイトでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 19:13:28
109478文字
会話率:47%
新宿の東の外れ、古ぼけたビルの4階にあるスマホ修理店で働く主人公。ある日、修理していた客のiPhoneに電話がかかってくる。聞こえてきたのは、かつて「私は東京の女の子になりたい」という言葉を残して主人公の前から消えた“みらい”の声だった。
呆然とする間もなく、謎の男が「そのスマホをよこせ」と押しかけて来る。なんとかビルから脱出した主人公は、みらいの居場所を探して、わずかな手がかりから新宿の街をさまようことになる。
みらいは今どこにいるのか? そしてスマホが狙われる理由とは?
ほろ苦い後悔を背負った青年が出会う、個性豊かな女たち。意外な結末にたどり着く、たった一夜のミステリー。
※2015年に掲載した「東京の女の子」をnote創作大賞2023向けに加筆修正したものです(中間選考通過)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 22:00:00
20390文字
会話率:46%
「ふう……」
椅子に座る男は、軽く息を吐き、肩を回した。退屈な仕事。だが、それでいい。何も起きないことは良いことだ――彼がそう思ったそのときだった。
『――ください』
「え?」
『――してください』
「今……」
『えっ』
今、頭の中で声がした。彼がそう思うと、それが伝わったようで、声の主が語りかけてきた。
『あの、もしかして、この声が聞こえているんですか?』
「え、ああ……でも、こんなことが」
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最終更新:2024-10-16 11:00:00
1338文字
会話率:60%
「なあ」
「んー?」
「なーあ」
「んおー?」
「なーあ!」
「んおお?」
「なあっ!」
「だーから、聞こえてるってのぉ!」
「なにー?」
「聞こえてるって言ってんだ!」
「もっと近くで! 耳元で頼むわぁ! おれ、こないだぁ、耳を
やられたんだぁ!」
「聞こえてる! 何の話だ!」
「ああー……なんだっけなぁ」
「なんだそれ」
「んー、ああ、思い出したぁ」
「おお、なんだよ」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-10 15:00:00
1405文字
会話率:96%
駅を出てしばらく歩くと、いくつか人の姿を見かけたので、おれはほっとした。
駅と言っても無人駅。ここはド田舎で、おれの故郷だ。しばらく顔を見せずにいたから、寂しがっているのだろう、ここで一人で暮らしている母に電話で帰ってくるよう言われ、お
れは仕方なくやって来たのだ。
ほっとしたと言うのは、畑に刺さる不気味な案山子ではなく、ちゃんとした人間に出会えたからというわけではない。その老人たちがおれに向ける目がこう言っているのだ。『よそ者が来た』と。
おれは故郷が嫌いだ。ここには何もない。あるのは老人と、ここから出て行けない連中だ。ああ、一応、アレがあるが、その話はいい。おれはどれも嫌いなんだ。そんな連中から、よそ者に思われたことが嬉しかったのだ。
どこからか暴走族めいたバイクの音が聞こえてきた。それに続いて、害獣撃退装置から出る銃声も。漂う野焼きの匂い。どれも懐かしく、今では愛おしささえ感じる。ここを離れ、自分が都会に染まったと思えるから。
「ただいまー」
「ああ、おかえりぃ! 無事に来れたんだねぇ」
家に帰ると、母が玄関まで慌ただしく駆けてきて、おれにそう言った。
「ははは、大げさだなぁ」
「いやぁ、元気? 襲われなかったかい?」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-14 11:00:00
5921文字
会話率:62%
冒険者MEETS魔法少女、出会うはずのない二人の異世界ファンタジー!!
「わたし、違う世界からやってきた魔法少女なんです」
地方都市で細々とした生活を送る熟練冒険者のロランが酒場で朝食を取っていると、近くのテーブルで魔術師の少女が仲間た
ちから意地悪くなじられていた。
漏れ聞こえてくる彼らの会話によれば、その少女は【変身】なる行為をしなければ魔術を使えないという。
パーティから追放されて肩を落として去っていく彼女を不憫に思ったロランは、その後を追って自分とパーティを組まないかと声を掛ける。
少女の名前は因幡《いなば》いのり、その正体は異世界からやってきた魔法少女だった。
いのりの秘密を知ったロランは、彼女を元の世界に帰すために行動を始めるのだが――。
しがないおっさん冒険者(元英雄クラス)と異世界からやってきた魔法少女(チート級魔法使い)のパーティ、不撓の鯱《テナークス・オルカ》のその日暮らしが今ここにはじまる。
【主要登場人物】★にキャラクターイメージ画像アリ〼
ロラン(34)
地方都市で細々と冒険者をやっている男。元S級パーティ《黄金郷(エルドラード)》の生き残りで、かつて《竜殺し》と呼ばれた刀使い。現在は素性を隠して生活している。
因幡いのり(14)
都内の中学校に通う少女で街を守る魔法少女。敵幹部の攻撃で異世界へと跳ばされてしまった彼女は三分もの間、祈りを捧げないと変身できない体質になってしまう。
異世界で生活するために冒険者になったものの、変身しないと魔法が使えないためパーティを追放されてしまう。
※エピソードによって視点が変わります。
◆ロラン視点
☆いのり視点
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 13:33:24
68612文字
会話率:45%
どうせ聞こえていないから書いてみる。
キーワード:
最終更新:2024-10-13 11:48:48
2008文字
会話率:5%
平民上がりの最強の騎士は部下の為に罠であると分かっていながらも国内の貴族たちの罠に自ら飛び込み部下を逃がす作戦を立てて見事成功
思い残すことはと考えると人の心がほしいと思った
そう、彼は感情を知らずに生きてきたのだそこに誰かの声が聞こえて次
に目を覚ますとそこは知らぬ場所で自分は赤子で女の子に!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 00:30:00
891540文字
会話率:63%
昔々のお話
一人の女神がおりました。
その女神が生まれたたどり着いた場所は、辺鄙な場所だったのです。
そこはなかなか住みづらい場所で、なんとかもっといい場所はないかと思案します。
そんなおり、なかなか苦しい状況になって、どうにかでき
ないかと女神は考えました。
そこで人間の噂話聞こえてきたのです。
どうも龍神の仕業かも知れぬというのであります。
彼女はどうにか今の状況を打破しようと龍神に会いにいきます。
龍神はなかなか気難しいようで、女神が頼んでも聞き入れてはくれませんでした。
ですが、龍神はさほど悪い感じではないようで。
妙見と龍神の馴れ初めの話でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 21:55:30
5171文字
会話率:35%
私は音が好き。
雨の音も、時計の音も。
そんなある日のこと、
いつものように音を聞いていると、
ある音が聞こえてきた。
その音は────
最終更新:2024-10-12 09:01:36
6457文字
会話率:5%
公爵令嬢、エレノア・ヴァークリーは退屈なパーティに参加していた。すると、婚約者の第4王子から呼び出され「君との婚約を破棄する!」。いきなりつきつけられる婚約破棄。突然の出来事に茫然としていると、足音が聞こえてくる――。これは、令嬢たちので語
り継がれることになる、公爵令嬢エレノアと第5王子オリバーの馴れ初めである恋物語。エレノアが突然の不幸から、幸せを掴むまでのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 12:06:22
10200文字
会話率:22%
ある日目が覚めたら、すんでいる街に誰もいなくなっていた。しかも、自分の姿を鏡で見たら、なんと郷土玩具のさるぼぼになっていた!
だけど、さるぼぼは子供と女性の守り神。これは何か意味があるのか・・・そのとき、微かに子供の泣き声が聞こえてきた・・
・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 01:37:21
10622文字
会話率:23%
あぁ、愛してやまない祖国が愚かな蛮族達に蹂躙される。
頑強を誇った城が崩れていく。
恐れなど無い我らが騎士が烏合の衆に嬲られていく。
他国より抜きん出ていた魔法の数々が価値を知らない者達によって破壊されていく。
私の目の前で将来を誓
った最愛の女性が殺された。
許さない。我らが国を破壊する者どもに鉄槌を。
許さない。あの娘を殺した灰色の髪の女。
そう思った時、どこからか聞こえてくる声。
相手はなんと悪魔だ。
僕が死んだ時に僕の魂を捧げる代わりにもう一度人生をやり直し出来るという契約を持ちかけて来た。
当然僕はその契約を了承した。
待っててベアトリーチェ。絶対君を救い出してみせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 12:55:41
14941文字
会話率:33%
電車で自殺をする人は馬鹿です
本作は小説家になろうとカクヨムとアルファポリスと
ノベルアップ+で投稿しています
最終更新:2024-10-09 11:33:51
602文字
会話率:0%
『誰かの声が聞こえてきた。あなたはいい子? そうじゃないと──』
こちらは日常に潜む、怖さがテーマのショートショート群。
心理的な怖さや、身体に降りかかる恐怖など。
どれも単独で、サラッと数分で読めますが、どの話も基本的にホラーなのでご注
意下さい。
一部、残酷な描写があるので、R15とさせていただきます。
※2024年7月にX(旧Twitter)上で行われた、「文披31題」でお題に沿って書いたものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 17:11:38
2780文字
会話率:7%
防空壕に隠れている夫婦の前に兵士達の足音が聞こえてくる。
最早、これまでと思った二人が次に目をあけた時、奇妙な場所に居た。
最終更新:2024-10-03 20:17:24
1987文字
会話率:33%
耳の奥にずっと聞こえてくる助けを呼ぶ声
最終更新:2023-04-17 21:10:13
1130文字
会話率:2%
試験勉強中、退屈しのぎにラジオをつける。
そうして聞こえてきたものは。
最終更新:2022-07-28 17:42:39
5074文字
会話率:15%
高ノ宮中学校に通う一年生、村上慎也。成績はほぼ平均、特別何かが飛び抜けてすごいというわけでもないめんどくさがり屋な性格、それが彼である。そんなある日、慎也は学校生活二学期初日に自分の名前を呼ぶ声が聞こえてくるという不思議な体験をする。そして
その日の夜、慎也はその日あった出来事を気にかけながらも眠りにつく。すると、再び誰かに呼ばれた気がした慎也は目を覚ますが、慎也が目を覚ましたのは、壁も天井もない真っ白な空間だった。
この作品はすべて俺の、一度でもいいからこういう体験したいなー、っと妄想した物語です。なのでキモイとか思っても全然構いませんよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 18:44:58
621841文字
会話率:66%
俺がカフェで“コーヒーを飲みながら小説を読む”という優雅な午後を楽しもうとしていたら、不快な音が聞こえてきた。
「チュッ……チュッ……チッ……チュッ……」
近くの席にいるおっさんがしきりに口から「チュッ」という音を鳴らしている。
我慢で
きなくなった俺は、おっさんを注意することにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 16:40:14
3549文字
会話率:36%
俺は会社でミスをしてしまった。
今日はとりあえず退社できたが、明日からのことを考えると気が重くなる。
そして帰り道、俺は土手に寝転がり、夜空を見ながらこう思った。
「宇宙の広さに比べれば自分の悩みなんてちっぽけ」理論で悩みが解決するなら、
誰も苦労はしない――
すると、聞こえてきたんだ。
“宇宙”の声が……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 16:40:10
4561文字
会話率:35%
方々で借金をしている貧乏な伯爵家で育ったノエル・リエットは、自分に【ギフト】が発現するのを心待ちにしていた。【ギフト】とは汎用的な魔法とは別に人々それぞれが特別な効果を起こせる魔法のことだ。16歳のノエルには未だに発現していなかったが、有用
で金を稼げるようなものが発現すれば家を立て直せると希望を持っていた。だが、ある日ノエルが家に借金の話をしにきた侯爵家オルビスの面々と顔を合わせたとき、【氷の君】と呼ばれる次期侯爵・アルジェントの恋愛妄想が聞こえてしまう。自分のギフトは【アルジェントの妄想が聞こえること】だと理解したノエルは、役に立ちそうにないギフトが発現したことに絶望する。が、侯爵家のはからいでアルジェントも通っている王立学園に入学する事になり、別の方法で借金を返そうと気を取り直す。だが、学園でアルジェントと交流するうちに、二人の関係に変化が起こる。最初はハッピーなものが多かったアルジェントの妄想が徐々に不穏なものになっていくのだ。
※不定期更新予定です。
アルジェントの心の声や妄想は【】で、ノエルのモノローグ・心の声は()で書かれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 08:10:00
108172文字
会話率:31%
携帯電話のファントム振動で未来が分かる
そんな能力を持つ僕の彼女
一緒に彼女の弟を待っていると、そのファントム振動が聞こえてきたと示された
その内容とは?
最終更新:2024-09-30 20:48:49
795文字
会話率:50%
※あらすじではありません。
この短文と、題名で読む気が起きてくれた方には楽しんでいただけると思いこの形にしてます。
いつもとおんなじように、海を見ていた。太陽が地平線の向こうから少しずつ、少しずつ昇ってくるのを。まだ空気は冷たくて、まる
で、それを温めに来るのが使命だとでもいうように、悠然と昇ってきた。陽の光を浴びた海面は、朝が来た喜びに目を輝かせているみたいにキラキラ光って、それは、どうしようもなく綺麗で。そして、どうしようもないくらいに憎かった。それでも、もっと近くで見たい。なんか、そう思った気がする。白線の外に出て、ホームの一番端っこに立ってずっと見てた。踏切の音も、ちゃんと聞こえていたよ。だから、ほんの少しだけだけど、下がった。けれど、電車の走行音は近づいてくるのに、いつまで立っても減速するためのブレーキ音が聞こなくて。
それで、貨物列車だって分かったんだ。そのうち、だんだん太陽の光が当たる範囲が広がって、視界に映る海に一筋の光の道が見えたような気がする。
だからかな。
また今日が来たその瞬間を見ていられなくなって振り返ったけど、足は、ホームのアスファルトを蹴飛ばしたんだ。八つ当たり、みたいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 23:00:13
77960文字
会話率:57%