円樹円(つぶらき まどか)は学園一の美少女と称され、全生徒からの注目を集める高校三年生。
誰からも好かれる円樹円だったが、円樹円自身はこれまで『恋』を経験したことがなかった。
そんな円樹円は『恋』をしてみたいと願う矢先、転校生と出会うこと
になり、一目惚れをしてしまう。
転校生に積極的に話しかけるも反応は薄く、今までこんな反応をされたことのない円樹円はますます転校生のことが気になってしまうのだった。
一方、転校生――御大地守(みおおじ まもる)は内心焦っていた。なぜなら、円樹円は自分の初恋の人物であり――何より、自分の『実の姉』だということに気づいてしまったから。
『どうにかして御大地守を振り向かせたい円樹円』と、『絶対に付き合ってはならないと考える御大地守』――そんな二人が辿り着いた答えとは。
◇
禁断の関係に迫った恋愛物語。いろいろな角度から『恋』とは『愛』とは何かを私なりに考え、物語を紡いでおります。よろしくお願いいたします。
※ノベルアッププラスに投稿していたものを一部改稿しているものになります。
※完結まで執筆済み。最初の三話以降は、毎日21時頃更新していきます。よろしくお願いいたします。
※『カクヨム』にも掲載しております。
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【@mi_hot00】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 21:00:00
184376文字
会話率:39%
この世界には2種の人類がいた。
一方は紅人、もう一方は白人。
紅人は髪と目が紅く、物質を壊す”破壊”の魔術を扱え、それに対して、白人は髪と目が白く、物質を創る”創造”の魔術が扱えた。
2つの人種は非常に仲が悪く、500年間もの間ずっと、それ
ぞれの魔術を使い紛争を続けてきた。
それは、約30年前に突然、人を積極的に襲う魔獣というものが現れたにもかかわらず終わることがなかった。
しかし、ふとした事で、紅人の男が白人の国に入ってしまい、そこで白人の女性と出会った。
2人の間にはゼルという子供ができ、ゼルは髪は紅と白、目も紅と白のオッドアイで、”破壊”の魔術も”創造”の魔術も扱えた。
要は、紅人と白人の混血であった。
3人は幸せな生活を送っていたのだが、ある日、ゼルの両親の存在がバレ、国によって殺されてしまう。
バレなかったゼルは、”創造”の魔術で純粋な白人を装い、なんとか生き延びてゆく。
ここに、世界から嫌われた少年が誕生した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 17:52:12
111431文字
会話率:37%
「俺はなんだか、よく遠回りするようになった」
家の事情で旅館に引っ越し、高校三年間を送ることになった早緑歩(さみどりあゆむ)、高校一年生。
その旅館には、学校でも旅館でも評判の、小町娘がいた。同級生かつクラスメイトの、千世川小弓(ちせが
わこゆみ)である。その容姿、気立ての良さから多くの人に愛される彼女に対し、歩は迷惑をかけたくないからと避けて生活をしてきた。
ある日、買い物をした後の小弓とばったりスーパーの前で会ってしまい、その荷物の多さを気遣って荷物運びを手伝った。
歩としても、千世川家にお世話になりっぱなしではと思うところがあり、手伝いをお願いされたら断るまい、むしろ積極的に受けようと考えていたのだが、最初にお願いされた手伝いはまさに、「小弓の買い物の手伝い」だった。
それから色々と小弓のことを助けていく歩。そして歩を労い感謝する小弓。
お互いに支え合いながら近づいていく、二人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 07:35:30
34541文字
会話率:39%
転生したら王子にプロポースされた公爵令嬢だった。容姿も心も美しいく才能に富んだ令嬢だが気が弱いという弱点がある。次期国王となる王子も気が弱く回りの言うがままだが結婚相手だけは自分で決めた。それがマリエールである。マリエールは貧民のくれた食
べ物を食べ転生してしまう。転生者が悪徳令嬢ではないが国のため国民のため言うべきことは言い、やるべきことはやると決意し悪徳令嬢になる。まずは金儲けだ。常識外れの方法で金を稼ぐ。そして反王子派の弾圧だ。不正を正し貧困と戦う。変わってしまったマリエールを嘆く王子を叱咤激励する。結婚して皇太子妃となって益々積極的になるマリエール。反皇太子派は第2王子を推し東の国の支援を受け打開しようとする。この事実を国王、皇太子に話す。国内の一派は一掃され第2王子は軟禁されたが東の国はどう動くか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 14:00:59
3688文字
会話率:30%
大下靖子は宮城農学部のキャンパスで育ち、自然に囲まれた生活を送っていた。家計は質素だったが、両親の愛情に包まれた幼少期を過ごした。母春子は料理が得意で、特に煮物が絶品。靖子もその味を受け継いでいる。父翔一は市役所に勤め、厳格な管理者として知
られていたが、定年退職を迎え、穏やかな日々を楽しむようになる。
大学生活を送る靖子は明るい性格で多くの友人に囲まれ、サークル活動にも積極的に参加していた。東京への研修旅行中、都市部での農業の在り方を学ぶ中で、ギャラリーで出会った尾崎優作の作品に感銘を受ける。優作は都市と自然の調和をテーマにしたアーティストであり、二人はすぐに意気投合し、交流を深める。
二人は互いに影響を与え合い、やがて恋人となる。優作は靖子への思いを絵画『あなたの幸せの中に』に込め、その作品は多くの人々に感動を与える。靖子と優作はそれぞれの夢を追いかけながらも、お互いを支え合い、距離を越えて繋がる強い絆を育んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 06:03:29
51769文字
会話率:31%
人気ユーチューバーの元に集まったのは都知事選に立候補した泡沫(ほうまつ)候補達。そんな彼らの主張は無責任・ピント外れ・実現の見込み無しの迷政策ばかり。だけど、既成政党の政策とはちょっと違って面白い。
〇少子化対策も結構だが老人が活躍できる
東京に。免許を取り上げず自動運転の車を普及して老人が自由に働ける社会を?
〇花粉症対策として国有林の杉やヒノキは伐採してブナ等の日本本来の植生林に戻そう?
〇失われた30年の原因はゴミが出し辛くなったから。粗大ゴミの日を復活させよ?
〇日本の教育にディベートの時間を設け、大学では起業方法を積極的に教えよう?
〇東京都のEEZ面積は国土面積の約4.5倍。ここに浮体方式の波力発電プラントを作ろう?
〇震災後の避難所を考え、各家庭が別の県にトレーラーハウスを持てるようにしよう?
〇高給取りの政治家は庶民の暮らしが分からない。地方議員の平均月額報酬82万円を検めフランスやドイツにならって基礎年金とほぼ同額に引き下げよう?
などなど……。
おまけに呼んでもいない迷惑候補(カルト教団・教祖)まで現れ、大騒ぎに……。
ユーチューバーと泡沫候補達が織りなす嵐の都知事選・座談会小説、ここに開幕!
なお、この小説では感想覧がありません。ぜひぜひレビューをお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 18:44:28
81786文字
会話率:55%
玉の輿を狙った父に厳しく育てられた田舎の男爵令嬢、アイリア・ド・ドーレンは通称ドラゴン辺境伯という、ドラゴン退治の際に顔面に火傷を負わされた男と結婚が決まる。
その夜、前世で生命保険の営業をしていたことを夢に見る。前世のアイリアも父に厳
しく育てられ、しかし就職を失敗したことで失望され、そのまま不運にも事故に遭い40歳で死んだことを知る。
アイリアは今世でも自分らしく生きていないと気が付いた。
顔合わせの日、ようやく辿り着いた辺境伯の屋敷で初対面のドラゴン辺境伯、もといユリウス・フォン・ハンドラーク辺境伯にアイリアは冷たくあしらわれた。帰る気にもなれない実家と、冷たい婚約者の間で迷いながらアイリアは街の散策へと出掛ける。
そこでは多種多様な人々が多く栄えているが、貧富の差もあることが窺い知れた。東門の近くを通った途端に子どもたちに囲まれ日傘を盗まれてしまった。
その帰り道、夫を亡くしたばかりの農場の婦人と出会う。夫から遺された農場すら知人に安く売り、誰しもが貧乏で仕方がないと聞く。そしてその子どもがアイリアの盗られた日傘を何も知らずにもらい受けているのを見つけた。
7 日後ようやく結婚式が行われ、ユリウスとも和解が出来た。翌日、初めて参加した領政の会議でユリウスからも意見を求められる。そしてアイリアは前世の記憶からヒントを得て、「保険制度」の導入を提案する。最初は聞き慣れない制度に戸惑うユリウスたちだったが、和解したおかげか積極的に取り組んでもらえることとなった。
そして、保険制度導入への第一歩、騎士たちへの保険制度の説明が始まるーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 21:14:11
23518文字
会話率:45%
幼馴染のゆりえとれんげは、ウマが合わないのに母親同士も幼馴染な為なかなか縁が切れない。気が強くて派手な美人のゆりえは物静かで読書好きなれんげをいつも馬鹿にしている。れんげはゆりえの事は嫌いだけど、積極的に嫌がらせをする気もなくただ平穏に生活
を送りたい。
そんな幼馴染二人とそれを取り巻く人々の物語。
兄友と母親がクセ強すぎてどんどん引っ張られてしまいました。
R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 07:00:00
31211文字
会話率:27%
猫好きな男子高校生奏の日常は、ある時を境に一変する。
クラス一の美少女と名高い星音は、容姿端麗成績優秀の、近寄りがたい雰囲気の女の子。この先、ただのクラスメイト以上の関係を築くことはないと、思っていた。
ある日奏は、一匹の白猫と出会う。猫
好きの奏は、迷子の白猫を放っておくことは出来なかった。
そこに現れた飼い主は、なんとクラス一のあの美少女で……
「立宮くんが、見つけてくれたの?」
思わぬ形で、星音との会話を弾ませた奏。しかし、これまでお互いに関わり合ってこなかった同士。
たった数分の時間は、まるで夢のように消えていく。そう、思っていた。
しかし翌日から、なんと星音の方から奏に積極的に話しかけてきて……!?
これまであまり人と関わってこなかった奏の世界が、一人の少女によって変わっていく。
さらに、星音もまた、奏との交流を経て変わっていく……
これは、一匹の白猫から始まり、接点のなかった二人が仲を深めていくお話。
小説家になろう、アルファポリス、ノベルピアでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 12:15:51
103125文字
会話率:34%
暗くて短い短編集と詩のようなものです。
各エピソードは独立しています。
暗い話が苦手な方は積極的にお控えください。1エピソードずつ投稿いたす予定です。
最終更新:2024-07-19 21:25:24
21119文字
会話率:12%
彼女が欲しいと言いつつも、あれこれ言い訳して行動しないヘタレの主人公、高原空太(たかはらそらた)は、高2の春、小学校からの友人である五位堂竜也(ごいどうたつや)に何度目かわからない「彼女が欲しい」相談をした結果、積極的に行動するきっかけと
してナンパをすることになり、とんでもない相手をナンパしてしまう。
そして、彼女が欲しい欲しいと言うだけだった空太が初めて行動を起こしたこの日をきっかけに、色々な縁が結ばれ始めることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 17:32:40
382365文字
会話率:45%
「だから、百日後に俺の身体は爆発四散する」
「何て?」
百川亜子(ももかわあこ)は、高校二年生。
九月のある日の放課後、ほとんど話したこともないクラスメイトの九十九彰(つくもあきら)から、「実は俺、余命あと百日なんだ」という告白を受
ける。
それまで地味な男子だった九十九君は、その日から人が変わったように積極的になっていく。
体育祭や文化祭を経て、二人の関係は徐々に深まっていく。最後の100日目が迫る中、二人の決断は。
作中最大のネタバレについては、タイトルをご確認ください(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 23:01:37
14992文字
会話率:42%
私、レイラ・ハーストンは結婚適齢期である十八歳になっても婚約者がいない。積極的に婿探しをするも全戦全敗の日々。
これはもう仕方がない。
結婚相手が見つからないので家は弟に任せて、私は家を出ることにしよう。
私はある日見つけた求人を手に
、遠く離れたキルシュタイン公爵領へと向かうことしたのだった。
※ご都合主義ですので軽い気持ちでさら~っとお読みください
※アルファポリス様にも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 20:39:22
41507文字
会話率:66%
私、レイラ・ハーストンは結婚適齢期である十八歳になっても婚約者がいない。積極的に婿探しをするも全戦全敗の日々。
これはもう仕方がない。
結婚相手が見つからないので家は弟に任せて、私は家を出ることにしよう。
最終更新:2024-06-17 12:18:04
4626文字
会話率:25%
七見高校の二年生、瀬名凛央は委員会決めで居眠りをしてしまい、余りものの図書委員になった。
そして初仕事の日、いつも図書室で勉強をしている三年生、泉千早に一目惚れをした。
しかし彼は言った、「なるべく他人と関わりたくないんだ」と。
瀬名は
諦めきれず、卒業するまで話をしたいと言い続け、泉は渋々OKする。
幼馴染の神崎充希や弟の幸人の協力もあって、積極的に関わっていくうちに先輩の心がだんだん開いていく。
が、瀬名は泉の「他人と関わりたくない理由」を知ることになる。
「居眠りせず自分で別の委員会を選んでいれば、彼と出会うことも、何気無い学校生活が楽しくなることも、彼の憂悶と絶望を知ることもなかったんだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 01:00:16
48315文字
会話率:59%
エッセイを読んでくれたかたからすすめられたのでゲームレビューをします。
好きなゲームについて語るだけ。
ネタバレには配慮していませんよ!
最終更新:2024-06-21 11:01:58
35263文字
会話率:1%
小作農を営む親の為、地代がわりに奉公に出された娘、と久。
彼女はとある目的の為に、必死にお金を貯めていた。
そんなある日、地元の村で、姉が殺人事件にまきこまれたと耳にする。
ーーーー
月下の菫https://ncode.sy
osetu.com/n2799hm/のスピンオフ作品です。そちらの感想欄で誉めてもらえたので調子にのってスピンオフ!!
©2022 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 12:06:01
25487文字
会話率:36%
たまーに炎上騒ぎになる「トレパク」。
その度に、絵を描かないひとから出てくる疑問、「トレースしたかどうか、そんなにはっきりわかるものなの?」。
なんとなくそれに答えようとして書いたエッセイです。自作イラスト、製作工程付き。わかりにくい
ところ、説明を追加してほしいところがあるという声を戴いたら、加筆修正いたします。
正直、自分が絵を描く人間なので、初稿で疑問に完全に答えられると思っていません(;´Д`)
©2022 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 12:38:48
4597文字
会話率:7%
くたびれたOLだった主人公は、プレイしていた乙女ゲームの世界の悪役令嬢に転生する。
推しの攻略対象の婚約者であるものの、様々な悪事を働いて断罪される役回り。しかし疲れ切っていた彼女は頑張ってそれを回避することもなければ積極的に悪役になる気も
なかった。
だって――。
「今世こそ、だらだらできる」
頑張って頑張って頑張り続けても報われない人生を生きてきた彼女は、身分を笠に着てただただ怠惰に過ごし、『ヒロイン』が画策したらしい断罪の時を迎える。
冤罪の否定? もちろんしない。だって面倒臭いから。
そして追放された先で自由を謳歌する……はずが、なぜか新天地に婚約破棄してきた王子(推し)が現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 18:02:11
6200文字
会話率:22%
神様は悩んでおりました。
人々がそれぞれに、それぞれの大きくも小さくも悩みを抱えている事を知っていたからです。
しかし、自ら積極的に動く事も出来ません。
そこで背中を押す程度の助けならば大丈夫だろうと言うことで、たまたま空に流されていた綿
毛を見つけそれに『命』と『力』を与えます。
それが【わたねこ】となったのです。
『困っている人を見付けて助けてあげて欲しい、お前の使命は困っているその人を笑顔にする事だよ』
そう神様から教えられたわたねこは頷きました。
神様に代わり困ってる人々を助けるために風に流され漂いながら旅をするわたねこ。
誰にくっつくかは風の気まぐれと運次第。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 22:18:45
6390文字
会話率:53%
一年前にサイラシード王国騎士団に入団したフィーナは、英雄カイザードに恋をしている。
積極的に彼の後をついて回るけれど、当のカイザードから色よい返事をもらえたことはない。それでも彼女はカイザードと一緒にいられるだけで満足していた。
たとえ、彼
はフィーナの存在自体に、そもそも興味や関心がないのだとわかっていても。
そんなある日、サーカスでフィーナの親友に再会したことで、二人の関係に変化が訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 12:41:09
88251文字
会話率:31%
100年前に勇者と魔王と呼ばれた存在が相討ちになったことで、聖気と邪気が複雑に混ざりあい、魔力と言われる存在となり、世界に広がった。
世界が魔力で満たされ、今まで使ってきた聖気や邪気を軸にした技術が使用不可能になる中、才能あるものは新たに
魔法が使えるようになり、地上にはダンジョンが出現するようになった。
ダンジョンは一定期間放置されることで、内部の魔物が外に溢れ出て人々を襲うようになった。既存技術が衰退し、新技術である魔法の研究が全く進んでいない人類にとって魔物に有効な対抗手段は少なく、魔物を生成するダンジョンは恐怖の象徴になった。
一方でダンジョンは未知の植物や鉱石などの資源で溢れており、病気やエネルギー問題を一気に解決する資源となったことで発掘されるアイテムは人々の生活を支え、一定の希望を与える存在にもなっていった。
世界が一気に姿を変えていく中で、人類はダンジョンに対し、積極的に協力しながら対応していくことでかつての安全な暮らしを取り戻そうと躍起になっていたが、ダンジョンから「天空石」と呼ばれるレアアイテムが発見されたことで協力の体制は静かに崩壊していったのである。
「天空石」は使用することで地盤ごと建築物を持ち上げることが出来るアイテムだったのだ。
これによりダンジョンが出現する危険な地上から資本家や一定以上の地位にあった者は安全を求めて天空建造物「楽園」に姿をくらませる計画を秘密裏に立てていたのである。
この計画が実行されれば、普通に暮らしている人々はダンジョンという危機にに対して出資者、生産設備などあらゆる生活基盤を失った上で対抗することになるだろう
ーーこれは世界が変革していくなか、人々の生活を支える柱となる「ギルド」と「冒険者」の物語である。ーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 20:00:00
132868文字
会話率:66%
社会人三年目にして、糸井 明(いとい あきら)は悟っていた。自分はこのまま普通に働いて、普通に結婚して、普通に老いていくのだと。
現状を変えたいと願いながら、特に何をするわけでもなく、一般人として生きて、一般人として死ぬのだと。
そん
なある日、SNSで『絶対に当たる占い』の噂を耳にする。
占いなどというオカルトじみた力は一切信じていないが、この手のイベントに積極的に絡んでいかねば、人生が変わることはないと思い、冷やかしがてら占い師のもとを訪れる。
これが全ての始まりであり、全ての終わりであった。
ほぼ約束されていた平凡な人生には、もう戻れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 06:30:00
129864文字
会話率:37%