たくさんの実をつけたイチョウの木が台風でたおれた! 実がとりやすくなり、人々は喜んで、たおれた木からギンナンをとっていた。ところが、イチョウの木の世話をしていた老女がこれは自分のものだと言う。ギンナンをめぐって大人が子供のようにもめるお話。
冬の童話祭2014参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-09 18:45:49
3450文字
会話率:37%
朴念仁の『因幡』が恋をした。友人の『銀』は因幡の想い人である桜の精を救おうと生き神がまつられる毒山まで赴くが――――。人と神とが交わるとき、そこには時と想いとが境を越えて交錯する。(本文は2013年『萌音』に寄稿したものに加筆修正を加えたも
のです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-24 12:13:34
8264文字
会話率:57%
後に江戸末期と呼ばれる時代。
「尊皇攘夷」に沸く日の本の活気とは別に、「人にあらざる者」……「闇の者」と呼ばれる者達が跳梁跋扈する京、島原。
人に仇為す「闇の者」と相対するは、島原の誇る「闇の華」。
置屋のお母さん、百花。その置屋に住まう芸
妓、水菊。置屋の男衆、銀彌。そして水菊付きの禿、あやめ。
新撰組隊士、永倉新八をも巻き込んで、彼らは「闇の者」の脅威を払う。
「人から堕した闇の者よ。貴様の止まった時間は、死を以って再び動かすと良い」
この物語は当然ながらフィクションです。実際の人物、団体とは一切関係ございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-06 14:53:57
86279文字
会話率:39%
舞台は江戸時代のとある街、裏葉柳。
物人の在り様を〈聞き通す〉力を持ち、養生院で雑役として働く、見えずの少年・鹿郎は、同院所属の女医・さわが連絡を断った事を受け、彼女が最後に往診した御店・銀洲へと赴いた。
途中で銀洲に勤める知り合いの
少女・おはるが合流し、銀洲に到着するが、見えているおはるが銀洲だと断言する御店は、今までとは正反対の雰囲気をたたえている。
不審に思った鹿郎は、独断の末、店内に無断侵入するが……
★ふられぼ喫茶にて、同作品の【空改行有り・サブタイトル無し】仕様のものが掲載されています
★『クリエイター応援サイト for Writer』にこの作品の原型である『闇牡鹿、挑ねる! 錯のあざない』が掲載されております。今はまだ掲載しておりませんが、後々こちらの『闇牡鹿、挑ねる!』も、改訂版として掲載するかもしれません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-09 00:26:47
85089文字
会話率:38%
時は江戸時代。勝気な少女・千代は父親の遺言で若き似角流師範・久能孝佳のもとに赴くが、弟子入りをゆるしてもらえず、そのまま旅についていってしまう。しかしたちまち路銀(旅費)不足となって……孝佳は小遣い稼ぎのために道場破りをやらかしたが、それが
現地の殿様の耳に入り、トラブルへと発展してしまったのだった。 / 32pを想定した漫画脚本の形式で、改題の上で作画していただけた原作シナリオです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-17 19:27:10
7640文字
会話率:55%
江戸時代、商家の生まれの若は宛名のない手紙を見つける。どうにかその手紙を届けたいと考える若だったが、橋を渡った先の隣町で奉公人が何者かに殺されたことを知る。それと同時にもたらされた付喪神・白銀刀の失踪ーーそして若の身に危機が迫る。
最終更新:2011-03-26 22:00:00
11068文字
会話率:40%
神足――江戸から続く由緒正しき御家柄。
そこに生まれた真絢お嬢様。
才色兼備で可愛いもの大好きなありふれた女の子。
それに仕える執事・炉。
真絢お嬢様の為なら人の一人や二人、喜んで騙してみせませう!
最終更新:2010-08-19 15:50:58
177文字
会話率:0%
雲の合間から月光が差し込む夜、峠の道を急ぐ男は見てしまった。世にも美しき幻妖を――。
現代的感覚で描く御伽草子千文字掌編。
※他サイトに掲載した作品の完全版です。
最終更新:2009-02-20 19:54:58
1000文字
会話率:13%
『グループ小説「時任楓・銀」』古来より、刀には魂が宿るという。時としてそれは邪を払う刃となり、人に栄光をもたらす。また時としてそれは心を食らう妖刀となり、人に凶をもたらす。ゆえに人は、刀の刃に魅せられるのかも知れない。『銀色(しろがねいろ)
の魂』を帯びた、その刃に……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-01-01 00:01:57
5931文字
会話率:40%