隆盛を極め、太平の世を謳歌するシュマルハウト王国に突如として魔王を名乗る男が現れた。
魔王の語る、魔王らしくないその目的とは。
最終更新:2024-11-02 02:03:16
443669文字
会話率:47%
極貧貴族トルトゥーガ家に、一人の赤ちゃんが誕生した。その娘の名はベリル。
彼女は少しアホっぽい口調ながら生まれて間もなく言葉を話し、さらに摩訶不思議な魔法まで使いこなす問題幼児だった。
そう、ベリルは異世界転生した女子高生なのだ。
この物語は、のちに『小悪魔ベリル』の異名で畏怖される女児を授かったガンコ系親父が、ポンポン湧きでる娘の思いつきに振り回される苦労譚なのである。
※カクヨムにも投稿しています。
※無断転載禁止折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 12:06:07
542796文字
会話率:50%
「どうしてわたしなんかを――……?」
問いかけると、年下のはずの彼は、すこしだけ大人びた微笑を見せた。
「ひみつだよ。――だって、そうしたらあなた、もっと僕のことを考えてくれるでしょう?」
宵国は、月仙女・姮娥娘々(こうが・にゃんにゃん)
の加護を受けて栄える国だ。
蘇紅月(そ・こうげつ)は、算術好きの変わり者。そのせいもあって、かつて婚約者に棄てられ、二十五歳になる今も独身のまま、自室で算盤と算木とに向き合うことだけに楽しみを見出す日々を過ごしていた。
そんな紅月のもとに、ある日、突如として、皇太孫(皇太子の嫡男)との縁談ばなしが舞い込んだ。
皇太孫・李朗輝(り・ろうき)は、成人したばかりの十六歳。
自分などが、そんな彼のお妃候補になどなるはずもない。もしかしたら何かの陰謀なのではないか。そんなふうに疑いつつも、お見合いに出掛けた紅月を迎えたのは、涼やかな美貌を誇り、明るく溌溂とした少年だった。
隠そうとしても隠しきれない算術好きのために、奇異な行動、奇異な発言をしがちな紅月を、けれども朗輝は、ちっとも気にしたふうがない。
それどころか、紅月に対して甘い言葉を囁き、ぐいぐいと迫ってくるのだ。
戸惑いながらも、どきどきしてしまう紅月だったが、その後、朗輝とともに出掛けた港で、紅月の元許婚とふいに再会したところから、事態は租税の不正案件という、思わぬ方向へと転がり始めたのだった。
算術マニアでちょっぴり引きこもり気味の行き遅れ令嬢、お見合いをきっかけに、年下皇太孫殿下から、謎の溺愛モードに突入……??
果たして、朗輝が紅月に求婚した理由とは――……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 18:37:33
97327文字
会話率:31%
物心ついたときから、勇者になるんだぞと村の人に期待されて育った。
そのために読み書きや算術は7歳までにすべて学び終えたし、7歳からは剣術学校と魔術学校に通った。
この世界にはいろいろな種族がいて、俺らのような平地に住む人族、森に住むエルフ、
地下に住むドワーフ族などが共生し合っている。
しかし、世界の中心にある大陸に住む魔族だけは共生せずに敵対している。どのような種族にも王がいるが、魔王に関しては、次の魔王が生まれ育つと前魔王は力を継承して死ぬらしい。力の継承を受けた次期魔王はその瞬間から現魔王となる。俺が旅立つ頃はその継承が行われた直後で、魔族の勢力は最大限に弱い時期というわけだ。
俺は18歳になった。
魔族の王を倒すためにここまで育てられ、鍛えられてきた。
魔族というものがどういう種族か直接見たわけではない。しかし、生まれながらの教育というものは恐ろしいもので宗教並みの刷り込み力がある。魔族は悪い生き物だ、滅ぼさなければ滅ぼされる。確かに悪戯好きな魔族も多いし、歴史的に見ればかなり激しい戦闘をしてきた。これからも共生なんてことはなかなか難しいだろうと思う。だから俺は魔王を倒しに行かなければならなかった。
俺は剣術学校や魔術学校の成績的にもトータルで言えば1番だった。それで勇者なんてもてはやされて魔王討伐の旅に出た。その旅の途中で魔王と出会う。俺から見ればそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 16:33:24
4996文字
会話率:46%
私はジゼル・シュタイン。
アルテンベルク王国の貴族で、魔法学・騎士学・算術学とあらゆる分野において優秀な者を輩出している、シュタイン伯爵家の長女である。
そして、転生者でもある。
前世の私はパティシエとして働く二十五歳。
表情筋が死んでいて
無愛想、その上コミュニケーション能力が低すぎることで塩対応と揶揄されることも多かった。
……何故かその性質だけそのまま引き継がれて転生してしまった私は、貴族令嬢として華々しく社交界デビュー!……できるわけもなく、細々とお菓子を作りや伯爵家の仕事の手伝いをしながら引きこもりとして生きている。
そんな私だが、お父様や双子のお兄様達からは可愛いがられており、それなりに幸せに暮らしていた。
そんなある日、“青獅子”と名高い王宮騎士団副団長さんが現れて――――?
塩対応の塩系令嬢と揶揄される貴族令嬢がお菓子作りスキルを活かしながら溺愛されるお話です。
今回は恋愛色強めで書いていきたいと思います!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 20:02:47
189869文字
会話率:32%
オレ、藤木孝康は平凡な高校生。遊びに出かけはずが、気づいたら、目の前に白いひげのおじいさんが立っていた。いきなり「おまえさんのジョブは算術士じゃ」と告げられ、別世界で生きていかなければならなくなった藤木の運命は・・・
最終更新:2022-09-19 14:41:56
44938文字
会話率:10%
魔法の中でも非効率、無駄、最弱スキルと揶揄される「算術魔法」。
覚えるには時間がかかり、他の魔法スキルも育たないそれを極めてしまった主人公は、
雇い手もなく、ギルドに所属もできない、ソロ魔法使いを強いられていた。
これは、LvMAXの算術
とLv1のショボ魔法でホワイト雇い主への就職を目指す者のッハーーァア物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 19:24:17
4605文字
会話率:39%
異世界に転移した主人公に与えられたスキルは、ただ永遠と生きる事が出来る『不老不死』。ステータスは村人レベルであり、他にマトモなスキルといえば、算術やら礼節やらの、現代日本で培ってきたものばかり。
しかし、主人公を異世界に召喚した先が特殊で…
。
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夜中に思いつきで投稿しました!後悔も反省もしてません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-10 15:00:00
270591文字
会話率:53%
15歳になった主人公のポーツは至って平凡な村人だった。しかし成人の儀で神様から恩恵を授かり、あまり聞き慣れないスキルを手に入れる。
【算術】スキル、珍しい能力過ぎて使い方を探っていくと余りにも異常なスキルだと判明する。
小さい頃に夢見た大冒
険をする為に自由な旅人になる事を決意して様々な出会いの中で目的を見つけていく。
これはやがて英雄譚として語られるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 17:32:05
66692文字
会話率:25%
小説家になろうの姉妹サイトであるミッドナイトノベルズで連載をはじめた『五つの魔書の物語』の外典です。『五つの魔書の物語』は――
この物語は「有限の巨大な自然数を定義する関数」が記された魔書によって魔法が齎された異世界が舞台です。しかし
“私たちの世界の言語”によって魔法は記されているため、まだ誰も、その真実には辿り着いていません。この物語は、名門家の若き娘であるテト=マ=リッサーが、この世界の数学でいうところの「ペアノ算術の限界」をこえる巨大関数を発明し、世界で最初の魔法使いと称えられるようになるまでの物語です。
――というものですが、この外典では、そこで扱う巨大関数を解説したいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-11 13:48:25
5136文字
会話率:0%
頃は天正、時の関白秀吉が囲む小田原城内、北条家に仕える當馬忠兵衛は算術に明るい勘定方の下級武士。しかし忠兵衛は現状に満足せず、短躯ながら肉体を鍛えて戦さ働きに名を挙げることを夢見ていた。
そんな折に鮎という名の歩き巫女と出会う。忠兵衛は鮎を
心から愛するが、鮎は徳川方の忍びであった。
鮎との出会いが忠兵衛の運命を大きく変えていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-07 23:56:44
14622文字
会話率:24%
第六章 トルファン編を開始しました。
今章は北の遊牧地トルファンでまたまた波乱に巻き込まれます。
謎の一族、月氏もからんでの壮大な章となっています。
完全なフィクションですが、お楽しみいただければ幸いです。
国を侵略され敵国に連れてこられ
た巫女姫ミトラ。
自国の民の弱味にならないため、死ぬ道を探すミトラは王子の一人と結婚するように命じられる。
長男でヒンドゥいちのモテ男、スシーマ皇太子。
次男で算術と戦に長けた暴虐な男、アショーカ王子。
最初、どちらにも反感を持っていたミトラだが、二人の人柄に触れるうち心が揺れていく。
だが、ミトラは神により恋愛を封印された巫女姫だった。
恋愛オンチの姫の鈍感に、二人の王子は翻弄され……。
※ この物語はフィクションであり、ある程度は史実に基づいていますが、ライトノベル仕様に多大に脚色し、読者様が理解しやすい言葉に置き換えていますのでご了承下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-07 12:00:00
642460文字
会話率:33%
15歳になると受けられる”成人の儀”を行うと、生きる上で有ると便利な【生活魔法】が使える様になる。
その中の”能力”と言う魔法は、経験や鍛錬の結果を数値化して身体に付与すると言うものだ。
繰り返し行われた経験は”スキル”として発現し、行動
に補正が掛かる様になる。
スキル化するまで鍛練を積むのは並大抵の努力ではすまないが、一つだけは最初の”祝福”の時に必ず手に入る。
習得の難しい【体術】や【武術】のスキル、【算術】や【農術】等の有ると便利なもの等。
更に高位なものを授かった場合は、そのスキル一つで食うに困らない程の稼ぎ口があるだろう。
そんな中、主人公が授かったスキルは誰でも簡単に習得が出来る【採取】であった。
※この物語は、最低辺のスキルを手に入れた主人公が無双したりしなかったり、のんびりしたり鍛えたりする話です。
※ご都合主義が多分に含まれております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 07:00:00
62360文字
会話率:31%
とある高校の数学教師、朝本和希。赴任してまだ2ヶ月も経たない未熟な教師である。
ある日のこと、いつも通り、数学科の教室で、数学の研究を取り組んでいた、真っ最中、謎の召喚陣と共に「聖域」という場所に召喚されてしまう。聖域には、彼と神さまの二人
のみ。
神さまは、「こんな召喚は、前代未聞」と答える。現実に戻るには、約6年掛かる見込みらしいく、神さまの提案により、異世界で勇者として働くことに……。
召喚後、何もかもぶっ壊れた世界で、最強勇者として働くかと思いきや、弱々しい魔術を使用。旅人に助けられ、同じ勇者にも助けられ、仲間にまで助けられ、敵を攻略。最終的には、魔術に「算術演算子」などを加え、『奴』との戦いに挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-01 23:00:00
3529文字
会話率:49%
貧乏旗本の3男小次郎の異世界冒険のお話。平和な時代が続き剣術より算術がもてはやされる様になった時代、旗本の3男坊小次郎は算術も世渡りも下手くそであった。彼に出来るのは剣術のみ、実家では厄介叔父と呼ばれ三杯目のおかわりでは兄者夫婦から嫌味を
言われる毎日を送っていた。
そんなある日小次郎は師匠から貰った剛剣十六夜の力で異世界へと転移してしまう。剣術しか取り柄がない為に肩身が狭かった小次郎、しかし異世界は剣と魔法の世界!小次郎が最も得意とする世界だった。幾ら食べても文句を言われない世界は素晴らしい!小次郎は月影無念流の奥義を引っさげ異世界で腹一杯飯を食う為に頑張るのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-24 20:35:42
49446文字
会話率:63%
クランチ文体とは、算術記号(+、=、/など)を混ぜた文体のことを指します。こいつを使うと漫画のコマ割りのような効果が働き、物語に疾走感を与えることが出来ます。
読み慣れるまでに時間がかかるのが難点ですが、実際慣れてしまうと滅茶苦茶読みやすい
です。
バトル描写にバッチリ合うクランチ文体ですが、果たしてラブコメで使った場合どうなるのかというのが、本作を執筆した目的です。
あくまで実験作の為、この物語の続きを書くかどうかは分かりません。何卒ご了承ください。
・許可のない転載、再発行を禁止します。
・禁止未经许可的转载、重新发行。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 12:01:53
9022文字
会話率:44%
商家の娘に生まれたフレーレは、跡目を追われた行方不明の長男――ラインの行方を探していた。
ある日のこと、フレーレの実家の倉庫から、ラインの書き残したと思われる日記が見つかる。商人に向かず算術を苦手としたフレーレは、大嫌いな家を飛び出して、か
つての若かりし頃のラインがみたという『シェスタ領の白砂』を見るために、休日には家族の目を忍んで、都での旅の支度をこっそりと進ませていた。
*本作は星空文庫へ重複投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 18:00:00
13181文字
会話率:25%
『笑わぬ姫君』番外編。お清とお尚が専属女中になる、ずっと前のお話。
西ノ森城で女中として働くお松は、ある日、倉庫の奥に隠し部屋へと通じる階段を見つける。そしてその先にいたのは、同い年の病弱な姫君・陽姫様だった。
※自サイトより転載
最終更新:2016-03-11 16:47:34
27578文字
会話率:46%
あなたが異世界に旅立つ時、欲しい能力は何ですか?
武術の力。物作りの力。創造の力。他人の能力を奪う力。経済学の力。
色々とあると思いますが、そこに一つ天文学の力を加えませんか?
算数を生み出したのが商業なら、数学を生み出したのは天文学だった
筈。
これには、無限?の力があると、あなたも気づく筈です。
注意 この作品には私の他作品の番宣が含ませます。見た事が無くてもちゃんと内容は理解できます。何かのキャラを出さないと内容が平坦になりやすく面白くないという部分もありまして。
このエッセイのコンセプトは異世界に行った時に使えそうな知識を紹介する場であり、あまり歴史上の人物名や、現象の名前などは書きません。
実際の観測では、とにかく根気と繊細な神経が必要らしいです。あと、機材を揃えるお金でしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-23 18:00:00
37653文字
会話率:52%
『算術士ピクセルの戦争』で、転移魔法の使い手であるメビウスがこのようなことを言っております。
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「おう、いいさ。戦争になったら魔法使いを兵役に出すのが、オレの部族と王国との契約だからな。まあ、ばあちゃんの時代までだと、自分と周囲の
数人を転移させて敵陣や城に乗り込んで暴れる、みたいな戦いだったみたいだけどよ」
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転移魔法を、このように使うのはファンタジーよりもSFの方が目立つかもしれません。テレポート能力を持つ超能力者が、敵の宇宙戦艦の中にテレポートして核爆弾を放り込んで逃げるという『ペリー・ローダン』シリーズのミュータント部隊。石川賢さんの漫画『5001年ヤクザウォーズ』の、生体ワープで宇宙極道が、ドス持ってカチコミかけるシーンなどです。
孫であるメビウスの時代は、算術士のおかげで超長距離ゲートが安定して開けるようになり、兵站に必要な輸送の一部をゲートが担うことができるようになっています。
では、メビウスの母親の時代はどうでしょうか?
その時代の戦争で、転移魔法はそれまでと違うタイプの役割を担うようになります。
今回は、そのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-23 16:10:19
7553文字
会話率:48%
ツイッターで話題になった「ファンタジーで兵站を扱った小説」のネタを元に、サンプル的にお話を作ってみました。
・ネクロマンサーの魔法による死人兵士
・ゲートやフローティングディスクを利用した物資運搬
などのネタを使っております。
そのうち、機
会があれば続きも書いてみたいと思っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-21 21:23:19
8018文字
会話率:43%