私、メリッサは宮廷で聖女をしている。結界を張る仕事だけじゃなく、軍の装備点検、執務の処理などあらゆる仕事を担当していた。なのに、婚約者であるカル王子に婚約破棄を言い渡されてしまう。
どうやら、宮廷に仕えているもう一人の聖女と浮気をしていた
らしいのだ。しかも真実の愛とやらに目覚めたらしい。呆れのあまり言葉を失った私は、宮廷から出て行くことにした。
しかし、そんな私に手を差し伸べる存在がいた。それは——強面で冷徹、そう呼ばれる公爵様だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:01:16
3193文字
会話率:40%
世界は無数にある。同じ様な世界でも、どこかが違う。
他人からすれば、その世界は歪かもしれない。
けれども、その世界に住むヒトたちにとってはそれが当たり前で、それが現実だ。歪だなんて思わない。
誰かが言った。『誰もが主人公』なのだと。
な
ら、歪な世界ではどうなるのだろう。
これは、どこかの世界の物語。歪でおかしくて、壊れていて、語呂の悪いお話。
助けて。誰もが言った言葉。誰もが見て見ぬ振りをした言葉。
それでも『助けて』を言えなかった少女がいる。そんな言葉を知らなかったから。
だから少女は『助けて』と言えない。
ならば誰かが手を差し伸べれば良い。『助けて』という言葉を教えてやればいい。そうして少女も『助けて』を言えるようになる。
少女は優しかった。少女は強かった。少女は魔性だった。
少女の善意で、人が狂ってしまった。狂ってしまった人は少女を手に入れるために全てを壊そうとした。
果たして誰が悪かったのか。少女が悪かったのか。それとも別の誰かなのか。
けれども、ひとつだけ言えることがある。
世界が、その少女を愛している。
それが、その少女にとっての幸せとは限らないけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:00:00
86150文字
会話率:34%
彼は、やってきた。荒廃した祖国から、失った未来を見出すために。
第一次世界大戦後の荒れ果てた祖国。絶望にとらわれていた彼に、救いの手を差し伸べたのは、ラインの乙女を名乗るうさん臭い人物だった。
その提案に彼は乗り、その提言に基づき一路
、戦勝国である日本を目指すことになる。その先に、祖国の窮状を救う手立てがあるのだと信じて。
横浜港に到着した彼が、再びそこから船出するとき、この世界の歴史が大きく揺るがされることになる。それを知るものは誰もいなかった。
彼の名は、アドルフ・ヒトラー。第一次大戦の生き残りの一兵士である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 23:15:23
44564文字
会話率:31%
※BLです
タイトル通りの短編です。
前世でごく普通のサラリーマンだった俺は、ある日、自分がプレイしていた戦略シミュレーションゲームの悪役令息テオドールに転生していることに気づく。
ゲームの結末では「テオドール」は主人公に敵対し、最期は縛
首される運命。そんな未来を回避するため、俺は悪役として主人公を虐める代わりに、親友になって死亡フラグをへし折ろうと決意する。
幼い頃、引き取られてきた主人公ディーリットに手を差し伸べ、献身的に尽くすが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
9869文字
会話率:24%
両親が立て続けに亡くなったロミアの元に『伯爵』と名乗る男から手紙が届く。その伯爵は、何とロミアの実の父親であると名乗り出た。
自身が養子に出されていた事実を知ったロミアが伯爵家に戻ると、公爵家長男レドの誕生パーティーへの参加を提案されたロミ
アだったが……。
「おい、誰かこの娘を摘み出せ!」
なんとレドに不審者扱いされ、追い出されてしまう。
屋敷の外に放り出されたロミアが夜風に震えて呆然としていると、そこに一台の馬車が遅れて到着した。
ロミアを心配し手を差し伸べたジュリと名乗る彼は、不審者だと誤解されたロミアから事情を聞き、彼女を伯爵家の屋敷まで送っていったのだが……。
──俺の初恋の人が、何故こんな扱いを受けているんだ……?
……素性を隠していたジュリが、幼い頃にロミアと出会っていた隣国の皇帝【氷獣の帝王】ジュリウスである事を、彼女はまだ知らない。
これは三姉妹の【いらない子】として養子に出され親に捨てられたはずの貴族の次女が、長年の初恋を拗らせたイケメン皇帝に全力で溺愛されながら、互いに支え合って生きていく恋物語です。
どこまでも顔が良く、物理的に強く、誰よりも愛が重く、一族の宿命がしんどい系の男がお好きな方の心に刺されば嬉しいです。
※この作品はカクヨム様で先行公開していた作品を、大幅に改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 12:00:00
112971文字
会話率:35%
叡賦(えいふ)帝国に生まれた武家の娘・鐘鈴綾(しょう りんりょう)には、圧倒的な剣術の才能があった。
ある日、鈴綾の幼馴染である奏桃香(そう とうこう)の後宮入りが決定。鈴綾は、親友でもある桃香の婚儀に出席する事になる。
しかし婚儀当
日、桃香は皇帝から貴妃(きひ)暗殺の疑いをかけられてしまう。
共犯の容疑をかけられた鈴綾は、桃香と共に地下へ投獄され──けれどもそこに、皇帝の師であった白髪赤目の術士・陸龍琰(りく りゅうえん)が救いの手を差し伸べた。
天才剣姫・鈴綾は、処刑が執行される前に貴妃暗殺事件の真犯人を捕らえるべく、後宮への潜入調査を決意する。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。そちらは完結済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-20 07:44:12
94362文字
会話率:33%
古びた木造アパートの屋上。主人公は、天高く昇る満月を見上げながら、高校時代から忘れられない「高嶺の花」――透き通る白い肌と吸い込まれるような青い瞳を持つ彼女を想っていた。彼女はいつも人々の中心にいて、平凡な自分には手の届かない存在。卒業して
数年経った今も、あの時一歩踏み出せなかった後悔が、夜ごと彼を窓辺へと誘っていた。
しかし今夜、満月の光の中に、彼女の姿が重なって見えた気がする。心臓が大きく跳ねる中、月の光が生き物のように揺らめき始め、細い螺旋を描きながら一点に集まっていく。微かに聞こえる鈴のような澄んだ旋律と共に、光の中心からぼんやりとした人影がゆっくりと、しかし確かな輪郭を伴って現れた。
それは信じられないほど美しい女性だった。月光を吸い込み微かに輝く銀色の長い髪、風もないのにふわりと宙に浮く純白の衣。そして何よりも、その瞳の色は、あの日の彼女と同じ深く澄んだ青色をしていた。儚げな微笑みと憂いを秘めた眼差しは、まさに彼が心の中で想い続けてきた彼女の面影そのもの。「月のプリンセス」としか言いようのないその存在に、彼は夢なのか幻なのかと混乱しながらも、抗いようのない力で見入っていた。
プリンセスは、確かに彼と目が合い、その表情には誰にも理解されない深い孤独が滲み出ているように感じられた。まるで「誰かに気づいてほしい」と願っているかのように、彼女は静かに右手を差し伸べる。その指先から放たれる淡い光が、彼の胸に触れる錯覚に囚われるほど、彼女の存在は鮮烈だった。
夜風が運ぶ甘く澄んだ香りと共に、満月の中に見た幻影は、彼の心に深く刻まれる。それは、届かないと分かっていても手を伸ばさずにはいられない、眩いほどの憧れの象徴。そして、彼がずっと忘れられずにいた、大切な人の面影だった。
彼はただ、手を伸ばしたまま、夜空の光を見つめ続けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:00:19
1532文字
会話率:0%
「ふぅ···」
また今夜も、幼馴染をオカズに致してしまった。
いつものように、ベッドサイドのゴミ箱へ使用済みティッシュを投げ入れた俺は、眠りにつく前にある異変に気がついた。
なんか、ゴミ箱の中、光ってね?
その渦巻く光へ導かれるように手を
差し伸べた俺の意識は遠のき、目が覚めた時には、謎の礼拝堂に召喚されていた。
どうやら俺は、ファンザニア王国のデカニュウリング教の儀式によって、異世界に呼び寄せられたらしい。
教皇ティアナが俺に尋ねる。
「ドウテイ殿、そなたがこの”ホワイト・コクーン”の創造主か?」
彼女の手に握られていたソレは、紛うことなき俺の”使用済みティッシュ”だった。
「ドウテイ様、このホワイト・コクーンを量産し、何卒このファンザニア王国を、いや、このスペルマータ大陸をお救いください」
正直、異世界の王国の存亡にさほど興味はないが、目の前の美少女のお願いは断れないよな。
目的達成後は、あわよくば”ご褒美”があるかもしれないし···
わかりました、リーナ姫。
この天童貞治(てんどうさだはる)が、脱童貞を目指す傍ら、ついでに貴方の国を救ってみせますよ。
※代表作「妹よ、俺をオカズに致すなよ!〜変態兄妹の特殊性癖女子攻略作戦〜」の連載をメインに進めておりますので、こちらの更新は不定期でのんびり実施予定です。
是非そちらもご一読頂ければ幸いです。
※Xで更新情報発信してます@syosetsu1081
※カクヨム,アルファポリスでも同時開催中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 15:04:06
12089文字
会話率:53%
天涯孤独のラナフリーナは、二十二歳の誕生日に不思議な世界へと渡った。
魔術仕掛けの世界で、樹木が鳴き、絵が踊った。
星にかぶりついて、花明かりを煎じ、季節は目まぐるしく姿を変える。
「契約者を探しているなら、ちょうど私の都合がつくが
……どうだい?」
力なきラナフリーナに手を差し伸べたのは、美しくて恐ろしい生き物だった。
鬼に妖精、妖異に精霊。
そんな世界で生き抜いた、惑い子の小さな不思議のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 12:54:26
97019文字
会話率:34%
男女のDom/Subものです。
作中でDom/Subユニバースの説明あるのでご安心ください。
29歳、大手機械、家電メーカーで技術員として働く東新川(ひがししんかわ)沙羅(さら)。
沙羅は初めて海外出張を控えていたが、なんと沙羅と一緒に
出張に行くはずの上司たちは怪我や家族の入院などで出張どころではなくなってしまう。
沙羅が絶望していると、就任したばかりの新社長、レネ・由春(よしはる)・南方(みなかた)(33)が技術課オフィスにやってきて、顔を合わせることになった。
現会長がドイツ駐在中、不倫し現地のドイツ人女性との間に生まれたのがレネであった。会長は良い後継に恵まれず、結果としてレネを後釜に据えたのだ。
そんな複雑な境遇の新社長は挨拶回りのためアメリカ出張のちドイツに飛び、沙羅の出張に同席するという。
プライドが高く、いかにもモテそうな容姿。世襲で就任したレネをあまり好きになれない沙羅であったが、数々のトラブルに見舞われる彼女に手を差し伸べてくれるレネを信頼し始める。
しかし、初めての海外出張のストレスと、度重なるトラブルで急遽伸びてしまった出張日程で抑制剤が足りなくなり、Domである沙羅は軽度のダイナミクス(第二性)ストレス症候群を発症してしまった。
「俺とプレイして解消しろ。俺はSubだからな」
レネの提案に、沙羅は一時的に彼とプレイすることを決める。
やがてレネに猛アタックされ、ダイナミクスのパートナー兼恋人として秘密の交際がスタートする。
いずれ、彼の父親である会長が二人の交際に立ち塞がることは露とも知らず……
ムーンライトで掲載しているもののR-15版です。
他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 12:00:00
310763文字
会話率:44%
死のうと思い自殺を図ると、そこは異世界の奴隷となっていた。売り飛ばされそうになっていたのだが、一人の青年が手を差し伸べるー
最終更新:2025-07-19 00:16:05
566文字
会話率:34%
これは、歌に込められた「絆」の物語。
かつて何でもできると信じていた「彼」は、やがて人生の深い闇に沈み、全てに絶望する。光を失い、自暴自棄になった彼の心を救い出したのは、「君」という名の光だった。君の温かい支えと導きによって、彼は少しずつ元
気を取り戻し、互いにとってかけがえのない存在へと発展していく。
しかし、「君」もまた、彼との出会いを経て、様々な葛藤を乗り越えていた。遠くから彼を応援していた日々、彼が闇に沈む姿を見て手を差し伸べた想い、そして、共に数々の困難を乗り越える中で育まれた、二人の確かな絆。
この物語は、人生の「光と闇」の中で、お互いに影響を与え合い、支え合う「彼」と「君」の視点が行き交い、二人の間に紡がれる「絆」が、いかにしてかけがえのないものになっていったかを描きます。始まりの歌「keep on going to dream」から、希望と覚悟に満ちた最後の歌「絆〜bonds〜」へ。それぞれの楽曲が持つメッセージが、物語の様々な側面に光を当て、読者自身の心にも深く響くでしょう。
これは、誰もが経験する人生の物語であり、そして、誰もが主人公になれる「絆」の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 18:44:00
6921文字
会話率:9%
マッシリア王国の老騎士団長ジークフリート(65)は、折り合いが悪い若き国王から突然、職を解任されてしまう。嘲笑した態度で、解任を突きつけられた彼は、怒りに任せて、王都を出奔する。
しかし、国王は恩を仇で返すのように、刺客を送り込み、彼を暗
殺しようとするのだった。
刺客を退けて、虚無感に襲われていた彼に、ひとりの若き女ギルドマスターが手を差し伸べた。
「一緒に世界を変えない?」と誘われるがまま、彼女と手を組んだジークフリートは、彼女が経営する弱小ギルドの受付係に任命されてしまう。
問題児だらけの弱小ギルドで、ジークフリートは長年の経験を生かして、落ちこぼれ冒険者たちの隠れた才能を見つけ出し、鍛え上げていく。
落ちこぼれだらけのギルドは、彼の指導によって、国内有数の大ギルドへと成長していくのだった。
若い冒険者に慕われた彼は、新しい仲間たちと幸せな第二の人生を送り始める。
その一方で、王国は、徐々に老臣を追放した弊害によって、自壊をはじめていき……
※短期集中連載のスタイルで3~5万字くらいで完結したいと思います!
よかったら、お付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 21:39:46
48262文字
会話率:51%
梅雨の雨が降り続く村で、さやかは学校帰りに川のほとりでかすかな声を聞く。白い服の女が水面に浮かび、「助けて」と懇願する声に、さやかは恐怖を抱きつつも手を差し伸べる。しかし、その瞬間から村に異変が起こり始める…。
最終更新:2025-07-14 19:24:30
2757文字
会話率:14%
路地裏で飢えと汚れにまみれていた少年、サイモン。
彼に手を差し伸べたのは、美と才覚を兼ね備えた女男爵バレンティーナ・オルガだった。
彼女に磨き上げられ、少年は美しき"子犬"へと成長する。
新たな名、新たな地位、新たな誇
りを胸に学園へ進んだサイモンの前に、かつて彼を見捨てた"父"が現れる――。
『私はレディ・オルガの犬ですので』
これは、美しき女神に見出された子犬が彼女の花園を護る番犬となる物語。
※バレンティーナ・オルガシリーズの子犬編となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 18:04:19
11535文字
会話率:42%
仲間たちと一緒に旅をしていた僕たちは、車の事故に巻き込まれ、崖から転落した。
森の中で目を覚ました僕たちに手を差し伸べたのは、一人の優しそうな老人――ヒロと名乗る男だった。
しかし、その親切は全て偽り。ヒロは冷酷な殺人者だった。
僕――
荒川 聡(あらかわ さとし)は、彼に騙されて森の中で意識を失い、残された仲間たちも次々に捕まってしまう。
そして、ヒロは妹の橘 愛芽(たちばな あいめ)を刃物で襲おうとする――
だがその瞬間、姉の野澤 希(のざわみ のぞみ)が身を挺して愛芽を庇い、刃をその身に受けてしまう。
気を取り戻した僕は、必死に木の枝でヒロを攻撃。
ヒロは銃を取り出し、全員に引き金を向けた――その瞬間、
僕たち(のぞみを除いて)は、突如として「別の世界」へと転移してしまった。
友情、裏切り、異世界での運命。
これは、一人の青年とその仲間たちが、絶望の中から光を探す物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 11:36:36
13534文字
会話率:17%
「僕はいつか、世界一の技師になってみせる」
そう宣言したのは幾年も前のこと。
その姿は今では見る影もなく、デルタ・グリステアは衣食住を共にしていた冒険者パーティから追い出されてしまう。
その冬の夜、路地裏で毛布に包まって自身の境遇を嘆いて
いると、彼に一人の少女が手を差し伸べた。
「私も似たようなものですから」
リナと名乗る不思議な少女。自称魔物学者の彼女は行くあてのないデルタに助手として自分と生活することを提案する。
暫し考え込んだ末、デルタはリナの手を取り、立ち上がった。それが二人の、まだ見ぬ者の、果ては世界の運命を変えかねない事態へと展開していくとは考えもしなかった――
発明家に似た職業である技師が、同じく『一味違う』職業の者と活躍する物語が、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:18:14
350525文字
会話率:57%
雛森灯はヒロインである。
演劇少女だった彼女は、舞台でもクラスでも人々の心を惹きつけていた。
しかし高校進学をきっかけに、彼女はステージから降り、教室の隅でひとり静かに身を潜めていた。
変わり果てた姿に、理由を探すのをやめたある日。
俺は、
保健室で衝撃的な光景を目の当たりにする。
これは――訳アリヒロインとなってしまった少女と、手を差し伸べた少年の、再生の恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 18:51:58
51983文字
会話率:44%
** 『カクヨム』にも同作者名義・同タイトルにて掲載しております。内容に違いはありません。毎週日曜更新予定。 **
──破滅令嬢、恐るるに足らず!
美しいものをこよなく愛するローラ・ルルベルは学園に入学した当日、一人の少女と出会う。その
少女の名はアメリア・パンナイフ。数々の恐ろしい噂と共に『破滅令嬢』と恐れられているアメリアだったが──
「綺麗……」
その冷ややかな美貌に惹かれたローラは、気づけば彼女に手を差し伸べ、告げていた。
「お友だちになりましょう」
気軽に放ったその一言が、何をもたらすかも知らずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 12:00:00
16302文字
会話率:57%
中原優人は高校の入学式を終えた後、校内で事故死した。が、それはあの世の手違いで、まだ死ぬ運命ではなかった。一連の話を夢だと思った優人は生き返りの手続きをする女性に閻魔様とは知らずにセクハラしてしまったため「知らない男性から欲情される」と「
敬語で話さなければとんでもない大声になる」罰をうけ、現世に戻される。その二つの罰のせいで、クラスメートの女子早川旭に恋人のふりをすることを約束させられてしまうが、その背景には予想もしなかった重い過去があった。
すでに起こってしまった悲劇はどうしようもない。しかし、人には過去を変える力はないが未来を変える力はある。
自分だけでは乗り越えられない悲しみも、誰かが手を貸してくれれば乗り越えられるかも知れない。
手を差し伸べられたときに、その手を握る勇気を持とう。明るい明日を迎えるために。
他の投稿サイトにも投稿しております作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 19:30:00
141436文字
会話率:40%
学費が払えず高校を中退、借金3億4000万を抱えた日雇い20歳。そんな飛鳥井蓮に手を差し伸べたのは、国家公安委員会の“裏部署”。任務は――黄泉の世界で歴史の怨霊を討つことだった。
最終更新:2025-07-12 19:03:58
3624文字
会話率:46%