令和の終わり。零務という新元号の時代のお話。新天皇の即位と共に公布された教育方針には「超能力」という分野が教科として制定されていた。しかし、この超能力については様々な矛盾点が存在していた。主人公の春良日は普通の高校生だ。彼は何事にも理屈っ
ぽく考える姿勢をもち、超能力に関しても懐疑的な見方をしている。そんな彼が超能力について、また社会問題について考えていく中で成長していくヒューマンサスペンス。この小説は近日続編をアップロードします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-09 15:53:31
4778文字
会話率:69%
大日本帝国は危殆に瀕していた。
昭和一九年七月九日サイパンが陥落し、一八日に東条内閣は総辞職した。二二日に成立した小磯内閣は、しかし、劣勢を挽回することはできなかった。さらに、陸海軍協力のために特に指名された小磯陸軍大将と米内海軍大将
のもとでも、陸海の緊密は得られなかった。マリアナ沖海戦に続き、レイテ沖海戦でも敗北した海軍は、実動艦隊の壊滅を受けて悲壮な決意を固めた。一方の陸軍は一撃講和論のもとに、乾坤一擲の決戦場を求めていた。
昭和二〇年春、硫黄島が陥落し、日本本土は前哨を失った。沖縄上陸、大和特攻失敗の中、小磯内閣が瓦解し、海軍大将の鈴木貫太郎に組閣の命が下った。大日本帝国天皇の絶大なる信任の下に成立した鈴木内閣だったが、陸海の不一致も、政府・統帥部の混乱も解消されなかった。強力な指導力の発揮がないのだ。鈴木内閣は統帥・作戦に関して消極的とみえた。といって、外交による和平・終戦への希求にも熱意は現れない。起死回生の秘策があるのか。
実は、この時期、東郷外相と外務省は全権を託されて和平・終戦工作に没頭していた。ソ連邦の仲介による連合国との講和である。東郷自身、当初は懐疑的であったが、障害は鈴木首相が除いてくれる。それどころか、陸軍と海軍の協力も得られた。統帥部からの妨害もない。御前会議での裁可もあった。外務省と内閣はソ連仲介の和平策に邁進する。
昭和二〇年夏、満州は豊作だった。今年も割り当て以上の供出ができるだろう。満州各地の開拓民は満足していた。だが、収穫する開拓民のほとんどは老人と女子供だった。それは市街地でも同じで、工場や事務所では女子供たちが働いていた。満州は、農産物や工場製品だけでなく、兵員も本土に輸出・供出していたのだ。関東軍は三〇万以上の将兵と重装備を本土と南方へ移出した。現有の兵力は七〇万人にまで減少していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-28 13:00:00
116997文字
会話率:54%
服を染める話です!!
キーワード:
最終更新:2020-02-16 17:42:13
260文字
会話率:0%
ありとあらゆるものに懐疑的な見解を持つ孤独な少年。そんな少年の甘酸っぱく悲壮な物語。
最終更新:2020-02-16 14:05:50
5624文字
会話率:30%
全寮制の私立雅ヶ丘高等学校に通う一年生・嗣原枢子(つぐはらすうこ)。
彼女が所属する生徒会治安維持特務機関〈駆逐士会〉、通称〈墓守部〉は、〈お祭り〉と呼ばれる文化祭の時期に毎年襲来する〈墓荒らし〉に備えるべく、神の名を付された特殊技能〈
反則〉を活かして日夜訓練に励んでいた。
枢子以外の部員は以下の五名。
部長兼生徒会長の三年・御厨聚一郎(みくりやしゅういちろう)。
副部長兼生徒会書記の三年・不動軻遇夜(ふどうかぐや)。
ミネルヴァの〈反則〉を使い掌から鎖分銅や刀剣を創り出す二年・簓木太鳳(ささらぎたお)。
身体や物質に気合を乗せて強化できるチカタの〈反則〉の使い手で二年・九条茅逸(くじょうちはや)。
敏捷性に優れた摩利支天の〈反則〉を用いる一年・桐沢航也(きりさわこうや)。
同部のマスコット犬〈オスターバーグ〉に足を咬まれるという異例の事態により入部するに至った枢子は、〈反則〉も発揮せず備品や武器を壊してばかりいたため、てんで役に立たない顧問の月島十五《つきしまじゅうご》にすら〈解体屋《スクラッパー》〉呼ばわりされる始末。
墓の所在さえ定かでないことから枢子は墓荒らしの存在に関して懐疑的で、それよりも航也との仲を部活の先輩や同級生に茶化されることのほうがよほど気懸かりだった。
また彼女自身、名を持たない奇妙な分身――仮に〈彼〉と呼んでいる――を幼少の頃より宿していたものの、未だにそのことを誰にも打ち明けられずにいた。
一方、〈高天原〉を名乗る墓荒らしの二人も、学校のどこかに眠るという伝説の王・転輪聖王の〈究極の秘宝〉を求め、鍵となる〈円形の痣〉を持つ人物を捜していた。
危機を感じた白犬オスターバーグと円形の痣の作用で、墓が暴かれるのだという。
その上、イングランド支部からの連絡により、重要人物と目される謎の編入者がこの学校に現れることを逸速くキャッチしていた。
且つ、墓荒らしの一人八咫烏(やたがらす)は、違う名前で墓守部に潜入しているスパイでもあった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-05 21:49:30
109975文字
会話率:41%
大事な事見落としていました。根本のフン族なの?って懐疑的な姿勢は全く変わってませんけど。
キーワード:
最終更新:2019-12-25 18:00:00
2086文字
会話率:0%
雷さまが鳴ると、おへそを取られるぞ。
きっと多くの人が、教わったことがあると思う。
父はこの言葉に懐疑的。これまでいくら雷が鳴ろうと、おへそは無事で在り続けたから。
どうしてこのようなことが伝わったか、父は自分の母である、祖母に尋ねてみた
ところ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-02 19:00:00
2844文字
会話率:6%
戦国時代のこと。
とある大名家の当主は、代々占いの名手とされてきた。それが当代においては、さほど高い的中率を見せず、その効果を疑うものも少なくなかった。
重臣の武蔵守昌義にとっても、占いに関して懐疑的な姿勢を隠せなかったが……。
最終更新:2019-11-14 21:00:00
3387文字
会話率:19%
近未来SF。西暦2100年。
人間から三大欲求の性欲と食欲がなくなった世界。
日本国は5つのドーム型の都市(エリア)で構成されていた。
空気、天気、人口、産業。究極的に完備されたドーム型の都市(エリア)。
エリア・カントーの自然省
に勤めるセルフは世界に懐疑的だった。
全てが人工物で作り上げられて、男女の恋愛は全て異質(びょうき)とされた。
そんな中、起こった友人の突然の失踪。省内の友人の疾走をきっかけに、彼の人生は大きく揺れ動く。
ディストピアなSF作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-16 23:50:51
38677文字
会話率:39%
エタおばさんのカボチャが無ければ、僕の人生はここまで変わることはなかっただろう――。
公爵家専属庭師の一人息子、アルフレッドはひょんなことから天使のようにかわいくて、悪魔のようにわがままな公爵家令嬢シェリルお付きの庭師見習いとなる。
シェリルはわがまま放題でヒステリック、さわるな危険の凶悪少女と噂だったが、アルフレッドから見れば、彼女は荒野の狐のように繊細で臆病な一人の女の子でしかなかった。
成長したシェリルは首都のセルフィリア学園に進むことになるが、そこでは許嫁の王子殿下、平民上がりの男爵令嬢とのトラブルが巻き起こる。
モブ庭師アルフレッドと悪役令嬢シェリル、二人の兄妹愛のような関係を中心に、様々な友情や恋愛が育っていく物語です。
※異世界トリップ、乙女ゲーム、悪役令嬢要素がありますが、物語の本質ではありません。
※ネタバレになってしまいますが、作者は公爵令嬢と庭師の身分差恋愛には懐疑的です。ご了承ください。
※作者は初心者なので、応援コメント大歓迎、批判指摘は優しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-18 23:00:00
14589文字
会話率:60%
私たちが普段、何気無く使っている詞(ことば)についての懐疑的な淋しい詩です。詞の意味に注目して読んでみてください。
最終更新:2019-04-28 21:40:43
245文字
会話率:0%
大人気(不明)の女子高生ラノベ作家である女王様な先輩と、そのブレーンとして暗躍(?)する無気力系後輩。二人は現実という世界に懐疑的で、事あるごとに議論を交わす。二人の議論は幅広く、それでいて奥が深い。時に学校で、時に家で、放課後から始まる
二人の討論は、二人が眠るその瞬間まで続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-06 02:50:55
5528文字
会話率:86%
私の家の隣に住んでいる彼は、最近世間を騒がせている犯罪者なのではないかと噂されている。その噂に懐疑的だった私だが、ある日彼の奇妙な姿を見てしまう。
最終更新:2018-12-24 21:43:42
11999文字
会話率:40%
夏のホラー2017参加作品です。
裏野ドリームランドにあるミラーハウスに訪れた仲良し5人組。その日を境に塞ぎ混んだ操とは何だか疎遠になってしまっていた。みんなはミラーハウスの怪異を噂するようになるのだが、「私」だけがそれに懐疑的だった。何で
も心霊のせいにするのはよくないと思うのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-16 15:37:56
4238文字
会話率:35%
永遠の森を捜してる…そこには全てがあって、永遠だ。誰もが癒され、安らげる場所だーー
大きな川が中心を流れる、エアリシュ大陸。その川を境目に別れた北部と南部では、日々、領地や思想を巡って争いが絶えなかった。
『完璧な騎士』を目指す彼女は、懐疑
的で満たされない心を抱えたまま、半吸血鬼となったソフィアと共に、激化する戦争の中で自身の道を模索していく。
完結しました!読んで下さった方に感謝の嵐。此れからも雪ハートを生暖かい目で見守ってくださいー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-11 11:06:40
223675文字
会話率:42%
アイドル好きの逢澤優斗はごく普通の男だったがある日、謎の男から経歴変換スイッチとなるものを手に入れる。それは自分のこれまでの経歴をすべて思い通りに変えることのできる装置だ。
葛藤や欲望がうずめく中、逢澤はどのようにその装置を使うのか・・・
・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-05 17:35:31
46234文字
会話率:61%
幽霊、怪物、妖怪、UMA、宇宙人、オーパーツ……日本には、そして世界には、もしかすると、宇宙にも、まだ解明されていない不確かな事柄が満ち溢れている。人々はそれをサブカルチャーとして楽しむようになり、その名をオカルト、または超常現象(パラノ
ーマル)と呼んだ。
超常現象の類は、得てして空想家や創作家に好まれており、現実主義者はあくまで懐疑的なスタンスで、超常現象の存在を信じている者は少ない。
しかし、そんな中で、オカルトをリアルに感じ取らずにはいられない人物も存在している。例として二人名前を挙げるとすれば、一人は超霊媒体質の今川駿一(いまがわしゅんいち)、一人はオカルトの何でも屋の四季織梓(しきおりあずさ)である。
日常を超常現象が脅かす! ドタバタオカルト活劇ぱらのまっ!
※アルファポリスに重複投稿しています。できるだけ同時に更新していきます。
※この作品には挿絵があります。苦手な方は挿絵非表示に設定してお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-13 17:22:36
102367文字
会話率:63%
鬼退治を仰せつかった清介は、渋々鬼の島へと出発する。
鬼なんて本当に倒せるのか。懐疑的になりながら一眠りしてから鬼を探そうと床につく清介。
翌朝、清介の前にそれは現れた。
「あんた、俺の事退治しにきたんだろ?」
――はい、いいですか。退治し
て。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-02 00:03:18
5863文字
会話率:45%
人が群れることに懐疑的な少女、霧島麻衣。
彼女の前に現れた一匹の灯蛾は、麻衣をとある場所へ連れて行くが――
最終更新:2016-02-19 14:02:13
8487文字
会話率:50%
本来死ぬはずの運命を背負いながら、死神の手違いで生き残ったハル。死神でありながら、死神の存在に懐疑的な詩月。ハルと詩月の出会いを軸に、上手く回っているように見えていた世界の綻びが明るみになっていく。
死神の存在を否定するため戦いを決意する詩
月。しかしその戦いの勝利は、死神の世界の滅亡を意味していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-06 02:06:10
103624文字
会話率:39%
税金というものの本質を歴史から鑑みると、「払わなければいけないもの」なのだということであります。
しかしながら、わたしたちの感覚ではむしろ、「払いたくないもの」となっているに違いありません。税金の見返りは、あまりに薄く僕らの国民の幸せな
生活を支えきれているとは言えませんし、これからどんどんシビアになることは間違いないことで、とすればそのような結論に至ることは至極当然と言えます。
うまい棒が10円である、という固定観念が消費税率10%になることで、その影響が子どもにまで及ぶと考えると、税金の在り方そのものについて懐疑的になってしまうものです。
果たして、今の税金というものの意義や在り方は正しいものと言えるのでしょうか。ともに、考えてみようではありませんか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-10-19 22:00:31
593文字
会話率:13%