光の届かない深いその森は、夜の国と呼ばれていた。
異形の魔物達が蔓延り、人間ならば数時間で狂気に陥ってしまう森の中で、白銀の髪を持つ少女は一人の魔物に拾われた。
異形を纏める巨大な角を持った国主、浴槽に沈む潮騒の魔女、午後三時だけに現れる蝙
蝠、カトラリーと腐敗した身体の悪食コック、千切れた羽を鳥籠に閉じ込めた時守り——、そんな異形の者と共に、森の奥に佇む洋館で過ごしていた少女は、ある日ひとりの人間の男を拾ってきた。
少女が拾ったその男は少女とその周囲に変化を齎し、やがて夜の国を少しずつ蝕んでいく。
この小説はpixiv、カクヨムにもアップしています。
更新は4話まで毎日、それ以降は毎週金曜日の20時予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 20:00:00
80444文字
会話率:18%
食べたい食べたいお腹がすいた。
仲間たちと魔王を倒して1年。元勇者レミーマは今日もお腹を空かせていた。魔王を封印した褒賞により使い切れないほどのお金をもらい、用意された郊外の屋敷で暮らしていた。料理人とトロワと二人暮らし。穏やかなスローライ
フを送るが、それでもレミーマには忘れられない味があった。
「もう一回食べたいな、魔王」
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無垢な少女勇者のスローライフ
に見せかけた悪食少女の魔物養殖スローライフ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 19:00:00
9575文字
会話率:25%
空を飛び回る黒い「それ」を僕は心底嫌い、蔑んでいた。だが僕が最も厭うのは他でもない僕自身であった。「それ」がなければ存在できない僕はいったい何なのだろうか……?僕らは何者であるか。それを悟ったとき、私はただ笑った。
最終更新:2015-04-09 20:00:00
10966文字
会話率:26%
これは彼女たちのもしもの物語....。
要は蛇足のような物語...。
これは取るに足らない〝世界の記憶”の一つでしょう...。
しかし...、これを取るには足らぬがあなた様が価値を感じたのならば、こちらの記憶をお売りしましょう...。
〝
さて、いかがしましょうか?この世界の記憶にあなたは価値があるとお思いでしょうか?”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 09:00:00
2311文字
会話率:11%
ボルランツェル王国の公爵令嬢ドロシア・クランツァーノは、メイドたちにかしずかれる貴族としての生活を続けながら、有事には王国第5軍機動迎撃隊の将軍として戦場に赴く義務があった。ところが光明の神の力を得たドロシアが暗黒神の信徒である魔女を倒した
ことから、降魔の巫女として他国から注目され、魔教徒や魔女との戦いに駆り出されるようになる。やがていくつもの光明の神の力を会得したドロシアは、暗黒教の信徒たちとの決着をつけるために世界を駆け巡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 01:15:43
1940098文字
会話率:34%
田舎の高校の季節外れの転校生と、学校一の嫌われ者の気弱な教師。彼等には、それぞれ人には言えない秘密があった。
最終更新:2022-04-15 23:05:46
6868文字
会話率:39%
とある武術屋の家系に生まれた少年が、人を殴るという一点の才能を受け継ぎ、開花させていくお話です。
最終更新:2022-04-06 15:25:25
2580文字
会話率:27%
セシリアが注目されているのが、我慢できないカナリアは美味しく食べているセシリアにわざとぶつかり、いちゃもんをつけた。その先に恐ろしい事が待ち受けているとも知らずに……。
最終更新:2022-02-04 23:22:02
6062文字
会話率:58%
ゆめはひとの感情を読み取れる。けれど心がわかるわけではなく、流れ込む感情を遮ることもできない。
そのせいで家族はバラバラになり、引き取ってくれた祖母もゆめの大学入学を見届けて亡くなった。
従姉のひかりがルームシェアしてくれるおかげで大学には
通えるものの、ゆめに関することでひかりは母親と折り合いが悪くなってしまう。
そのことが心苦しく部屋に居づらさを感じていたゆめは、ある夜ふしぎな男、ヒアイと出会う。
感情が流れ込んでこないヒアイは人間なのか。不審がるゆめにヒアイは獏だと名乗った。
夢を喰う獏だ、と。
アルファポリスにて完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 20:25:57
74134文字
会話率:33%
悪食趣味の人間がドラゴンの肝臓が食べたいと言っていたら、自称ドラゴンの少女に出会う話。
最終更新:2021-10-12 13:52:04
2825文字
会話率:30%
悪食というギフト持つ少年。食べた動物の力や特徴を得る少年は強くなりすぎる。そして、強さの終端を見た少年が望んだのは「死」だった。
最終更新:2021-06-28 03:31:32
6988文字
会話率:0%
任務:飛行する巨大サメの討伐!チンピラと小さな魔女のバディもの異世界!
スキル所持者は倒した相手のスキルを奪える世界。チンピラ勇者と見習い魔女vs巨大サメ(スキル:空間飛行 悪食 増強 再生 火炎放射)によるスキル争奪戦が始まる!
2000文字×10話くらいの予定。毎週金曜日19:00ごろ投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 18:00:00
4247文字
会話率:52%
はい。閲覧注意です。作者の性癖を詰め込んだ、エグいやつになる予定です。主人公はちっちゃくて可愛いマスコットキャラクター(ぷよぷ〇に出てくるカーバ〇クルみたいな見た目)として召喚され、《悪食》スキルを無理やり与えられて、異世界の女の子達にトイ
レとして使われます。主人公はもちろん嫌がりますが、《召喚魔法》で召喚された魔物は命令に逆らえないので、うんちやおしっこを無理やり食べさせられます。そんな感じのあらすじです。ちなみに小説書くの初めてです。拙い部分沢山でてくるでしょうがどうかご了承ください。あと作者は受験生なので投稿頻度は低いです。閑話などで主人公以外が便器にされるお話も作る予定です(あくまで予定)。自己満ですが、異状性癖の同士たちに少しでもネタを提供出来たらいいな...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 21:36:05
5260文字
会話率:44%
「貴族界では悪名高き、悪食男爵――ビザール・シアン・ドゥ・シャッス。かの男の、呪殺を、お願い致します」
化け物退治を生業とする貴族、ビザール・シアン・ドゥ・シャッス男爵。
口さがない者には「悪食男爵」と呼ばれていた。
故国では歴史が古い家
の現当主であり、王家の覚えもめでたいが、
胡散臭いペテン師呼ばわりされることも少なくない。
彼はどうにも貴族としては型破りであり、言動がどうにも胡散臭くもあり、
それよりなにより――とても、太っていた。
ネージ国が冬深くなる中、異変は其処彼処で起きつつあった。
例年になく降り続ける雪。
“蜘蛛”の元締め、レイユァは姿を消した。
“蜻蛉”の元締め、ミロワールはいつもの苛烈さを見せずただ穴熊を決め込む。
そこへ腕と足の修理に出向いたヤズローは、予定を過ぎても戻ってこない。
地下の奥底に現れたのは、美しいメイドと二頭の黒狼を連れた、黒き貴婦人。
そして、ある呪殺師に依頼が届いたその瞬間、ビザールは運命に追いつかれた。
「悪食男爵と首吊り塔の花嫁」→https://ncode.syosetu.com/n7302ff/
「悪食男爵と唄歌いの人形」→https://ncode.syosetu.com/n6860fu/
「悪食男爵と墳墓の皇帝」→https://ncode.syosetu.com/n5466gl/
の続編です。この話が最終回となります。
前作までのネタバレを多分に含みますのでご了承下さい。
※完結まで毎日自動更新されます。
※カクヨム様にも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 00:00:00
86248文字
会話率:49%
悪食男爵シリーズの中に出てくる人達の小話です。
気が向いたら増えるかもしれないし増えないかもしれません。
※カクヨム様にも掲載しています。
最終更新:2020-10-11 23:09:59
10060文字
会話率:26%
「ただ、あの時――お前の事を信じちまった俺自身に、只管むかっ腹が立つだけだ……!!」
化け物退治を生業とする貴族、ビザール・シアン・ドゥ・シャッス男爵。
口さがない者には「悪食男爵」と呼ばれていた。
故国では歴史が古い家の現当主であり、王
家の覚えもめでたいが、
胡散臭いペテン師呼ばわりされることも少なくない。
彼はどうにも貴族としては型破りであり、言動がどうにも胡散臭くもあり、
それよりなにより――とても、太っていた。
前回の事件から半年ほどたったある日のこと。
ビザールは親友にして悪友の瑞香から、南方国への旅行を提示される。
勿論それはタダではない、航路に出てくるという幽霊船退治の依頼を兼ねて、だったのだが――
少しずつ零れ落ちる過去の残滓。ビザールと瑞香に残る忘れられない疵が明らかになる。
そして、容赦なく命を狙われた一行が逃げ込んだのは、南方国の古い皇帝の墓だった。
「悪食男爵と首吊り塔の花嫁」→https://ncode.syosetu.com/n7302ff/
「悪食男爵と唄歌いの人形」→https://ncode.syosetu.com/n6860fu/
の続編です。
前作までのネタバレを多分に含みますのでご了承下さい。
※完結まで毎日自動更新されます。
※カクヨム様にも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 18:00:00
74234文字
会話率:52%
妖精の悪戯に合いパーティーメンバーと離れ離れになった太った男グラトンは、人類三大厄災のひとつ魔境の森、その深層にいた。 ひょんなことから深層に住まう魔女エメルと出会う。エメルはソウルスキルの研究をしているらしく、グラトンはその研究の手伝い
をすることになる。悪戯心が刺激されたグラトンは、幼馴染みを驚かせるべくエメルの元で修行することに。 一方その頃、自分達の力不足のせいでグラトンを置き去りにしてしまったと悔やむ幼馴染みたち。各分野で若き天才と呼ばれた四人は、初めて挫折を味わった。天才たちはグラトンを救うため、強くなることを決意する。努力を続けてきた天才が、手段を選ばず限界を越えた先にあるものは…… 果たしてグラトンはそんな天才たちに追いつくことができるのか!? 天才幼馴染みたちが唯一勝てないと思った相手とは一体誰なのか!? 明日の飯はなにか。唐揚げに一番合う調味料はマヨネーズかレモンか。それとも何もかけないのがベストなのか。食べることが何よりも大好きな男は、今日も今日とて飯を食う。みんなで食べる飯が一番美味しいことに気づいた、彼を止められる者はもういない。 ーーこれは食べることが何よりも好きな男の決意の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 01:46:33
51394文字
会話率:40%
悪食の王討伐、星の死から逃れ新しい星へ移住し様々な種族が国を治め安定を見せて数百年が経ち今後も更なる脅威の出現に備えるための特級訓練所。そこへ魔族のテンマとガーラの兄妹が入り様々な経験をしながらスローライフを送る物語。
完結してませんが転生
の果てにを起点とした第四主人公です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-31 00:00:00
2248文字
会話率:68%
食の好みは変わってゆくのですよ。
最終更新:2020-10-12 20:00:00
3802文字
会話率:19%
――線野、貴一享年83歳
日本で生まれ育ち、そしてその生涯を終えられたらどんなに幸福だっただろう。
俺には前世での記憶がある。所謂『転生者』というやつだ。
とは言ってもよくある不慮の事故で天命を全うすることなく死んだと
かいうことは全くない。
一般家庭に生まれ、大学を出て、会社で働きながら愛する人を見つけて一緒になった。ごく普通の人生をそれなりに楽しんで、最期は家族全員に看取られて老衰で逝った。
気が付くと、全く見覚えのない土地に立っていた。
83年の生涯を閉じたと思った瞬間だ。
たった一瞬で『これが死後の世界?』だが明らかに感覚があり、世界に存在していると言う実感がある。
俺は寿命という避けられない死を体験している。
一度死と真剣に向き合いそして全うに受け入れた。今更何が起ころうと受け入れる事が出来る。
どうしてこの状況になったかはさっぱりだが、これは延長戦のようなものだと思える。
本来であればそこで終わっていた筈の命が、どういう訳かこうしてまだ続いている。
自分の身体……よれよれのジジイではない。若々しい張りのある肉体だ。正確な年齢までは分からないが、恐らくは二十代前半から半ば辺りだろう。
触っただけでもはっきりと分かる豊富な毛髪がいい証拠だ。まだ禿げていない。これは大事なことだ。
だが、一つだけ問題があった。食事に関してだ。誰もが口にするような食べ物を摂取した途端に吐き戻してしまう。そう胃が食べ物を受け付けなかったのだ。
これでは、今度は受け入れられない不慮の死を体験する事になってしまう。俺は焦っていた。
そんな拒食症な主人公の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-10 00:46:19
2181文字
会話率:31%
『悪』を食らうのは、『悪』か、『正義』か。
女神テミスは魔王発現の予兆を感じとり、異世界(地球)から勇者召喚を決行した。
しかし、呼び出された者は薄汚く、基礎能力の低い、ただの少年だった。それに加え、かつての冥界の王が持っていた『悪食』
というスキルを持っている。
そのため、召喚されてすぐに、『世の不純物が集う場所』、通称『屑穴』に捨てられてしまう事になる。
その少年の名はショウと言い、暗い過去を持つこの物語の主人公だ。
ショウは16歳の若さでこの世を去った。
しかし、死んだはずのショウは、気付くと見知らぬ洞穴にいた。そこで心優しき龍神シンと、その従者リオに拾われる。
ショウは二人の優しさに触れ、生きる希望を見出だし、二度目の人生で得た『悪食』という力を武器に、仲間達と共に異世界生活を謳歌する。
※この小説はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 23:48:06
112351文字
会話率:42%
平和の世界、日本。そこのとある高校の一角で光が爆ぜる。そこには主人公である神喰讐花たち生徒がいた。そして、光に呑み込まれた彼らは異世界転移をする。転移先の異世界では魔物や魔法が存在した世界で、魔物を率いる魔王を倒して欲しいというテンプレだっ
た。承諾し、魔王を倒すために準備する生徒。彼らにはこれまたテンプレな、特殊能力があった。それは讐花にもあり、それは"喰べる"ことだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 17:08:34
32903文字
会話率:47%
ここは地球だった
太古に生きる悪食の魔女
未来から召喚した勇者に倒された
一見意味のわからない内容だが
この二行の言葉がやがて
交わりもしない人々が線を結ぶ
これが……絶望に繋がると知らずに………
最終更新:2020-04-25 04:04:58
27113文字
会話率:42%