杉浦あずさ(23)は父の晋作(享年51)の突然の死去に伴い、そして、晋作が経営していた会社の借金整理の為に、思い入れのあるコテージを手放さなくてはならなくなった為、最後の荷物整理などを兼ねて、単身、コテージへと向かう。
あずさは小さい頃
、既に母親の葉子(享年30)を亡くしていた。その僅かな記憶の中に母親とコテージで過ごした思い出があった為、コテージには愛着を持っていた。
あずさが一人、コテージに泊まる最後の夜、ある一人の男、ケンが(年齢不詳)が訪ねてくる。
その日、降っていた雨で山が決壊した為、立ち往生を余儀なくされたので、しばらくコテージで暖を取らせて欲しいとの申し出であった。あずさは女性一人で過ごしていた為、躊躇・警戒するが、仕方なくケンを招き入れる事にする。
あずさは正直、コテージ最後の夜を一人きりで過ごすのを寂しいと感じていたので、ケンとの語らいを楽しく感じ、リラックスした心地よい時を過ごす。
あずさはその夜、夢を見る。あずさが母親を亡くした時に、晋作があずさを励まそうと豚のぬいぐるみを買って来た事があった。あずさはそれからそのぬいぐるみを「ブータン」と名付け、大切にしていたのだが、今回のコテージ処分に伴い、荷物整理の保存リストに残していない事に気付き、慌てて別荘の管理を任せていた久保田美智子(67)に連絡を入れる。
あずさはすんでの所で「ブータン」をゴミ集積車から回避する。そして、昨日の夜、訪ねて来た男性、ケンはもしかしたら、いや、紛れもなく「ブータン」ではなかったのかと思うのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-12 20:00:00
12107文字
会話率:65%
加賀美尚と今村なつきは年齢差はありながら公認のカップルだ。
しかし、尚が刑事という事もあり、条例違反は出来ないとなつきの父の監視の元、清い交際を続けている。
今日はクリスマスイブ。
なつきの父の計らいで尚は休みを手にしたが、それはな
つきの従弟の見守りというオプションもついていた。
尚となつきのクリスマスは恋人らしく過ごせるのか。
※内容は十五歳以下でも大丈夫ですが、尚君が下世話なので十五禁にしました。
※先日のイラストから物語企画で書いた作品、「階段に座って、缶コーヒーでも一緒に飲もうか?」の続編になります。素敵な企画で、登場人物に思い入れも出来たので続編を書いてしまいました。
※2020/12/22 なつきちゃんは尚君に恋しまくりですが、まだ十七歳なので自重しろということでヒューマンドラマの方にジャンルを変えさせて頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 19:35:58
12175文字
会話率:39%
大学進学を機に一人暮らしを始める由紀。
年末の大掃除で片付けが苦手ながらも何とか進めていくと、懐かしいランドセルを見つける。
この季節ならではのお話を書いてみました。
ランドセルって捨て時がわからないですよね〜。
長いと6年間ほぼ毎日使
う物ですから思い入れがある方もいるのでは?
貴方の家の押し入れには何が入っていますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 00:55:52
923文字
会話率:44%
貴方には思い入れのあるものはございますか?
最終更新:2022-11-24 23:46:15
1953文字
会話率:20%
ニックネーム:遺物転生
いつもの学園生活を怠惰に送っていた荒戸悠斗の前に、突如として大型人形サイズの古めかしい機体キャンセルが現れた。キャンセルは学校ごと異世界に転送させる能力を悠斗に与えるという。学校に通う者たちにたいして思い入れのない
悠斗は迷わずその能力を使うことを選択したが……
学園ごと異世界へ転送させたところから紡がれる遺物の物語が今始まる。
※本小説は何かしらのコンテスト応募用に作成するため、途中加筆修正行う可能性があります。
まずは年内10万字目指します。
また、公式設定資料集はネタバレなしです。
公式設定資料(中盤までのネタバレあり)は活動報告に用意してあります。
ネタバレありを用意した理由は、本小説は中盤に至るまで時間が多少かかる見込みです。
「遺物転生」という題名から着想を得られて同内容を思いつかれる方もいらっしゃるかと思いますので、物語の根幹に関わることもありますが、トラブルを避けるため中盤時点の設定を記載させて頂いております。
※世界観、遺物の基本設定以外は修正の可能性あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 02:12:25
26830文字
会話率:23%
アルビナ国の王女であるシルヴィアは、自分が生まれた年に祖国をヴァレンティン帝国に侵略される。赤子だった彼女は他の女性たちとともに帝国の都へ連行され、「チェロ宮」と呼ばれる娼館での暮らしを強いられた。
それから十五年後。成長したシルヴィアは祖
国になんの思い入れもなく、諸事情からチェロ宮の中でも孤立していた。感情に乏しい彼女が唯一、強く望むのはチェロ宮から出ること。一方で、いずれ自分も男性を相手にするのだという諦観も抱えていた。
ある日、ヴァレンティンの宮殿に異変が起きて、チェロ宮の客たちは血相を変える。その混乱に乗じて抜け出そうとするシルヴィアを呼び止めたのは、かつて客の従者としてチェロ宮を出入りしていたマッテオという男性だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 08:00:00
11274文字
会話率:37%
「お父様。私、アルフレッド様と結婚したいです。お姉様より私の方がお似合いだと思いませんか?」
腹違いの妹のマリアは私の婚約者と結婚したいそうだ。私は平民の娘だから譲るのが当然らしい。
マリアと義母は私のことを『平民の娘』だとい
つも見下し、嫌がらせばかり。
婚約者には何の思い入れもないので別にいいですけど、本当によろしいのですか?
*アルファポリス様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 13:48:32
9712文字
会話率:38%
大きな商会の娘リリアンヌは、婚約破棄される。
おまけに元婚約者は、尻軽女に入れあげておきながら、リリアンヌの容姿が地味でブスだからだと罵ってきたではないか。
婚約破棄されたままでは、自分の名誉と亡き母の思い入れが大きい商会の信用に傷がつく
。
リリアンヌは父とともに流行の最先端である、異国の地へ渡り、男受けする化粧や髪結いを学ぶことにした。
彼女の目的は、唯一つ。自分を捨てた男を夢中にさせて、尻軽女を捨てさせる。そして今度は自分がコテンパンに捨ててやるのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 12:04:26
36263文字
会話率:32%
読み始める章、および読む順番により、読み手が主人公と認識する人物が変わるよう執筆しています。同じシーン、同じセリフでも先入観や思い入れ、先に読んだ章により関係性や解釈が変わってきます。
先入観が大きく影響するよう構成しているため、主人
公は読み始める章で決まると思います。貴方が選んだ主人公を起点に「この人は悪では無かったんだ」などの気付きを経て、人間関係を創造してみてください。
好きな章から、好きな順番で読み進めた結果、最終的にしっくり来ると感じていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 01:58:56
57913文字
会話率:40%
ごく平凡な家庭で生まれ社会人としてごく平凡な生活をしていたサトシはある日些細なことから傷害事件を起こしてしまった。彼は自分が罪を犯し後戻りができないと項垂れていた時、突然異世界に転移した。
異世界では1人1つ自分が思い入れのある何らかの能
力を持っていた。サトシの能力は「取捨選択」だった。異世界と現世は相互移動でき、異世界の人々は現世の権力を得るため能力バトルをしていた。サトシは自分の罪を帳消しにするため、彼らとの戦いに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 06:00:00
1995文字
会話率:0%
私が愛してやまない、強い思い入れのある「松田聖子さん」の歌にまつわるエッセイです。よろしくお願いします。 m(_ _)m
キーワード:
最終更新:2022-06-26 21:33:47
4633文字
会話率:2%
王道RPGのような世界観です。
主人公に仲間が出来たと思ったら旅の途中で裏切られたり違う目的で仲間になってたりと色んな問題が起きて、でも最後には絆が深まって本当の仲間になるっていうストーリー。
の、仲間が独白する部分だけです。
いつか書こう
と思って仲間のストーリーだけ考えていたんですが、肝心の本編が思い付かず投稿することも無さそうなのですが思い入れだけはあるので投稿することにしました。
いつか本編が書けたときには書けたんだな~と思ってくれたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 07:00:00
8656文字
会話率:30%
目覚めるとそこは、死後の世界だった。
第二の天国”セカンドヘヴン”には地獄にも天国にも振り分けられなかった死者が集う。前世への思い入れの強さや過去の経験によって魔法への才能が強くなるセカンドヘヴンで極めて高い魔力指数の証である血の眼を持
つことになったあきらは、前世で付き合っていた彼女を探しこの世界を周ることを決めるが……
(この小説は読みやすいよう一部箇所に改行を加えております、ご了承ください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-24 08:54:13
131440文字
会話率:50%
幼い頃から耳鳴りと頭痛に悩まされ、人と関係を持つことを恐れる少女、満輝(みつき)。
彼女は下校中、激しい耳鳴りと頭痛に襲われる。そしてその場で道端で蹲り、気絶してしまう。
知らぬ何かに抱えられ、突如聞こえたのは羽音。気が付くと、彼女は家の前
にいた。
その出来事から数日の事である。気品のある麗人と出会うのは。
彼は『崇島』と名乗り、少しづつ少女と交流を深めていく。
それは互いにとって、幸か不幸か。
(作者)
今までの登場キャラ、一切出ません。マジで出ません。暫く出ません。寂しい!!
(読者様)
いや、出せよ。出せば良いだけの話だろ。
皆さまにとって、思い入れのある子って何方でしょう?
女キャラなら三狐神様、男キャラなら飛梅様な作者です。
え、ロキとアレニエ? 彼奴らは別格なんで。
此方も完結済。ご興味ありましたら、お付き合い頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 15:28:17
25667文字
会話率:31%
小野塚は若い頃からの念願だった、ゲームをやっと完成させた。思い入れが強すぎたのか、ゲームの主人公が意思を持って動き始め、小野塚に干渉してきた……。
って書き方だとホラーにもなりそうですが、ギャグです。
最終更新:2022-05-02 03:01:28
22514文字
会話率:51%
冬の味を知っていますか。
雪の味ですか?それとも暖かいお鍋の味ですか?
人それぞれ冬にはいろいろな思い入れがあるでしょう。
これはある少年が抱く『冬の味』のお話です。
ご堪能ください。
最終更新:2022-02-09 23:46:15
2232文字
会話率:18%
「あなたに会いたかったの、ずっと」
秘め続けていた思いを告げ、リセの胸は高鳴っていた。が、それは人ではなく、五年程前に森でさまよっているところを助け出してくれた、リセにとって恩人(恩獣?)の精霊獣だった。
リセは助けてくれた精霊獣に並々なら
ぬ思い入れがあり、チャンスがあれば精霊獣を誘拐……運ぼうと鍛え抜いていた筋力で傷ついた精霊獣を寝室に担ぎ込み、念願の抱き枕を手に入れる。
嫌がる精霊獣だったが、リセは治癒能力を言い訳にして能力濫用もはばからず、思う存分もふもふを満喫したが、翌朝……。
これは精霊なら自然体でいられる(むしろ追いかけていく)のに、人前では表情が固まってしまう人見知り令嬢と、自分の体質にちょっとお疲れな魔術師の、不器用な恋の話。
***
閲覧ありがとうございます!
ラブコメ寄り? コメディとシリアス混在の恋愛ファンタジーです。R15は念のため。
ゆるめ設定。
お気軽にどうぞ。
アルファポリスで先行公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 16:00:20
42911文字
会話率:53%
数年前の4月。私はマイホームを手に入れました。「どうしても欲しかったから買った。」のではなく「条件が良かったから買った。」というのが購入の動機で、家への思い入れは、ほとんどありませんでした。
そんな私が、今では雨だろうと猛暑だろうと毎日
欠かさずに庭を見回り、週1回は1日がかり庭整備をするまでになってしまいました。この文章では、そうなるに到った経緯について触れていきます。
ほとんどの人にはどうでも良いような雑文でしょうが、私の失敗や成功をこれから家を買う人、庭の整備を考えている人に事前に知ってもらうことで、よりよい庭造りの一助となればと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 17:00:00
55158文字
会話率:4%
トスカーナの経営も軌道に乗り始め、わたしことミレッタはいよいよ自動車が欲しくなる。
恩人モトベさんの手配で出物の良品を購入することになったのだが、その車を横からかっさらう二人組が現れた。
モトベさんの弟子を名乗るロックとノエルは件の車を彼に
とって思い入れがある車だと知っており、わたしに使わせたくないんだとか。
わたしやヨハネを怪しいと思うのは勝手だけど、あの態度はいかがなものか。
ここは一つ、正々堂々と勝負でケリをつけようじゃない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-09 19:00:00
39668文字
会話率:47%
全国からヒト・モノ・カネが集まり何不自由なく暮らせる大都会。彼はそんな大都会のごく普通の一般的家庭に生まれた。しかし、そんな大都会に住んでいる彼『倉橋 優』には悩みがあった。
それは優秀すぎる二卵性の双子の姉『倉橋 由愛』という存在だっ
た。志望校への入学試験で二卵性の双子姉倉橋 由愛は高名な進学校に首席で合格し、そして弟の倉橋 優は第一志望校に落ちたのだ。充実した高校生活を満喫する姉の由愛。かたやすべり止めで受けた高校には受かったものの、思い入れのない普通科の学校に惰性のように通う自分。
そして、優は成績においていつも父親の顔色を窺う毎日―――。そんな学生生活も今年で二年目に入ったある日―――
「普通科のクラス二位と、進学校学年一位とじゃあ・・・比べものにはならないって・・・―――」
二年生一学期の中間考査。半ば自棄になって鞄を乱暴に投げ置いたそんなおり、彼は写真立てを床に落としてしまう。そんな彼、優は落とした写真が納まった写真立てを拾い上げようとして―――、それは子どもの頃に母方の田舎で撮ったいとこ達との写真だったのだ。
「――――――」
その写真を見つめたとき、優の中で懐かしく楽しかった記憶が鮮やかによみがえる。優はそのとき心中の『霧杳』が晴れ渡るような感覚を覚えたのだ。一大決心をした優は―――
「母さん、大事な話があるんだ―――」
と、母へとある相談。はてさて、優はその街で成績や勉強の他に、大切なものを手に入れることができるのか―――。優の心の『霧杳』は晴れるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-01 18:47:08
7579文字
会話率:50%