勇者パーティーの一員で魔法使いでもあった『クリスタ』はダンジョン攻略中、リーダーである勇者『イーサム』に追放を宣言される。
しかしながらクリスタにとってパーティーを離脱できたのは好都合であった。
ダンジョンを攻略し外に出たクリスタは姿
や名前を変え、生まれ故郷である魔法王国へ帰ることに。道中様々人と出会いつつ帰路につくが、様々な問題が彼女に襲い掛かる。
一方、勇者パーティーはと言うとクリスタが抜けた穴が大きかった。
そこで神官『カミラ』の助言の通りにクリスタの代わり魔法使い『リオーラ』をメンバーに入れることに。
リオーラの助力もあってか、一度順調にダンジョンを攻略する。それに安堵した国や教会が支援金の増額を行い、調子に乗ってしまう勇者イーサム。
しかしながらそれも長く続かない。彼らを待ち受けている悲運とは……。
*本作はノベルアッププラス様等にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 20:11:17
313426文字
会話率:37%
「ノア! お前はパーティーからクビだあ!」
冒険者御用達の居酒屋に、パーティーリーダーの、『勇者パジェロ』の声が響く。
ここだけ見ると、よくあるパーティー追放劇。
しかし、実はパジェロは仲間を追放なんてしたくなくて……。
よくあるパー
ティー追放劇の舞台裏が、今ここに明かされる。
4500文字程度の、気楽に読めるギャグコメディーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 21:00:00
4657文字
会話率:59%
これは……神という概念が存在し、人間はその神によって、生を受けた時点で、【神の恩恵】という都合の良い【スキル】という呪いがかけられる、異世界のお話……。
ここ、王都から大分かけ離れた小さな村『チサイ村』も、例にもれず村人みんなが【ス
キル】という【神の恩恵】を生まれた時点で授かっていました。その村人の中でひとり、『疾風(はやて)』は、特に抜きん出た力、【業火】というスキルを授かっていたのです。
……ですが、村人達はこの『疾風』という女の子を疎ましく思ったのか、次第に距離をおくようになりました。
その後、15歳になり、たくましく成長した最強の女魔法使い『疾風』は、こう言いました。
「私は、神の呪いに抗い、アイドルになる!! そして、ちやほやされる!!」
それを隣で聞いていた親友『チッテ』はこう言いました。
「が、がんばってね……」
※『カクヨム』にも、ほぼ同内容のものを投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 15:18:49
8891文字
会話率:56%
俺の名は『テンセ=イチト』
世界最強と呼び声高い勇者だ。
仲間である盾使いの『タツカ』、女魔法使いの『オサナ』、忍者の『ツキカゲ』の三人と、魔王討伐のための旅を続けて三年……気がつけば、魔王城に一番近い要塞都市……の隣にある小さな
村『チョコント村』まで来ていた。
村に着いた俺達は、さっそく村のいざこざに巻き込まれ、しばし、足止めを食ってしまう。まあ、よくあることだ。
だが、ある日のことだ。そのいざこざでタツカが大失態を犯してしまう。
そのことを知った俺とオサナとツキカゲは、村を出立する前日の夜、宿泊していた宿屋で、タツカに内緒で話し合いを行った。
そして次の日の朝、なにも知らずに俺達のいる部屋にきたタツカに俺はこう言った。
「タツカ。君には今日限りで、このパーティから出ていってもらう事になった」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 15:17:16
11274文字
会話率:48%
これは「なろうラジオ大賞2」応募用の作品です。
最終更新:2020-12-03 19:18:43
1000文字
会話率:5%
かつて悪しき竜を倒し、世界を救った勇者アルドレイ。だが、その最期は、愛しの姫に告白した直後に刺されて殺される、バッドエンド極まりないものだった。やがて、彼の魂は現代日本で転生。二宮智樹という少年へと生まれ変わる。クソ強い以外はごくごく平凡な
人生を送ってきた智樹。だが、ある日、彼の前に謎の美少女魔法使いが現れ、彼を元の異世界へと拉致召喚する。なんと、異世界は再び、悪しき竜の復活によりピンチに陥っていた。美少女「お願いします、アルドレイ様、世界をまた救って!」智樹「断る」。さいつよ現役高校生、智樹の、世界を救うんだか救わないんだかの旅がふたたび始まる……。
なろうで2016~2017年にかけて掲載していたやつの改稿版ですが、2章からは最近新規で書き始めたものになります。カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。
※2章から呪いの魔法が出てくるのですが、その説明がちょっとグロいかなと思ったので、R15を入れておきました。
※ヒロインは固定でハーレム(チーレム)要素は特にないです。男性向けライトノベルなので悪役令嬢、溺愛、婚約破棄とかの要素もないです(聖女だけは少し出ます)。異世界ファンタジー特有のTSやダンジョン探索、スローライフ、奴隷を買う、魔王と戦う、錬金術、冒険者ギルドに登録、領地開拓とかもないです。スクールラブ要素、青春ラブコメ要素は少しありますが、幼馴染とか妹キャラとかは出ません。基本的になろうのテンプレはガン無視で好きなように書いてます。なので、最弱劣等無能認定からの成り上がりとか、トラック転生で女神様に外れスキルもらったけど実は、みたいなお約束はないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 05:49:45
999026文字
会話率:58%
病弱な身体が災いして24という若さで死んでしまった主人公伊吹直人は、アルカナドールという特異の存在として異世界に転生する。固有の異能、豊富な魔力、高い身体能力と様々なチート能力がある反面、アルカナカードを持つ人間に絶対服従という制約があった
。さらに肉体は誰がどう見ても幼女で、性別すらも変わってしまっていた。右も左も分からない異世界で、伊吹直人は幼女ドール『イオ』としてマスターである美少女魔法使いウルリカ・リーズメイデンと共に旅に出る事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 21:05:53
352184文字
会話率:46%
元冒険者の女魔法使いロディ(35)は、引退後10年、一念発起してコンビニバイトを辞め、宇宙の旅に出発しました。
キーワード:
最終更新:2022-05-15 20:17:27
62493文字
会話率:50%
『俺』は前世はしがないサラリーマンだった。ブラック企業に勤めているわけでもワーカーホリックなわけでもないただ普通のサラリーマン。まだまだ働き盛りだったのに海で溺れて死んだ。
そして目覚めたら魔法のある不思議な世界で美少女になっていたのです
!!!神様ありがとう!俺、これから女の子として頑張るよ!
折角生まれ変わったんだから人生を面白可笑しく生きていこうと魔法を極めてちょっと田舎のすったもんだに巻き込まれながらも意気揚々と旅に出たのにイケメン二人と巨乳二人で構成された勇者一行を助けたら魔王を倒す羽目になってしまった。えー嫌だなあ。
まあ報酬の金貨10000枚を目指して頑張って魔王倒しますか……待ってろよ俺の金貨10000枚!隣の国へ食い倒れ旅行の資金にするんだ。
はたして『俺』改め美少女魔法使い・ユキは人生を謳歌することが出来るのか!
毎週金曜日0時更新予定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 19:00:00
83029文字
会話率:66%
【簡単なあらすじ】
少年と少女がお互いに手を取り合って支え合い、さまざまな困難を乗り越えて成長していく物語。
【あらすじ】
主人公マサヤは主体性が無くいつも周りに流される性格。ある出来事がキッカケで現実逃避をして引きこもり生活を送っ
ていた。ある朝、毎日の日課であるジョギング中に異世界に召喚され、ラスボス(ドラゴン)戦の真っ只中に放り込まれてしまう。
マサヤを召喚した賢者キルケー(ヒロイン)は、召喚魔法を使った影響で意識を無くして無防備に倒れている状態。勇者・戦士・女魔法使いの三人はドラゴンとの戦闘中に揃って戦闘不能状態に陥ってしまう。マサヤは状況を理解する暇も無いまま、たった一人でキルケーを守りながらドラゴンと戦うことに……。
奇跡的に(?)たった一人でドラゴン討伐に成功したマサヤは、疲労のために身動き取れない状態。『お前たちをこの世界から追放してやるよ』先に目覚めた勇者たちは信じられない言葉を口にする。女魔法使いによって放たれた魔法により、身動きが取れないマサヤとキルケーは共に炎に巻かれてしまう!
マサヤとキルケーがお互いに抱える深い悩みを解決しながら、勇者の企みを阻止して討伐するまでの物語。
◯本作品は、短編小説【念願の異世界生活】の一部を修正・加筆して連載化した物語です。
※本作品は他サイトでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 17:07:06
482216文字
会話率:27%
舞台は、《リンケージクライシス》という多くの人が精神的・肉体的に異世界の人間と繋がってしまう事態が発生した日本です。
主人公は、髪の毛にコンプレックスがある鏡 日有(かがみ ひゆう)という高校生。
彼は行方不明になった兄を探すため、ある組
織に身を置くことになります。
彼は生涯の相棒となっていく剣士サーザスや不思議な縁がある女魔法使いの蓮川 美優流(はすかわ みゆる)と共にこの世界の謎を解明してきます。
作者注)
作者がやりたいことを全部ぶちこんだある意味寄せ鍋のような作品になると思います。バトルアクション多め。キャラも多分多め。あと、堅苦しいシリアスな流ればかりにしたくないので、ギャグも多めにしたい・・・。喜怒哀楽あってのエンターテイメントだと思いますので、そのあたり書いていきたいなぁ〜と思っております。
読みづらい部分もあるかと思いますが、初小説なのでご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 08:24:32
97541文字
会話率:32%
【勇者】の息子『フェンネル』。彼は旅をする。かつて【勇者】が辿った軌跡を追う為に。彼はまず最初に父親がいた国へ向かう。そこで出会うのだ。かつて、父親の幼馴染み・義妹。戦友であった女騎士二女魔法使い、そして元王女であった王妃。その五人は、【勇
者】の父親に恋い焦がれていた相手。彼女達は知ることになる。フェンネルが【勇者】の息子であり、【勇者】は既にもうこの世には居ないことを――――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 01:00:00
2133文字
会話率:0%
不本意な魔物討伐に向かう途中で私が拾ったのは、薄汚れた白い猫だった。
エリート魔法使いと、白猫の獣人の、ほんのり百合風味なお話。
最終更新:2022-04-08 12:00:00
4560文字
会話率:13%
【タイトルがあらすじ定期】
そこは、魔物と人間が日々命を賭けて戦う、そんな世界。
冒険者であるソラはある日、幼馴染からパーティーの追放を言い渡されてしまう。
納得いかないまま追い出されてしまったソラだったが、もう一人の幼馴染に追
放された理由を教えられる。
その理由とは、パーティメンバーの一人をソラが襲ったという物だった。
勿論そんな事に覚えの無いソラは、元パーティメンバーを見返すべく、追放理由を教えてくれた幼馴染と共にAランクパーティーを目指すのだった。
しかしその裏では、何やら大きな陰謀が渦巻いていて……?
追放されてしまったソラと、ソラを信じる幼馴染の成り上がり冒険譚、ここに開幕!
※この作品は、あくまでAランク冒険者になり、幼馴染と元パーティーメンバーを見返す所までです。
作そ考。だってプロット5文字だもの。
練習作的な物ですので、感想やアドバイスなんかはとても嬉しいです!(ブクマ・評価も嬉しいですが)
批評も受け付けておりますが、ただ批判するのではなく理由や引っかかった点を教えていただけると幸いです。
また、感想や評価を頂く身でこのような事を言うのは違うかなとも思うのですが言わせてください。
感想と批判、アドバイスと指示は違います!!!
以上。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 21:11:45
90575文字
会話率:34%
魔法使いとして初クエストに挑戦した俺。順調に思えた旅路だが、固有スキル「方向音痴」により、目的地には程遠い場所にたどり着いてしまった。突然あらわれる魔王軍の幹部。慈悲もなく槍で貫かれた俺は、命を落とす…はずだった。
「キミの命を助ける。そ
のかわり、私の下僕になる。いい?」
美少女からの突然すぎる提案。理解が追い付かないなか、それでも生きるために受け入れる。その美少女に心を奪われた俺は、デートを申し込む…が断られる。しかし、美少女から一緒に暮らすことを提案され…。
美少女最強魔法使いと下僕が紡ぐ、ちょっとむずがゆい青春無双譚!
【作品について】
・R15に該当する可能性のある描写があります。
・本作はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。
・本作は違法行為等を助長等するものではありません。あくまでも小説内でのストーリーです。
【更新について】
・ストックなしでの更新になります。スローペースな更新になると思いますが、気長にお待ちいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-07 20:24:33
15009文字
会話率:50%
とある村で暮らしている青年テッドには年下の幼馴染がいた。
幼馴染の名はフィーナ。剣の腕に自信のある彼女は、成人になったら冒険者になって旅をするという夢があった。
そしてフィーナは十五歳の誕生日を迎え、成人の仲間入りをした。彼女はさっそくテッ
ドへと報告に向かった。ビキニアーマーを身につけて……。
「このビキニアーマーは魔法が付与されていて軽いのにすごい防御力なんだ!」
「故郷から痴女を出すわけにはいかねえっ!」
テッドは幼馴染の彼女から無事に(?)ビキニアーマーを脱がせられるのか? 妹や幼馴染の父親を交えた攻防が……始まる!
※この作品は他サイトにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 23:11:52
16574文字
会話率:40%
百歳を目前に天寿を全うした伝説の武術家、不破雷蔵。だが彼の魂は成仏せずに、呪文の暴走に巻き込まれて異世界へと召喚された。
ちょうど同じ頃に死んだ勇者カイトの肉体に憑依し、彼の肉体を乗っ取ってしまったライゾウは、肝心な時に呪文を噛んでしまうた
め戦闘では使えない宮廷魔術師マリンに「カイトの代わりに勇者として生き、自分と共に魔王を倒す旅に出てくれ」と頼まれる。
勇者や魔王のことはよくわからないが、勇者の若くて人類最強の肉体を得たライゾウは新たな人生を送れることを喜びこれを受諾。
こうして武器を使わずに肉弾戦を好む最強肉体派勇者が爆誕した。その後攻撃を捨てて防御に全振りした戦士デカンナと、酒を飲まないと神の奇跡が起こせない神官アルチュを仲間に加え、魔王を倒す旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 08:00:00
105297文字
会話率:52%
☆はイメージイラストつきの回です。
ニートで廃人ネットゲーマー日比野平太《ひびのへいた》の元に、ある日異世界から猫耳魔術師がやって来てこう言った。「勇者であるキミに、魔王を倒して世界を救って欲しい」
てっきりニートをこじらせた末に見た幻覚だ
と勘違いした平太は申し出を快諾。
こうして平太は猫耳魔術師ドーラ、脳筋女戦士シャイナ、毒舌僧侶スィーネそして動物に変身できる亜人の少女シズと共に、異世界で魔王討伐の旅に出ることになった。
実はただのニートの平太であったが、持ち前のオタ精神と現代の知識で先割れスプーンを売って商売をしたり、魔王の配下の四天王を撃退したりしていくうちに、少しずつ仲間に認められていく。
やがて平太は物理法則を無視できる「剛身術」を会得し、前勇者が使っていたという伝説の武具、聖剣グラディーラと盾のスクートを仲間に加え、冒険は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 15:00:00
920997文字
会話率:42%
世界に有象無象に存在する身体中からツタを生やした気味の悪い化け物「ヘデラ」。ヘデラはあらゆる生物に種子を植え付け、その個体を増やし、人々の血肉を喰らって生きる。
そんなヘデラ討伐に出動した人間メル・ティボールは新米の傭兵。
だが、臆病
者のメルは初任務早々にパーティーから追放されてしまう。
自分の事を無能の臆病者と思い、落胆していたメルだったが、1人の幽鬼との出会いで突然強力な魔法を習得する。
ただ、その魔法の力の代償に、メルは自身の中にもう1人の人格と共生を強いられた。
幽鬼となった女大魔法使いブーゲンビリアの人格を。
傭兵メルは、大魔法使いブーゲンビリアの人格と共に世界に蔓延る人喰いヘデラを生み出した諸悪の根源、大魔王ズォークを倒す戦いに巻き込まれていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 11:09:48
23545文字
会話率:58%
流星の降る夜、語らう女魔法使いと弟子の少年。
あなたは流星が消えるときに「じゅわぁ」って音がするのを聞いたことがありますか?
最終更新:2021-12-21 00:34:43
6282文字
会話率:60%
街の酒場を根城に日銭を稼いでいた女魔法使いルナリアとその一行が、冒険したり街の中をウロウロしたりするシティーアドベンチャー風味の異世界ファンタジーコメディ。勇者の加護を得たルナリアが大魔法を連発してときたま無双します。
二代目勇者の幼い女の
子に魔法を教えることになったルナリアが、勇者ちゃんのひたむきさに触れて、一緒に旅に出ようと決意する話です。
物語中に登場する街は一個で、箱庭風味に生活空間を描いていく予定。
ルナリアたちが街中の酒場や施設をあちこち巡って、事件に遭ったり解決したりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 23:36:06
148697文字
会話率:39%
雨が降っていた6月の末、廃ゲーマー水原京一はいつも使う交差点でいつも通りにスマホゲーをしていた。
ゲームのやり過ぎで目つきが悪く、ただ見るだけで人が避けるのを感じた。
「フフッ、人を外見でしか判断できない愚民どもめ」
自分の不摂生から来る目
つきの悪さを棚に上げて脳内で罵る。
そんな事をしていると、子供が不思議と目に止まった。
なんであんな所でケンケンパしてんだ?。
レインコートに傘とランドセル、そんな小さな体には重たい装備をしていた。
その装備のせいだろう、信号が変わったのに気付いていなかった。
「バカガキ、すぐに戻れ」
思わず叫んだが、ガキには聞こえていなかった。
嫌な予感がして左右を見るとトラックが来ていた。
ガキは気づいていない、トラックも雨のせいで気づいていない、気づいているのは自分だけだ。
そうなった時、身体が動いていた。
トラックと衝突する運命にあったバカガキを水原京一は庇って死んでしまった。
そして、暗い空間に飛ばされ意識を失った。
それからどれくらい経ったかも分からない、不思議な感覚で漂っていると声がした。
貴方は死者なの!?。
貴方が死者なら答えて!、私がそこから出してあげる。
金髪の美少女が呼んでいるの映像が見えた。
水原京一はその声に導かれるままに手を伸ばすと、金髪美少女魔法使いブーディカの魔法によって骸骨の姿で蘇った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 23:48:47
60164文字
会話率:44%
「なぁおっさん、あんたもう邪魔なんだわ。うちのパーティから出て行ってくれよ。実力も伸びしろもないあんたにこれ以上居座られたら迷惑なんだよ」
ダグラスはある日、若くて才能もある剣士の青年からそう言われた。
美貌の女神官と女魔法使いが剣士の青
年に寄り添い、ともにダグラスをあざ笑う。
真面目で努力家だが才能がなく、浮いた話の一つもない報われない人生を送ってきた斧使いのおっさん冒険者ダグラス。
駆け出しの頃は彼に守られていた若い冒険者たちにも、今や実力で追い抜かれ、彼らがギシギシアンアンするのに邪魔だからとパーティから追放される始末。
若さと才能とルックスを兼ね備えた、泥臭い努力などとは無縁の若者たち。
吟遊詩人が謡う英雄物語の主人公には、ああいうやつらこそが相応しいのだろう──
そんな風に思いながらも腐らずに自分にできることを続けていたダグラスだったが、あるとき彼に転機が訪れる。
新しく組んだパーティの仲間たちに裏切られ、古代遺跡の奥で命を落としそうになった絶体絶命の淵で、ダグラスは一振りの斧と出会った。
それは神話級のおそるべき力を持った、知性ある武器(インテリジェンスウェポン)
聖剣ならぬ聖斧に人格を認められ武器の主となったダグラスは、それまでのたゆまぬ努力の成果もあって、常人ではあり得ないほどの力を手にすることとなった。
彼の人生は、その日から激変する。
獣人の少女や、ボクっ娘剣士、清楚な賢者の少女などに次々と惚れられ慕われながら、おっさん冒険者は誰もが羨むような英雄へと成り上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 19:00:00
450527文字
会話率:33%