妖怪フクマが封印から解かれた夏祭りの日(前作)から数日。
街中へと逃げ込んだフクマ憑きの少女たちだけでなく、
ふたりの神使、カガチとスズノの行方も杳としてつかめず、
鶴来龍星と善亀陽樹はフクマの捜索を続けるとともに、
福と服の神で
あるハタオリノモエギヒメのもとで
強敵との戦いを想定しての鍛錬に励んでいた。
そんなある日、龍星と陽樹は幼なじみの南須佐空子から、
「ふたりに会いたいって言ってる子がいるんだけど」
との連絡を受けて、彼女が働くメイド蕎麦屋『あなたのおそば』へ向かうが、
そこで待っていたのは……予期せぬ再会と新たな出会い。
「鶴来龍星さま、アナタに決闘を申し込みますわ!」
神使にして猫の妖怪スズノが支配する空間で、
決闘を挑んでくるお嬢様、再戦に燃える格闘少女と強敵が現れ、
龍星に人生最大のピンチが迫る。
という感じの現代が舞台のゆる~いアクションコメディのシリーズ第2弾。
※この作品はフィクションです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:54:14
47907文字
会話率:56%
かつて福と服の女神ハタオリノモエギヒメは大妖怪フクマを激闘の末、萌木山に封印した。
そして時は流れ、現代。
自身の力が弱まっているのを悟ったモエギヒメは神力を集めるための夏祭りを計画する。
その夏祭りに訪れた龍星と陽樹、ふたりの少年
はフクマの封印をそれと知らずに解いてしまう。
そのことを知ったモエギヒメは彼らにフクマと戦う剣士の役目を命ずる。
そんな彼らに与えられた武器は――ハリセン!?
「フクマは年頃の娘が着ている服に取り憑いて悪さを働く。じゃからして、このハリセンで服ごと弾き飛ばしてしまうのが手っ取り早い。なぁに、なんの問題もあるまいて」
「大問題しかないよ」
といった感じのゆるい現代ファンタジー・アクションコメディ
※この作品はフィクションです
※カクヨム、小説家になろうにて同一の内容の作品を掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 00:45:00
195371文字
会話率:50%
莫大な魔素を消費する召喚禁術――。
その儀式によって現れたのは、魔素ゼロ、汚れた泥のようなスライムだった。
鑑定不能、戦闘能力ゼロ。誰が見ても、失敗作。
あっさりと「処分」されたそのスライムは、しかし——
この世界に、誕生してはならない“何
か”だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:53:43
22142文字
会話率:37%
世界初の原子爆弾が投下された都市、広島。戦後間もなく、一度は灰となった広島から世界で最も過酷なレースと言われるマン島TT、そして世界最高峰の二輪レース、WMGPに挑まんとした者たちがいた。
当時広島は復興も全国に比べ遅れがちで、日本で最
も生活の苦しい土地だと言われていた中、無謀だと誰もが思った。その無謀な挑戦を決意したのは広島に本社を置く重工業メーカー、SSDこと宍戸重工。
しかし、戦争の傷は戦後のレース界にも大きな影響を及ぼし、多くのレーサーが出征し還らぬ人となった中、女子選手によるレースが盛んになる。日本も例外ではなく、SSDもまた、数少ない男子選手を他のメーカーに取られてしまった中で、女子を中心に募った。
集ったのは、7人の少女。
これは、一度は灰になった広島から、不死鳥の如く世界へと挑んだ者たちの、青春群像劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:52:46
791090文字
会話率:18%
とある日、高校生ノア=フォーレリアが駅に訪れると、そこに人類の最悪の敵である「アビス」が現れる。数多のアビスの襲撃に、一瞬にしてその場は阿鼻叫喚の地獄の沙汰へと変化し、そんな中をノアも生き延びるために必死に足掻く。
しかし、それでも逃げ切れ
なかったノアを助けてくれたのは、幼馴染のライカ=オルガノスであった。幼馴染が必死に戦ってる中、自分だけが逃げることの惨めさと情けなさにノアが自己嫌悪を通り越して怒りを抱えると、脳裏に響くのは一つの声。
その声の主は、人類の敵たるアビスの中でもとりわけ次元を超えた強さを持つ七体の王の一体――「傲慢」のアビス王シェナルーク=スペルビアであった。シェナルークによって唆されたノアは、その身にアビスに対抗するための魔力を宿すと、高潔なる意思を持ってボス級アビスを撃破する。
その後、精神世界でシェナルークと対面したノアは、アビス王にあろうことか一つの提案をする。それ即ち――「自分を信用させて、シェナルークに自殺してもらう」こと。
そのあまりに暴挙な発言に対し、「傲慢」のアビス王はあまりの愚かさに笑い、そしてノアにチャンスを与えた。それにより、ノアはシェナルークから魔力を借りるという契約の元、シェナルークの信用を得るための戦いが始まる。
しかし、その願いも全ては、子供の頃のライカとの約束――全てのアビスを倒すという約束を果たすため。
これはノアがシェナルークの信用を得て自殺してもらうまでの、全てのアビス王との戦いを綴る英雄譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:52:38
30176文字
会話率:20%
とある酒場に【ナナシ】と呼ばれる道化師がいた。その道化師は明日の日銭を稼ぐため、今日も今日とて多くの人に演奏を届けていく。そんな道化師には素敵な相棒がいた。その名は【ミュウリン】であり、小柄な体形で枝分かれした巻角が特徴の少女だ。
少女
が歌手となり素敵な歌声を届けていくのは日銭を稼ぐためでもあるが、同時に趣味であった。なぜなら、二人とも人々が楽しそうに笑っている光景が好きだから。
しかし、歌声を届ける少女にはとある秘密があった。それが「魔族」という秘密だ。
数年前、魔族と他種族で結成された人類との間で大きな戦争があった。「人魔大戦」と呼ばれるこの世界の命運を決めるような大きな戦いだ。その戦いの結果は人類側に召喚された勇者に魔王が倒されたことによって戦いが終わったが、それが終ろうとも物語は終わりではない。むしろ、続いていくばかりだ。
敗戦した魔族は人類から隠れて生き延びるが、中には弔い合戦を企てようとする魔族もいる。その魔族を排除するための制度を敷いた人類によって、魔族が生き伸びる環境は増々難しくなる。
そんな環境の中、魔族の少女は魔族の象徴たる禍々しい角をそのままに人間社会に溶け込もうと頑張る。その相棒を支援し、より楽しく笑える日々にするのが道化師の役目であった。
そして、道化師は今日も今日とて相棒と一緒に歌越えを届けながら、人類と魔族が手を取り合い本当の意味で「平和」を紡ぐための旅をしていくのだった。
※「喜劇道」と書いて「ハッピーロード」と読みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 23:04:54
639991文字
会話率:33%
青年リュートは傭兵団「銀狼の群れ」のメンバーの一人だった。
傭兵団は人類を守る組織の一つで、基本荒くれ者の集まりだが、この傭兵団だけは仲間うちの絆意識で「家族」を形成し、時には小馬鹿にしあい、時には全力で助け合うなどの他の傭兵団では見ること
のない特徴を誇っていた。故に、誰もが仲間内で「裏切り」が発生するとは思ってなかった。
ある日の出来事、仲間の一人にお酒をたらふく飲まされたリュートは深く眠ってしまった。
翌日、目を覚ませば拠点には火の手が上がっていて、外に出ればたくさんの仲間が地面に倒れている。
その中で息をしている者は無く、遠くから聞こえる剣戟の音に導かれて近づけば、団長と仲間の一人であるガーディが戦っていた。
ガーディのそばには謎の四人組と、小脇に抱えられた妹がいて、リュートはすぐさま裏切りが起こったのだと理解した。
リュートは妹を取り戻そうと奮闘するがそれは叶わず、瀕死の重傷を負って谷底へ落とされてしまった。
しばらくの後、リュートが目を覚ませば、そこは病室だった。
彼は全てを失ったと理解した時、彼のそばに学院長と名乗る人物が現れた。
その人物は彼の事情を聴くと、彼に提案した。
リュートを学院所属の傭兵として雇う代わりに、君が求める妹の情報を集めて提供することを。
それを受け入れたリュートは、その人物が妹の情報を集めている間、後の未来に起こる魔物の大襲撃を防ぐために各地に派遣した生徒を呼び戻す依頼を受け、その人物達を探しに旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 22:28:40
422950文字
会話率:28%
エイレティア、それは四つの未踏破ダンジョンに囲まれたダンジョン都市である。
神々の住む山「霊峰ウィミン」
生きる森「リベルタム大森林」
英雄の墓場「戦艦群島イーロス」
幽世の入り口「海底神殿ポータム」
文明の発達、魔術の探求、才能ある
数多の冒険者の死を持ってしても、これらのダンジョンは未だに人類の手を振り払い続けていた。
だが、それゆえに世界中の人類を魅了し、エイレティアは夢見る者達が目指す地球最後のフロンティアとなる。
この物語は、そんなダンジョン都市で繰り広げられる特別でもあり普通の日常である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:52:13
48152文字
会話率:47%
【私のことは、もう忘れて下さい】
サフィニア・エストマンはメイドから生まれた公女。その為、他の兄弟姉妹たちとは違って誰からも冷遇されていた。唯一の友達がサフィニアの幼馴染であり、侍女を務める伯爵令嬢のヘスティア。サフィニアが18歳になった時
、突然父親から婚約を命じられる。相手は伯爵家の三男、ジルベール。これはエストマン家にとって邪魔なサフィニアを押し付けて追い出すための婚約だった。それでも孤独だったサフィニアにとって、婚約の話はとても嬉しいものだった。サフィニアは侍女のヘスティアを連れて見合いをする。ジルベールはとても優しい青年で、サフィニアはすぐに恋をする。その後も、ヘスティアを連れてジルベールと交流を深めていくうちにヘスティアとジルベールが互いのことを好きあっていることに気付いてしまった。2人に幸せになって欲しいと願ったサフィニアは自らの死を装って皆の前から消えることを決意し、計画を実行した。そしてサフィニアの新しい人生が幕を開ける—折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:50:52
76378文字
会話率:49%
【失礼ですが、どちら様でしたっけ?】
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見
知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 07:46:32
123335文字
会話率:50%
【もう私は必要ありませんよね?】
私には2人の幼なじみがいる。一人は美しくて親切な伯爵令嬢。もう一人は笑顔が素敵で穏やかな伯爵令息。
その一方、私は貴族とは名ばかりのしがない男爵家出身だった。けれど2人は身分差に関係なく私に優しく接してく
れるとても大切な存在であり、私は密かに彼に恋していた。
ある日のこと。病弱だった父が亡くなり、家を手放さなければならない自体に陥る。幼い弟は親族に引き取られることになったが、私は住む場所を失ってしまう。
そんな矢先、幼なじみの彼に「一生、面倒をみてあげるから家においで」と声をかけられた。まるで夢のような誘いに、私は喜んで彼の元へ身を寄せることになったのだが――
※ 他サイトでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 17:44:50
153091文字
会話率:49%
西蘭国の中書省司書房の舎人として、男装で出仕している主人公の月涼。
本来の身分を隠しながら中人(異性として仕事をこなす)として育ちます。
厄介ごとを持ち込む周りから『面倒なことに巻き込まれませんように!』と思いながらも幼馴染の東宮や皇室のた
めに奮闘します。
以前からの知己で、天真爛漫な藍と共に今回は、他国のお家騒動に首を突っ込み解決にむけて、動くしかないことに。北光国末皇子、重慶の為に、仲達・仁軌・皇太子の奏まで巻き込んで2国間を行ったり来たり…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:50:39
42018文字
会話率:69%
送りつけられたコンタクトのせいで異世界に飛ばされた友香。何とか元の世界に戻れたのに、異世界の河童と子鬼が着いて来てしまった。元の世界に返す方法も分からないまま奇妙な共同生活が始まる。
最終更新:2024-06-09 15:49:16
49041文字
会話率:66%
前作、『男装して!今日も皇室の秘密を守ります』の主人公月涼が舞台を青華国へと移してからの物語です。前作36話以降の事を掘り下げながら物語は、青華国に嫁いだ妃たちを中心に進みます。
今回も男装主人公、女装のお供も健在しております!!青華国の秘
密や方術についても・・・。
では、お楽しみくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 23:32:47
77803文字
会話率:63%
タイトルの通りです。
最終更新:2025-06-26 22:50:13
8106文字
会話率:38%
長野翔真、26歳、無職。
逃げるように辞めた仕事は数知れず、人生に絶望しながらゲームに逃げていた。
そんなある日、夜道の水たまりに足を踏み入れた瞬間、異世界に転移する。
スキルもチートもない。あるのは、現実から逃げ続けてきた過去だけ。
これは、ひとりの社会不適合者が異世界で「逃げられなくなった」物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:50:01
24959文字
会話率:34%
戦場で拾った投槍を、ヤケになって敵陣に向かって投げたら、まさかの大将首、命中。
名もなき雑兵『ライル』は、偶然にも『鉄猪』グルンワルドを討ち取り、皇帝陛下のありがたい勅令どおり『辺境の領主』に任じられてしまう。
畑を耕していただけの青年
が、一夜にして貴族へ。
剣の腕も戦略眼もないけれど、運だけは最強かもしれない。
これは、運だけで領主になってしまった男が、あれよあれよと出世していく、ちょっとゆるくて、ちょっと熱い『成り上がり領主譚』である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:48:55
151067文字
会話率:37%
戦後、荒廃した名も無き村の領主となった元兵士ゼファー。
彼は村で唯一の住民として、たった一人で塩作りに励んでいた。
これは、国を繁栄に導く、一人の男の物語。
カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2025-06-05 13:55:44
450444文字
会話率:36%
人間への反逆として魔法使いが起こした事件――『大災厄』以来、人間界と魔法界を繋ぐ『扉』は閉ざされていた。それから百年経過したある日、『大災厄』の被害地に住む女子高生・白葉柚のもとに、一人の謎の男が訪ねてくる。男は、有名大企業による『特別プロ
ジェクト』の招待状を差し出して言った。「もし断ったら、後悔することになると思いますよ」
集められた十人の高校生たち、何かを隠しているプロジェクト企画者の社長、同時期に突如世間を騒がせ始めた、頻発する魔法使いによる事件……。目的が明らかになるにしたがって、柚たちは、世界の運命の中心へと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:48:47
529378文字
会話率:45%
「――エリスティア・グラン=フィオーレ! 君との婚約は、今この場をもって破棄する!」
声高らかな宣言が、王立アルシェリア魔法学園の大広間に響き渡った。
そこは学園主催の春季舞踏会の真っ只中。煌びやかなシャンデリアの下、貴族の子女たちが凍り
ついたように沈黙している。
その中心で、金色の髪を持つ王子――レオナルド・アルセレイン殿下は、青ざめた顔をして立っていた。
そしてその前に立つのは、全身を深紅のドレスに包んだ少女、エリスティア・グラン=フィオーレ。
誰もが“悪役令嬢”と噂する、傲慢で高飛車な名門の令嬢だった。
だが。
「……あら。ようやく、ですのね」
エリスは微笑んだ。あまりに静かに、そして晴れやかな微笑みだった。
周囲の者たちは言葉を失う。婚約破棄という屈辱を前にして、取り乱すでも泣き叫ぶでもなく――彼女は、まるで解放されたかのように微笑んでいた。
「私、随分と長い間、殿下の“役”を演じておりましたもの」
「や、役……?」
「ええ。“悪役”という名の、都合のいい飾りを」
その声は、どこか疲れたようでもあり、自由を得た者のようでもあった。
エリスは、ゆっくりとレオナルドに背を向ける。ドレスの裾が揺れ、紅の花が舞うようだった。
「婚約破棄、承知いたしましたわ。……これよりは、私の物語を生きさせていただきます」
その瞬間、沈黙していた会場の扉が音を立てて開いた。
「お嬢様、お迎えに参りました♪」
現れたのは、少女のように愛らしい銀髪の少年――エリス付きの男の娘メイド、フィーネ。
ふんわりとしたスカート姿に紅茶の香りをまとわせて、まるで舞台の幕引き役のように登場する。
「……お嬢、こいつら、全員ブチのめしていいか」
続いて現れたのは、黒い燕尾服に身を包んだ長身の青年、ツンデレ執事ユリウス。
眉間に皺を寄せ、王子を睨みつけながらも、彼の右手はそっとエリスの手袋を取っていた。
「ふふ、やめておきなさい。そんな価値もないもの」
「……ちっ、了解」
そうして、エリスティア・グラン=フィオーレは、悪役令嬢としての幕を下ろした。
けれど、それは終わりではない。
──すべては、ここから始まるのだ。
本当の彼女を愛してくれる者たちとともに。
そして、学園中を巻き込んだ愛と陰謀と溺愛の日々が、今まさに幕を開けようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:48:27
18248文字
会話率:36%
不慮の事故により死んでしまった宿樹 神(やどりき じん)は光の中で目を覚ます。
そこには四神である青龍、朱雀、白虎、玄武がいた。
四神は異世界の魔を払うために自分たちを宿すための適合者を探していた。その適合者に選ばれたのが神であり、異世界に
転生し魔を払ってほしいと頼まれる。
半ば強引に頼みごとを任され、四神の力をその眼に宿し、神の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:02:30
81226文字
会話率:36%
3部作になります。
──炎と無。
決勝の鐘が、静かに鳴り響いた。
灼熱の火柱が吹き上がる闘技場。
観客席は息を飲み、舞台の中央に立つ二人の存在を見守っている。
「これより──《第一学園精霊トーナメント・決勝戦》を開始します!」
華や
かな司会の声が響く中、ゆっくりと歩み出る少年。
リオ=バーンレッド。
入学初日に《基本属性最強》の火の精霊《イグニア》と契約しながらも、
一切の武器も魔具も用いず、己の拳一つで戦い抜いてきた異端のファイター。
紅蓮の炎を纏いながら、彼の肉体はまるで鋼のように引き締まっている。
対するは、静かなる気品を纏う少女。
シエラ=アルフィネ。
第一学園の絶対的存在にして生徒会長。
契約する精霊は、あらゆる能力を“無”へと還す《ゼロの精霊》──《ノルデン》。
白銀の髪を風に揺らし、冷ややかな眼差しでリオを見据える。
(ようやく……ここまで来た)
入学式の日、ただ落としたハンカチを拾ってくれた──それだけのきっかけだった。
けれど、その一瞬で、彼は生徒会長シエラに一目惚れしてしまった。
ただ話したかった。笑ってみたかった。
だが、彼女は“生徒会長”という高嶺の花で、周囲すら近寄らせない壁の向こう側にいた。
ならば──
拳と炎で、正面から突破するしかない。
「俺はあんたに、伝えたいことがある」
「その言葉、私を倒せたら聞いてあげる」
風が止む。
シエラが静かに手を掲げ、無の力が空間を侵食する。
「──すべてを静止せよ。《虚無領域》〈アブソリュート・エリア〉」
全ての術式、全ての魔力、その発動を拒絶する無の結界が広がっていく。
だが、リオは豪快に笑った。
「だったらちょうどいい。拳には、無効も何も関係ねぇ!」
背後で咆哮する火の精霊《イグニア》。
リオの両拳に、炎の奔流が宿る。
紅蓮の闘志と、静謐なる無がぶつかり合う。
拳 vs 無。激情 vs 理性。
その激突の先にあるのは、想いの告白か、敗北か。
《開戦!》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 19:50:25
61725文字
会話率:37%
戦国時代の剣客・武将達が、精霊や魔術・スキルありの異世界で大暴れするハード・ファンタジー。
【あらすじ】
異世界屈指の危険地帯『魔境の森』に城ごと転移した小領『諏訪』の侍達が、時に探索者として高難度クエストに挑みながら、戦乱の大陸で武勇を馳
せてゆく物語です。いずれ帰還できると信じて。
【直近の展開】
逃亡公女との出会いを転機に魔境を離れた諏訪侍達。だが公都で暗躍する者達との激闘、あるいは『秘密の王道』での試練を乗り越え、ようやく公女帰還が見えたその先で、新たな展開が侍達を待っていた。そして物語は公国動乱の発端となった辺境領へと。最終章『辺境の死王』ついに開幕です!
《作者より》
いわゆる群像劇なので、主人公ひとりという形ではありません。また、史実に寄り添いつつも架空の侍、忍術呪術を起用しています。第一部はソード・アクション主体です。タイトル通りの展開は第二部からになります。気長にお付き合いください。
※同タイトルでカクヨム掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:47:40
1571023文字
会話率:36%
山腹の非公開研究所。実験トラブルの発生に併発する環境テロ! 大手警備保障YDSより軍事的支援の緊急要請を受けたカラーレス。だが、現地で彼らを待っていたのは、異形のモノとの死闘であった。
最終更新:2022-11-29 22:54:32
155993文字
会話率:36%
全国の大学における教養課程「魔法制度基礎(総論)」で配布される指定教科書『現代魔法総論(改訂5版)』の全章を収録したものである。
構文魔法の制度化以降、魔法はもはや個人的な技芸ではなく、制度・教育・社会の三領域にまたがる公共的な技術操
作体系と見なされている。本教材は、構文魔法の三層理論から行政統制、民間運用、教育制度に至るまで、現代社会における魔法の構造的な実装と運用原理を総合的に解説することを目的として編纂された。
本文はアウレリウス・セリオン名誉教授が著述し、2001年に発行された。名誉教授が故人となった後は、行政機関構文庁研究局および全国の大学所属教員による監修のもと時代に即応して改訂が重ねられ、制度研究・施策理解・技術基礎教育を兼ねる標準教材として広く用いられている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:46:43
14272文字
会話率:0%
連邦中央大学構文工学部における教養課程「魔法制度基礎(総論)」で配布される指定教科書『現代魔法総論(第3版)』の全章を収録したものである。
構文魔法の制度化以降、魔法はもはや個人的な技芸ではなく、制度・教育・社会の三領域にまたがる公共
的な技術操作体系と見なされている。本教材は、構文魔法の三層理論から行政統制、民間運用、教育制度に至るまで、現代社会における魔法の構造的な実装と運用原理を総合的に解説することを目的として編纂された。
本文は行政機関構文庁研究局および大学所属教員による監修のもと作成されたものであり、制度研究・施策理解・技術基礎教育を兼ねる標準教材として広く用いられている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 17:14:26
14464文字
会話率:0%
素敵な大人の方に捧げるファンタジー・スペースオペラ
平凡なOLだった主人公が、或る事件を切っ掛けに東オリオン宙域に於ける多次元に亘る軍事紛争に巻き込まれます。
そして不時着した、空間的に隔離されてる地球の双子惑星「セラ」での彼女の生活と活
躍が後編と成ります。
彼女自身が次第に、女神宗家の後継者で有る事実に目覚め、それを受け入れて行くプロセスで、多くの個性的で魅力的な存在達との交流が待ち受けています。
輪廻転生世界外の真なる宇宙と、ヴァーチャルな輪廻転生世界での主人公の気付きと学び。
更には輪廻転生世界で善と悪を分けたオリオン大戦の真相を含めて、幾つかの記憶の断片と相俟って、善悪に対する固定観念の崩壊も、本編の隠されたサブテーマです。
どうぞ、存分にお楽しみ下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:42:46
50019文字
会話率:34%
「三世紀の危機」を迎えたローマ帝国で、辺境出身の主人公が皇帝を目指す。
「ローマ帝国三世紀の危機」と呼ばれる「軍人皇帝時代」の、巨大な渦巻にも似た激動に巻き込まれるマクシミヌス・トラクス大将軍。彼が持つ武力を背景に、果たして彼はローマ帝
国皇帝の座を射止められるのか?
史実をベースにした、愛憎が交錯する壮大な政治闘争ドラマをお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:41:00
29801文字
会話率:71%
絶滅の危機に瀕する人類と、地球外からの飛来人種達との交流と戦争を描く!
ファイナルフラッシュに依って、自ら絶滅の危機に瀕した地球人類。そして地球人類がファイナルフラッシュを起こした為に、それまで大銀河憲章細則で特級保護天体の格付を受けてい
た地球が、規約上、一級保護天体への格下げ要件を満たしてしまい、一定数の地球外飛来人種を地球に受け入れざるを得なく成った。さて、彼らとの事の顛末は如何に?
ハードボイルドの風味をお楽しみ戴けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 21:17:45
11695文字
会話率:30%
迷宮ーー。それはある時突然この世界に現れ、それ以降様々な場所に生まれてその数を増やしてきたと言われている。迷宮内は平原や森林、海、空など多種多様な環境にあふれており、その規模も千差万別である。
当初迷宮がこの世に現れた時、現れた国の対応
はそれぞれ異なっていた。出現により村が一つ消えたことから周囲一帯を封鎖し立ち入りを禁止したり、不審なものとして入り口を封鎖したりとさまざまであった。なかには静観した結果迷宮から魔物が溢れ、周囲の村や街を飲み込んだ結果制圧できた頃には地図から県が消えたと言われている。
一方で、果敢にも内部へ調査隊を派遣した国もあった。その国も初めのうちは少数精鋭で調査隊を送り込んだものの、一カ月が経過しようとも誰一人として帰ってこなかった。しかし、ある時調査隊の一部が帰還に成功したことで内部の様子が判明した。その結果、迷宮内には大きな危険が存在するが、それ以上に資源や未知のモノに溢れていることが判明した。
それ以降、各国はこぞって迷宮探索に乗り出し、時には多大な犠牲を払いながら、時には危険を持ち帰りながらも探索を進めて行った。
その結果、得られた資源や迷宮内の魔術理論の解析などから急速に武器や魔術が発展し、安全性が向上するに連れさらに大きな成果を持ち帰るようになった。
現在においては迷宮内の探索を専門に行う職業である探索者は当たり前のものとなっている。
しかし、今回記して行くのは現在の迷宮探索の様子ではなく迷宮が出現した初期、いわゆる黎明期と言われる時代のことである。
様々な冒険譚や探索にまつわる手記などを読まれた各人に取っては当時の人々の行動や決心は愚かしく感じる部分も多々あると思われる。しかし、これは紛れもなく当時未知の領域に文字通り生命を賭けて挑んだ人々の物語である。その何かが読者諸氏に響くものが有ればこの話を纏めた甲斐があると思う。
ーー序文より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:42:04
393424文字
会話率:39%
街の小さな電気屋「轟電気商会」の三代目、轟 電次郎(とどろき でんじろう)は、時代の波に抗いながらも地元に根ざして奮闘していた。 だが経営は火の車、もう人生すら諦めかけたけど、憧れの花屋のおねーさんに頼まれた電子レンジの修理で奮起する。
だがしかし、修理中にまさかの感電──目が覚めたら、そこは魔法とモンスターがうごめく異世界だった!
なぜか電気を操れる体質になっていた電次郎は、自身の魔力で“家電”を異世界に召喚できるように! ただし使えるのは、構造を熟知した家電のみ。壊れたら消える、電次郎からの電力供給がないと動かない……と不便な点も多いが、それでも家電の力は偉大だった。
雷と召喚、二系統の魔法を操る“異例”の存在として、異世界に溶け込んでいくおっさん。
「コンセントは無いけど……俺が電源ってことでよろしく!」
助けてもらった村人たちへの恩返しや、魔王の影を感じる世界の危機に巻き込まれながら、 電気屋魂で異世界を照らす“おっさんヒーロー”の奮闘記、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:41:51
102947文字
会話率:41%
赤司大牙がひとりでグラウンドの隅に立っていたのは、春の終わりの夕暮れだった。
部活が終わった放課後だった。彼はひとり黙々と壁に向かってボールを投げていた。
フォームはひどかった。軸足が流れ、リリースも甘い。投げた球はたいてい浮い
て、ガシャンと鈍い音を立ててフェンスに当たった。
――それでも、大牙は毎日投げていた。誰に褒められるわけでもなく、誰かに見せるでもなく。
「おい」
そんな彼に、ある日声をかけたのが――遠野青葉だった。
制服のスカートに、だるそうに肩を落としたカバン。耳にはいくつものピアス。ぱっと見で「関わるな」と言わんばかりの空気を纏っていた彼女が、唐突に、芝の上に座りこんだ。
「お前、それじゃ肩ぶっ壊れるぞ」
第一声がそれだった。
大牙は驚いて振り返る。誰だ、この怖そうな人は――と一瞬思ったが、彼女はすでにボールを拾い上げ、勝手に構えを指導してきた。
「リリースポイント高すぎ。そんなんじゃスライダーもまともに曲がんねえし、インハイ抜けるだろ」
「……なんでわかるんだよ」
「うちの親父、元プロだからな。……まあ、クビになってからはロクなもんじゃなかったけど」
その日からだった。
最初は半信半疑で彼女のアドバイスを受け入れ、何度かキャッチボールをするようになり――気づけば、それが日課になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:41:42
27385文字
会話率:21%
田舎に住む普通の男子高校生・大空 麦(おおぞら むぎ)は、
ある夏の日、家の裏庭にあるボロ小屋で「異世界へと通じる扉」を発見してしまう!
扉の向こうに広がっていたのは──
戦争に疲弊し、食糧難にあえぐ中世風の漁村だった!
村人たちのや
せ細った顔を見た麦は、思わず叫ぶ。
「こんなときこそ──おにぎりだろ!!」
……が、異世界に電気は通っていなかった。
炊飯器、ただの鉄の箱と化す。
それでも、麦はへこたれない。
火を起こし、鍋で米を炊き、海苔を巻いて、塩をまぶして……
文明の粋と家庭の知恵で、「最高のおにぎり」を振る舞う!
「う、うまい……! これが“ムスビ”という食べ物か……神の食い物だ……!」
異世界の人々は目を見開き、
塩むすびはいつしか信仰の対象にまでなってしまい──!?
ごく普通の高校生が、“おにぎり”という最強の武器を手に、
今日も異世界で人助け!
果たして麦は、飢える村を救い、
扉の謎を解き、世界をつなぐ「飯の配達員」になれるのか!?
──ほっこり感動、おいしさ爆発、笑って泣ける異世界飯テロ冒険譚、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 21:14:14
3816文字
会話率:27%
――命を賭して飛んだ、あの空の先に。まだ見ぬ“生”があった。
太平洋戦争末期、特攻隊員として飛び立った朽木想太は、死の淵で目を覚ます。
そこは、四つの帝国が空を支配する異世界――魔導と空船が空を裂く戦時の世界だった。
死を運命づけられ
た青年は、再び空を得る。
だが今度は“墜ちる”ためではない。“生き抜く”ための飛行だった。
空賊との邂逅、帝国の陰謀、空戦に生きる仲間たち。
過去の記憶を胸に、彼はもう一度、空を夢見る。
それは、失われた希望を取り戻す旅。
そして、まだ見ぬ地平を目指す、たったひとりの空の物語。
命を燃やし、空を翔ける。
あの時、果たせなかった「生」を、もう一度。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 20:03:41
115049文字
会話率:26%
もう恋なんてしない。そう思っていた。
人生の折り返し地点を過ぎ、静かに日々を過ごしていた布由子は、再就職先で出会ったひとりの男性・榊原に、心を揺らされる。
年齢、過去の傷、自己肯定感の低さ——恋をするには、あまりにも多くの壁があった。
それ
でも、彼の声に、名前に、笑顔に、
布由子の「こころ」は、少しずつほどけていく。
しかし、彼には秘密があった。
これは、人生の後半に訪れた「最後の恋」と、
それを通して自分自身を取り戻していく、ひとりの女性の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:41:38
15292文字
会話率:32%
由子(ヨウ・ヅゥ)は両親と早くから死別し、2つ年上の姉が親代わりとして育ててくれた仲良し姉妹であった。ある日その姉が、たまたま通りかかった領主に見初められて乱暴され、辱められた事を恥じて首を吊り亡くなってしまう。
姉の敵討ちで由子は領主
の館に乗り込むが、逆に叩きのめされて打ち捨てられてしまう。己の無力さに絶望して、姉の後を追おうとして首を吊ろうとしている所を、坊主によって救われた。
その坊主に師事して剣術、体術、兵法などを学ぶと才覚を発揮し、僅か3年で全てをマスターする。もう教える事は無いと立ち去った坊主の正体は、超大国・斉の暗殺集団「影」の創設者であった。
由子は、10回繰り出した斬撃が1振りに見えるほどの高速の剣技「飛燕剣」を編み出し、後に「一振り十殺」と天下に恐れられた。
坊主が立ち去った後、由子は領主の館に音もなく忍び込んで見事、仇討ちを果たす。お尋ね者となり亡き姉の仇を討ったものの、己がもっと強ければ姉を救えたのにと、やがて強さだけを求める様になって行く。
折しも中華を支配していた魏帝国は、北方騎馬民族・北遼の南下によって滅亡した。南中華は、斉・楚・呉・秦・越・大南・周・魯の8国の王が支配し、北遼の北伐と魏帝国の後釜を狙っていた。
由子は女性である事を秘しており、縁あって越南国(大南国とも、後の晋国)に士官する。この激動の時代をどの様にして乗り越えて、大韓帝国を建国したのかを綴る歴史物語である。
第1部 魏滅んで晋興る
外伝1 南遼の公主
第2部 五柱国の乱
外伝2 趙嬋の後継者
第3部 大韓帝国の滅亡
上記の3部構成+外伝2部構成となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:41:33
87365文字
会話率:36%
西洋天界では、大天使ルシフェルが唯一神に対して叛乱を起こし、東洋天界でもまた阿修羅王が天帝・帝釈天に対して軍事行動を起こし、それはやがて東洋天界を揺るがす大戦へと発展した。
鳳凰、孔雀明妃、大魔王ルシファー、大天使ミカエル、破壊神シヴ
ァ、パールヴァティー、阿修羅王の7人は気が付けば、人間に転生していた…。
7人それぞれの思いが複雑に交錯し、やがて鳳凰を中心に引き寄せられ、一本の運命の糸に紡がれて行く。神話転生物語をお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 03:24:52
21459文字
会話率:35%
性転換症が発症し、10歳になると性別が変わると言う解明不能な事件が、ここ横浜市港北区だけで発生していた。
性転換症は、感染するリスクなどは全く無く、港北区で生まれた者にしか発症する事は無かった。
その為、初めこそはマスコミもニュースに
取り上げていたが、性転換症の発症から30年も経つと、別に珍しくも無い奇病とされた。
そんな中、主人公の瑞稀は悪友3人組で毎日楽しく学校生活を満喫していた。しかし、3人組の1人である清隆が誕生日を迎えると、物凄い美少女となってしまう。
そして、かつての親友に初恋をしてしまい、両思いが分かった翌日、清隆は両親の突然の引越しによって、お別れも出来ないまま会えなくなってしまう。
そんな中、もう1人の悪友3人組である和彦も10歳の誕生日を迎える。性転換症で性別が変わると、前の(性別の)容姿の面影は無くなり、心までも転換した性別のものとなって行くのだ。
そして遂に、僕の誕生日もやって来る日が来た…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 02:25:02
98188文字
会話率:49%