2000年、『妹の月』と呼ばれる正体不明の小惑星が地球に飛来し、海面上昇をはじめとする
未曽有の大災害が起こった世界。
それから約半世紀ののち、一部の人類は『プール』と呼ばれるネットワーク異空間と、それを通じ
物質・物理法則を操作する『
魔術』という能力を手にしていた。しかし、ある理由から魔術を持つ人間は隔離された人工島(旧四国)にて生活していた。そしてまた一人、ある青年が人工島へと足を踏み入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 22:50:48
6875文字
会話率:17%
※本作品は不沈戦艦沈む行く戦友のリメイク小説として執筆した結果だいぶ違う話となった物語です。そして恐ろしいほど武蔵の出番は無い。
一九四〇年 『日ソ独伊四国軍事同盟』が締結される。
期間目安:月一くらい
※予告は変わ(ります)るこ
とがあります。
※(改)は誤字脱字(が余りにも多いとき)の修正です。確認が雑ですいません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 19:20:49
176428文字
会話率:7%
ここは四国のど真ん中、お大師様の力に守られた地。
そこに住まう、お節介焼きなアヤカシ達と人々の物語。
GOMがお送りします地元お四国ファンタジー物語。
連載版、いよいよ開始です!
以下アルファポリスさんでも公開中。
キャラ文
芸大賞にノミネートしてますので、応援よろしくお願いいたします。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/65127577/114574905折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 19:47:15
90968文字
会話率:55%
ここは四国のど真ん中、お大師様の力に守られた地。
そこに住まう、お節介焼きなあやかし達と人々の物語。
GOMがお送りします地元ファンタジー物語。
短編版をどうぞです。
最終更新:2021-10-16 18:56:42
8591文字
会話率:46%
思い立って、何年かぶりに生まれた土地を訪ねた。
親戚にも再開できたが、喜びもつかの間、過疎地の自然は無言のうちに筆者に大きな問題提起をしてきたのだった。
(この作品は「カクヨム」にも掲載しています)
最終更新:2022-11-28 18:42:09
1885文字
会話率:10%
目が悪い作者は想像で動物のワナの小説を書いた。
後に現物に接する機会があったが、小説の手直しを必要とした。
人間界と動物界を生きる作者のジレンマ。
(このエッセーは「カクヨム」にも掲載しています)
最終更新:2022-10-11 18:05:54
886文字
会話率:20%
妖怪ランドにスポーツ施設建設の提案があった。
過疎化バスターズは聞き流したが、話は水面下で進められ、なんとオリンピックが開催されることになった。
(この作品は「カクヨム」にも掲載しています)
最終更新:2022-10-10 11:55:22
2993文字
会話率:29%
剣と魔法の世界、魔王との戦争に明け暮れる同盟四国の一国、ノル国は国秘とされる召喚魔術により、現代世界より呼び寄せた勇者で魔王を倒そうとする。
しかし、現れた勇者は心持たぬ虚ろの怪物。魂に空洞を宿す連続殺人鬼だった。
その勇者に願うな。
例え、諦められぬ願いがあろうとも。
その勇者にすがるな。
例え、絶望の淵にあろうとも。
その勇者に挑むな。
されど、人は生き抜くために闘いを選ぶ。
これは世界を救おうとする勇者の物語。
これは世界を護ろうとする英雄達の物語。
※第二話完、現在第三話作成中
※カクヨムでも掲載されています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 23:38:23
376191文字
会話率:39%
四国の一部分を抜粋にした
怪談の一部
最終更新:2022-11-07 11:07:55
1521文字
会話率:4%
治承三年の政変で日本国の天下を握った平家は、福原遷都を強行するなど高圧的な政治を展開して日本中の不満を集め、その不満は以仁王のもとに集っての反乱へと発展した。以仁王の反乱は平家によって鎮圧されたが、反乱の余波は日本全国に点在する源氏達の反乱
を生み出し、源氏の反乱の中心人物となった源頼朝は一度は敗れたものの勢力を盛り返して関東地方に一大勢力を作り上げる。
時代は養和の飢饉の最中であることも加え、反乱は日本中にさらなる混迷を生み出す。その渦中で平家の頭領たる平清盛は高熱に襲われて命を落とした。
最初に京都を制圧したのは源氏の一部と見做されていた木曽義仲であった。木曾義仲の前に平家は京都を捨てて逃走。だが、木曾義仲は京都の解放者でなく劫掠者であった。木曾義仲の軍勢の前に京都は灰燼に帰してしまい、京都を解放すべく、東からは源頼朝の派遣した源氏の軍勢が、西からは京都奪還すべく平家の軍勢が押し寄せ、源氏の軍勢は京都を解放した後、一ノ谷で平家の軍勢に大打撃を与える。その過程で源氏の武将の一人である源義経は京都のヒーローとなった。
一ノ谷の戦いから一年後、四国屋島を本拠地とした平家を源氏が攻撃し、平家は生き残るために総力を挙げて壇ノ浦で最期の戦いに臨むが、最終決戦でも源氏の前に敗れ去り、治承三年の政変でこの国を掌握してから僅か五年半という短期間で滅亡の刻を迎えた。
本作品は2021年6月より202年10月まで「いささめ (https://ameblo.jp/tokunagi-reiki/)」にて公開した「平安時代叢書 第十七集 平家物語の時代 ~驕ル平家ハ久シカラズ~」を再編した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-15 22:35:17
585607文字
会話率:0%
行く道中に事件はあったけど食べ物も酒も美味しいし何と言っても人柄が最高に素晴らしい
四国の中でも高知県民は他の四国三県民と違うアイデンティティを持っていると感じる
そんな親切に触れた旅だった
最終更新:2022-10-13 09:39:01
4110文字
会話率:14%
中三の佑樹は町でいじめられていたのを助けてもらった縁で北村と知り合い、ラグビーイベントに参加する。佑樹は北村に不思議な縁を感じる。イベント後、市内のグランドでラグビーの練習を始める。夏休み、佑樹は課題で悩む。北村に相談し、行基を軸に町の成立
を調べろと勧められる。図書館通いや郷土史家の協力で課題が仕上がっていた矢先、大地震が襲う。学校は壊れ、道に地割れができ、通行不能。二人は当面会えなくなる。地震を行基の祟りと勘違いし、北村へ不信感を抱く。川添家は四国の叔父の家に身を寄せる。母は出生の秘密を語る。北村が本当の父ですぐに別れ、子連れで再婚した、と。叔父の勧めもあり、町が復旧して北村に会いに行く。妻に夫は福岡へ転勤したと告げられる。高校入試でラグビーと疎遠になる。高校生になりラグビーに本腰を入れる。冬休み、福岡へ行く。北村と再会した佑樹は、家族を守れる強い男になると誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 10:28:39
39952文字
会話率:56%
祖母の訃報を受けて四国に向かった、山陰海原テレビ記者の榊守(さかきまもる)。
葬儀は分家である柏家の手によって厳粛に行われ、その参列には東里の神楽寛三・ミキ親子、藤本由美の姿もあった。
そんな榊家の過去を知るのは柏家大叔母の柏香織(かしわ
かおり)。謎の紳士・佐山の存在を含めて誰も語ろうとはしない閉ざされた榊守の過去と、榊の本当の正体とは?
そんな彼らをよそに、世界は悲しい瞬間――2011年3月11日を迎えようとする……。
前作、西暦2010年の至って普通な地方の街、東里(とうり)市から四国の地方の街、西川市を舞台に起こる、こう見えて魑魅魍魎の類いが見える、色々訳ありな30代オッサン主役の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 21:00:00
54982文字
会話率:49%
四国で起こった、ちょっと変わった出来事のお話。
旅の道中、とある団体さん?と出会うのだが――
ホラージャンルに投稿してるので、いつもとは作風が違います。
そんなハードではないと思いますが(主観)、苦手な方は即ブラバしてくださいませ。
最終更新:2022-05-27 16:21:00
4241文字
会話率:31%
時は現代。ただし、現実とは異なる、二次エネルギー革命では新たに発見された万能エネルギーとして魔力が使われることになり、電気や電子の代替技術としても魔力が使用されている奇妙な平行世界での出来事。
その昔、欧州では産業革命が始まろうかといった時
代に、想像上の存在と思われていた妖族スペクターレースが表舞台に姿を現し、またたくまに欧州、そしてアフリカ大陸、中東を席巻して各国を滅ぼすと、真夜中帝国、ミッドナイトエンパイアを建国し人々を支配し始めた。
戦乱は続いている。
帝国は領土拡張の手を緩めることなく戦いをすすめ、アジアと南北アメリカが人々の領土として残され、味方する妖族あやかしと共にその侵略を食い止めていた。
そんな世界の片隅。日本国は四国から物語は始まる。
※ しばらくは不定期に投稿いたします。
※ 世界観の説明は極力省く予定です。
※ 登場人物は、死ぬ時は死にますのでご注意願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 18:20:59
7985文字
会話率:15%
その世界は上下に浮かぶ国が全てである。
第一国から第四国までが空を浮遊し、第四国以外の国は、お人形というなの人間兵器を所有していた。
地上は第五国と呼ばれてはいるが、そこにはその世界に昔生息していた生き物が怪物化した恐ろしい化け物が生息して
いる。
空に逃げた人間たちは、お人形を使い地上を取り戻そうとお人形遣いを派遣し続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 10:54:04
156017文字
会話率:41%
平成11年秋、斉田一郎{60歳}は四国徳島県の脇町にいた。その数週間前名古屋の古書店で〝天皇家の大秘密政策”と言う本を購入。読んでみて斉田は天皇家と言うよりも空海の四国八十八札所巡りの解説の方が面白いし説得力があると思った。
天皇家発祥
という問題の場所は徳島県吉野川中流の北岸にある貞光町という所だ。好奇心に駆られて斉田は常滑から車でやってきたが特別な史跡はない。
問題の貞光町は空海の定めた八十八札所から見えないようになっている。厳密には〝この聖地”は貞光町から少し離れた鍵掛山の麓の部落だと言う。貞光町は天皇家の先祖が最初に天下った所だと言う。
貞光町の近くの脇町に来たものの斉田の気を引くものは何も無い。遠路はるばるやってきたので鍵掛山部落まで足を延ばすことになる。
部落に着いた時、待っていたかのように20歳位の女が斉田を自宅に招き入れる。
彼女は言う。この部落は日本という国が出来る前からある。自分とあなたは夫婦鳴る運命だと言う。
そして神社の聖なる場所で、200名の部落民に祝福される。その時斉田の肉体が若返る。
奇蹟は2人が夫婦になって常滑に帰ってえも起こる。
当時常滑は中部国際空港の建設の最中であった。斉田が経営する斉田不動産の社員が全て入れ替わる。斉田が経営する借家、アパートの住民が居れ変わる。彼らは皆鍵掛山部落の域のかかった者達である。
そして不動産を通じて、斉田の理解を超えた方法で20億という大金が斉田不動産に転がり込む。
鍵掛山部落の住民は古代から連綿と続く闇の組織だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 11:21:19
30495文字
会話率:9%
坂本はアラタマ教団で向井や寺島広三達と別れた後、岸田洋の実家による。岸田洋の不在を知ると常滑まで直行する。
坂本の調査は何故伊勢に天皇家の宗廟として天照大神を祀る事になったのかを調べる事にある。そしてソロモンの財宝は島根に秘匿されたが、
日向の女王アマテラス一族の勢力が島根に及ぶにつれて四国の剣山に移された。
しかし神武天皇を頂点とした日向一族が大和を支配した時、剣山に隠された秘宝は伊勢に移される。伊勢こそニギハヤヒの長子猿田彦の支配地で、彼は磯部一族の祖先であった。
それと前後して、天照大神の御霊は大和の朝廷から出されて、各地を転々とする事になる。そして天照大神の御霊は最終地伊勢の地に鎮座する事になる。この時の天照大神はスサノオの子ニギハヤヒの御霊だった。時代が下り、天武天皇の皇后が持統天皇になるに及んで、天照大神の御霊は日向の女王アマテラスと宣言される。さらに時代が下り平安朝になると嵯峨天皇はスサノオ、ニギハヤヒを皇国の本主と宣告する。これは日向の女王アマテラスの否定であった。実際世間は内宮の天照大神をニギハヤヒと信じていたのである。天照大神が女王アマテラスとされるのは明治になってからである。
伊勢神宮は内宮と外宮に分かれる。
昔は外宮優位であった。今でもその名残としてまず外宮を参拝してから内宮を参拝する。しかし明治になって内宮優位が確立される。しかし外宮は伊勢の町に寄り添う様にして建立されているが、内宮は街から離れた場所に鎮座している。その理由を坂本はソロモンの財宝の秘匿場所と関係があるのではないかと推理した。
内宮が天皇家の宗廟として確立され20年ごとの遷宮が定められるのは天武天皇の頃である。そして持統天皇は伊勢行幸を何度となく繰り返す。
ソロモンの財宝の秘匿場所を知る磯部一族が常滑にやってきたのもこの頃と考えられる。
坂本は磯部一族は内宮外宮の建立場所を逆利用して、財宝の在り処を、常滑の地に封印したのではないかと考えた。
そして、坂本太一郎は岸田洋の行方が気になる磯部珠江、岸田洋の妻と共に伊勢に行こうと計画を立てた時、岸田洋殺害の悲報が飛び込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 10:08:28
62930文字
会話率:9%
四国地方に生息する宇宙からの生命体。
彼らは宇宙のどこから来たのか定かではないが人間の近くに生きているどこか可愛らしくもあり、不気味でもある生命体だ。
今回はそのちょちょぷりあんと大掃除をする!
プリン奉行さんより許可頂きました。
最終更新:2022-03-22 03:16:41
2049文字
会話率:18%
ちょちょぷりあん
四国地方に生息する宇宙からの生命体。
彼らは宇宙のどこから来たのか定かではないが人間の近くに生きているどこか可愛らしくもあり、不気味でもある生命体だ。
プリン奉行さんより許可頂きました。
最終更新:2022-01-21 10:00:00
2224文字
会話率:5%
「北の列島」は美しい自然に恵まれた豊かな島々で、かつて一億人以上の人々が住み、
高度な文化を持つ世界有数の経済大国「日本国」だった。
その「日本国」の状況は十年程前に一変した。領海に侵入してきたP国漁船との小さな
争いが、あっという間
に全面戦争へと拡大し、P国の核ミサイルが、自衛隊基地と太平洋
沿岸の都市部に向けて発射された。自衛隊は壊滅し、都市部は数千万人の死傷者を出す惨
憺たる状況となった。在日米軍基地に被害はなく、米国はP国との核戦争を回避する選択
をした。さらに、P国軍は日本海沿岸に侵攻し、日本住民を一方的に殺戮し始めた。国連
安保理が一致した対応を取れない中、「日本国」の地獄の様な惨状が続いた。
そして二か月が過ぎようとした時、東アジアの大国であるC国が大規模な停戦監視団と
軍隊を日本に送り込み、本州地域の日本住民を保護するという名目で、事実上の占領統治
を開始した。そして一年後、C国は、米国との合意のもと、新たな自治政府「東海人民共
和国」を発足させ、本州・四国を実効支配する事となった。
あれから九年の時が過ぎたが、沖縄は今も本土から来た多くの日本人難民で溢れている。
そんな中、沖縄の青年ワタルは、テレビで「離島への冒険参加者募集」の書き込みを見つ
けて応募する。そして三か月の訓練の後、十一名の「レキオス部隊」の一員として参加し、
「北の列島」へ向かう事になる。
レキオス部隊を乗せたレキオス号は、五月に沖縄中部の辺野古港を出発し、黒潮に乗っ
て北上し、まず四国沖でC国軍のドローンと接触し、方向転換して次に本州和歌山へ上陸
した。その地で、ある隊員の裏切りにより、三人の隊員を失ったレキオス部隊は、伊豆諸
島の八丈島へと撤退した。
隊員達は衝撃を受けたが、「C国に囚われている女性芸能人を救出する」という計画の
もとに再結集し、八丈島の八重根港を出港し、再び本州の米軍横須賀基地方面に上陸する。
本作品は「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 12:19:03
100772文字
会話率:29%
たった一人の自転車旅行中、ワルトという名の不思議な少年に出会った。
大阪から、四国に向け二人での旅となる。
彼は、西洋の妖怪や風習が好きなんだそうだ。
最終更新:2022-02-03 11:55:47
5268文字
会話率:71%
1941年。
日ノ国、太平洋沖に巨大な建造物が出現。
そこから現れたのは、異形の生物だった。その生物は、海を渡り各国へ上陸、殺戮を繰り返す。
日ノ国は異形の生物に対し“未確認災害生物”通称、害物との仮称を付け、すぐさま海岸線を国土防衛線とし
、迎撃にあたる。
じわじわと防衛線を押し上げてくる害物を前に、戦線維持が困難に陥った日ノ国が起こした行動は、秘密裏に行っていた害物の研究の増進であった。
翌年、害物より採取した体液を、害物との戦闘で傷ついた国軍兵士(学徒動員の兵士を含む)を対象とした被験者に打ち込む人体実験を敢行。
八割は命を落としたものの、残り二割の者には、害物が用いたものと同様の能力の発現を確認。
実験を続けた結果、若い者ほど発現率が高いとの結果が出たことを受け、本土防衛の要として、学徒に害物の体液を注入、能力が発現した者を前線基地の防衛に導入する、通称“異能の学徒”作戦を実行。
現在、戦線は太平洋側九州、四国、愛知、静岡、神奈川の計5カ所の前線基地の“異能の学徒”により保たれている。
各隊員に内包される想い。明らかになる謎。害物の正体。
全ては、日ノ国の為に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 11:55:50
57803文字
会話率:28%
『認定NPO法人 世界中の上り坂と下り坂の数を同じにする会 日本支部 中国・四国担当課 渡辺悠馬』
最終更新:2021-12-03 23:00:56
5641文字
会話率:63%
大日本帝国は終焉の時を迎えていた。
昭和二〇年八月六日、突如、ソ連が満州に侵攻して来た。その急報の直後、広島に新型爆弾が投下された。その日は、九州、四国、東京でも大規模な空襲があった。混乱の中、大本営と政府は徹夜で会議を行う。
七日
、モスクワの佐藤大使はモトロフ外相から宣戦布告を告げられた。満州の都市が空襲され、また樺太や千島でも空襲があった。鈴木内閣が進めていたソ連の仲介による連合国との講和は完全に瓦解した。その夜、スイスとスウェーデンに向けて日本はポツダム宣言受諾を発信した。急転直下の中で、帝都東京ではいくつもの事件が起きる。
八日朝、政府はポツダム宣言の受諾と無期限停戦を発表した。鈴木首相の声明に国民は仰天した。連合国の要求により、降伏軍使を乗せた緑十字機が米軍占領下の沖縄へ出発する。そして正午、ラジオは天皇陛下の玉音を放送した。ここに、大日本帝国は連合国に降伏する。
九日、マニラで開かれた降伏軍使と連合国との会議は難航した。日本がソ連との停戦を拒否したからである。ポツダム宣言は米英中三国の声明であり、ソ連は署名していなかった。満州や樺太における対ソ戦闘は無警告奇襲に対する自衛行動であると日本は主張した。
一〇日、降伏軍使は降伏文書と天皇布告文の草案を携えて帰路に着く。日本と米英中との停戦は守られていた。だが、満州でも、樺太や千島でもソ連との戦闘は続いている。正午、満州国はソ連に対して宣戦布告した。そして、宇垣一成陸軍大将を首相とする新内閣が成立する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 12:00:00
158992文字
会話率:55%