1941年。
日ノ国、太平洋沖に巨大な建造物が出現。
そこから現れたのは、異形の生物だった。その生物は、海を渡り各国へ上陸、殺戮を繰り返す。
日ノ国は異形の生物に対し“未確認災害生物”通称、害物との仮称を付け、すぐさま海岸線を国土防衛線とし
、迎撃にあたる。
じわじわと防衛線を押し上げてくる害物を前に、戦線維持が困難に陥った日ノ国が起こした行動は、秘密裏に行っていた害物の研究の増進であった。
翌年、害物より採取した体液を、害物との戦闘で傷ついた国軍兵士(学徒動員の兵士を含む)を対象とした被験者に打ち込む人体実験を敢行。
八割は命を落としたものの、残り二割の者には、害物が用いたものと同様の能力の発現を確認。
実験を続けた結果、若い者ほど発現率が高いとの結果が出たことを受け、本土防衛の要として、学徒に害物の体液を注入、能力が発現した者を前線基地の防衛に導入する、通称“異能の学徒”作戦を実行。
現在、戦線は太平洋側九州、四国、愛知、静岡、神奈川の計5カ所の前線基地の“異能の学徒”により保たれている。
各隊員に内包される想い。明らかになる謎。害物の正体。
全ては、日ノ国の為に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 11:55:50
57803文字
会話率:28%
断髪断罪《ギルティカット》――カミは斬られた!
『EXスタイル』と呼ばれる異能により、髪を操る異能力者『エクステンド』がこの世に現れてから50年。エクステンドの集う街スカルプリズンで暮らすバンカラ少年ハサミは相棒である生きた学生帽の傾
狼と共に国際機関WIGのエージェントとしてエクステンドの凶悪犯罪者と戦いながら、姉の仇を討つため、テロ組織COMBの首領カミキリを追っていた。
しかし、とある事件をきっかけにスカルプリズンはCOMBに占拠されてしまう。
街の平和を取り戻し、己の復讐を果たすべく、ハサミと傾狼の波乱に満ちた戦いは幕を開ける。
定期更新日:毎週木曜日・日曜日8:00
第8話まで毎日更新キャンペーン実施!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 08:00:00
61545文字
会話率:60%
古き良き時代の日本、ある田舎町。わたしはこの町で商売をしているお父さんからお店の一つを任されることになった。隣町へ続く道にある電話屋。ここには色んな人が遠くにいる誰かに何かを伝えに訪ねてくる。
お客さんたちは電話で話したあとにわたしのいる小
さな小屋に寄ってくれる。お客さんの中で一番仲良くなったのは学帽をかぶったわたしよりも少し年上の男の人。わたしはこの人がやってくる事がいつも楽しみだった。いつしかわたしはこの人を待ち焦がれるようになっていたのだ。
この小説は自身のブログSweetish trip!からの転載です。
ブログトップ:http://sweetytrip.jugem.jp/
小説ページ:http://sweetytrip.jugem.jp/?eid=81
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-01 23:34:24
2425文字
会話率:4%
気が付けば波多野英二は異世界に転生していた
中世ヨーロッパ風の建物が並び、通りには馬車が行き交う、誰もが夢見る剣と魔法のファンタジー世界だ。
ただ唯一、想像と異なる部分があるとすれば、それはオーバーテクノロジーの産物、「魔導アーマー」が
戦場を闊歩する事だろうか。
傭兵団の魔導アーマー乗りとして皇国戦線に参戦していた英二はある日、戦場に現れた一人の少女と出会う。
戦場にあるまじき黄色の通学帽、胸のワッペン、そして……水色のランドセル。
そう、その少女は日本から異世界へと召喚された小学生だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 02:04:26
108469文字
会話率:32%