沖ノ鳥島よりはるか東の公海上、海図には何もないその場所にぽつりと一つの島が浮いていた。海上数十メートルを浮かんでいる巨大な浮島である飛鳥島、大瀑布のごとく海面に飛沫を起こすその島は魔術師の聖地であり学舎である遠海魔術院があった。
魔術
院で風紀委員として働く青年、茨城 千乱はいつも通り、決闘の立会人をしていた。魔術師同士の真剣な技量の競い合い、しかしその神聖な秩序は無情にも破られる。
栄誉と名声の祭典を汚した者はいずこか。彼の者に裁きを与えよ。
これは魔術師の学徒達の淡い青の時代、幼く、非情になりきれない彼らの青春と情熱の物語である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 09:45:17
228238文字
会話率:40%
シンギュラリティに到達し、今や誰でも高度なAIを所有している地球にて。
安易な好奇心から怪しい人形屋に連れ込まれてしまった俺こと瀬名 夜空。次に目覚めた時は、どう見ても異世界な国で犬耳尻尾が生えた青年科学者に憑依していた!?
希少種に
して魔法(地球語訳)も使える期待の新星らしいですが、俺にはちょっと荷が重いです。
天才魔術師(地球語訳)、二面性の激しい騎士、“普通”の文官な異国の魔術師3人組と共に、世界中で発生している怪奇現象を解決することになったのだが、やっぱり俺には荷が重すぎるので語り部に徹しようと思います。
(Nolaと同時掲載しています)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 10:00:00
85401文字
会話率:22%
従者フランは諦念のあまりに死出の巡礼の旅路を歩むファルネイア図書館の学徒であった主に仕えている。
今日の宿はある修道院。そこで起こった失踪事件。
その解決のためには主が捨て去った過去と向き合う必要があり……。
筆者作の他作品「学徒
同盟」のエピローグ的作品ですが、読まなくても楽しめる作品になっている、んじゃないかと。
不定期投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 17:36:04
4376文字
会話率:39%
学徒同盟……それは、1000年もの長きに渡って存在した帝国時代の書物を基に研究する学徒たちの同盟。
その発足から崩壊に至るすべてを見てきた一人の学徒の一代記。
X(Twitter)で連載、完結したものを加筆してまとめました。かなりダイ
ジェストなのはご愛敬。
ランキング入りは目指していませんが、気が向いたら感想等お願いできたらありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 13:00:48
46604文字
会話率:42%
最果ての図書室……そこはかつてエルフが統治した1000年の歴史をもつ帝国「ラティーナ帝国」の文献が人知れず残された最後の地。
一介の学徒である俺は仲間たちと共にその地の文献を紐解きながら、かつての帝国の姿に思いを馳せるのだった……。
X(
Twitter)にて連載していた「#ファルネイア図書館蔵書より抜粋」を再構成したものです。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 08:06:29
36056文字
会話率:44%
204X年、魔創都市東京ーー国立魔導学園
魔導の名門桝岡家の次期当主と目され、その将来を期待される、魔導の若きエリート、桝岡京介
とある事件をきっかけに魔導の才を見出され、学園に編入する事となった、桂澤敬一
この二人の出会いが魔導の歴史を
動かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 18:00:00
356577文字
会話率:35%
ラウスル国東部にある学園都市ピオニール――ここは王侯貴族だけだなく庶民でも学べる場所として広く知られており、この場所で5年に一度の和平条約の締結式が行われる予定となっていた。
その隣国の使者が訪れる日、ラウスル国第二王子のディアスは街の中で
何者かに襲われてしまう。
王子の危機に見知らぬ少年が助けてくれたが、実はその人は11年前に会えなくなった友人の少女クリスだった。
思わぬ再会に驚くも、彼女は昔の記憶がなく王子のことをよく知らなかった。
また、彼女は学園内で起きた連続学徒失踪事件の調査に来ており、名を伏せ、身分を隠し王子のクラスメイトとなって改めて『友人』から関係を始めることとなる。
11年振りに会えた友人との交流の中で、次第に自分の気持ちに気付いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 12:03:33
1019676文字
会話率:47%
第二次世界大戦。
戦況が悪化する中で学徒動員が始まり、勉強どころではなくなった。
実家の酒屋は兄が継ぐため、自分は何が家にために役立つのかを考えた時、原材料のコメの研究をするため、農学校に進学しようとずっと励んできたのに。
とはいえ、自分の
生活しているお国は現時点で戦争中なので、実家を守るだけでなくお国も守らなければならなくて、教育もそういう軍事教育がなされている。
有事の際には自分も戦争に行かなければならないことはよく理解しているのだが。
千颯は積極的に他人の前にでて何かを提案したり統率力があるわけではない。
戦争中に何かを成し遂げる事はないが、なぜかおおきな戦争被害から生き残れたのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 00:00:00
19071文字
会話率:46%
「──────人は、悪魔になる」
恐ろしい絵図を見せながら、先生は声を低めました。
王国立魔術学校に通うホルンは能天気な魔術の学徒。
ひょんなことから同級生のお嬢様に絡まれるようになったからさあ大変。
きつめの視線。飛び交う魔術。ちょっと
加わる恋のスパイス。青春とは
なんでこんなに面倒くさくて楽しいのだろう。先生に淹れてもらった
珈琲が今日も彼女の身体に染みていく。
努力と才能、挫折の果ての焔は何を燃やすのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 20:00:00
26702文字
会話率:30%
1945年、太平洋戦争末期。学徒出陣で戦地に送られた文学部の大学生・中村一男は、夜空の下、命尽きる瞬間に詠む辞世の句に想いを託す。咲くことなく散る桜のように――。
最終更新:2024-12-08 16:28:43
892文字
会話率:25%
アルベルトは学徒動員にて戦地に駆り出され絶命したはずだった。が、敵国のマッドサイエンティストに改造されスピードに特化した超能力を手に入れた。記憶を失くしていたため敵国兵士として戦っていたが、ある戦闘をきっかけに記憶を取り戻した。そして王女の
ためだけに戦うことを自分自身に誓うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 16:10:00
15719文字
会話率:17%
佐藤玲は、一流大学院で経済学を学ぶ28歳の青年。しかし、彼は周囲から認められない劣等生だった。
玲は、教科書の理論と現実の経済現象の間に大きなギャップを感じていた。特に、成功したヘッジファンドの投資手法が、学んだ経済学を無視しているように思
えた。「経済学に足りないものがあるはずだ」―その思いに取り憑かれた玲は、独自の研究を始める。
しかし、彼の斬新なアプローチは教授陣から理解されず、孤立を深めていく。唯一の理解者である著名なヘッジファンド・マネージャーとの交流だけが、彼の支えだった。
研究の行き詰まりと周囲からの無理解に苦しむ玲は、次第に精神的に追い詰められていく。睡眠障害に悩まされ、処方された薬に頼る日々。そして遂に、修了審査で研究を否定され、玲は完全に希望を失い、絶望からのストレスで心不全で死んでしまう。しかし、それは終わりではなく、新たな始まりだった。
気がつくと、玲はエルフの赤ちゃんとして異世界に転生していた。リューンと名付けられた彼の脳裏に、前世の記憶がかすかに蘇る。
「今度こそ、経済学に足りなかったものを見つけ出す」
そう心に誓ったリューンの、新たな人生が幕を開ける。エルフとしての長い寿命を得た彼は、人間世界とエルフの世界を繋ぐ存在となり、真の経済の姿を追い求めていく。
果たして、リューンは前世で見出せなかった真理にたどり着けるのか。そして、二つの世界の架け橋となれるのか。
経済学と異世界ファンタジーが融合する、前代未聞の物語が今、始まる―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 20:29:22
350693文字
会話率:46%
僕は、蔵部理(くらべ さとる)。安桜(あさくら)高校という学校の二年生だ。何にもない、ただの男子高校生。……そう思っていた。
僕は、ある日を境に怪異に巻き込まれていくようになる。
それは、“暗化(あんか)”。死者が纏う負の感情や欲
望が、怨念となり蠢き生存者を闇に引きずり、死へと誘うとして代々伝えられ、この地域から始まり、そして日本中に広まっていった怪談だ。
そして僕、いや“僕ら”は今年の秋に、それを解決するために出向く、特殊な学徒兵になった。
その役割を果たす度、それについて関わる度、僕は色のない曇りがかった心が変化していく。
……それよりも、僕は、早くこの忌々しい命が、終わってくれと、日々祈っていた。
大切な――の、――と――を――ために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 20:10:26
19446文字
会話率:38%
202X年。
最悪の歴史を辿った世界の現代日本。
戦後間もなく始まった学生運動は鎮圧されず、現代に至るまで学生運動を行う学徒会という組織が誕生していた。
それだけではない、70年代から80年代後半にかけては暴力団による抗争が激化。全国で警察
と暴力団による激しい銃撃戦が繰り広げられ、ほぼ内戦と変らぬ有り様であった。暴対法は成立せず、暴力団が政府と絡み合い、その力を保持したまま存続していた。
そして90年代からは世紀末が近づいた事によりカルト宗教が横行、各地でテロや暴力団にひけを取らぬ抗争が繰り広げられた。
このような最悪な歴史を辿り、現代日本に至る。
これは、そんな治安の悪い現代日本に生きる便利屋の少年の、激闘の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 11:54:18
135177文字
会話率:49%
魔力主義と呼ばれる魔力が絶対的に評価される帝国で、主人公のアレックスはRANK1位を保持していた。
しかし、将来を大きく左右する競技会において、無名の女学徒の魔力のこもった一言で、敗北を喫する。
「ほら、もう足がすくんで立てなくなる」
その敗北を引きずったままのアレックスはある日、女学徒が暴力を受けている場面に遭遇し、助けに入るが・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 19:00:00
40525文字
会話率:39%
40才過ぎのおっさん、安武典男はいきなり始まった日中戦争に巻き込まれた直後、異世界転移する。
現代日本に帰還するためにカルアンデ王国国王からの魔王の討伐依頼を受け、学力体力向上と魔法を鍛えるため王立魔法学園に編入するものの、わずか半年で戦況
が悪化し学徒動員されてしまう。
そもそも戦争を終結させることができるのか?
生きて日本の地を踏むことができるのか?
嫁さんはGetできるのか?
改訂版です。物語内容共に基本変わりません。
より読みやすくなるよう一話辺りの文章量を減らしています。
警告、この作品はチートはありますが俺TUEEEではありませんし、成り上がりでもハーレムでもありません。
注意、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 17:33:21
188222文字
会話率:57%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
69話「みんなミイラ」さて、今回は秋葉原で超古代の女王の棺が発掘されますが、発掘メンバーが次々と不審な死を遂げます。
超古代の女王の呪いが噂される中、考古学徒間の恋愛のモツレから来た殺人と判明、博物館の首席学芸員が逮捕されるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 17:57:05
21277文字
会話率:71%
現代日本から異世界へと魂だけの状態で連れ去られ、魔王の娘として迎え入れられた少女・「ウタハ」。
これまで受験勉強に追われていた彼女は、「元いた世界に帰れない」ことを理解したときの衝撃から、元来の性質である「やけっぱち」精神を呼び覚まし
てしまう。
来る日も来る日も魔界にて食べては寝る生活を送るウタハを相手に、魔王やその息子は根気良い説得をし、「地上の王立学院へ通う」ことを承諾させることに成功する。
ーー舞台は移ろい、王立学院。
さまざまな個性を持った学徒や事件、自身の対となる少女の存在、そして真相を相手に、自称他称ともに堕落した手のかかる乙女は運命を切り拓くのか、あるいは……運命を捻じ曲げるものなのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 22:42:56
76342文字
会話率:53%
1999年に起こった消却事変からおよそ半世紀。一時は人口を10億まで減らされた人類に、ある程度の平穏と均衡の時間が訪れていた。
国際情勢には不穏な動きはあれど、日本の適合者養成機関鐘渡教練校に所属する新見貴史は一介の学徒であり、関係のな
い話であった。そう、その日までは。
二年へ進級し、さぁ今年も和和生きていこうとした矢先に現れるトラブルの数々。振りかざされた強権(脅迫もあるよ!)に屈し、彼は『特殊な背景を持つ奴らを集めて管理しよう班』―――通称『特班』の班長に就任する羽目になったのだった。
異国の姫、メイド、元傭兵にヘタレ、それから喋る猫にまで日常は侵食され平穏を願う彼の明日は果たしてどっちか。
闇鍋ごった煮近未来SF(すこしふしぎ)作品です。
サイバーパンク的電脳世界から空飛ぶ戦艦、異世界に異能まで割りとなんでもアリ。むしろ盛りすぎて金平糖。男の子ってこういうの大好きなんでしょ?と言われるものをこれでもかとぶち込んだ作品になります。だってしょうがないよね、作者も男の子(尚、歳は………)だし。
仕事辞めて無職になって暇してたので、学生の頃や社会人の手慰みに描いてた作品群から主人公クラスを寄せ集めて繋いだスターシステム的な悪魔合体作品を作りました。なので、大分とっちらかった感があって超読みにくいです。まぁ趣味書きだしいいかと開き直ってます。焦点を当てるキャラが主人公です、多分。しかしこの出来で群青劇とは言いませんし言えません。今回で言うなら新見と三上がメインになります。そんな風に闇鍋ごった煮にした結果、設定や登場キャラに関わる伏線が膨大に膨れ上がり、それを説明するために地の文が説明だらけになっていますので『いや知らねーよ』と思う方や『設定厨かよ』と辟易する方は諦めるか台詞だけでも読んでいただければと。『むしろ設定大好き!』と諸手を挙げられる方はどうぞ読み込んでツッコミ入れて下さい。一人で作っているとどうしても粗が出るんで精査して下さる方がいるとぶっちゃけ助かります。
あ、後カクヨム様とアルファポリス様にも投稿してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 12:00:00
661676文字
会話率:42%
銀髪碧眼、精霊を操る異能を持つ公爵家令嬢ルイーゼは、婚約者である第一王子から婚約破棄を言い渡される。何でも、第一王子お気に入りの令嬢に嫌がらせをしたとか。しかし、ルイーゼは彼女とは初対面。ルイーゼの通う学園の上級クラスに、彼女はいないのだか
ら。
従えた水の精霊も、見守る学園の教師も生徒も、実のところルイーゼの味方だ。
「第一王子の権限において命ずる! ルイーゼ嬢を、我が弟たる第七王子の婚約者とする!」
高らかに宣言する第一王子(そんな権限はない)。
第七王子の住む辺境と言えば、険しい山に囲まれ、谷川には水の妖魔がさまよい、森では土と木の妖精が踊る恐ろしい土地。
ただしルイーゼを含む魔術学徒には、この上なく魅力的な土地なのだった。
ありがとうございます、第一王子! 魔術研究が捗ります!
扇の陰で優美に微笑むルイーゼ。嬉しそうな魔術学の教師。呆れ気味な水の精霊。
そしてルイーゼとの婚約に慌てふためく第七王子は、なぜか以前からルイーゼを慕っているようで……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 20:47:47
27310文字
会話率:45%
時は2019年。日本は第二次世界大戦を勝利し、軍事国家として成長を遂げていた。
圧倒的な武力にて日本が栄華を掴んだのも束の間、世界思想は平和への歩み寄りを始め、日本もまた安寧の時代を迎えた。
そして約20年前、日本帝国は少子化によ
る学舎減らしと、学生の戦術考察力、作戦行動力強化の為に「学徒戦闘法」を制定した。
学生は定期的に学校同士戦闘を行い、負けた学校の生徒を捕虜にする。学生が0になった学校を廃校とし、勝った学校は人数を増やし、戦績を上げた生徒ほど良い成績が付くようにした。
血も涙もない戦争行為が行われる学校生活を、蛹直≪さなぎ なお≫は出来るだけ穏やかに生活しようと試みるが、、、
ルール
戦闘は
・全校生徒 対 全校生徒にて行われる
・戦場は学校舎を基本とし、どちらの校舎を使用するかはクジで決める
・攻撃は染料にて行い、胸と顔のプレートどちらかを着色された兵士は戦闘不能とする。
・戦闘不能となった兵士は相手側の捕虜となり、通学先変更を行う。
・学生が0になった学校を廃校とする。
・学業両立のため、定期テストは必ず実施する出来ない場合は、学校として認めないこととする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 05:54:34
19122文字
会話率:58%
学徒出陣で徴兵された俺(横田庄吉)は、南方の戦略要衝である、ハルマヘラ島へ送られることになったが、乗っていた輸送船ごと異世界に飛ばされてしまう。
孤立し、補給が途絶した日本軍部隊は、現地自活(異世界スローライフ)を目指すが、、、
※全50
話、12万字程度の予定です。
※チートも魔法も魔剣も出て来ませんが、旧日本陸軍のマイナーな兵器は出て来ます。
※この物語は、(一部史実を下敷きにしていますが)フィクションであり、実在の人物、団体とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 22:00:00
119168文字
会話率:28%