三年前、異世界に召喚された俺は、水の勇者として、火・土・風・光の勇者たちと共に魔王討伐の旅に参加していた。
パーティに必要な裏方役がいなかったため、俺はサポートに徹していた。
ところがある日、リーダーである火の勇者から突然こう言われた
。
「お前一人、実力が足りてない。だからパーティを抜けろ」
他のメンバーたちも、「おまえは弱い」「器用貧乏なのよねえ」「給水係なんて必要ないからw」と俺を罵ってきた。
こうしてパーティを追放された俺は、こいつらが魔王を倒さないかぎり現実に戻れない。仕方ないので、それまでは冒険者でもやって、日銭を稼ぐことにした。
「翼竜を氷の槍で穴だらけに!?」
「水蒸気爆発で山を吹っ飛ばした!?」
「え、失った腕が生えてきたってぇ!?」
万物の素たる水を自在に操れる俺は、実は攻撃・回復・サポートすべてをこなす“最強の万能手”で、この世界では上澄みも上澄みだったらしい。
一方、そんな万能サポーターがいなくなった元パーティメンバーたちは――当然の如く崩壊していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:01:02
5390文字
会話率:30%
最強の勇者たちは魔王を前に散っていった。
勇者「凶魔の奇跡」はバラバラになり、パラディン「神界の右腕」は腕をもがれ、「天帝」と「剛強無双」の巨体は潰され、「烈閃の仮面」は仮面ごと真っ二つに引き裂かれて死んだ。聖女「浄土の白銀」の皮膚が漆黒に
染まり、魔術師「霧氷の円環」の身体が泡のように消え去る中、魔物を持たない魔物使いの俺「魔界の掃除屋」はただ魔王と戦うことの愚かさを悟った。
溶けていく腕、崩壊する肉体。そしてうごめく魔王城の虫たち。魔王の低吠えが紫色の瘴気に満ちた空間に響き渡る。
魔王討伐メンバー唯一の生き残りの俺は魔王城の虫に寄生され、ついに終わりかというときに、魔王からまさかの命令が下るのだった。
「掃除せよ」と。
魔王城の虫に寄生された俺のダークな異世界スローライフが、今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 06:30:00
147116文字
会話率:32%
御鷹冬馬は転移者である。彼は普通の高校生として日常を過ごしていたわけだが、その日常は勇者召喚に巻き込まれるという形で崩される。女神に勇者たちには劣るものの優良なスキルを貰った彼。彼は1年ほどで生活基盤を安定させ、勇者たちのことが気にかかり、
彼らを召喚した国へと…。そこで見た彼らは皆どこかしらネジが外れており…。そして、トーマは再び光に包まれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 15:10:00
118391文字
会話率:36%
勇者パーティーから追放された俺のスキルは《不干渉》。
味方を助けることも敵に攻撃することもできない。
誰とも関われない……そんな、最弱スキル。
だがその夜、突如として現れた魔王が街を襲撃。
勇者たちは初手で蒸発――。
だが、魔王は言っ
た。
「誰にも干渉できないお前に、俺だけは近づける」
そこで俺が取った行動は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 08:16:00
629文字
会話率:28%
恐ろしい魔王を倒すため、強大な魔力を持つ姫が幾人もの勇者を召喚した。
しかし、召喚された勇者たちは皆殺され、人々は絶望の淵にあった。
そんな中でも諦めなかった姫の下に、ある日一人の偉大なる勇者が現れる。
彼女と勇者には一つの繋がりがあった
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 15:36:53
2476文字
会話率:35%
とある大陸にある七つの王国の七人のお姫様が夜な夜な集まり、会議 (報告・連絡・相談) を行う。 七人のお姫様は盟友であり、それぞれの王国に起こった出来事を共有する。 また勇者も複数いて、それぞれ覇権を狙う。 されど魔王とは戦わない。 何
故なら、魔王の娘も七人のお姫様の一人だからだ。 その勇者たちは今、一体何処にいるのか、誰にも解らない。
だけど彼らの目的は、あくまで大魔王の討伐だ。 そう・・・大魔王の討伐なのだが―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 03:00:00
12682文字
会話率:68%
五十嵐健介(37歳)は異世界に勇者パーティーの一員として召喚された。しかし、女神から与えられたスキルは【構造解析】と【最適化】という、戦闘には不向きな地味なもの。「おっさんはいらん」と罵倒され、パーティーから追放された彼が送り込まれたのは、
インフラが崩壊し、魔物が跋扈する貧しい辺境の地だった。 だが、健介は絶望しなかった。前世で培った土木・建築技術と、建造物から工程まで全てを見通すスキルを組み合わせれば、この荒れた土地は宝の山に見えたからだ。 「さて、仕事の時間だ」 安全な水路を引き、頑丈な橋を架け、災害に強い街を造る。彼の知識と経験は、どんな派手な攻撃魔法よりも、人々の生活を、そして世界を根底から作り変えていく。 これは、一人の地味な中年男性が、やがて「建国王」として歴史に名を刻むことになる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 13:18:44
91675文字
会話率:28%
これはかつての物語。誰も知らない英雄譚。世界に忘れられた勇者たち。
人は二度死ぬという。一度目は命の焔が消えた時、二度目はその存在を知る者がいなくなった時。
ひとりの男は旅をする。かつての記録を消すために。かつての仲間を殺す旅。そして、■■
を探す物語。
これは失敗か、成功か折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 10:00:00
32670文字
会話率:42%
女戦士であるローレライ・クロードは、勇者たちと共に魔王軍の幹部と戦っていたが、敗北。勇者たちは逃げることに成功したものの、ローレライは攫われてしまった。ただ、身につけていたペンダントが功を奏したのか仇となったのか、気が付けば彼女は魔王の息子
、ルシード・ハルシオンの護衛に任命される羽目に。そして、常日頃から魔法を研究しているルシードは、ローレライの潜在的な力に目を付けこう言い放った。「魔改造していいよね? というか、するね」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 00:33:51
9718文字
会話率:56%
目的のために手段を選ばない卑怯な戦い方を非難されて、勇者パーティから追放されてしまった「アラン」。だが彼は、自らの信念のため、勇者たちより先に魔王を倒すことを決意する。
そのために、まずは仲間を集めることにしたのだが、集まってくる仲間
はなぜかおかしい者ばかり。
清楚な物腰の聖女だが、その実は異教徒でドスケベな「クローディア」。
強さに真摯に向き合う剣士だが、真摯すぎて戦闘狂になっている「カナデ」。
そして、人間に味方する良い魔物と自称するが、食欲が殺人的なスライム「ウォル」。
「そんな方々と一緒にいられるあなたが一番非常識では?」
「そもそも、君も目的のために手段を選ばない、非常識なやつだし」
「お前たち全員、頭おかしい」
勇者パーティからちょくちょくツッコミを受けるアランたちだが、彼らはトラブルを巻き起こしながらも躍進していく。
果たしてアランたちは、勇者に先んじて魔王を倒すことができるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:30:00
116043文字
会話率:60%
この世界では、資産こそが力だ。
剣の鋭さも、鎧の硬さも、呪文の強さも、全ては資産で決まる。
舞台は、静かでやや老いた王国「ニホン」。物価は高く、税金も重い。それでも人々は夢と欲望に踊りながら、今日も生きている。
そんな国の片隅で、ある青
年が旅立ちの準備をしていた。
主人公達は魔王討伐という王命を受けて旅に出るが、立ちはだかるのはモンスターだけではなかった。
目に見えぬ敵――インフレ、税金、詐欺、そして暴落。
この世界は、資産を守ることがすなわち、生き延びる術なのだ。
剣では魔王を斬れない。
必要なのは知恵、戦略、そして投資の力。
これは、資産を育てることで未来を切り拓く、勇者たちの物語。
目指すは、伝説の魔法「FIRE」――完全なる自由を手にする究極の力。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 20:20:00
99227文字
会話率:31%
引きこもりの少年ムサシはある夜、心臓発作を起こして死んでしまう。
気が付くと、彼は異世界のダンジョンコアになっていた。
ムサシは状況を受け入れ、自分のダンジョンを完成させ、運営していく。側近の悪魔シグレの助力もありダンジョンは発展して行く
。そんな中、ムサシはダンジョンを次々を破壊して回る勇者たちの存在を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 16:38:04
46547文字
会話率:45%
少年は旅に出た。
フリッツは、気弱な性格と額の広さが気になる年頃の剣士見習い。突如現れた少女によって、彼の穏やかな日常は終わりを迎える。失踪した兄を追う先にちらつく謎の組織。そして南北大陸に危機が忍び寄っていた。
未熟な剣士、勝気な弓使い、
皮肉屋魔法使い、おっとり治癒師たちが繰り広げる旅路。
成長、屈折、その先の変化。経験と苦悩の先に、彼らが導き出す答えとは。
少年少女の冒険ファンタジー。
タイトルに(※)がついている話は、文章よりも拙い絵がありますので、苦手な方はお手数ですが挿絵機能オフをお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 06:20:38
2036741文字
会話率:37%
十歳の少女ルーウィンは、物心つく前から『ギルド潰しのダンテ』と共に旅をしている。しかしある日、お互いにそれぞれの道を進むべきだとダンテから提案される。置いていかれたくないルーウィンは友人のカレンと共謀し、なんとかダンテの気持ちを変えようと
試みる。
全十話の短編。本編『不揃いな勇者たち』の番外編で、ルーウィンの昔話。こちら単体でも読んでいただけます。(他サイトにて同作者名で投稿中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-17 16:00:00
58919文字
会話率:30%
宇宙のどこかにナーフフィアという星があった。
その星の危機を救うべく、勇者たちがーーーーーー
立ち上がる、予定のものがたり。
キーワード:
最終更新:2025-06-21 10:03:12
14384文字
会話率:52%
漫画読んでアニメ観てゲームをするだけじゃ飽き足らず、それらの模倣をするほど好きな重度なオタクの白羽覚理(しらはねさとり)は不思議現象が起こり幼馴染みと一緒に異世界に転移した。
不思議現象に興奮したのも束の間、異世界なんぞに骨を埋めるつ
もりは無く漫画やアニメやゲームの続きを求めて元の世界に戻るため奮闘する物語。
基本的には不定期投稿ですが始めたばかりなのである程度の話数までは毎日投稿する予定です。
※1話毎の文字数は少なめです。
※カクヨムにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 21:28:23
76511文字
会話率:43%
王家より家を与えられた勇者たちはその家に引っ越した。荷解きをする中、賢王は少年の部屋を訪れてーー。
最終更新:2025-06-18 16:49:21
1847文字
会話率:50%
「勇者たちの心臓と引き換えに、貴女の家族を生き返らせてあげますわ」
地図にも載っていない小さな農村で、大切な家族と穏やかな日々を送っていた村娘アリソン。ある日、村を出て王都へ行った幼馴染が突如帰郷して再会を喜んだのも束の間のこと、その日
の夜、彼女は勇者レインナートによる理不尽な断罪で一夜にして家族全員を失った。
絶望する彼女を救ったのは、人間の敵であるはずの魔人たち。
勇者を殺せば家族を生き返らせられると知ったアリソンは、魔人の手を取ることを決意し、同じく勇者によって愛する人を殺された少女ラズと手を組み、復讐を始める──。
これは、ただの村娘が勇者を殺すまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 12:01:36
603527文字
会話率:49%
神の声が響き渡る「神託の夜」。
15歳となった少年少女が神に名を呼ばれ、【勇者】として旅立つその日、少年・レインの名は、最後まで呼ばれなかった。
村での評価は「ただの村人」。
剣の才もなく、魔力も弱く、特別な血筋でもない。
幼馴染であり、光
のように輝いていた親友・エルドが【勇者】として選ばれる一方、レインは何者にもなれないまま、村に取り残される。
それでも彼は、立ち止まらなかった。
誰からも見向きされない「村人A」として、
誰にも知られぬまま、地道な修行を始める。
夜の森で命がけの実戦を繰り返し、遺跡に眠る古代の知識や、失われた魔術の断片を拾い集めながら、
彼は少しずつ、着実に、自分だけの“力”を積み重ねていく。
やがて、世界を蝕む巨大な陰謀が明らかになるとき、運命に選ばれた勇者たちと、選ばれなかった村人の道が交差する。
「選ばれなかったからこそ、オレは、自分の足で立つ」
誰よりも地を踏みしめて歩んできた少年は、
気づけば、神に選ばれた英雄たちすらも凌駕していた――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 01:45:49
2001文字
会話率:11%
これは、再創造《リ・クリエイション》の物語。
最終更新:2025-06-14 20:29:06
231168文字
会話率:33%
──勇者たちは魔王に敗北した。勇者パーティーは魔王を倒すため約一年の過酷な旅の末、魔王城に辿り着く。しかし待ち受けていた魔王軍の凶悪な策にはまり、あと一歩のところで全滅してしまう。
歴史的な敗北から三年。時は流れ一人の修道服を着た少女ネクが
魔王城で石化していた剣士レオの前に跪き、祈りを捧げる。
「決して順調ではありませんでした。けれど、やっとこの日が来ました!」
その日を境に──魔王軍幹部のネクロマンサーと剣士の石像は魔王城から姿を消した……
かくして、追っかけネクロマンサーと剣師(ソードマスター)とのラブラブ?冒険譚が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 04:41:02
125061文字
会話率:54%
人々の暮らす世界。かつて悪魔族の侵攻を止めた勇者たち。しかし、再びその脅威が迫る。勇者システムの力を受け継いだ「剣の勇者」ファルサロスは、故郷の村を悪魔族に焼かれ、家族を失った。復讐心に燃える彼は、すべてを背負って戦い続ける。
だが、彼が
手にした勇者の力は、もはや単なる力ではない。数千年に渡って繰り返された悲劇の連鎖。人族、エルフ族、亜人族、竜人族、そして悪魔族、それぞれの思惑が交錯する中で、ファルサロスは自身の力を試される。
人族の信仰する神々、そして世界を支配しようとする暗躍が絡む中で、ファルサロスは仲間たちと出会い、少しずつその力を高めていく。しかし、再び時の勇者が命を賭けて時間を越える事件が起こり、ファルサロスの運命は大きく変わろうとしていた。
彼が戦う先に、待ち受けるのは勝利か、それとも新たな破滅か。時を超えた力の行使が、世界をどう導くのか―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 03:40:09
9198文字
会話率:40%