49歳、独身、共感ゼロ。
現実世界で孤立し、推し活に全人生を捧げた男──志無野 睦夫は、
ある日ついに“孤独死”を迎える。
だが目覚めた先は、感情と共鳴によってすべてが決まるファンタジー異世界「カレルディア」だった!
チート魔法?
勇者召
喚?
仲間との絆?
──全部ムリです。共感できないんで。
初期スキルは「言い訳」「責任回避」「共感遮断」。
共感スキャンで【0.0】を叩き出した彼は、
婚活ギルドで出禁、冒険者パーティ即クビ、果ては国家に感情汚染認定されて隔離生活スタート!
「……なあ、俺、転生してまで邪魔者扱いされてんの、なんで?」
やがて彼は気づく──
“感情がない”というだけで、世界はこんなにも冷たいことを。
これは、“孤独な自我”を抱えたまま、
誰の感情にも触れられない男が辿る、
異世界情緒デストロイヤーとしての壮絶な記録である。
共感できないあなたに、
“共感されなかった”物語を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:00:00
13666文字
会話率:27%
悪魔であるレフスキーは、彼の仕事である煉獄での罪人の監視役から離れ、堕天使ルシフェルからロングバケーションをもらう。
彼のお付の下男であるリャブスキーと後ろ足2本で歩く黒猫マーロウの3人で冷たい街に旅行することになった。
見たことのない世界
にレフスキーはウキウキ気分だが、それから出会う沢山の人々とのやりとりが後々大波乱へ突入してしまう…。
彼の休みは安らかな休息で幕を閉じるのか…、それともトラブルまみれのジェットコースターのような日々になるのか…!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 18:53:37
3003文字
会話率:32%
人類は突然変異した“魔物”によって徐々に滅亡の危機に陥り始めていた。
魔法だけでは対抗しきれない魔物の脅威に、人類はついに禁忌に手を出した——。
人間の遺伝子と魔法科学を融合させて生み出された戦闘AI《001》。
彼は、対魔物兵器として
戦場に送り込まれるが、その冷たい瞳の奥には、かすかな“感情”の芽生えがあった。
名を与えたのは、部隊長のグレイ。
彼の優しさが、無垢なAIに心を灯していく。
これは、最強のAIが「心」を知るまでの、ひとつの成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 15:40:08
4230文字
会話率:38%
男爵家の冷たい工房で孤独に生きるエリスは、生きた人形を操る古代魔法の血を引く人形遣いだった。その特別な力は、婚約者である騎士団長レオナルドには恐れられ、聖都の高位聖職者アメリアからは邪悪な呪いだと断罪され、彼女を周囲から孤立させる壁となっ
ていた。夜、素顔を隠して人形劇団「銀の操り人形」として舞台に立つことが、エリスにとって唯一、心を表現できる時間だった。
ある夜、彼女の劇に心から感動し、その力を「素晴らしい才能」だと肯定する青年テオと出会う。テオの理解と優しさに触れ、エリスの閉ざされていた心はゆっくりと解きほぐされ、希望を見出し始める。
しかし、二人の親しい関係に気づいたレオナルドとアメリアは、エリスの力を利用し、彼女を排除する策略を巡らせる。特に、テオが敵国シルヴァディの王子であること突き止めたレオナルドは、アメリアと共謀し、エリスを国家反逆罪に陥れようと動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 06:54:33
5931文字
会話率:34%
封印した悪魔の干渉により、次元跳躍術式が暴走。
気づけば、“誰も到達したことのない異世界”に転移していた。
魔術師・四宮白夜は、未発達な異世界の魔術に失望しながらも、眠れる“古代魔術”を求めて旅に出る。
――目的は研究。けれど、その冷たい背
中に、少女たちは惹かれていく。
これは、ただ己の探究に従って生きる最強魔術師の、気ままで騒がしく、時に甘く危険な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:47:41
16146文字
会話率:39%
社交界で名高い名家の令嬢アリシアは、王太子との婚約者として誰もが羨む存在――のはずだった。だが、ある日突然、王太子から婚約破棄を言い渡される。
しかもその理由は「平民出身の聖女をいじめたから」。
心当たりのない罪、向けられる冷たい視線、そ
して断罪の舞踏会で全てを奪われた――。
…その瞬間、前世の記憶が蘇る。
「え、私、元は日本人のOLだった!? そしてこの世界って、乙女ゲームの中!?」
しかも、自分はゲームに登場する“悪役令嬢”で、破滅ルートまっしぐらの運命キャラだったと気づく。
――だが、ここからが本番。
「断罪? 婚約破棄? 結構、じゃあ好きに生きさせてもらうわ!」
魔導の才能に目覚め、祖国を離れて自由気ままな旅に出たアリシア。
彼女が訪れる先々で巻き起こる事件、現れるイケメン騎士や謎多き賢者。
やがて彼女の存在は、国の運命さえ揺るがす“真の公女”として語られるようになる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:54:02
9948文字
会話率:29%
歴史とは、忘れられた未来の夢である。」
——伝承詩篇《光より昏きものへ》より
彼の名を今なお記す者が、銀河にはいくらか残っている。
だが、彼の“意志”を語る者は、もはやいない。
我々が知る歴史は、勝者によって編まれた「物語」である。だが
、この物語は“勝利”では終わらない。
この叙事は、あるひとりの男の《理想》が、世界の重力を変えた瞬間の記録である。
それは剣による革命であり、言葉による戦争であり、血と数字が交錯する冷たい神話だ。
かつて、「銀河連邦」と呼ばれる秩序が存在した。
それは百六十九の惑星系、三千八百の有人衛星、数億の種族と宗教、思想、矛盾を束ねた、銀河最大の政治共同体であった。
その統治機構は、地球旧世紀の「ローマ共和制」を模した《惑星代表議員院》によって運営され、民衆の名のもとに、秩序が維持されていた……と、記録にはある。
だが、真実は異なる。
連邦の中枢では、腐敗した貴族階級が《ゼロライト》資源を独占し、属星市民は法の名の下に沈黙を強いられていた。
議会は腐り、軍は宥和に疲弊し、商業同盟は密かに利を漁る——そして、辺境では飢えた民が銃を取った。
この歴史の頁は、そこから始まる。
《レオニス・アル=ヴァレンティア》。
辺境の星に生まれ、軍事の才を以て連邦に登用された若き将軍。
彼は正義を求め、力を持ち、やがて秩序そのものを敵に回す。
だが、彼の進軍には、常に“正しさ”があった。それは彼自身が定義した正しさであったにせよ。
本書は、彼の手による「戦略報告」と、彼を敵と見なした議会の記録、そして彼に忠誠を誓った者たちの詩編をもとに構成されている。
我々が語るのは、“帝国の興亡”ではない。
それは《人間の正義》と《国家という怪物》の相剋の記録である。
剣を取った理由は、誰のものだったのか?
民を救ったのは、彼か?それとも、誰か別の《帝》だったのか?
光の時代は終わった。
だが、この物語を読む者よ。
もし君が、“秩序”と“自由”の間に立ち尽くしたことがあるのなら、
レオニスの生涯に、かつての己の影を見いだすだろう。
それが、星々に刻まれた最初の問いであり、最後の応えである。
——銀河歴1520年、帝政書記官庁《記録局・第五室》より抜粋
再構成・文責:エレウシア・ダーン(惑星オルディア・学芸評議員)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 12:10:00
36211文字
会話率:29%
指先も心も、いつも少し冷たい「私」。他者との関わりを避け、夜ごと繰り返すバスルームでの「儀式」だけが、痛みを伴う逃避だった。そんな日常が、大学で出会った男子学生・高槻の屈託のない笑顔によって、静かに揺らぎ始める。彼の温かさに戸惑い、反発しな
がらも、凍てついた心に差し込む微かな光。これは、孤独の底で生きる彼女が、失くしたはずの感覚を取り戻していく物語。果たして、冷たい指先が温もりを知る日は来るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 01:13:48
5433文字
会話率:16%
かつて遥か昔に魔法と呼ばれる技術で栄え、幾千年もの時の中に魔法は過去の物となり失われた。そんな世界。
そんな世界で、いつものような1日が始まる。雪に包まれた冷たいその地で、1人の老人が今日も旅をする。
歩いて、歩いて、歩いて……偶然見つけ
た洞窟。好奇心に駆られ、老人はその先に足を進める。そこには――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 21:05:04
11290文字
会話率:30%
「乙女な貴族令嬢? いいえ、私はただの薬オタクです!」
転生先は、まさかのスラム街!? でもどんなに貧乏でも、薬の知識があれば生きていける――そう信じていた元・社畜薬剤師のマリー。 運よく貴族の養女となった彼女は、なんと“替え玉”として王
子に嫁ぐことに!?
そのお相手は……銀髪赤目の超絶イケメン、だけどめちゃくちゃ恐ろしいと有名な“呪われ王子”ノエル・クレアルーン。
「逃げないのか?」
「そっちこそ、覚悟してくださいね?」
初夜から不穏な雰囲気?
いいえ、これは研究対象が目の前に現れた薬師マリーの大チャンス!
冷たいけど実はピュアな王子と、明るく図太いマリーの“夫婦生活(仮)”がいま始まる!
呪いの正体、王宮の陰謀、そして――モフモフ(重要)。
これは“愛”という名の治療と絆の物語。
マッドな情熱と爆発する探究心で未来を変える、ポジティブ全開ラブファンタジー!
※この作品はTalesにも投稿しております。
※投稿に際して、小説家になろう運営・出版社より許諾済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 19:20:00
21386文字
会話率:29%
侯爵令嬢であるクレハには秘密があった。
それは遠国の巫女だった母から受け継がれた、色を見る能力だった。
だが婚約者だったソル王子はクレハを気味が悪いと婚約破棄を突き付ける。
周囲の者も誰も彼女を守ることなく、冷たい目を向けるだけ。
深く傷
つき、意識が朦朧とするクレハ。
そんな彼女に更なる追い打ちをかけるように罵るソル王子を止める者が現れた。
しかし彼は人ならざる者だった――!?
自分を救ってくれた獣化の呪いに蝕まれる王子をクレハは救うことはできるのか。
キーとなるのは彼女の血に受け継がれる能力と愛だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 19:04:16
10985文字
会話率:39%
厳格なエンハンス公爵家の3女に生まれたチェリーナ。
彼女は幼少期から謎の熱病に頻繁に苦しめられ、父からは役立たずと罵られ愛情を持たず育った。
家の為に。父の言われた通りに。望まれるとおりに出来ない少女は自分の殻にこもり表情が欠落していく。
そしてその冷たい表情に周りは冷徹令嬢と揶揄するのだった。
15歳に死ぬのではないかという程の高熱が3日続き人生を諦めかけた時、何故か思う。「生きたい!!」そして自身に眠る燃えるような力を感じ、チェリーナは前世を思い出し、そして覚醒する。
人生を諦めかけた少女が自分の生きがいを見つけるストーリー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 18:40:00
158382文字
会話率:42%
リュドミラ・シアンテ公爵令嬢は、豊満な肢体を惜しげもなくアプローチした美しい夜会服に身を纏い、羨望の眼差しで見惚れられ自分の出番を緊張の面持ちで待っていた。
しかし最愛の婚約者シリル・バルサントスは、婚約者の自分ではなく平民上がりの伯爵令
嬢ミラ・アルテンドをエスコートして現れた。
リュドミラは驚愕するが、それよりも取り巻きたちが憤慨し、シリルが席を外した所でミラにワインをかけようとする。
止めようとグラスを掴むが間に合わず、ミラのドレスはワインで汚れてしまう。取り巻きたちは追い込むようにミラを罵倒しようとするが、シリルが戻ってきて惨状を目の当たりにしてしまう。
リュドミラがミラにワインをかけたのだと憶測で判断すると、シリルは”婚約破棄も視野に入れる”と鋭い眼光で睨みつけながら冷たい声音でリュドミラに告げてしまった。
謝罪をして大広間を立ち去るリュドミラは、悲しみに暮れて自暴自棄に陥るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:00:00
83304文字
会話率:43%
かつて王国を救った英雄、「賢者」の父と「魔術師」の母。その偉業は王国中で語り継がれ、多くの人々に尊敬されていた。しかし、その代償として彼らは命を失い、唯一の娘であるレティアは、祖父母に守られながら山奥の静かな村で育てられることとなる。
幼
い頃から魔法の才能を発揮していたレティアは、その力ゆえに周囲に恐れられつつも、無邪気で愛らしい性格から村人たちに愛されていた。黄金色のツインテールを風に揺らし、澄んだアクアブルーの瞳で笑顔を振りまく彼女は、村の小さな光であり、人々の癒しでもあった。
しかし、その血筋に宿る冒険心と好奇心が、彼女を静かな村の外へと駆り立てる。ある日、彼女は偶然にも森の中で隠された洞窟を発見する。その暗く冷たい入口に立ち、不安と恐怖を感じつつも、心の奥底から湧き上がる興奮に突き動かされ、洞窟の中へと足を踏み入れる。
未知の世界に広がる深い闇の中で、レティアはひとり、幼いながらも冒険者としての第一歩を歩み出す。しかし、洞窟の奥で彼女を待ち受けていたのは、漆黒の体と憎悪に満ちた赤い瞳を持つ謎の存在だった。静寂を切り裂く重い息遣いの中、レティアはその圧倒的な威圧感に震えながらも、恐怖と対峙する。
幼い少女の成長と新たな冒険の始まりのキッカケだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 12:00:00
82120文字
会話率:39%
いつからか、人の感情や思いが分からなくなった。
表情が良く冷たいや無表情と言われるようになった。
自分のある特殊な力(能力者)を使って少しずつ人と関わろうと、人の心を知ろうとする。
手助けをしてくれるもう1人の能力者と神界から来た1人の狐
命の尊さ、別れ、愛を知り、何かが解き明かされていく
時に涙し、時に笑う、そんな物語シリーズ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:45:02
143296文字
会話率:28%
クリスタリア伯爵家の令嬢ウラには公爵家令息デミトリオスという婚約者がいた。
数十年前、戦争で互いの祖父が大いに活躍したことをきっかけに両家の交流が始まる。ウラとデミトリオスは強く惹かれ合い、ゆっくり確実に互いへの愛情を育んでいたのだが──
*絶対に許さない。そんな令嬢のお話。元サヤなしです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:12:27
32987文字
会話率:30%
政略結婚により隣国へ嫁ぐことになった第三王女レティシア。
結婚相手のアルベルトからの手紙には「愛するつもりはない」という冷たい言葉が書かれており、レティシアは静かな冷遇生活を覚悟していた。
だがどうも、旦那さまの様子がおかしい…!?
○理
想の冷遇生活を手に入れたと喜ぶ新妻と、やっと結婚できたのに全然かみ合わず頭を抱える不器用夫がすれ違う話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 19:00:00
56032文字
会話率:33%
政略結婚により隣国へ嫁ぐことになった第三王女レティシア。
結婚相手のアルベルトからの手紙には「愛するつもりはない」という冷たい言葉が書かれており、レティシアは静かな冷遇生活を覚悟して嫁いだが……
理想の冷遇生活を手に入れたと喜ぶしたたかな
新妻と、やっと手に入れたのに全然かみ合わないな…?と頭を抱える不器用夫のすれ違い異世界ラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 08:09:43
10278文字
会話率:36%
「光魔法は稀有な力である。国のために貢献せよ」
急に下町の小さな家に押しかけて来た国からの使者だという男たちにそう言われて、セシリアは王都の学園に特別入学をすることになった。
十六歳、春のことである。
ここは魔法のある世界。
学園生活に胸を膨らませるセシリアだったが、どこか見た事のある麗しの貴公子たちからはことごとく邪険にされてしまう。
彼らを見て気が付いたが、ここはファンタジー小説の世界だった。セシリアはヒロインの聖女のはずなのに、皆はライバル令嬢のリディアーヌばかり溺愛し、セシリアには必要以上に冷たい。
(だったらいいです。私も勝手にしますから!)
開き直ったセシリアは何もかも無視をして、前世の最推しかつラスボスであるヴァンスの死亡フラグをへし折るために全力で関わることにした。
はじめは当たり障りのない態度だったヴァンスも、愛の力(?)で発光するセシリアに段々と心を開いてくれるようになる。
セシリアを嫌っていたはずの面々の態度も徐々に軟化していくが、そんなことは置いておいて、
「リア。いけない子だ」
「はひ……!」
セシリアは今日も推しに夢中である。
これは、原作小説と違って何故かみんなに嫌われているセシリアが、推し(教師かつ死亡フラグ付きのラスボスかつ王弟殿下という全部乗せ)に捨て身でぶつかり発光しながら世界を救うお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 08:36:03
34068文字
会話率:28%
「エリーゼ、君との婚約を破棄する。僕は君の妹、ララを妻に迎えたい」
氷のように冷たい美貌を持つ公爵令嬢エリーゼは、王太子に婚約破棄される。王太子は華やかで可憐な義妹のララを愛し、エリーゼが大聖女となるべく努めた11年の日々を否定した。
「エリーゼお姉さま、あなたの左胸にある『聖痕』を私に頂戴? いいでしょ? いつも何でも私に譲ってくれたんだから」
義妹のララは王太子の寵愛を勝ち取り、古代の魔道具を悪用してエリーゼの聖痕を奪い取る。自らの肌に聖痕を宿したララは、王太子妃と大聖女という2つの地位を手に入れた。
一方のエリーゼは家族による冷遇を受け、精神を病んだことにされて領内にある廃屋敷での隔離生活を強いられることに――
しかし、廃屋敷に向かうエリーゼの馬車は、魔獣の群れに襲われてしまう。魔獣に喰い殺される直前、エリーゼを救い出したのは銀髪金瞳の騎士だった。
野生の獣を思わせる鋭い美貌の彼は、魔狼騎士ギルベルト=レナウ。ザクセンフォード辺境騎士団の団長であるギルベルトは、魔狼に似た容姿を持ち、魔狼のように残虐と言われる悪名高い騎士だった。
虐げられていたエリーゼは、魔獣騎士ギルベルトに救いを求めた。
「本気で俺にさらわれる覚悟はあるのか? 自分で選べ。俺が怖いなら、逃げた方が賢明だ」
「あなたと行きます。……助けてください」
孤独に凍えるエリーゼの心を優しく溶かしていったのは、ギルベルトとの甘やかな日々だった。氷の令嬢と魔獣騎士、不器用な2人は深く惹かれ合う。
一方、大聖女の役目を果たせない義妹ララと王太子は、次第に人々の信頼を失っていき……
これは、すべてを奪われ不遇にされた『氷の令嬢エリーゼ』が、魔獣騎士の溺愛に溶けて幸せをつかみ取るまでの物語。
*ざまぁ有りの回はサブタイトルの数字横に『*』記号がついています。
*妹サイドの転落・ざまぁは8話から。
*設定ゆるめのテンプレご都合展開ですので、ゆるくお楽しみください。
*他サイト併載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 18:10:00
138635文字
会話率:49%
「俺が君を愛することはない。俺のことなど気にかけず、この離宮で好き勝手に暮らせばいい」
初夜の晩。寝室に訪れたルース王子は、冷たい声でベルリアに告げた。
隣国から嫁いできた孤独なベルリアを突き放すような、ルース王子による数々の冷遇。そし
てベルリアは、とうとうキレた。相手を呪うスキルを持つベルリアは、夫を怖がらせてやるために『余命3ヶ月の呪い』を掛ける。
「私は、あなたを呪います。……余命3ヶ月の呪いをプレゼントしますね。束の間の安息をお楽しみ下さい……ルース殿下」
夫が泣いて謝ってきたら、呪いを解いてやってもいいと思ってたのに。どういうわけだか、事態はこんがらがっていく…
「俺を解放してくれてありがとう、ベルリア。健やかに生きられるなら、3ヶ月で十分だ。こんなに幸せだと思ったことは、今まで一度もない!」
これまでしかめ面ばかりだったルース殿下は、余命3ヶ月を受け入れて幸せいっぱいな毎日を送り始めた。
「ちょっと殿下、正気ですか!? 呪いを解かなきゃ、あなた3ヶ月で死んじゃうんですよ!?」
「もちろんだよ。ベルリア、どうか最後の一瞬まで俺の隣にいてくれ」
マズイ。これはかなりマズイ。このままでは王子暗殺、ひいては両国の国際問題に発展してしまう……!
夫の呪いを解きたい妻と、解かれたくない夫の、こじれた溺愛ライフのはじまりはじまり。
※ゆるっと読めるハッピーエンドです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 09:06:01
9627文字
会話率:48%
姿を消してしまった少女、山田海を救うために変わった相棒『魚』と一緒に森にやってきた本田星は、そこで一人の少年と出会った。少年の名前は葉山澄と言った。澄は自分のことを森の門番だと名乗り、星と一緒にいなくなった海を探してくれると言った。星はそ
の申し出を受けて、澄と二人で海を探しに、森の奥へ奥へと進んでいく……。
長編作品 第二作目
演劇 迷子の星(あなたを救う、……ううん。違うな。このお話は、あなたに私が救われるお話)
まんまるお月様。
こんばんは。いつも明るいお月様。あなたも夜が怖いの?
見上げる冬の星空はとても美しかった。都市で見る空の何倍も美しい。たくさんの星が夜空で輝きを放っている。空はいつもよりも高く、空気は透明だった。
そこには巨大な月があった。白く輝く美しい球体があった。その球体に星の目は釘付けになる。明るい夜。とても素敵な予感がする夜だ。
森は濃い緑色の葉を生い茂らせていた。木の幹は太くて大きい。大地は焦げ茶色。そこには一本の獣道がある。数日前に雨でも降ったのか、森の草木は水気を帯びている。霧のような白い靄が浮かんでいる場所がある。
吐く息は白く、空気は凍えるように冷たい。今は冬だ。そういえば私が海と初めて出会った日も、こんな寒くて暗い冬の日だった。そんなことを本田星は久しぶりに思い出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:33:46
367128文字
会話率:17%
☆オーバーラップノベルスから書籍化されました!☆
川で溺れて死んだ男は、気づけば異世界で生まれ変わっていた。
現世で冷たい家庭に育った主人公は、あたたかい家庭に生まれ落ち、
地球とは少し違う世界を楽しみながら育ってゆく。
だが、生まれ育った国は内憂と外患によって滅びようとしていた。
普通より少し頭がよく、決断力のある主人公が、自分の居場所を作っていく物語。
注意:
魔法などの幻想的な要素は登場しません。
主人公は特異な技能をもたず、超能力等特異な技能を持った人物も登場しません。
誤字脱字報告大歓迎
2019.1.2第一部完折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:30:00
1755880文字
会話率:34%
「え、ちょ、ちょっと待って……どうして私が悪役令嬢に……!?」
気がつけば、傲慢で超おデブな悪役令嬢“エリザベート・グラシエル“に転生していた元OLの私。
この世界は、かつてプレイしていた乙女ゲーム――そしてエリザベートは、嫉妬に狂ってヒ
ロインに破滅させられる運命の悪役だった。
しかも、婚約者の王子には「見苦しい」と嘲られ、社交界では陰口と失笑の嵐。
……ふふん、笑っていられるのも今のうちよ?
前世の知識をフル活用し、私は健康と美を手に入れてみせる!運動と食事管理を徹底し、重かった身体は少しずつ軽く、美しく変わっていく――。
「痩せて、美しくなってやる。そして、すべてを見返してやるんだから!」
そんな中、冷たい視線を向けずに心配してくれた唯一の人物、カミル・セルジュ。私の変化を誰よりも早く認めてくれた彼の優しさが、私の傷ついた心を癒してくれる。
これは、転生した超おデブ悪役令嬢が、自らの努力で運命と恋を掴み取る物語。
さあ、ダイエット革命始めましょう!
+++
15話まで執筆済み、完結は20話前後予定。
毎日、12時5分に更新!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 12:10:00
39495文字
会話率:36%
とあるクラスに『冬菊姫』と呼ばれる少女がいた。
彼女の人を寄せ付けない態度と優秀な成績は多くの生徒から一抹の尊敬の念を集めていた。
しかし、そんな彼女は学校の後、とある人物と出会う時だけ態度が違うようで──────?
最終更新:2025-05-15 00:43:52
3982文字
会話率:44%