あの日あの時、光を見た。
天変地異に逃げ惑う中、男は光の中に何を見たのか…
偏屈な自己中男が光によって変わっていく物語。
最終更新:2023-07-24 21:54:30
5425文字
会話率:0%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
38話「量子ゆらぎの彼方」。さて、今回は銀行強盗を繰り返す姉妹と、退職してなお彼女達を追う偏屈な女刑事の物語。
頻発する銀行強盗が姉妹による連続犯行と見抜いたヲタッキーズは、偏屈な退職刑事と協力、超天才のデータ解析の下、姉妹を逮捕スルのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 13:25:07
14832文字
会話率:71%
もう無理だ。
限界かもしれない。
エルバーン子爵家の長女ケイト・エルバーンは、婚約者の男と自分の妹の手によって毎回殺されてしまう。
二人の仲を引き裂こうと画策するものの、失敗し殺されること計7回。ケイトはいよいよ諦めた。
そんな時、彼女
のもとに妖精の呪いによってオークの姿に変えられた『オーク辺境伯』との縁談が舞い込んでくる。
オーク辺境伯といっても、彼は今や疎遠となっている幼馴染の青年で。
自分を何度も殺す婚約者と妹から離れたい一心で、ケイトはその縁談を受け入れることにしたが───
◇◇◇
死に戻り7回。
婚約者と妹が浮気する未来を変えられず自己肯定感が地に落ちてしまった令嬢と、オークの姿に変えられたことによって偏屈な性格になってしまった青年の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 20:06:30
100007文字
会話率:24%
女学校を卒業したばかりのフィーネ・クラインは十七歳。
彼女は仕入れのために遠方へ遠出をしている父に代わり、ワーカホリック気味の兄シリウスとどうにか店を存続させている。(ほぼ開店休業状態!)
身長と怪力以外は脳天気で平々凡々なフィーネ
と、優秀・有能・偏屈・毒舌・重度の隠れシスコンという変わり者フルコンボだが、見た目だけで全ての欠点を補い、人々を魅了させる美丈夫の兄シリウス。
母を早くに亡くし、父が頻繁に家を空ける彼ら兄妹の心と胃袋の支えは幼馴染みであり、料理人見習いのカイ・ハースだった。
美味しいご飯と穏やかで温かな生活。
色々と気にかけてくれるカイに甘えるのではなく、恩を返していきたい――そう願っていたフィーネだったが、兄の一言から事態は一変する。
「妻を紹介したい」
「「え……」」
そして後日、とある事件からフィーネは【神継者(かみつぐもの)】となり、体や立場まで大きく変わってしまい――?
のんびり屋で鈍感な新米異形娘(?)×胃袋から攻略したいお人好し新米魔術師青年(?)
あらすじの通りではありますが、幼馴染み二人が魔法や神獣や過保護兄に翻弄されながらも「まあ、美味しいご飯を食べて一緒に頑張ろうね!」と励まし合うようなお話です。
短編連作形式に近い、まったり日常、時々コメディ(多分)、結構な頻度で食べてます。恋愛等の描写は多少甘めかもしれません。
※ 世界観や文明程度としては、魔法や異種族の存在する二十世紀位とゆるい設定です。限りなく地球に近い異世界です。
また主人公の体の一部が変化する描写や(架空ではありますが)特定の他者に対する差別的用語を使用するキャラが出てくる為、残酷描写有となっております。
※ 不定期更新・個人サイト等他サイトにも掲載しております。個人サイトとは改行や空行が異なってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 20:40:28
66846文字
会話率:36%
大手出版社の編集者、遠慮のない言動が持ち味の青年ヤギラ。
彼の新しい担当作家は気分屋で偏屈、すぐに服を脱ぐ上お漏らし癖まであるが、売れっ子で美人な小説家………通称“文豪先生”だった。
完成間近の新作の打ち合わせで文豪先生の家に出向いたヤ
ギラだったが、ヤギラはそこで先生の“洗礼”を浴びる事になる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 18:15:41
8547文字
会話率:69%
【異世界恋愛・ざまぁモノ】
私はソフィア・サザーランド公爵令嬢。
突然、ほとんど会ったことのない偏屈な祖母に会わなければならないことになった。なぜ偏屈かって? うちの祖母、なんと国王陛下の元婚約者だったんですって! ピンクブロンド嬢に国
王陛下を盗られ婚約破棄されてから、すっかり性根が腐ってしまったらしいわ。だからうちの家族と縁を切ってたの。
私だって余計な面倒事は嫌だからこんな祖母に会うなんてまっぴらご免だったのだけれど、祖母が何やら厭らしい脅しを使ってくるから仕方なく会うことになった。
……その祖母が私に託した物はなんと『呪いの蝋燭(ろうそく)』だった。さらには祖母の口から語られる、あり得ない王宮のどろどろ劇!
憤慨した私は王宮の膿を除くべく立ち上がることにした。ピンクブロンドもヤな奴だけど、もっとヤバい奴がいる! 王宮をひっくり返す断罪劇を企んじゃった私だけど、私には自信があった。だって私には祖母から託された『呪いの蝋燭(ろうそく)』があるもの──。
異世界恋愛、『ざまぁ』モノです!(笑)
短め連載(3万文字超)です。設定ゆるいです。
お気軽に読みに来ていただけたらありがたいです。(お手柔らかによろしくお願いいたします汗)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 04:00:00
31642文字
会話率:32%
「お前の隣で、お前の近くで。お前をえがいていく。お前が幸せになれる、そんな未来を来ることを願って」
主人公は偏屈でリアリストな少年だ。ロマンチストと本人は自称してるが、ロマンなんて欠片もない。そんな彼のクラスに転校生が訪れる。サブカル少年
である主人公がエルフと思わず言ってしまう程の美貌を持つその転校生の少女と、ラブコメ展開を迎える……なんてことは無く。悪友と過ごす平凡で変わりない毎日が再開される。ある放課後、主人公は悪友の忘れものを取りに、悪友と一緒に休日昼間の学校へと向かう。先生や部活の生徒くらいしかいないはずの学校に、転校生の女の子が教室にいた。
そこから、主人公の人生はまさしく一変する。出会いを経験し、感情に触れて、成長していく。
そうして、ハッピーエンドを迎える。これはそういう物語。
えがくのは、果たして誰か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 04:27:13
16786文字
会話率:60%
「異世界ジャンルは地雷です!」
薄皮一枚の社会性しか持ち合わせず、【愛するヒト・モノ・コト】にしかやる気を出さない偏屈アニメオタク、本田 哀(34)そんな男がある日突然、異世界へ救世主として召喚されてしまった!
「死なせろー!アニメが
無い世界に用は無いぃーっ!!」
あらゆる推しが存在しない世界で、スキあらば死のうとする救世主・本田。
そこは神が国と共に在り、両者が肩を並べて国をつくる世界。本田が召喚されたのは神様が消えた国……【線の国】だった。
「居なくなった神様を連れ戻すには……救世主様しか出来ないんだよ!あの……クソ救世主にしかっ……!」
やる気の無い救世主。その救世主を何とかしたい異世界の住人達。
愛するモノに全力投球♡それ以外はハナクソピッピな男が思いがけず世界を救う?そのきっかけは……本田が働いていた職業からの閃きだった……?!
※今後の展開を考えて、R-15指定作品にしております。閲覧の際はご注意下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 19:00:00
37279文字
会話率:37%
傭兵部隊に育てられ内戦終結後に奴隷に身分を落とした主人公は、やや偏屈な彫刻家に買われる。
二人は徐々に親交を深めていくが、国家間の争いに巻き込まれ離れ離れとなってしまう。
作者の水凪です。
今までの自分の小説に比べて暗くて重いお話と成って
いますので、シリアスタグを採用しました。
読み終えていただいた方の心に、名作映画を見終わったような読了感を名作映画の一万分の一でも感じていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 17:29:13
32717文字
会話率:43%
公爵令嬢ソフィア・ファビアスは完璧な淑女だった。
婚約者のギルバートよりはるかに優秀なことを隠し、いずれ夫となり国王となるギルバートを立て、常に控えめにふるまっていた。
にもかかわらず、ある日、婚約破棄を宣言される。
「お前が陰で俺を嘲笑っ
ているのはわかっている! お前のような偏屈な女は、婚約破棄だ!」
どうやらギルバートは男爵令嬢エミリーから真実の愛を吹き込まれたらしい。
事を荒立てまいとするソフィアの態度にギルバートは「申し開きもしない」とさらに激昂するが、そこへ第二王子のルイスが現れる。
「では、ソフィア嬢を俺にください」
ルイスはソフィアを抱きしめ、「やっと手に入れた、愛しい人」と囁き始め……?
※ヒーローがだいぶ暗躍します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 22:43:45
8950文字
会話率:31%
ハンブルトン伯爵令嬢アデラインは、長年の婚約者であったリッチモンド侯爵家の嫡子デイモンから非情にも婚約を破棄されてしまう。
ハンブルトン伯爵家が、リッチモンド侯爵家の求める農業収穫高を達成出来ないから、というのがその理由だ。だが婚約期間の5
年程度では達成できるわけがないとアデラインは知っている。
しかもハンブルトン伯爵が不慮の事故で亡くなってしまったこともあり、リッチモンド侯爵家は農業提携の継続は不可能と判断したのだ。
父を失い、婚約者にも捨てられる事になって絶望しかないアデラインに、デイモンはさらなる非情な仕打ちを言い渡した。
「まあそう不安がるなよ。君の次の婚約者はライデール伯爵にお願いすることにしたんだから、何も心配は要らないさ!」
なんと彼はまだ17歳のアデラインに、30歳以上も歳上の、今まで一度も結婚できずに悪い噂ばかり聞こえてくる、あの“偏屈伯爵”に嫁げと、そう言ったのだ。
侯爵家の脚竜車に半ば無理やり乗せられ、ライデール伯爵領まで連行されたアデラインは、もはやヤケクソだった。
彼女は出迎えたライデール伯爵ブライアンに対して涙目で叫ぶ。「お嫁に来ました!」と。
だがブライアンは噂と違ってとても穏やかな、領民にも慕われる立派な領主だった。アデラインのことも主のいなくなったハンブルトン領のことも気遣ってくれて、いつかリッチモンド侯爵家に仕返ししようとまで言ってくれた。
感激したアデラインは、父よりも歳上の新たな婚約者に対して、少しずつ心を開いてゆく。⸺そして、その過程で気付いてしまった。
「…………あら?この方、もしや誰かがお世話しないとダメなのでは?」
◆理不尽でしかも覆せない婚約破棄から始まる、実に31歳差の凸凹カップルが幸せを掴むまでのドタバタラブコメディ。と言いつつも実はダイジェスト版だから糖分は控え目。
作者史上最大歳の差記録更新です(いらん)。多分なろう史上でも最大では?(亜人や人外系除く)
◆タグに不穏なものがありますが、まあお気になさらず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 19:00:00
11125文字
会話率:57%
その日、予言の魔女メリルの元を訪れたのは、辺境騎士団に身をおく、銅色の髪と金の瞳、端正な容姿が際立つ第三王子デュークだった。
王宮では、王太子を始めとする皆が聖女に傾倒し、政も捻じ曲げられ、国が立ち行かなくなる事態に陥っているという。聖
女が魅了の力を用いて王宮の皆を操っているのだ。
王子デュークは、聖女を倒すため魔女メリルに自らを生贄として差し出し、助力を乞う。
(っていうけど、魔女に生贄が必要って噂、誤解だから!! 依頼が減っちゃうから、ほんとやめて!)
メリルは真摯に頼み込んでくる彼にほだされて、彼が聖女を倒す手助けをすることにした。内心、この聖女が、魅了のスキルで逆ハーを狙った「同類の」転生者らしいことにため息をつきながら。
力を合わせて解決を目指すメリルとデュークだが、転生者のメリルと彼の間にラブロマンスが生まれたりはしない。何故なら十九歳のメリルは、姿変えの魔術で偏屈な白髪の老婆に変身しているのだ。悪態をつき王子をこき使う老魔女メリルに、生贄王子デュークは、今日も恭しく跪く。しかし、そこはお約束。メリルは、ある時姿変えの魔術がとけたところを見られてしまい……。
予言の魔術の結果、メリルはこの世界が乙女ゲームの世界だと知る。そして、攻略対象の一人、デュークの運命も明らかになる。
デュークとすれ違い、けれど彼のために力を尽くすメリルは、攻略対象の一人、暗殺者ロウガに助力を求める。そして、生贄騒動の犯人である隣国の貴族子息ヴァレリウスも現れて――。
メリルの前世の記憶、そして、失われたスキルは、デュークとこの国の危機を救うことができるのだろうか?
完結まで書き終わっているので、サクサク更新していきます。全三十話。お付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 09:55:20
122282文字
会話率:35%
空舞う船の発達により世界の距離も少なくなる中、学徒として外遊をする青年ユーリは洞窟国家「光芒の国」へと向かう空舞う船の渡り賃が足りず途方に暮れていた。
そんな中、光芒の国へと向かう同行者を探している人物がいると話を持ちかけられる。とても偏屈
だというその人物の名前は――。
異世界を舞台にしたとある探偵と助手と、世界に生きるひとびとの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 12:00:00
2374文字
会話率:51%
シャーロックホームズ
最終更新:2023-01-23 00:36:55
886文字
会話率:13%
Bar「LAST ART」
そこには、ちょっと偏屈で頑固なマスターと、
ワケアリな客だけが集う、秘密の場所である。
明日世界が滅ぶことを夢見るような、どうしようもない人間達が織りなす、
冷たくて温かいお話をお届け。
※一部に作者の偏見が
含まれますが、あくまでも個人的な意見です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 23:48:18
529文字
会話率:0%
魔法と科学が存在するこの世界では、互いのイデオロギーが激しい闘争を産み出していた。
大陸各地には、強いリーダーを求める民衆達によって独裁者と強力な軍隊を保持する国家が建国されていた。
人族の動き敏感な種族が、自らの存続を懸けた生存競争と
いう名の戦争を激化させる、不安定な状況が続く日々であった。
そんな情勢の中、科学主義を掲げる国家で越境屋として密かに仕事を行うコルトは、ある日依頼を受け、素性の知れぬ少女ユメを運ぶことになる。
彼女は何を隠し、何を目的としているのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 13:58:07
123576文字
会話率:43%
世界は混乱のただ中にある。大きな戦争を四度経たこの世界で四度の災害で地球は荒れ果てた。
地球のアイスエイジ化、次世代疫病の蔓延、新生物の脅威、そして自転磁極軸反転《ポールシフト》。
人類は地上を棄て、二手に分かれた。宇宙へと旅立つグループと
地下へと逃げ込んだグループ。
そしてこれは地下へと逃げ込んだ人類の話だ。
根暗で偏屈、屁理屈と悪知恵ばかりが働く少年であるジャック・ハロウィーンは少し前から街の中に現れた落書き(グラフィティ)を楽しみにしていた。
そのグラフィティには数式が隠されていて、それを導き出し『キューブ《CUBE》』を創り出した。
そのキューブ《CUBE》恐ろしい機能があった。
図らずもそれを用い暗黒街の悪党たちを刺激してしまう。身を狙われ、逃げ回る最中で出会ったのは『イレーシング・ネクロ』と呼ばれる技術で再誕した兵士の少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 00:37:53
26780文字
会話率:17%
ヨルの協力により、次の運命石を追ってローム家を訪れたシュルクとフィオリアの二人。
そこには橙水晶を握る銅像を中心とした、歴史的な作品群が飾られているのだという。
しかしそこでシュルクたちを出迎えたのは―――はた迷惑なお騒がせ夫婦!?
偏
屈、人嫌い、不愛想な旦那。
猪突猛進で気が強い妻。
二人が顔を合わせれば、犬も食わない夫婦喧嘩が勃発!
もしかしなくてもこの二人、仲がよくないのか!?
嫌な予感を察知するも、あれよあれよとシュルクは夫婦の事情に巻き込まれてしまう。
奥さんには妙に懐かれ、旦那様には敵意をぶつけられ、フィオリアには焼きもちを焼かれ…
サンドバック状態でただでさえ頭が痛いのに、肝心の運命石が見つからない。
少しでもヒントを得ようと、この地域特有の霊神について調べるシュルク。
それが、とんでもない事件を引き起こしてしまって―――!?
妖精世界の冒険譚は、夢と現実が交わる土地でてんやわんやの大騒ぎ!!
シュルク君、休んでいる暇なんてありません!!
※こちらの作品はシリーズものです。これまでのお話は、作品タイトル上部にある『Fairy Song』と書かれたリンクをクリックorタップしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 20:18:46
105655文字
会話率:34%
僕だって芸術作品に感動するさ。
最終更新:2022-12-19 11:00:00
262文字
会話率:0%
サリクスは王妃になるため、幼少期から虐待紛いな教育をされてきた少女だった。過剰な躾にサリクスはいつしか心を殺し、両親に従順な子供になっていった。
だが彼女が十八歳になったとき、婚約者である第一王子から婚約解消を言い渡されてしまう。サリク
スの代わりに彼女の妹であるヘレナと結婚すると告げられた上、両親からは「今まで厳しく育てすぎた、これからは自由に生きて欲しい」と身勝手なことを言われ、サリクスは絶望する。
今までの自分の人生はなんだったのかと。サリクスは生きる気力を失い、自殺してしまう。だが、彼女に死んでほしく無かった精霊達が、精霊王に頼んでサリクスを生き返らせてしまったのだ。
死ぬこともできず、かといって生きる希望も見出せず、サリクスは生きる屍になった。流石の精霊王も酷なことをしたと反省し、彼女に仕事を与えた。
人間界のとある地にて、偏屈な竜人が住んでいる。精霊王の弟子であるユーカリという青年の様子をしばらく見てきて欲しいと、サリクスに頼んだのだ。
ユーカリは王国でも有名な魔法使いだった。類を見ないほどの美形だが、とてつもない人間嫌いで、ある日王都から忽然と姿を消した幻の宮廷魔法師。例に漏れず、ユーカリは訪れてきたサリクスも拒絶したが、死人のような彼女を放っておけず、仕方なく彼の店で働かせることに。
そうしてユーカリと魔道具店で働いているうちに、サリクスは殺してきた己の心を取り戻していく。
一方で、サリクスが突然いなくなった公爵家では、両親が悲しみに暮れ、何としてでも見つけ出すとサリクスを探し始め……
これは親による無自覚な支配から脱却し、本当の自分を見つけていく少女の物語。
※アルファポリス様にても掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 07:42:17
82290文字
会話率:39%