チントンシャン トンチンシャン チトシャン……
幼かったあの日も、今も、
傷つき追いつめられ寂れた神社に逃げ込んだ詩緒は、祭り囃子の音を耳にした。
だが、必ず言われるのだ。
「あれは狸囃子。ついていってはいけないよ」と。
狐顔の、美
しい男に。
傷心の詩緒は、ある夏の宵に寂れた神社で、幼い頃に優しく慰めてくれた美しい男と再会する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-01 00:00:00
5114文字
会話率:36%
その店の屋号は伏せ猫屋。
縁に導かれてやってきた客へ、必要なものを差し出す店。
便利屋かって? そうじゃない。
ないものは、出せないんだから。
ひょんなことからそんな不思議な店に出入りするようになった女子高生・小夏と、伏せ猫屋の店主・善之
助の日々。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-21 17:20:22
38850文字
会話率:33%
この国では幸せを求めてはいけない——。
彼女が見付けたのは遊園地。
遊園地の中にあるドリームキャッスルの地下。踏み入れたらもう戻れない。
——————
遊園地は入り口なのでほとんどがとある国のお話です。タグ見て大丈夫そうならおつまみ感
覚でどーぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 20:48:35
19686文字
会話率:33%
少女はギロチンを愛していた。
悪魔は少女にある提案をした。
ギロチンにかかりたいと願った少女のお話です。
最終更新:2017-06-21 23:07:25
861文字
会話率:11%
雨宿りをした先には先客がいた
最終更新:2017-05-02 14:03:22
1186文字
会話率:0%
才楼の国の姫君、瑠唯は巫女であり、生涯をその地で過ごすはずだった。
しかしそんな瑠唯に突然の縁談が舞い込む。相手は何と世間を震え上がらせている『鬼』、久世の若君だった。
最終更新:2016-08-07 20:16:16
93536文字
会話率:46%
夏の日差しが勢いを緩め、過ごしやすくなったとある夜。
不意に聞こえた鳴き声が誘う先には、暗闇を湛える池の畔。
満月に照らされ酒を飲んでいた俺は、思い付きから物探しを始めた結果……
最終更新:2016-02-02 00:00:00
4494文字
会話率:25%
他サイトであげた過去作品です。
変人小説家木菟と、その身の回りで起こる少し不思議な出来事のお話です。
最終更新:2016-01-12 22:12:16
4322文字
会話率:35%
天使のような子供、ミカエルのために“アリス”を演じ続ける一人の少女。
悲しいくらいに純粋で脆い、夢のような悪夢の話。
最終更新:2015-11-03 14:35:50
4274文字
会話率:40%
兄には嫁が一人いる。
それは何年か前に税込み価格は一万四百七十九円という格安で買った、よく気が付く素晴らしい嫁なのだが、一つだけ義理の弟である『おれ』には気になる事があった。その嫁はビニール製なのだ。
生きたビニール嫁と義理の弟が繰り
広げるTS皮ものほんのりホラー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-24 01:00:00
6473文字
会話率:31%
花に埋もれた古い屋敷
そこの一室で私はずっと待ってる_...
最終更新:2015-05-28 22:18:21
485文字
会話率:10%
タイトル通り。
怖くはあんまりないけど、不思議な話。
最終更新:2015-04-08 19:43:07
1053文字
会話率:4%
海で少年が入水自殺した話。ほんのりホラー。
最終更新:2015-03-13 00:00:00
996文字
会話率:0%
実家からの電話は悲劇の始まりだった。
人間何があるかわからない。何を考えているかもわからないもんだ。
最終更新:2015-03-09 01:53:26
7001文字
会話率:24%
霊感に優れている少年が、誰も助けないお話。
最終更新:2015-03-04 15:00:00
7752文字
会話率:18%
俺はあの日、ドッペルゲンガーに会った。
ほんのりホラー、残酷表現有りです。
最終更新:2014-10-13 10:46:25
10896文字
会話率:7%
その者の正体は一体だれか。
なぜ底にいるか。
初めての作品です。
本当に短いです。
小説というよりも詩のようなお話。
最終更新:2014-10-05 22:09:57
438文字
会話率:11%
聞こえたのは美しいピアノの旋律。それが始まりだった。
音楽祭まであと二ヶ月、クラスの伴奏者に選ばれた少女を巡る四人の夏の話。
ほんのりホラー風味乙女ゲーム。ですがあんまり乙女ゲームには見えません。
また、後味の悪い終わりになります。
最終更新:2014-08-19 22:10:32
6001文字
会話率:48%
【ノスタルジア番外編】
深い森の家から貴族のグリーシュ家に貰われたエルレアは、養父母と義弟セレンと静かに暮らしていた。
ある嵐の夜、エルレアが養母の泣き声を辿っていった先には、開かずのロング・ギャラリーとも呼ばれる「時止まりの回廊」があって
……!?
過去と現在、未来が交錯するノスタルジアシリーズ短編・番外編。
※自サイト「夢幻の城Wisteria」の小説を、こちらでも公開する事にしました。順次公開予定です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-17 19:00:00
10115文字
会話率:33%
男は、夜の街が好きだった。
人工の灯りに照らし出された、タバコの煙が揺らめくカウンター。BGMを掻き消す程の声が響いている。見知らぬ男や女が、日常を忘れようとするように、グラスを傾けている空間。
そんな喧騒の中に身を委ねるのが、理由も
分からず、男は気に入っていた。
何時からか、ある店に出入りするようになっていた。そこは、不思議な女が、ママをやっている店だった。
随分と年月が過ぎたが、あの店に行っていた頃の事が、男は、今でも忘れられない。カナと言う女の子の事も。
◆◆◆
この短編は、一応、ホラーと言う事で書きました。
「男」とは、作者の事なんです。
書き終えて、何度も、自分で読み返してみたのですが…これが、怖くない!
ノン・フィクションとか実話と言われる物は、体験者が、自分で文字を起こすと、怖くない文章になってしまうのだろうか?
作者は、起こった不思議な出来事よりも、ある人物が、怖かったのです。
20代の前半に経験した、ほんのりホラーで、恋の話しです。
あの頃の事を、起・承・転・結に置き換えると、起は省いて、承と転で構成された小説です。結については、未だ見えて来ていないのが現実ですので、書き加えてはおりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-26 11:33:26
9877文字
会話率:31%
ぼくは彼女と出会い、そして恋をした。
それ自体が、甘い奇跡なのだとも知らずに。
ぼくたちは、終わりに向かって歩いていく。
……これは、ぼくと彼女の物語のほんの一部。
終われなかった彼女と、終わりを拒み続けるぼくとの、ほんのりホラ
ーな恋物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-06 13:00:00
7633文字
会話率:43%