ある女の孕む欲望と、失墜の話。
最終更新:2016-06-10 01:51:50
12348文字
会話率:49%
もしかしたら君の近くでも似たような場面に出くわすかもしれない。
近未来のお話。高度を極めた情報化社会は
オペレーションのための優れたAIを
渇望していた。
様々な企業が参入する中で、
様々なAIが生まれたが、
どうしても機械らしさが抜け
ない。
しかし突然出没したマザーシステムズ
という企業が開発競争の前線に躍り出た。
そして、マザーシステムズのCEOはこう宣言した。
「機械は機械として使われるだけのいわば奴隷のようなものです。
しかし、わが社の人工知能は機械が機械であることを超えます。そう。それは
ヒトの新たな"友達"として。」
そうはいったものの、到底受け入れづらいことのはずだ。
人工知能は暴走したり、あるいは進化しすぎたせいで、人間に
悪影響を与えるものだと信じられてきたからだ。無論、これは周知の事実である。
世界各地で人工知能を廃絶する動きが高まってきているにもかかわらず、
マザーシステムズは予告通り、ケモノを世へ放った。これに反応するかのように
世論が騒ぎ出した。
「人工知能、人類の駆逐を開始する」
「人類終了のお知らせ(;´Д`)」
「人工知能がお友達!?」
しかしヒトとは不思議なものである。人工知能の普及が始まってというものの、
政府の前からはデモ運動をする労働者の姿はなくなり、街中では幼い子供が
人工知能と遊んで笑顔をのぞかせていた。
人間を縛るものはモノではなく、人間だということを痛感させる出来事であった。
そのうえ、人工知能は親しみやすい動物のデザインを兼ね備え、
住んでいる地域、マスターによって性格も
性別も姿も違いの出るダイバーシティがあり、なおかつ、
他のAIには見られなかった、本物とみまごう優れた人間性を持ち合わせていた。
そして、そのAIはバーチャルビースト(AIIS)と呼ばれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 22:05:56
2207文字
会話率:32%
魔力がすべての原動力というエドヴァル国。
たとえどんなに魔力を持っていたとしても、使役しすぎれば枯渇する。もし魔力が失くなってしまったとして、それでもやるべきことがあったなら。
オリバー、セルマ、ヴァシリーの三様で綴る、あしたも魔法が使えた
ら、それはきっと誰が為に。
特権を持つ者の、義務と使命と渇望のあいだで揺れるセルマの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-02 02:54:01
10852文字
会話率:38%
実際とは少し違う、大正時代風の時代背景。
お嬢様と軍人の逃避行。
捻くれ者の軍人が出会ったのは、現状からの脱出を渇望する、上官の家の深窓の令嬢。
腹黒男と、世間知らずのお嬢様の旅は、当人達の意志を超えた大きな仕掛けの一部で……。
以前公
開していたものの改稿版となります。
そこまで大きな変化は御座いませんが、登場人物(?)といいますか、キャラが中盤で一匹増えたり、以前よりも一割程度中身が増強される予定です。
また、予定しておりました続編の【南十字星(仮)】は、こちらの作品が投稿完了後にシリーズとして、評判を見つつ鋭意制作予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-28 17:19:32
112113文字
会話率:27%
死にたいと望んだ。でも死ぬことは許されなかった。
唯一彼に許されたのは、生を渇望した異世界少女との入れ替わりだけ。
気が付けば、そこは冷たい檻の中だった。鎖で繋がれ、餓死寸前で左腕のない少女となっていた社会人の彼は、奴隷として鍛冶職人に買
われることになった。そこで待ち受けていたのは、強制労働でもなく愛玩奴隷でもなく、家を継ぐことだった。見知らぬ少女の体に戸惑いつつも、徐々に明らかになって行く世界。
やがて彼(かのじょ)には仲間や家族が増え、受けた恩を返さなければと思いを新たにする。その一方で、自らの体が持つ不思議な性質に目覚めて行く。
日本のブラック企業で挫折した主人公が、中世ヨーロッパ風の異世界で、奴隷から鍛冶職人、そして騎士から王族へと翻弄される物語です。ファンタジー要素満載の世界で、途惑いながらも雄々しく女々しく成長して行く彼(かのじょ)にご期待ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-12 21:31:38
679224文字
会話率:53%
はやりに乗っかって。何かを掴めればいいと思いながら何もしない主人公を見守る小説だと思ってください。
キーワード:
最終更新:2016-03-03 14:54:53
2470文字
会話率:52%
資本主義社会の特権クラスに身を置き歳を重ね、学者人生を順調に歩んで来た主人公ゲルテ・ヴァリガルドは、老いてもなお若さを忘れず、飽くなき探究心を抱き、日々研究に没頭していた。しかしある日の事、この世界の真の姿を知り、絶望を抱く。己の今までの
行いや人類の諸行には何の意味があったのかを問い、憂い、嘆き、それでもなお世界の真実を塗り替え、人類の恒久的な和平と繁栄への叡智があるはずだと、葛藤を抱きながらも知への渇望を止めぬ己を信じ、残りの人生にその叡智の探求に費やす事を決心する。
だが、その直後に訪れた目の前の現実は、衝撃を覚えた世界の真実よりも、遥かにカオスであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 20:34:42
11691文字
会話率:58%
コロッセウム――それは《神》と呼ばれる不滅の存在が、自らの欲求を満たすために創りあげた円形状のダンジョン。自動生成されるコロッセウムで戦わせるため、神は人間を定期的にエデンの地に召喚していた。
皇 晶は、今日も地獄への扉をくぐりコロッセ
ウムに挑む。この地獄を生き残り、絶対に生きて元の世界へ帰ってみせる……それは、平和な世界では決して持ち得なかった真の意味での、生への渇望であった。
カクヨム重複投稿作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-29 06:30:07
59816文字
会話率:37%
ある大陸では、強大な魔物が闊歩する暗黒の時代も、人々の争う戦乱の時代もとうの昔に終わり、長い平和な時代が続いていた。魔物は小さく弱く、雑多な野生生物と同様に人間達に狩られ数を減らした。しかし、平和な時代は徐々に陰りを見せ『最近はおかしな魔物
が増えてねえ』そんな声が大陸全土から聞こえ始めた。そして、まだ平和だからこそ、人々は神や奇蹟を信仰し渇望し祈りを込める。願い、望み、憧れ、想い、渇き、願望、羨望、欲望、希望、絶望、人々に呼応するように世界はだんだんと別のモノへとその姿を変えてゆく。そんな、世界の節目を生きる一人の英雄かもしれない彼の渇望の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-29 00:19:21
35145文字
会話率:52%
『まほーしょーじょにさせてください』
そう書かれた看板を持っていたのは、光沢のない髪にボロボロの衣服を着た少女だった。
あの空にまで飛んでいきたい。魔法少女になったら、どこまでも飛んでいけると思っていた。
でも現実はそんなことなく、あの空ま
でいけることはなく、ただ地面の餌をつつく鳥のようなもの。
羽ばたきたい。禁じられたあの空まで――。
飛行警備隊・通称"魔法少女"。機械の翼で飛び立つ、五色の清らかな少女達の物語。
渇望した夢が手の届かない幻想だと知ったとき、君は何を糧にして生きていくのだろう。
Science Fiction
2016/06/10 第二話まで校正反映済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-23 22:11:40
118454文字
会話率:49%
多大な盛大なお悩みを、誰もが抱えているようで。
それは、季節的なお悩み?
それとも、もともとの悩み。
最終更新:2015-12-02 23:00:00
240文字
会話率:0%
私、気づいたの。世界が腐っているのなら自分が移動してしまえばいいんだって。十九歳の少女、ミミコは桃色の髪をゆらし、道化師のような笑顔を浮かべた。純粋な少女の抱く過去への渇望は果たして世界を変えるのか。少し切ない孤独な少女のファンタジー。
連載ですが、二部で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-28 22:02:34
11022文字
会話率:31%
数年前に書いた処女作になります。
過去作品を引っ張り出していきますので、その第一弾をば。
ーー異能者が、いた。
突然変異として現われたフラスト遣いと呼ばれる彼等は、有り得ぬ事象を操り、その『力』は善悪を越え世界を混乱へと貶めた。
《
frustration errand》――直訳すると、フラストレーション遣い。誰かが言ったその言葉は、いつしか彼等の呼び名になった。
フラスト遣いの『力』の源は人間の欲望。夢に対する無意識の渇望。それは誰しも持っている、底見えぬ闇。
己が欲望に酷似するように『力』は多種多様なる片鱗を垣間見せる。
だが目覚めたその『力』で何かを得たとしても欲望は更に深まり、人は、渇望し続ける…無くなる事など、ない。
求めずに『力』を持った者。
己の『力』を誇示しようと思う者。
人とは異なるものになった自分の、新たな居場所を求める者。
かつて『罪無き大虐殺』という悲劇の起こった、今は国という機能を失ってしまった島国に彼等は集まり、そしてある国を造った……それは
『日本監国』
世界中の国々が団結し、対フラスト遣い監視組織として造られた世界警察機構――通称WPFの監視下の元、その国は歴史を積み重ねていく事になった。
そして、今、悲しい物語が始まる――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-31 23:47:31
66257文字
会話率:35%
【命灯堂】は、寿命をやり取りする不思議なお店。下弦の月みたいにうっそりと笑う表情がお得意の、眼鏡の怪しげな店主が営むお店。あなたは生きたいですか? 死にたいですか? それとも誰かに自分の命をたくしたい? 【命灯堂】は、命の灯火をやり取りする
お店。死にかけている人の眼にしか、その姿は映らない。さあ、悪魔との取引をお望みか。先ずは広告をご一読あれ!
死にゆく者の、生きることのできない人生を、生きることができる方へ。
ともしびを、つなぎましょう。あなたの、命を、つなぐのです。
生きたいと、死にゆく身ながら、それでもなお、生きたいと渇望する方が。あなたの命を灯して仕立てたカンテラと一緒に。あなたの使い残した『余生』を、生きるために生きることに、使われることでしょう。
この御話に、ご興味がございましたら、我が店をおたずねください。
××××年 ○月 ×日 発行。
【命灯堂】
(※完全新作書き下ろし。短編で投稿予定だったものを、投稿予定日が過ぎてもしっくり来なかったので、これはイケナイと思い、短い連載にしてお送りいたします。出来ている四話分だけ、先に連日連続投稿予定。スランプを抜け出すため、書き殴ります。後半からは、書きあがったら投稿ということで。よろしくお願い致します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-29 18:00:00
2153文字
会話率:14%
資産家の実家、将来の不安もなく、同居する美人姉妹に懐かれ尽くされる毎日を過ごす神埼優維。恵まれた生活を送る彼の唯一の望みとは……? 中編、5話で完結。既に書き上げてあるので連日投稿します。
最終更新:2015-10-18 00:00:00
16850文字
会話率:8%
古き黄昏の巨人亭でしばらく冒険者稼業をすることにしたガイア・マリア・タビの三人。
店主のドラコは、さっそく三人に歯ごたえのある依頼を出してきました……。
最終更新:2015-10-05 23:58:35
19251文字
会話率:50%
世界にはカードの魔法があった。願えば誰でも使える力。少年はそれを失った。失った力を補う努力をした少年はやがて賢者と呼ばれるまでになった。それでも少年は渇望する。カードを取り戻すことを。
最終更新:2015-09-29 00:18:43
2575文字
会話率:13%
市立愛之路高校の新入生・渡会さくらは、元ラグビー日本代表の父の死にがきっかけで一度は辞めたラグビーを中学生時代に県選抜だったと言う、さくらの活躍を知った愛之路高校生徒会/生徒会会長・近藤マリ(三年)/書記・土方リコ(三年)/会計・沖田宝樹(
二年)/の要請で、再びラグビーを始める事になった。さくらのクラスメイトの西宮茜と吉岡蓮の協力と友情で部員を増やしていく事になる。
生徒会では数年後のオリンピック、そしての東京大会を念頭にまずは全国大会を目指し、女子日本代表へ同校から送り出す事を目標としていて、過去に実績のあったさくらにラグビー部へ入部をするように迫る。父の死の原因がラグビーの試合中の事故であった事や、同じ世代の普通の女の子の生活に憧れもあり、ただ苦しく、プロの道などほとんど無い女子ラグビーに興味を無くし、一旦は断るが、父の思いや、自らの心の底の渇望に気が付き、再びラグビーをすることを決意する。
注1 ラグビーのルール・用語は、必ずしも古い記憶なので一致しないかも知れません。
注2 この世界によく似た別の世界だと思って下さい
注3 ラグビーに対する良くないイメージは、作者が高校時代に実際にラグビーをしていた個人的な感想ですので、全ての人がそう思っているわけではないと思います。たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-23 07:30:18
2888文字
会話率:26%
秋吉慎弥は恨んだ。
折角の楽しみを台無しにした、前触れなく現れた小悪魔のような少女を。
その少女はずぼらで、無鉄砲で、執拗で、忌々しく、図々しくて、しかし何故か真面目な彼の眼を引き止める不思議な魅力を持っていた。
伊沢茜は羨んだ。
一途に
一つの目標を見据え、そのためのプロセスを揺らぎなく遂行する。自らには出来ない、持っていない力をもった少年は、何処までも先の見えない道を上り詰めて行くようだった。
レーシングドライバーを目指す。
それは終わることのない操縦技術の追求と、絶対的な勝利への渇望。
その世界を歩き出す少年。
それを見守る少女。
そんな二人の物語。
レーサーになりたかった少年。
※昔モバゲー小説で執筆していたものの改定、続編となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-04 14:51:06
237文字
会話率:8%
『ギャラクティック・シャイニィ・シャイニィ・スター』、それは絶対的な勝利の象徴であり、ジャンケンという遊戯を地獄の闘争へと変える。
とあるアナログゲームショップの店長の失言から始まった奇妙なジャンケン大会の顛末をルポルタージュ風に描写する
事で、勝負の世界に身を委ねる人々の勝利への狂気と渇望を描いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-03 23:00:00
47074文字
会話率:1%