人の心の声が聞こえてしまう聖女レムリは、その能力ゆえに疎まれ嫌われ、かねてからの婚約者であった伯爵に婚約破棄を申し渡されてしまう。国まで追放されることになったのだが、それはそれ心の声が聞ける聖女、予めすべてを読んでおり既に隣国の森の中に邸宅
を用意していた。
森の中の暮らしは、人の心の声が煩くなくてレムリにとって快適。毎日を満喫していると、そこに隣国の王子がやってくる。王子はレムリに、聖女としての仕事を依頼しにきたのだった。せっかく心の平穏を得た生活だったのにと、その仕事を一度は断るレムリ。しかし王子の心の声が聞こえないことにより王子に興味を持ってしまい、依頼を受けることになる。
これは、人の心が聞こえて苦しんでいた女の子が、心の声が聞こえない王子に興味を持つことで、幸せになっていく物語。侍女も活躍します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 19:28:35
32697文字
会話率:38%
「時代は変わった! 聖女なんて物はカビ臭いのよ!」
聖女は時代遅れの遺物だと言われ、グレミアは教会から追放された。外の世界も知らず、行くアテの無かった彼女は、視察に来ていた隣国の王太子アルベールに拾われる。
「良かったら、俺の国で聖女
をやってくれないか!?」
「分かりました。引き受けます」
これは、彼女が幸せになるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 20:35:09
11593文字
会話率:69%
異世界に突然転生した一宮咲
彼女は前世で義母にいじめられたことを忘れられず、転生先で隣国の王子シュバルツをいじめることを決意するのであった...
最終更新:2022-11-12 22:08:11
1262文字
会話率:4%
【全13話・ラストまで予約投稿済】隣国を訪問したシャラントン公爵令嬢ジュスティーヌ。突発的に開かれた仮面舞踏会で、若い紳士と恋に落ちたが、彼は王太子アルフォンスだった。女公爵になって公国を継がなければならないジュスティーヌは他国に嫁入りはで
きず、国王唯一の男子であるアルフォンスが婿入りするわけにもいかない。娘が大好き過ぎてアルフォンスをめちゃくちゃに警戒するシャラントン公爵、無理やりアルフォンスがジュスティーヌをさらえば、公爵に息子が殺されてしまいかねないと2人の仲を裂こうとする王妃。2人の恋の行方は──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 12:14:36
29700文字
会話率:20%
婚約者が隣国に留学中に、隣国の王太子の婚約者と親しくしているという噂を聞いた。
私は隣国の学園に乗り込むことにした。
最終更新:2022-11-03 22:55:34
4857文字
会話率:27%
侯爵令嬢ルイーズは婚約者のアンドリュー王子に卒業記念パーティで一方的な婚約破棄を宣言される。
どうにか言い負かしたものの、もはや疲労困憊。
退席しようとする彼女に、第二王子ステファンが近づき愛の言葉を囁く。
「私の妻になってほしい。君を愛
している」
芝居がかった仕草で右手を握られ、指先と指先が絡み、彼の体温と汗が伝わってくる。
次いで隣国の王子チャムカが、王宮魔術師のアズベルが。
「僕は君のことが好きなんだ」
「ずっと前から君のことを想っていた、オレと付き合ってほしい!!」
困惑するルイーズに彼らからの愛の囁きが追い打ちをかけていく。
お気持ちは嬉しいですが、それは今言うことですの?
その気のないルイーズは彼らの求愛にただ辟易とする。
更に【ある人物】からの思わぬ告白。
守り抜いた侯爵令嬢としての矜持は砕け落ち、ルイーズの本音が露わになっていく。
彼女が最後に愛した男性は、いったい誰?
婚約破棄直後のドタバタを描く、困惑と苛立ちの求愛ストーリーです。
■婚約破棄の描写はほぼ導入だけ。その後に起こった出来事が主のお話です。
最後はハッピーエンドです。
設定などゆるめのシチュエーション重視。お気軽にお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 19:39:08
18430文字
会話率:24%
婚約破棄された隣国の王女に偽物の嫌疑が。
次から次へと偽物の証拠が見つかって地下牢おくりとなる。そこでは過酷な拷問が待ち受けていた。
ネグレクト、サディスト、過酷な運命に翻弄された女主人公が自らの力で幸せをつかみとる物語です。
最終更新:2022-11-02 17:08:04
6641文字
会話率:39%
貴族令嬢エステル・ドゥ・シャノワールは夜にオオカミに変わってしまうという理由から婚約破棄されてしまった。
追放され、森の中に彷徨い込んでしまったエステルは本能のまま半ば野生へと還ってしまう。
このままではまずいと思っていたところに、突然二人
の美男子が現われて……?
誰かと一緒にいる、当たり前の幸福を知る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 18:00:00
13881文字
会話率:42%
父は侯爵で再婚、母は元隣国の王女で、反対されて平民として嫁いで来たよ!
7歳の時の神様の『祝福』で前世の記憶が甦ったけど、何も変わらないよ!
父母はもちろん、異母兄2人と、相談役の司祭様、お祖母様、王子様2人、みんな美形だよ!私はたいしたこ
とないけどね(涙)!もう皆キラキラして目がくらむんで、少し抑えてほしい…
…何も考えずに書き始めてますので、短いかもしれません。
●長い話は、こちら↓でどうぞ。
『悪役令嬢はざまぁを夢見る』
https://ncode.syosetu.com/n5641gi/
●短い話もあります。
『断罪されても王太子が変わるだけですが、何か?』
https://ncode.syosetu.com/n4165gx/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 20:00:00
36138文字
会話率:38%
男爵令嬢リューズ・グランジェは髪の色が他と違うというだけで不気味だと蔑まれてきた。婚約者にも黒髪は気色が悪いと婚約破棄され、父には災いを招く女だと家から除名されてしまった。
これからどうしようかと迷っていたリューズの元に、かつての学友
で隣国の王太子であるクラウスが追いかけてきた。
クラウスは唯一、リューズの黒髪を美しいと言ってくれた男性だった。そしてリューズも、王族で留学生のリューズに分け隔てなく接する優しい女性だった。
婚約者がいなくなり、家から追放されたリューズにクラウスは求婚し、リューズもこの国から連れ出して欲しいと求婚を受ける。
その後二人は国王と王妃になり、末永く幸せに暮らした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 17:33:19
4836文字
会話率:57%
「リュート、お前をパーティから追放する」
そう言われて追い出された主人公、リュート。
彼はパーティに逆らわず、いいなりになって追放される。
それから彼はダンジョンに通い始めて、レベルを上げようとした。
レベルが上がらないと、どんなにステー
タスが高くてもなにも出来ないのだ。
実際彼はそれが理由で追放されている。
だが彼はレベルが上がらなかった。
そんな彼が絶望しかけたとき、とある声が聞こえたのと同時に、彼に『神剣の使い手』と『神装の使い手』という古代に失われしスキルが宿り、一気に強くなる。
自国から追い出された隣国の王女、故郷を離れた鬼人族の少女、異世界から召喚された聖女と出会う。
そんなところからストーリーが始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 10:55:11
15001文字
会話率:52%
リオは女しか生まれない呪いをかけられた王族の生まれで、慣習通り「王子」として育てられた。
そして17歳になったリオは隣国との外交担当に任ぜられる。
しかし、外交公務で向かった隣国にて、その国の第一王子フィルに女であることがバレてしまう。
リオはフィルがまわりに秘密をばらさないか心配になり、しょっちゅうフィルのもとに通う。
フィルはそんなリオを冷たくあしらうが、ある日フィルはリオを押し倒す。
「男を甘く見るな」
急な恋愛展開をきっかけに、二人は急接近して……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 00:35:46
21381文字
会話率:50%
社畜OLから乙女ゲーの悪役令嬢に転生したイライザは、断罪ルートを回避すべく、騎士団長の息子リアンとの婚約破棄を快諾。しかし、翌日には同じくエリートリーマンから転生したパトリック第一王子から求婚され、あっという間に婚約者に。
転生前からイライ
ザの中の人、大城菜々香が好きだったという、パトリックの中の人、沢渡部長からの押しの強い溺愛にたじろぎっぱなしのイライザに、何故か攻略対象の一人で隣国からの留学生、アランが近づいてきて…。
このお話は、「悪役令嬢に転生したら、プレゼン力高すぎな王子に捕まりました」シリーズの3作目です。先に同シリーズの1、2を読んでいただけますと、よりお楽しみいただけると思います。
https://ncode.syosetu.com/s1185h/
※このお話は、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-19 21:00:00
22232文字
会話率:43%
「皇女暗殺未遂の大罪人グロリア・ナセールの処刑を行う!」
身に覚えのない罪で処刑されたグロリア・ナセールは、気付くと、知らない家のベッドの上で、知らない女性に叩き起こされていた──
処刑されて逆行した世界に、もう1人の自分がいることを
知ったグロリアは、自分がドッペルゲンガーというものなのではないか、と思い悩む。
そうして、ドッペルゲンガーの言い伝えを信じた主人公が、一度ならず、ニ度も死ぬ事にならないように、隣国の王太子と国を出て幸せになるお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 19:25:54
17157文字
会話率:50%
「君のためなんだ」
直属の上司はそう言って、またカトレアが提案したアイディアを横取りした。一言目には「君のため」、二言目には「カトレアは女性なのだから」という上司は、自分との婚約関係を破棄して上長との娘と結婚することになった時も「僕が偉く
なれば、君を助けることができる」と言って、早々に結婚してしまった。
しかし、カトレアは小さい頃からの夢だった魔導具を作る技師『魔工師』には未だになれていない。
パワハラに耐えかねたカトレアは、初めて上司に反論したことによって、ついには王宮から解雇されることになる。
傷心のカトレアの前に現れたのは、隣国の王子シャヒルと銀狼ライザーだった。王子という身分でありながら、プロ顔負けの料理人で、あちこち旅する奔放な彼は、カトレアが作った自作の魔導具を見て、感動する。
自動的にお米を炊ける魔導炊飯釜、魔法が使えなくてもみじん切りにできるハンドミキサー、煮込み料理があっという間にできる圧力鍋。料理を革命的に早くできる魔導具を見て、シャヒルは自分の国の『魔工師』になってほしい、とカトレアをスカウトする。
やがて大好きな魔導具開発を思いっきりやれて幸せなカトレア魔導具と、それを使いこなし最高の時短レシピを作るシャヒルの料理は、いずれ世界が驚嘆することに。
時短で余った時間は、甘々ともふもふに? 作って、おいしい異世界時短レシピの開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 11:00:00
217266文字
会話率:41%
神からチートな力を授かり、幾度も世界を救ってきた大聖女ミレニア。しかし、その結末はいつも人間に処刑されるという悲惨な最期だった。
ついにミレニアは神に「チートはいらない」「普通の暮らしがしたい」と願い出て、さらにこう付け加える。
「ただし言
語に不自由がないようにしてね。勉強するの面倒だし」
その不必要な一言が、ミレニアの人生を狂わせる。
平凡な子爵家で、普通に暮らすはずのミレニアだったが、言葉を交わせるという理由だけで、伝説の神鳥シームルグと契約を交わし、たまたま読んでた本が誰も解読したことがない古代魔術書だったり、おまけにその古代魔術書から出てきた魔王(黒猫)に気に入られる。
そんなミレニアの才能を他の人間たちが黙っているはずもなく、隣国の王子に、魔術師団長、勇者たちが現れ、ミレニアを聖女ではないかと疑い始める。
果たしてミレニアに普通の暮らしはやってくるのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 00:04:51
181905文字
会話率:31%
幼馴染同士で作ったパーティ【崩壊の砦】を数ヶ月前に「スライムにすら負けるしヒールも出来ねぇ無能はいらねぇ」と追放された主人公のワイト。
そんなワイトは冒険者を諦め王都から離れた辺境に住み着いていたのだがある日血塗れで倒れる美少女
勇者パーティと家の前で出会う。←物語はここからスタート
ワイトは治療が出来たのでそんな全員を必死に治療し命を救った。
その事に感謝する勇者パーティの全員がワイトに惚れてしまい
「私と結婚してください!」
と全員がワイトに求婚してくる。
その後もワイトは貧しい人達や立場の弱い人をどんどんと助けていく。
そんなワイトの人柄と活躍はどんどんと広まっていきやがて隣国にまで届き、隣国の王女に
「ワイト様、私(わたくし)と結婚してくださいませんか?あなた以外考えられません!」
と言われるほどにまでなっていく。
この男は聖剣でも魔法でもなくゴミ捨て場で拾ってきた何の変哲もない【ただの壺】で周囲を魅了し何処までも成り上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 23:11:05
13960文字
会話率:43%
ライラはハロルドに恋心を抱いていた。けれども、ハロルドを愛する故に恋心を消して騎士として仕えていた。ある日、ハロルドが溺愛する妹姫が隣国の王と駆け落ちしたと知らされる。激怒したハロルドはライラを引き連れて妹姫を奪還しようとするが…。妹姫を奪
還する過程で浮き彫りになるライラの悲壮な決意とライラとハロルドの恋模様を描いた作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 18:02:16
15229文字
会話率:72%
フォート国、公女セシリアは王家の秘宝を持ち出し過去へと時間を遡り初恋を実らせようと画策した。しかし色々あったものの計画は失敗。失恋した上に隣国の王太子、ミルフォードから多額の借金を背負ってしまった。しかも何の状態か返済内容は『下働き』である
。「冗談じゃないわ!」ようはさっさとお金を返せばよいのだと、セシリアは返済の為に奔走する。そしてある日ブルードラゴンという希少種討伐の話を聞きつける。勿論その分危険は伴うが割がいい。意気揚々と領地に乗り込めばそこには何故かミルフォードが……早く借金を返したい公女と、好きな子に悪戯ばかりしてしまう王太子のお話。
※ 短編「回帰した自称ヒロインから、あなたの婚約者は私の運命の相手だから今すぐ別れなさいと迫られた件について」のセシリアちゃんの後日談です
※ 章ごとの不定期更新になります
※ 他のサイトでも公開してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 08:36:34
36476文字
会話率:26%
え?また婚約破棄ですか? 婚約破棄破棄を望む伯爵令嬢マリュアンゼは、突然隣国の王弟の第二妃になるよう王命が下る。 確かに婚約破棄を望んでいましたが、これには納得行きません! しかし相手は国王、不が悪い。それに偶然会った隣国の王弟は、実際にマ
リュアンゼを妻に娶る事では無く、自身の離縁が望みなようで……分かりました、協力しましょう!その代わり私のお願いも聞いて下さいね? 短編「婚約している相手に振られました。え? これって婚約破棄って言うんですか??」の続きになります。短編読んで無くても分かる、と思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 11:28:24
157581文字
会話率:28%
メリンダは、この国の王太子、クローシュの婚約者。
「なあ、お前ら婚約破棄しないの?」
「はあ?」
なのに何故か隣国の王太子、ミハイルがメリンダに告白をしてきて……?
クローシュとは幼馴染で、絆も強固だと思っていたメリンダだが、どうやらクロー
シュには言えない秘密があるようで……?
※勢いで書きましたので、細かい設定等はご容赦ください。
※どっちつかずのヒロインがお嫌いな方はお気を付けください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 20:04:18
7102文字
会話率:50%
エルダーはオスタシス王国の第二王子に婚約を破棄された。義妹のティナが聖女の力に目覚めてから、婚約者を乗り換えられたのだ。それから、家も追い出され、王宮での仕事も解雇された。
それでも母が残したハーブのお店がある!
ハーブの仕事さえ出来れば幸
せなエルダーは、義妹の幸せマウントも気にせず、自由気ままに生きていた。
しかしある日、父親から隣国のロズイエ王国へ嫁ぐように言われてしまう。しかも、そのお相手には想い人がいるようで?!
聖女の力に頼りきりでハーブを蔑ろにしていた自国に限界を感じていたエルダーは、ハーブを大切にしているロズイエに希望を感じた。「じゃあ、王子様には想い人と幸せになってもらって、私はロズイエで平民としてお店をやらせてもらえば良いじゃない?!」
かくして、エルダーの仮初めの妻計画が始まった。
王子様もその計画に甘えることにしたけど……?
これは、ハーブが大好きで一人でも強く生きていきたい女の子と、相手が好きすぎてポンコツになってしまったヒーローのお話。
※前半ヒーローが何やってんだよ!って感じですが、ちゃんと後半糖度高いです(笑)
※設定緩め、ご都合主義です。温かい目でお読みくださいm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 12:05:00
79534文字
会話率:40%
ハリシム王国の第三王女アリシアは隣国の王子タランと政略結婚をした。
愛の無い結婚生活。
アリシアには忘れられない初恋の人が居た。
「サリウム様...」
愛しい人の名を呟くアリシア。
そして三年が過ぎた。
「サリウム様の妻が亡くなった?
」
突如知らされた事実にアリシアは叫んだ。
「タランと離縁してサリウム様と結婚します!」
人望の厚いタランと一方的に別れ、サリウムと再婚を企むアリシア。
そして彼女の希望は果たされるのだった。
自らの決断が母国に多大な損失を招く事になるとも知らず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 20:51:26
6877文字
会話率:48%
サザーランド王国、国王ナルシム三世は愚王であった。
国民を省みず酒色に耽り、忠臣を遠ざけた彼は佞臣の言われるまま圧政を敷き、国民から怨嗟の的となる。
そんな国王に二つの過ぎたる物があった。
一つは賢姫シルビア。
美しさと優れた頭脳を併せ
持つ彼女は傾きつつあった国の財政を立て直した。
しかし、彼女の父である国王は贅を諌めるシルビアが邪魔になり、遥か遠方の国へ彼女を嫁がせてしまう。
彼女に想い人が居るのを知りながら。
二つ目は戦姫マリアンヌ。
美しく勇猛果敢な彼女は、優れた戦士と言うだけでなく、戦略にも優れた軍師でもあった。
近隣の国々との戦争も彼女が参戦すれば、たちまち勝利を収める。
彼女を怖れた隣国は莫大な持参金と共に、自国の王族と政略結婚を申し込む。
父である国王は金に目が眩み、マリアンヌと隣国王族との結婚を決めてしまう。
彼女にも想い人が居るのを知りながら。
その後実権を隣国の王族に奪われた国王はそれでも幸せだった。
娘と変わらぬ歳の妾に囲まれ、やがて死んだ。
稀代の愚王として名を残し...
そうして16年の時間が過ぎた。
サザーランド王国の危機に1人の男が駆けつけた。
ある任務を果たすために。
前後編+エピローグ一話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 20:41:32
12025文字
会話率:43%