君に手紙を書く日が来るなんて、思わなかったよ。
それも手書きだ。なんて原始的なんだろう。
灰色の空に覆われた国は、戦時下にあった。
ひとりの男は、ひとりの女に手紙を書く。
言葉は、直接伝えなければ意味がない。
だからこの手紙は、ただの独
白。
伝えるべき言葉は、帰還したその時。美しく咲く花とともに。
*****
長岡更紗様主催「アンハピエンの恋企画」に参加しております。
近未来、どこかの星が舞台。設定はふわっと。
エブリスタへも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-29 20:46:19
6446文字
会話率:2%
八十を越えたお婆ちゃんが自分が巫女をしていた神社でのできごとを語ります。できごとの舞台は1944年(昭和19年)東京。
史実ではありません。フィクションです。実在の神社とは全く関係ありません。
太平洋戦争をやっと語れる時代になったような気
がしています。実体験をされた方がいるぎりぎりの時期、実体験をした人々から直接話を聞いた世代が書き留めておくことも大切かな、などと思いました。若い世代があの時代を知るきっかけにでもなれば嬉しいです。悲しく重たいお話ではないのでご心配なく。語り口調です。
※ 秋月 忍 さま主催「和語り」企画 参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-12 22:00:00
12470文字
会話率:50%
この話は、中世、ファンタジーっぽさのある世界感です。
赤道を一周するかのように世界を二分する巨大な壁を挟み、機械人と呼ばれる人種と通常の人類が第二次大戦時の兵器によく似た兵器で長きに渡る戦争を続けいました。
人類側は戦闘機の事を竜と呼び
戦争に従事するパイロットを騎士と呼びます。
身分制度や、知識も基本的には中世ファンタジーに類似します。
そんな中。
機械人の中でも特別な少女がある使命を持って、農家で竜を駆るのが少しうまい主人公と出会い、そして世界を救う為に奔走する話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-07 23:07:06
5173文字
会話率:33%
24世紀、「戦争の世紀」。
異星人類の侵略に抗うべく、先の見えない泥沼の恒星間戦争を必死に戦う、地球人類。
その尖兵、国連防衛機構地球防衛艦隊の将兵、3,500万。
地球人類、そしてその文化文明を守る防人である彼等彼女等は、「名誉ある軍人」
であると同時に、特別職国際公務員たる「職業人」だ。
だから、もちろん、恋もする。
職場恋愛だって。
少し特殊な職場、けれど普通の大人の職業人、「不確かな明日を守る」人々の恋物語。
*
ワープ機関とワープ航法。
速成テラフォーミング技術の確立。
超光速通信技術。
重力制御技術。
21世紀後半に確立されたナノマシンと分子ロボティクス技術を起爆剤として、22世紀中に次々と実用化された『四大テクノロジー』は、23世紀を人類の『外宇宙飛躍の世紀』とした。
その結果、手に入れたものは、地球では枯渇しつつある数々の資源、人類がこれまで知らなかった新しい物質、解き明かされる宇宙の神秘、そして。
地球人類が初めて出逢う、他恒星系文明とその主たる異星人類。
ファースト・コンタクトが齎す人類史上に煌めく『幸福な瞬間』は、儚いほどに短く、『幸福を齎した異性文明人類』は、24世紀の幕開けとともに地球人類を地獄へと突き落とした。
開戦から半世紀、地球人口は開戦時の半分に減り、生活文明度は21世紀半ばにまで後退したと言われる中、それでも戦線は太陽系を遠く数百光年も離れ、戦況は地球優勢、いよいよ敵本星へ攻め入り、平穏を勝ち取るべく、日夜懸命の戦いに身を投じるのは、国際連合が代表する『惑星国家・地球』の正規軍、地球防衛艦隊。
統合幕僚本部政務局国際部欧州室に勤務する一等艦佐、石動涼子もそのひとりだ。
彼女は今、自身が統括する一大プロジェクトの山場を乗り越えるべく、そして自身の職場恋愛も成就させるべく、日夜奮闘していた。
そんな彼女に、今、複数の魔の手が迫ろうとしている。
※恋愛もの、且つ舞台が軍隊ですので、念のためR-15、残酷な描写あり、です
※ガールズラブの表記がありますが、メインは男女の恋愛です
※初投稿、「なろう」の所作お作法にも疎い新参者ですが、何卒よろしくお願いします
※2019年8月13日、あらすじを変更いたしました
※皆様、よろしければ、評価や感想、ひとこと等、もしもお手隙ならば添えて頂けます様、よろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 15:32:00
922899文字
会話率:32%
第二次世界大戦時代、ドイツの鬼才リヒャルト・フォークト博士が考案した非対称機 BV141。
優れた飛行性能を示したにもかかわらず、その形状を忌諱されてドイツでは不採用になった非対称機が、もしも日本で実戦投入されていたら?そのIFを考察した妄
想航空技術史です。
タイトルはスタンリー・キューブリック監督の名作映画から借りました。
転生ものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 19:01:19
11928文字
会話率:51%
もし、日本が戦時中に「和製B-29」を開発できていたら?
今回はこのイフを考えてみました。
日本本土への戦略爆撃阻止の為、マリアナ諸島に向かう「和製B-29」果たしてその戦果は……?
最終更新:2019-09-28 19:22:35
4051文字
会話率:3%
20XX年ニホン。
戦時中突然のニホン全土が重度の電波障害と国の機能不能により
10年でニホンは崩壊した。
そんな10年間未開の地ニホンに、ソラは仕事のためやってきたのだった。
最終更新:2019-09-27 19:19:23
2987文字
会話率:32%
現代の魔法少女が戦時中に飛ばされてしまう。
そこに待ち受けているものと、そこで得たものとは。
最終更新:2019-09-27 12:37:49
4873文字
会話率:48%
帝歴1926年、国際連盟で採択された「魔導兵器全面的禁止条約」。
今まで魔導兵器により軍事的優位を保っていた大国、メレトゲン魔導連合王国は、この条約により周辺国家とのパワーバランスが崩壊。世界は急激に、対魔導連合へと傾いた。
これによ
り、魔導連合は魔力による時間軸転移を画策。決行する。
しかし、転移したのは現代の第二次世界大戦時代であった--。
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 09:00:00
1344文字
会話率:0%
戦時中のある恋人同士に起きた、かもしれない話。出征する恋人に素直な思いを伝えられずに後悔していた多恵。そんな多恵のところに彼からの手紙が届き…。
※ ※ ※
ハッピーエンドが好きなので、最後は蛇足と思いつつつけさせてもらしました。
思い
立って一気に書き上げたので、時代考証などおかしなところがあるかもしれませんがご容赦ください。また誤字脱字については、ご指摘いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 01:20:34
4906文字
会話率:39%
戦時 と 田中 と 決断 と 母。
最終更新:2019-08-26 06:17:15
2912文字
会話率:45%
たくさんの人が戦時中なくなった噂話のある病院。
お見舞いに病院に行こうとした少女の体験。
最終更新:2019-08-20 23:36:16
2054文字
会話率:19%
帝都__そこは見栄と権力の街。
舞台は、第四次世界大戦で文明社会が滅んだ後の世界。
再び人類の発展を目指して皇帝が統治する世で、圧政に苦しむ民たちが静かに怒りを募らせていた。各地では革命家たちによる反乱が頻発している。
現代に残るのは、世
界大戦時に開発された最強の兵器『失われた叡智(オーパーツ)』。それを使えるのは、古来よりその血筋を守る『あり得ない遺物(オーパーツ)』の人間だけである。最強の兵器は彼ら込みで、オーパーツと呼ばれる前時代の遺産だった。
だけどごく稀に、その血筋でなくとも使える人間が現れる。その名を『突然変異(ミュータント)』。
始まりは、次々に人を食らうジェヴォーダンの獣が帝都付近で目撃されるところからだった。
その事件でミュータントとしてオーパーツの適正反応が出た十七歳の大志は、片田舎の交番に立つお巡りさんから、突然世界最高の部隊であるグリーン・バッジに入隊することとなった。
就任初日に上司から言い渡された「重要な任務」__それは、近々開催される帝国軍武術大会で優勝してくること。
気勢を削がれた大志であったが、その矢先にとんでもない事態が発覚する。
失われた叡智(オーパーツ)が起動できないのだ。彼と無理やりチームを組まされた柴尾銀臣は、役立たずの入隊に苛立ちを隠そうともしない。彼は、なにかに怯えるように大志に冷たい態度を取る。
そうしているうちに、帝都には反乱軍によって生物兵器が拡散された。華の都は一瞬にして地獄へと様変わりする。
偶然か必然か、運命の中で集まるのは、街を彩るように鮮烈な人間ばかりだ。
なにかを恐れる冷たい態度の同僚。不審な行動をする上司。それを怪しむ彼の同期。嫌味な財閥の御曹司。紳士的なヤクザ。愛を信じられないヒモ男。体と心の性が一致しない幼馴染。家族さえ守れればそれでいい元警察官。
そして__まるで天使のように微笑む革命の指導者。
繰り返される争いの歴史の中で、彼らは自分の悪を貫き通す。
『家族』とは、なんだろう。
思い出のある者か。一緒にいる者か。それとも__血の繋がった者か。
誰も正解は、わからずにいる。
この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-20 20:33:00
143033文字
会話率:44%
第四次世界大戦により、文明は衰退した。新たな生態系が急速に形成され、生き残った人々は身を守る為に再び文明を発展させる。しかし現在では、帝国を築き上げた皇帝の圧政により民衆は静かに怒りを膨らませていた。
帝国軍に入隊した宮本大志は、幼馴染で同
期入隊のハルカと、新入隊員ばかりで構成されたチームで初任務に向かう。そのチームには『戦闘支援工作員』と呼ばれる者たちもいた。彼らは普通の人間より遥かに優れた五感と身体能力を有し、皇帝陛下に力を捧げてきた。しかしそれは、決して誉れ高い意味ではない。彼らは第四次世界大戦時代に、今はもう失われた人体実験技術の末に生まれた強化人間であり、世界を滅ぼした戦犯の子孫たちだった。その罪を償う為に彼らは生きなければならない。その一人である青年、柴尾銀臣と出会う。新人にはよく割り振られる安全な任務であったはずが、突如現れたS級危険生物によりチームは全滅し、ハルカも命を落とした。それを銀臣の所為だと、八つ当たりだと自覚しながらも大志は叫ぶ。
その数日後、大志にバディが付くと上官に紹介された男は、件の柴尾銀臣だった。
当たって怒鳴ったことへの気まずさを感じる大志とは裏腹に、銀臣は平然としている。二人に次に与えられた任務は、失踪事件が頻発している村への初動調査。村に向かう車の中、気さくに話しかけてくる銀臣に安心するのと同時に謝るタイミングをどんどん失っていく大志はやきもきする。そうしているうちに車がパンクし、通りすがった新渡戸ミカと名乗る少女と出会う。
事件を解決し本部へ向かう帰路、捜査中の頼りになり思慮深い銀臣の言動に、大志は素直に尊敬の意を伝える。
が、銀臣は急に不機嫌になった。自分のなにが彼を怒らせたのかわからない大志は、彼のはっきりしない態度に業を煮やし詰め寄った。
銀臣は「嫌でも命を張って戦わなきゃいけない気持ちがお前にわかるか」と睨みつける。「ぬくぬく大切に育てられたお前になんてわかるわけないよな」とも。それは今度は大志の逆鱗に触れた。どちらともなく殴り合い、力尽きる。そうして笑い合った相棒生活の始まり。
一方地方では、国への不満を募らせる国民を扇動する指導者が現れる。白い髪の、まるで天使と見間違える男。彼は群衆に言葉を投げかける。
「世界を変えようなんて、頭がおかしいだろう?」
そう、どこまでも優しい声音で。穏やかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-17 05:30:37
135128文字
会話率:46%
普通? の人生を歩んでいた高校2年生の “風見 島” は、 スマホアプリの『war ships online』こと『WSO』を通学しながらプレイしていると、 不意な事故に巻き込まれ死亡してしまう。
だが、 風見は再び目を覚ました。
しかし、 目を覚ますと、 其処は大海原であり、 大戦時に沈んだ筈の駆逐艦『島風』に記憶を失った状態で、 しかも性別が変わった状態で乗船していた…………
これは、 主人公が記憶を取り戻しながら、 惑星を駆逐艦『島風』で航海する物語である。
注1) 他の作品と並行して投稿して行くので、 投稿が少々遅れます。
注2) 女体化が苦手な人はブラウザバックです。
注3)女体化? なのは後々ストーリー性が変わってくるかも知れないからです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-12 12:00:00
18081文字
会話率:46%
魔女を殺せ。
かつての救国の英雄に下された、最後の命令。
けれどわざわざ赴いた田舎町で、男は魔女に恋をした。
運命の歯車は、とっくの昔に軋みながら回っている。
穏やかに響く鐘は、聞くものによってその音の意味を変える。
花を降らす祝福か
、嘆きを払う荘厳か──。
英雄の選択が招く結末は、まだ魔女も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 22:56:25
104746文字
会話率:49%
力持つものしか扱うことが出来ないマナエネルギーが内包された物質ミスリル
だが、このミスリルという物質の存在を知るものは少ない
人の手によって作り出すことはおろか加工することも出来ないこのミスリル
大義名分のために正義を掲げる権力者、だが影で
はこのミスリルをめぐって大きな戦争が何度も起こっている世界ガルアディア
魔法も存在するこの世界に異世界から勇者が召喚されたという噂が流れる
勇者召喚成功の噂は瞬く間に国中に広がり戦時中だというのに国民の顔は明るかった
伝説の錬金術師が唯一加工に成功したミスリル製の武具は成長する言われている。
そのミスリルを使用した武具を扱うことのできる選ばれし者を権力者たちを勇者と呼ぶ
剣、槍、弓、盾に選ばれし4人の勇者に一目でいいから会いたい大勢の人が望んていた
民衆は権力者が勇者と呼ぶものを勇者と呼ぶのだが、今回の勇者召喚で本当の意味では5人の勇者が誕生していることはごく一部の関係者しか知りえなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 14:16:09
71644文字
会話率:62%
あたし、ハナ。
まほうしだけど、しにそう。
魔法が存在する大陸で、最前線の魔法師として活躍するハナ。足を失い、なぜか王の側近、キースと結婚することになる。
秘密を抱える侯爵とたまたま結婚したハナ。そんな2人の恋の話。
完結済
みです。
続きも書きますが、本編「国王陛下の道の先」をもう少し進めてからになると思います。
最初、ひらがなが多く読みづらいですが、徐々に読みやすくなります。
内容はちょい辛です。甘々なラブストーリーに飽きた方、大人の恋愛が好きな方、ぜひ。
番外編はラブラブです。
「魔の国人の国」の他作品と関連していますが、単独で読める恋愛小説です。
恋愛ものが好きな方、「弱くて愚かな少女」もよろしくお願いします。
※近親婚や重婚、戦争の描写などが出てきます。
※差別的な発言や考え方が出てきます。戦時中であること、中世ヨーロッパ風の時代背景であることをご理解の上、お進みください。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 23:21:19
3000文字
会話率:0%
争い続ける人の国と魔の国。
私(わたくし)はオリビアと申します。
平凡な私は、伯爵家の三女でありながら幼い頃から商家に嫁ぐことが決まっておりました。
けれど実は、誰にも言えない秘密を抱えているのです。それは、人を囲う色が、見え
ること。私は、人の魔法属性や系統が見えるという特殊な能力の持ち主です。
この能力のせいで、魔族の密偵である侯爵家のブライクさまに、捕まってしまいました。
逃げることは、できそうにありません。
氷のような青年の心を、オリビアの涙が溶かすまでの物語。
甘々なラブストーリーに飽きた方にお勧めします。番外編は激甘です。
恋物語編はこれで完結ですが、続編『国王陛下の道の先』を執筆中です。
ブライクのお爺ちゃんとお婆ちゃんの恋の話『学のない片足の侯爵夫人』も是非どうぞ。
シリーズ作品なので、まとめてどうぞ!
※近親婚や重婚、戦争の描写などが出てきます。
※差別的な発言や考え方が出てきます。戦時中であること、中世ヨーロッパ風の時代背景であることをご理解の上、お進みください。
よろしくお願いします。
ブックマーク登録、評価、感想大歓迎です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-28 16:20:59
58214文字
会話率:32%
私は19歳の時に前世の夢を見ました。
最終更新:2019-07-28 16:00:00
1369文字
会話率:5%
戦闘の合間の休息に、シェリーは部下のヴェイと語らう。ヴェイは、開戦時の核攻撃によって二百五十万人を殺めてしまい、そのあまりに大きな罪の意識に苛まれ、相応の神罰を欲していた。シェリーは、それを生物哲学の教義からは、内神に従った結果としてあるい
は歴史の成り行きとして仕方なかったと諭し、彼が生き残って罪を見つめることこそ神罰だと告げる。シェリーは、神でもない自分が神罰を語ることに違和感をもち、自らも罰を欲しているのだと気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 09:51:54
18153文字
会話率:43%
第二次世界大戦時、特攻を嫌う主人公が自ら志願する経緯と心情、そして幼馴染であるヒロインとの関係を描く。
最終更新:2019-06-23 18:08:10
90343文字
会話率:43%