19歳の汚れた日本男児、多田野繋(ただの つなぎ)。幼少期からミリオタの親に囲まれて育ったソイツは、若りしある日に書籍を通して知った『パンジャンドラム』を筆頭とするロマン兵器を見て、闇堕ち。それ以来、まだ見ぬそれを求めひたすらネットサーフ
ィンに費やす、非常に堕落した毎日を送っていた。
毎日がロマン兵器、ロマン兵器。カップ麺をすすり、ネットを開いて、GO TO BEDの日々を送っていたある日の事だった。神はお怒りになられたのか、はたまた何か考えがあってか……兎にも角にも、彼はアのつく合衆国が秘密裏に開発、そして試験運用を開始していた衛星兵器『神の杖』の誤作動により発射された、その一発が小型戦術核に匹敵すると言われるタングステン弾頭により、自宅の存在した街もろとも吹き飛ばされてしまう。
死んだことを認知する前に、彼は一面どこを見ても木、木、木と言うわけのわからない状況下に一人放置プレイ。更には、『パんンジャンドラム』はもちろんのこと、『80cm列車砲ドーラ&グスタフ』に『XF5U』、果てには『フォークト博士』に『兵員』、『建築物』と言った物を《実体化》出来る、一国家もびっくりの現代のチートツール……その名も『Pad』を偶然拾ってしまう。
そこから彼は、『鬼に金棒』……いや、『英国人に紅茶』と言わんばかりの勢いで、『Ka-50』でテロリストともわからない集団を蹂躙したりだとか、倫理観も何もかも忘れたりして、彼の理想である『ロマン兵器の実戦投入、運用、活躍』の三拍子を叶えるため、その世界を混沌へと導いていく——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 15:39:56
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会話率:32%
第二次世界大戦時代、ドイツの鬼才リヒャルト・フォークト博士が考案した非対称機 BV141。
優れた飛行性能を示したにもかかわらず、その形状を忌諱されてドイツでは不採用になった非対称機が、もしも日本で実戦投入されていたら?そのIFを考察した妄
想航空技術史です。
タイトルはスタンリー・キューブリック監督の名作映画から借りました。
転生ものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 19:01:19
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会話率:51%