早生まれの不利益を問題視した共産主義政党の政策とは…
最終更新:2017-05-14 02:20:46
983文字
会話率:0%
目が覚めるとそこは地獄だった。
気文屋閻魔さんのおみくじによって死後の異世界「ロストテイム」に送られた俺達、そこは人々がゲームクリアのために武器通称「コビック」を持って戦う世界。大罪と呼ばれる武器をもつものが七つのエリアを納めていた。最後の
参加者として俺達は不利なスタートでゲームに参加させられた。
クリアの商品は、
『ゲームをクリアしたものには来世を決める権利を与える』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-23 22:54:42
2207文字
会話率:39%
父は大会社の社長、母はモデル、柔道・空手道・薙刀の高校選手権大会全国優勝者である浅野芽衣は高校三年生の二学期の始業式のあった日、家に帰る途中で身代金目当ての男に誘拐された。親に愛されない、友人もいない芽衣は会社の不利益にしないために社
長の娘として死ぬことを決意する。意識を失い、目覚めたのかな知らない場所。目の前にいるのは………神様!?転生!?途中で乱入してきたのは戦神!?転生先は辺境伯の長女。日本語じゃないのに言葉が分かるし読めるし書けるってどういうこと!?
これは、眉目秀麗、文武両道の辺境伯の娘の人生の一幕です(たぶん)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-23 08:08:06
19130文字
会話率:52%
西暦2045年、量子コンピュータの発達により、人類は人間の脳と同等のAI(人工知能)の開発に成功しました。そのAIを搭載したロボット達は「オートマタ」と名付けられ、労働力として使われていました。「条件付け(オペラント・コード)」と呼ばれる
プログラムにより、オートマタは人類に対し不利益となる行動は出来ないよう制限されていました。人類文明は大きく発展したのです。ーーその筈でした。人類以外の知性体の出現。それは、大きな悲劇の幕開けだったのです。人類にとっても、オートマタにとっても。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 16:01:22
7196文字
会話率:41%
魔王軍侵攻と共に滅びることが確定した人類。
暴虐の魔女から『不死の呪い』を授かった、魔王討伐軍を指揮するカウセス王国の王子アリル、聖騎士の俺――ユウト――、同じく聖騎士のフリオ。
多くの犠牲を払い魔王と対峙するも、全く歯が立たずあっけな
く死んでしまう。
不死の呪いが発動し、再び魔王へ立ち向かえるかと思ったその瞬間、気が付くと俺は世界がまだ平和だったころの故郷に戻っていた。
『不死の呪い』とは、その場で蘇るのではない変則的な不死だった。
呪いは、魔王と対峙した他の二人にもかけられていた。つまり、ここには他の二人も戻っているはずだ。
滅ぶことが確定した未来を知る三人が、不利な状況から魔王討伐に再び乗り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 18:36:16
93519文字
会話率:41%
太陽嵐がもたらす電波障害によりレーダーや無線、コンピューターの使用が不可能になった近未来。人間自身が制御する兵器が最も進んでいた第二次世界大戦中のものが復元され使用されるようになっていた。その兵器運用のために絶対必要な石油を求めて世界は三
度世界開戦へと突入することになる。
帝國海軍の十二月晦日眞悠子中将は空母赤城艦長として真珠湾奇襲作戦に出撃してから一度も敗戦を喫したことがなく連合艦隊司令長官五十幡十六夜大将からの信頼も一方ならぬほど篤い歴戦の名提督だった。しかし五十幡の戦死後は一般市民や下級兵士たちから絶大な人望を集めていたことを軍中枢や貴族たちに疎まれ主力機動部隊の司令長官の地位を追われ最前線の激戦地を転々とする日々を送っていた。十二月晦日自身も一部の特権階級だけが貴族として安全な地下シェルターでのうのうと暮らす世の中に疑問を感じ、敵との早期和平の道を探っていた。
そんなある日、榛名、金剛からなる高速戦艦艦隊を率いて出撃中、敵の大規模な進攻作戦が察知された。その作戦は支持率が凋落した敵国の大統領が名だたる十二月晦日を破って国民からの人気を上げ支持率の回復を目論んで発動させたものだった。政界への進出を企む軍令部総長新見智恵奈大将はこれを機会に目障りな十二月晦を排除しようと不利な戦いの指揮を執らせ、敗戦の責任を負わせることで失脚させようと謀った。
空母を一隻も持たない艦隊で敵の大機動部隊を迎え撃つため十二月晦は知略の限りを尽くしてゆく。
第10回MF文庫Jライトノベル新人賞二次落ちの投稿作の改稿作です。
ラノベとしては中身が難解という評価でしたがミリタリ好きな方から見ればこれくらいはまだまだ序の口じゃないのかなと試しにこちらへ投稿させていただきました。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 17:14:00
177617文字
会話率:61%
物語の端緒は太平洋戦争末期のフィリピンに遡る。当時のフィリピンは日本の占領下にあり日本兵と共に多くの民間の日本人が住んでいた。その中に自分の夢を求めてフィリピンに渡った夫婦がいた。苦労の末フィリピンで日本旅館を経営するまでになったが次第
に戦況が日本に不利になり、ついにアメリカ軍のフィリピン上陸それに続く進攻が始まった。すでに日本軍には戦う余力はなくフィリピン北部の山岳地帯への敗走を余儀なくされた。旅館を経営していた夫婦もほとんどの財産を放棄して日本軍と共に北に向かったが、その途中、妻は四人の日本兵から乱暴を受けて死亡した。残された夫は生涯をかけて四人への復讐を誓うのだった。日本に帰った夫は再婚し子をもうけたが元妻への復讐心を忘れることはなかった。長年をかけて二人に復讐を果たしたものの自身が高齢となり死を迎え復讐は途絶えてしまう。偶然に父親の真実を知った息子が父親の代わりに残された二人に復讐を果たす決心をした。残った二人は一体どこで何をしているのか、そもそも彼らは生きているのか。そして彼は何故父親に代わって復讐を決心したのか。いくつかの謎を秘めながら物語は進んでいく。
なお本小説は2005年に既に倒産したSPSから筆者自身が自費出版したNTURという名前の小説を元に構成されている。出版会社が倒産した時点でNTURを継承する出版社がなかったため筆者が自由にできる作品となった。そこで今回、題名や内容を変更してここに発表するに至った物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-15 00:00:00
82387文字
会話率:8%
時は2035年、人は不死身、不老不死を求め、産業が仮想世界(パラレルワールド)を作るのに、あちこちで競走開発が進んでいた。
しかし、どれも移住には最低2000万円からで、はっきり言って低民や一文無しの人間にとっては全くの不利な話であった。
そんなある日、SRと言う異世界ふうに作られた仮想世界が解禁され、世界中の誰もが"無償"で移住可能と言う太っ腹。
わずか6年間で15億人が移住するほどの大反響であった。
‥‥俺とは無関係の話だと思っていた‥‥
しかしそんなある日、宇治原 純正(うじばら すみまさ)は、不幸なことに、交通事故で両親と右手と左足を失う。
生きる気力を失った宇治原は、身体が不自由でも、現実世界と同様に生活が送れ、しかも移住が無償と言う神すぎる世界 SRに移住することを決意。
しかし、この男はとんでもない指名が待っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-28 08:00:00
58922文字
会話率:47%
高校の時に魔法を突然得て、魔法学校にいく。
周りの冷たい視線とか、不利な状況をどうやって乗り越えるか。
そんなお話。
最終更新:2017-02-17 16:13:26
8549文字
会話率:0%
高校生として最後の市民ハーフマラソン大会に出場する西風舘琴花は、大会に出場するライバル、歌書珠子がドーピングをしていることを知る。
珠子はそれを糾弾する琴花に、自分は勝つために走るシリアスランナーで、琴花を楽しむために走るだけのファンラ
ンナーにすぎないと言い放つ。
不正行為をしてまで勝とうとする珠子に反感を覚える琴花は、ハーフマラソン大会で珠子に勝つことを誓うが、珠子を意識するあまり自滅して途中棄権という結果に終わる。
不正を行った相手に負けたことを悔やみ、落ち込む琴花だったが、その大会で優勝した日本のトップランナー、舞沢京子に励まされ元気を取り戻す。
一方、珠子は自分がドーピングをしたこと、そしてライバルであり最大の理解者であった琴花を傷つけたことを後悔していた。
陸上競技の特待生として通う学校の期待に応えるためコーチの命令に従うしかなかったとはいえ、不正行為に手を染めたのはつまるところ自分の弱さが原因だと、珠子は学校をやめて引っ越すことを決意する。
それを知らない琴花は、雪辱を期すべく友人の杠夏美の協力を得て珠子に再選を挑む。夏美のはたらきで実現したレースであったが、珠子を逆恨みしている夏美は、珠子に不利な条件を押しつけていた。実はその日、珠子は生理だったのだ。
レースの途中、それに気づいた琴花は今回ずるをしたのは自分だと夏美にわびて逃げ出した。また、琴花はハーフマラソン大会で脱水症状でふらふらになった自分を、珠子が本気で心配してくれていたことを思い出す。
その後、珠子はドーピングを陸上競技連盟に自己申告し、処分を受ける。
互いに、相手が大切なライバルと再認識した二人は、翌年のハーフマラソン大会への出場を約し、新たな一歩を踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-30 22:58:10
32874文字
会話率:31%
逃げは最大の防御であり、最大の攻撃だ。そう豪語するレムレスは十倍の兵力だろうと、どんな強敵だろうと、圧倒的に不利な戦況をひっくり返して戦いに勝利した。とにかく逃げる。逃げ回る。そして、勝つ。
そんなメチャクチャな戦い方でレムレスは国を手に入
れ、大国を築き上げることになる。歴史的な戦いが起こる度、レムレスはこういったという「とりあえず、逃げようか」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-29 16:01:23
39702文字
会話率:42%
魔族の数的不利が叫ばれて久しい。
人族はその圧倒的繁殖力と10億人に一人生まれる勇者の一族の力で魔族を世界から駆逐しつつあった。
この危機に至って引責辞任した前魔神から政権を受け継いだ新魔神と5族の魔王を中心とする魔族執行部は「臣民総戦力」
を唱え、魔族の再結集を共同声明として呼び掛けた。
同時に魔王選挙制、執行部合議制への移行、魔族生命の尊重、臣民主権、女族参政権などこれまでの魔族の常識を打ち破る政策が次々と発表された。
これらの新魔神による魔族革命近代化に伴って設立されたのが『魔神建立魔物保育園』である。
園長先生は今日も子供達を暖かく見守ります。
こちらは短編投稿版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-15 15:34:04
1903文字
会話率:37%
遊牧民の少年、アルゲレリオン・ブルトチノはライバルのオユントゥルフールを追って日本の大相撲の世界に飛び込んだ。
しかし、入門早々ブルトチノは兄弟子の久山 力(ちから)と共に暴力事件を起こした。部屋の規律違反、くび確定だった。
時を同
じくして、赤瀬部屋の師匠・赤瀬 峰夫が死んだ。
ブルトチノと久山は自分達をかばってくれた幕内力士・漣が興した五味部屋に移籍した。
弱小部屋は金銭面などあらゆる面で不利だったが、おかみ・律子の手腕が部屋経営を助けた。
ブルトチノは「狼」の四股名をもらいデビューした。
たった二人の力士は相撲漬けの環境で実力をつけて行った。
しかし、二人に壁が立ちはだかる。
久山には十両の壁。
一人前に認められる十両力士。それまでとは待遇が一八〇度違う。給料は雲泥の差、手足となって世話をする付き人がつく。
久山は東幕下筆頭にまで登り詰めた。半枚上は天国。また、あとのない十両力士にとっては久山は地獄へと足を引っ張る存在。彼らは久山を全力で潰してきた。久山の体はぼろぼろ。何とか三勝三敗で最後の相撲にたどり着いた。相手は赤瀬部屋の赤烈風。赤烈風はアマチュアタイトルを総なめにして角界入り、入門二場所で十両力士・関取になった。
赤烈風との対戦。馬力は久山に分がある。捌きのうまさでは赤烈風。両者、自分の長所を生かし素晴らしい相撲になった。最後は稽古量がものを言う。久山が赤烈風を押し出した。
久山は関取になった。
久山を追うブルトチノの壁はバータル。対戦成績、四戦全敗。歯が立たなかった。
ブルトチノはもがいた。想像を絶した猛稽古。砂まみれ、どったが顔かわからない。そんな猛稽古でも自信が沸かない。見兼ねた師匠・五味、ブルトチノに胸を出した。相撲とは押すことである。
「押せば押せ引かば押せ押せ近場押して勝つのが相撲なりけり」
師匠はこの言葉をブルトチノの体に刻んだ。
押すとは何ぞや。それは力士のコア。押さなければ隙が生まれない。投げもいなしも意味を持たないのだ。相撲は少年の狼に牙を与えた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-10 20:56:12
49907文字
会話率:56%
戦う敵は全て強敵の中、最弱の戦国大名織田信長に天下を取らせよ!
今川義元による上洛からの天下統一によって公家を中心とした日本国が形成された後、第二次世界大戦を回避した日本と世界が行きつく未来は欧米列強の白人至上主義世界。
世界中に生きるあ
りとあらゆる人種や国籍に階級が定められ、世界中の全ての富と力を欧米に住む白人が掌握していた。
その世界に生きる若き少女は完全に確定してしまった世界に疑問を持ち、人種や国籍での優劣を決める世界に疑問を持ち、少女は新たに開発されたタイムマシンを奪って過去へ行き歴史を改変することを決意し行動に移す。
向かうべき時代は日本がヨーロッパと初めて接点を持った中世の戦国時代。
ヨーロッパとのファーストコンタクトの時代ならば何かを変えるきっかけを作れるのではないか、その思いで少女は日本の戦国時代へとタイムスリップする。
※注意
この作品は『E★エブリスタ』にて投稿小説として書き上げたもののリメイク版となります。
投稿小説版はページ数文字数の関係上、タイムスリップものとして失敗した未来の主人公が過去の主人公のもとを訪れて過ちを回避するという内容です。
ですが本作はページや文字数の制限がないため、発案立案時のタイムリープものとして進めていきます。
そのため多分なページを用いて戦略的軍略的な伏線を張って不利を覆しても、時には苦労も実らず織田家の滅亡や織田信長の討ち死になどという結果にも結び付きます。
おそらく史上まれにみるレベルで織田家の滅亡や織田信長の死亡が幾度となく描かれますが、主人公はそれを乗り越えて織田家での天下取りを目指す物語となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-03 07:00:00
205784文字
会話率:32%
初陣のソイルが所属する部隊は侵攻した敵国内で未知の脅威にさらされる。圧倒的不利な状況下での戦闘。消失する友と歩兵部隊。戦車部隊ですら手玉に取る異質な敵影。時間の経過とともに悪化する戦況で隊長がとった決死の行動とは現状を打開するに足るものだ
ったのか。
訳もわからず、3国の情勢に巻き込まれていくソイルが行き着く先とは。
近代まで発展した3国間の抗争を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-23 00:33:24
43961文字
会話率:34%
航海士として勤務していた杉浦航平は、中学時代のいじめっ子に逆恨みされて殺されてしまった。だが、異世界に転生して人生をやり直すことになったが、エルフとして産まれてしまった。通常のファンタジーなら、高貴な種族として描かれるが、この世界では恐怖
の代名詞となるほど畏怖されており、忌み嫌われていた。
帝国の大貴族の嫡男カイル・クロフォードとして生きていても、エルフと言うことで有形無形の妨害を受ける可能性が高く、下手をすれば、お家取り潰しもあり得る。
なので前世の経験と希望もあって実力主義の海軍に入ることを選んだ。
元提督の父の助力もあって候補生として入隊できたのだが、様々な事情で僅か十歳で入隊することになってしまう。
転生前の航海士としての経験と記憶を頼りに、エルフという種族の不利に屈せず奮闘する海洋冒険記が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-09 18:01:37
53902文字
会話率:44%
ヴィリアーズ王国。
人間国家にして周辺国を寄せ付けない圧倒的な国力を誇っていた。
その力故、国は平和であり裕福であった。
そんな中、人間の圧政に突如としてオークの国、ハールが人間国家に対して宣戦布告を行い戦争が始まった。
平民の男たちはかき
集められ兵とし貴族はそれを指揮する。
そんな戦争が始まり5年が経という頃。一人の平民の子が貴族の少女を危機から救った。
その少年は、なんでも叶えてくれるという少女の申し出に対し昔から自分の夢だった貴族しかなれない騎士にしてほしいと答えた。
だが彼の中には自分を見下し自分に不利益しか生まない貴族への復讐の始まりでしかないのだ。
感想質問等々:http://ask.fm/Akiisa00折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-06 16:00:00
6339文字
会話率:44%
相互評価を肯定も否定もしない。
ただ、そうやってデビューしても殆どの人間がこうなるよ、と言ったエッセイである。
出来るだけ感情論を排して、現実的に書いてみたが、どうだろうか?
いや、そうはならないだろうと考えている人間は是非、感情に流されず
に、感想を書いてほしい。
出来るだけ、妄想以外の根拠を上げていただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-15 23:01:08
2563文字
会話率:2%
かつて全世界を巻き込んだ戦争をたった7人で収めた魔術師がいた。彼らはその功績から時の主導者として世界を正しい方向へと導くように各国の要人から要請を受けたがそれを拒否。自分たちは本来、表舞台に出るべき人間ではないというのが彼らの言い分であっ
た。
面目を潰された要人たちは激怒。彼らを俗世から追い出すだけでなく、歴史的事実から存在そのものを抹消した。
しかし、事実を完全に人の記憶から完全に消し去ることは出来なかった。要人たちの対応を知った7賢人の末裔の一人は自分たちこそが、世界を統べるものとして相応しいと激怒。人々に己の力を見せつけようと、悪魔を呼び出し襲わせた。これを見かねた5人の賢人の末裔たちは彼の暴走を全力で止めに掛かった。悪魔との契約により力をましたその魔術師との戦いは熾烈を極めたが、無事彼を抑え込むことに成功した。
とはいえ、この戦いは賢人たちの立場をさらに不利なものにした。彼らの異次元ともいえる戦闘能力を目の当たりにした人々は彼らの力を恐れた。初代の賢人たちは英雄と崇め称えるものも多かったが、今回は身内同士の争いだったことからその印象は到底褒められたものとは言えなかった。
やがて時は流れ、魔術が一般の人にも知れ渡る時代がやってきた。かつて恐れられていた7賢人の逸話は、世に知れ渡ってはいるものの場所により内容はまちまちなで、一種のおとぎ話、伝承の類に括られている。学者たちの研究対象に上げられることもあるが、発表の最終的な行先は子供たちや、空想好きな大人たちの娯楽へとつながっている。
嵐の前の静けさを楽しむ人々を他所に、再びある一門は争いの準備を進めていた。今宵の一門の目的は、人々に己の力を見せつけるためのものではない。先祖の野望を打ち砕いた他の賢人たちの末裔を葬ることが今回の目的となっている。今一度結ばれた悪魔の契約により、かつての世界を救った英雄たちの末裔の日常は崩れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 17:12:03
20280文字
会話率:32%
2080年、魔術と呼ばれる技術が発明され全世界に広まって57年
偉人として尊敬されている魔術師セレネスト・ルネテを師に持つ魔術師茶月(さづき) 真嶺(しんれい)は、日本に存在する人工島『ミチル』に設立されたスズミ魔術学院に入学する
彼の望
みは一つ、自らの『固有魔術(オリジン)』である『処理魔術(しょりまじゅつ)』を完成させ『自分に不利益が被(こうむ)らない世界』を作ること
そして彼の行動理念は『自らに利益が生まれるかどうか』
クズ(?)主人公の学院物語、始動!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-10 13:01:48
23762文字
会話率:48%