現代　シリアス 小説家になろう　作者検索

別れを切り出した僕は、どうしてか彼女を最後のデートに誘っていた。

――俺の人生で、一番長い一日が始まる。事件は、俺を取り巻く全てを飲み込んで始まった。クラスメイト、親友、憧れの人……そして、主義、主張までも。極限の状況の中で、俺には一体なにができるのだろうか……。

男が目を開けると、そこは古ぼけた部屋。監禁か、誘拐か。必死に脱出を試みる男の身に、不可解な現象が襲いかかる……――生と死、それは紙一重なのかもしれない……。

「顔も名前も居場所も判ってる。殺すのは簡単だ。問題は――順番だ。」二人で一対となった男女７組。錠となる女と、鍵となる男。目に見えぬ黒炎の様な狂喜が、小さな街に渦巻き始める―。

どことなく変な高校生、鹿島はずれは友人たちと平凡な毎日を過ごしていた。かつあげを邪魔したのをきっかけに不良たちに目をつけられたが、返り討ちにするはずれ。だが、倒したはずの不良たちは突如として怪物へと姿を変えた。死の危機に陥ったはずれを救ったのはかつての幼馴染。彼女との再会から、平凡のふりをしていた日常はその内面を暴かれ始める。妖怪とそれを討つ者を描いたボーイミーツガール。バイオレンスアクション。折りたたむ>>続きをよむ

高校生活という新しい空間に一種の期待を持っていた主人公向井一樹。しかし、彼が所属する一年六組は揃いも揃って、根暗だらけで団結力のかけらもないクラスだった。大きなショックを受けた彼は、そんなクラスと次第に距離を置き始めていた。そんなある日、学園祭を前に何をやるかも決まっていない一年六組に担任の教師が渇を入れるために生徒全員を体育館に呼び出すが……折りたたむ>>続きをよむ

青春のど真ん中を走る男の心の内の描写。悩み、考え、生きていく・・・。

20世紀が終わり20年もの月日が流れた。誰もが今までと変わらぬ生活が続くのだと思っていた。その中の一人に過ぎない高校生、冴木和真を取り巻く環境が、ある日を境に崩れ落ちていく。友の死、謎の組織同士の対立、そして人知を超えた能力の覚醒…。世界の終焉は、もうすでに足音を立てて近づいている…折りたたむ>>続きをよむ

ずって好きだった友達の『君』に伝えたかったこと。もう会うことも話すことも叶わないのに……『僕』の後悔と懺悔を、そしてこの気持ちが君に届くといい。天国の――

『悪』とは何か・・・。それが今回のテーマ。作者の考え得る『究極の悪』。その姿を、貴方は目撃する・・・！

自分の価値を見い出そうともがく少年を描く。

幸いと災い。対極した二つの事象。交わることのないそれらは、常に均衡を保とうとする。もしそれを何らかの方法で崩そうとしたら？例えば幸いだけを手に入れようとしたら？その先に待ち受ける結果とは────。

19才の風俗嬢・杏奈。自分を殺しながら働き、自分の全てをツトムに奪われる。空っぽの人生を救ったものは…。これは私の体験をもとに作りました。どうして風俗で働いてどうして辞めたのかを、最後まで見守ってほしいです。※性描写はありません

人生に絶望した私は、自殺をしようとしたビルの屋上で、彼に出会う……。

存在感の薄っぺらい、紙のような僕。それでも他人に知られたかった僕は……。

――人は生まれながらにして二つの世界に生きる――平安の頃、対の世界に意識を飛ばし、そこへ存在する自らを操作する方法を見出だした靱代家。闇の中で“ウルク”と呼ばれる対の世界の鬼の手から人々の命を守ることで繁栄してきた血筋は、槹也のまだ幼い時、完全に絶えたかと思われた…。そして現在。高一になった槹也はウルクを殺すためだけに生きていた。二つの世界の境界――一衣帯水――に位置する少年はこの世界と対の世界を行き来する。折りたたむ>>続きをよむ

マンションに１人暮らし中の『俺』のとある日の事。

いつも見慣れた風景の中に、行き場のない思いは存在していて、それを感じた瞬間わたしは初めて悲しいと思った。

ある夜、一人の少女が殺された。偶然出会った人外の少年は、卓也にその少女が矢張り人外の何かに殺されたと示唆する。そこから卓也は『あちら側』へと足を踏み入れる事となる……(更新はブログhttp://tagai.kazikimaguro.under.jp/でもお知らせしています。RSSもありますので、良ければご活用下さい)折りたたむ>>続きをよむ

冬に入ったばかりの頃、少女はライトグリーンのセーターを着た男性を見かけた。それは……ホラー色はやや薄いとは思いますが、ちょっとした夜話と思って頂ければ幸いです。ちょっぴりユリ風味漂ってるかも……;;

「”歩くイカ”知らない？」突如、道で出会った『いくみ』という少女が『正人』に問いかけた言葉。その言葉から、正人の日常が少しずつ変わっていく。

『紅葉』をテーマにした小説コンテストに出品した作品です。主人公が以前付き合っていた女の子と再会する、ただそれだけの話です。切ない想いが伝わればと思います。

ずっと、あなたを待っていた。雨の降る約束の日、三年目の約束の日。ただ来てほしかった。あの日からずっとあらわれない姿を、私は待ち続けていた。

一年前の誕生日に交通事故で両親を亡くした主人公・陽介。いつもと変わらない一日が過ぎ、何事もなく18回目の誕生日を迎えるはずだったが…目を開けてみた時、そこにはいつもと微妙に違う景色が広がっていた。悲しくつらい『運命』に陽介は…。

お祭りですくった金魚を前にして、兄と妹の会話。※ややダークです。