小学校六年生が終わろうとしていたある日、同じ学習塾に通う一人の女の子に告白された。
異性を意識するなどと言うレベルにすら、思考が達していなかった当時の奥寺将暉は戸惑った。
塾に来るような女の子に、絶対に変なことしてはいけないと親に厳しく言
われていたために、断るということが出来ず、苦し紛れにある『条件』を付けた。
そして、その『条件』を達成出来たら、お付き合いを逆にお願いすると。
ただし、その『条件は』無茶苦茶なものだったが―。
まさか、三年後にああなってしまうなんて、誰が想像できるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-18 12:03:06
50109文字
会話率:52%
「君との婚約は破棄する。私は、ナターシャとの真実の愛に目覚めてしまったんだ」
伯爵令嬢である私、レイチェル・ティベールは、婚約者である子爵令息のアーノルド・ストーンに婚約破棄を言い渡された。
ナターシャというのは、彼の幼馴染であるナタ
ーシャ・パリスのことだ。
しかも、彼はさらに驚くべきことを言い始めた。
「それと、婚約破棄はするが、このままレイチェルは、この屋敷に住まわせる。当然、付き添いとして私もこの屋敷に住んだままだ。異存はないな?」
いえ、異存しかありませんけれど……。
現在アーノルドは、私の屋敷で生活している。
そして数年前、病弱な幼馴染を看病したいということで、この屋敷にナターシャを住まわせてくれと頼みこまれた。
私はそれを受け入れた。
受け入れたけれど、あの時はまさか、こんなことになるなんて思わなかった。
屋敷に住まわせてあげたのに、婚約者を奪われるなんて思っていなかった。
飼い犬に手をかまれた気分だ。
いや、そんなに生易しいものではない。
気分的には、飼い犬に丸飲みにされたような感じだ。
ナターシャは病弱を盾に、好き放題している。
私は彼女を許すつもりはなかった。
そこでまずは、万能薬を作ることにした。
えっと、婚約者を奪った人の病気を治すなんて、聖人か何かと勘違いされそうですね。
でも、万能薬は、彼女に復讐するのために使うのです。
え、万能薬でどうやって復讐するのかって?
それは、あとからのお楽しみです。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-17 20:06:02
52507文字
会話率:15%
20代後半の松田優は、父がそこそこ有名な作曲家ではあるが、ガソリンスタンドでアルバイトをする売れない作曲家。以前ドラマのサントラに自分の曲がテーマ曲に選ばれたことがあるが、それからは全く曲は売れず鳴かず飛ばずの日々が続いていた。彼がガソリン
スタンドでいつも通りアルバイトをしているとそこに、超有名アイドルの藤谷美樹に似た客があらわれる。まさか、とは思ったので他人の空似だと思う。そんななか、彼のドラマのサントラの曲が奇跡的に何年振りかで候補にあがる。優の大学の同期で売れっ子作曲家の和賀直哉にドラマのサントラのテーマ曲選考会に打ち合わせに同行するように誘われる。選考会に出席するも、運悪く優の曲は選考から漏れ落選する。落胆して休憩室でジュースを飲んでいると、そこに藤谷美樹のマネージャーがあらわれ、「松田優さんですか?藤谷美紀が会いたがっているので連絡ください」と名刺を渡される。何が何だか分からないので放置するが、ある日藤谷美樹本人から優の携帯に連絡が入る・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 20:24:29
85466文字
会話率:60%
令和から戦国時代に転生した男は本栖湖のほとりで零細の地侍、本栖渡辺氏の末子として伸び伸びと育った。年の離れた兄貴は立派な当主として頑張っていて、甥っ子もふたり生まれているので男は武士階級に縛られることなく自由に百姓となること、いわゆる帰農が
許された。男が日々の暮らしの改善に努めている間も甲斐国は風雲急を告げ、織田や徳川から攻められて窮地に陥る。だが、賢い兄貴は徳川氏の調略に乗り、武田家を離れることで甲州征伐の難を逃れることに成功した。男はその歴史通りな展開に安堵し、このまま徳川氏の下で天下泰平の時代まで「ちょっと裕福な百姓」としてやっていけるものと期待したが織田信長や徳川家康や明智光秀など戦国に燦然と輝く武将らが実家に押し寄せてきたことに困惑する。いやまさか、これも史実通りなんて知らんし。オレが戦国で作った酒と肴で信長を持て成せって?本当に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 12:00:00
120798文字
会話率:21%
「あのね、ここは乙女ゲームの世界なの」
狐の亜人である少女ミクゥは、その双子の姉クレアから繰り返しそう聞かされて育った。
そのゲームとやらの破滅ルートを辿ってしまうと、ミクゥは大変な目に遭ってしまう、それを阻止したいのだとクレアは考えてい
たのだ。
そもそもミクゥが恋に落ちなければ未来は変わる、と考えたクレアは、一目惚れはするなと言い聞かせつつ戦闘のための訓練を二人でしてきた。
そして来る運命の日。シナリオ通りに魔物の群れが村にやって来てしまう。絶体絶命のピンチ、そんな時に現れたのはゲームの攻略対象者であるイケメン三人組だった!
「おかしい……きっと、あの三人の中に私と同じ転生者がいる!」
一方、イケメン三人組のうちの一人、エクトルはまさにクレアの予想通り転生者であった。推しキャラであるミクゥの破滅ルートを阻止するために、彼もまた動いていたのである。自分はヒロインに心奪われたりなんかしない。一途にミクゥを想い続けてみせる、と。しかし……
「なんで魔物の群れの中心に、あの双子狐がいるんだ?まさか、転生者!?」
「「ミクゥの幸せは、絶対に守ってみせる!!」」
目的は同じなのに手段が正反対の両サイド。腹の探り合いをしながらそれぞれの道を突き進む!
そんなやり取りを何も知らないミクゥのふわふわのほほんとした視点でお送りする、異世界転生ラブコメファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 18:18:35
231755文字
会話率:51%
病気がちだった僕はとうとう死神からのお向かいが来てしまう。そして、その死神から「この世で最後にやりたいものを言え」と言われる。そこで僕が選んだのはゲーム。僕の体の半分はこれでできていると言っても過言ではないもの。だけど、まさか、ゲームを選ん
だことであんなことが起きるとは……
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 20:27:05
2094文字
会話率:46%
大好きな先輩に振り向いてもらえない。
歳の差があるから私を一人の女として見てくれない。
そんな片思い女子と、それを受け入れない先輩。
そして、ついに二人で食事に行く事になったが、その帰り道。
まさか、あんなことになるなんて。
三話のショー
ト連載です。
短いお話になっていますので、サラッと読んでもらえるかと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 15:00:00
14316文字
会話率:62%
ふとした、ことから転生して魔王になった男だが、まさか、こんなに、苦労することになるとは、これは魔王になっても不幸からぬけられない男の物語。
最終更新:2021-12-13 20:13:29
120195文字
会話率:19%
「いつでもお湯が出せる?」
「まさか、いつでもお風呂に入れるってこと!?」
「ええっ!? それ、最高じゃないですか!」
キラキラと輝くような三者三様の魅力を振りまく女の子たちに囲まれる。
その日、少年ロシュの人生は変わった。
天
恵。創造神に選ばれた者だけが持つ、歴史に名を刻んだ英雄たちを英雄たらしめた強大な力。だが、冒険者志望のロシュが得た天恵はただ自由に【お湯】をだせるだけという不遇なものだった。
そのせいでギルドのお茶汲みにされたロシュは、日々こき使われ冒険にも出られずクランも組めず、ただひとり鍛錬に励むしかなかった。そんなロシュを周囲は無能のお茶汲み野郎とせせら笑う。
だが、そんなある日。
「貴方をわたしたちのクランに迎え入れたい。貴方はわたしたちに足りないものを持っている。望むのならば、この手をとって」
偶然ギルドを訪れた、超有名A級美少女冒険者クランから差し出された手。
その手をとった日から、ロシュの世界は、運命は、大きく変わり始める。
「本当に冒険者向けの、最高の天恵」
「これは鍛えがいがあるかもね!」
「はあ。うっとりしてしまいます~」
戦闘の役に立たないはずの天恵が、なんと使い方次第で最強の武器に!?
あこがれのあの娘に追いつくために、あの手この手で強くなれ!
同じお茶汲みなら、可愛い女の子たちとの優雅なティータイムのために!
これは、やがてロシュが最強のS級冒険者となって、そして彼女たちと共に伝説の英雄とうたわれるまでの物語。
◇◇◇◇
「ん。いいお湯」
「は~。気持ちいいわね~」
「お肌つるっつるになっちゃいますね~。……あら? 貴方も早く入られては?」
※混浴はデフォルトです。
メンバーはこの先、もっと増えるかもしれません。
※「ざまあ」よりは意趣返し?(主人公を蔑んだ相手との対決の場はあります。わりと序盤に)
閉鎖的な環境で人間関係に恵まれず、くすぶっていた主人公が、新たな環境と理解者(しかも美少女)と一緒に進んでいくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 06:02:08
231501文字
会話率:43%
孤独だった。ただ、ここにいた。
積み上がる仕事と小言。足りない時間。
趣味のものは更新され、今や手もつけられず埃を被っている。
流石にどうかと手を伸ばした1つのゲーム。
それがまさか、こんなことになるなんて。
最終更新:2021-12-10 11:00:43
887文字
会話率:29%
なろうラジオ大賞3投稿作品。
まさか、まさかの完結編。
最終更新:2021-12-07 23:17:52
1000文字
会話率:23%
猫舌の人間が転生したのは最も強い生物といっても過言ではないドラゴン。しかし、そのドラゴンは猫舌であった。そんな猫舌で困るドラゴンのお話。
「うぅ~。なんでドラゴンに転生したのに猫舌なのおぉぉ~~~~~~~~~~~~~~~。まさか、転生して
も猫舌が治らないとは。トホホ……」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 00:00:00
9953文字
会話率:55%
自他共に認める、カースト上位の男。禿心(かむろこころ)
欲しい物も人も手に入れてきた、順風満帆な人生がこれからも待っているもんだと思っていた。
まさか、それがこんな事になるなんて誰が思っていただろうか。
幼馴染との帰り路、それは起こった。
今流行りの異世界転生?
いやいや違うよ、ここには今までの常識は通用しない。
それが異世界転生の旨味だろ?
誰かが嘲笑った様な気がした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 22:09:12
5359文字
会話率:34%
…なにが、間違っていたのだろうか…?
ぼんやりと霞む視界、重い手足。
「…、…」
ああ、そうか。術封じの手枷に足枷のせいだ…。首輪にボロボロのローブに身を包んだ俺。それが今の俺だ。まるで他人事のように思える。どうでもいい、自分よりも大切な…
そう、大切な人がいたから。
ひとりの愛しい人の姿が浮かぶ。
『凪斗…』
途端に視界が広がった。
ああ、俺の、一番…大切な…。自然と笑みが浮かぶ。彼女の事を考えると幸せになるんだ…。誰よりも何よりも俺の大切な…。
ふと視線を感じた。その視線は…聖騎士の後ろから覗きこんでいた彼女だった。彼女を見つけて嬉しくて笑顔になる。だけど俺と目が合った途端に、ふいっと顔を背けた。
なんだよ、それ…。
ガチャ…と鎖の音。
「…?」
何だ、これ…?
枷どころか封術鎖で地面に縛り付けられてる。そして周りは聖騎士隊に囲まれているじゃないか…!
一歩も動けない状態だった。
「…」
俺を悪しきモノとして扱う聖騎士隊。
まさか、俺が君を襲うとーー…??
「…ティアラ…」
…愛しい彼女の名を呼んでしまう。その途端に彼女はカタカタ…と震え始めた。
「…っ、…」
怯えてる、俺に…?
そんな彼女を、そっと抱きしめるのは聖騎士隊長のハーブだった。俺達は親友だ、そう言っていたのに…!彼女の傍らには常にハーブがいた。
「…、…っ…」
悔しいが、まるで寄り添う二人は絵画のようだった。美男美女でお似合いのふたりだと噂されただけはある。噂だけだと思ってたのは俺だけでふたりは心通わせ恋人へとなっていた。
「せめて…友として、あの世におくってやろう」
スラリと構えた剣に俺は嘘だろう…と呟いた。ギラリと輝く、それ。なんだ、それ…俺は…俺は…、親友だと言ったのは嘘だったのか!
守護獣として尽くしてきた聖女の裏切り、親友と信じていたハーブにも見放された凪斗。過去に戻りやり直しする物語。本当の愛を見つけられるか?
この作品の元はpixivにも掲載されています。こちらは少し物語を付け加えています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 22:06:17
11524文字
会話率:28%
生活というものはこんなにいいものになるなんて思っていませんでした。
私の夢に出てきた、いくつかの物語を合わせた、完全理想のお話。
現実でこんな簡単に人間関係がある訳ないですよ。少し似たようになったときにこれはまさか、と考えてしまうこともあり
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 20:00:00
7107文字
会話率:71%
とある兄妹が隣の家に風呂を借りにいった。
そこで兄が口にしたのは『お風呂ご馳走様』という言葉だった。
妹は気がつく。減っていた湯船のお風呂。そして兄の言葉。
「まさか、お兄ちゃんは……!?」
勘違いによって妹が恥ずかしい思いをする話。
最終更新:2021-10-25 18:54:20
2095文字
会話率:52%
いつも通りの生活。
いつも通りの学校。
いつも通りの友達。
なのに、どうして?
どうしてなんだろう?
いつも通りの日常が1番まはずなのに、こんな生活に飽き飽きしている自分がいる
いつも通りの日常もいらない。
いつも通りの生活じゃなくてもいい
。友達もいらない。
いなくてもいいから。
何処(どこ)でもいい。誰でもいい。あたしをここじゃないどこかに
誰も行った事のない世界へ誰か連れて行って・・・
そんなことを思ったせいなのか
まさか、思っていた世界に本当に
飛ばされるなんて思ってもいなかったの
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 20:38:23
2467文字
会話率:43%
乙女ゲーム初日、学園の中庭には、ヒロインに攻略対象と美形の男性生徒が集っている。
その光景を見た、私の侍従(攻略対象)が足を止める。
まさか、姿を見ただけで、これがヒロイン補正?
感情を出さないように、侍従に問う。
そして、侍従の言
葉は、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-25 21:14:39
2636文字
会話率:60%
私は彼女に殴られた。まさか、彼女に殴られる日が来るとは思わなかった。
最終更新:2021-09-02 19:54:18
12293文字
会話率:37%
やぁ、私の名前は三山 総一郎。
ポーション研究の第一人者であるこの私は、マッドで天才な助手と海にやって来たんだ!
水の中で呼吸ができるポーションを飲んで、水晶のような海の中できれいな魚たちの泳ぐ姿を
独占しちゃったり、やっぱりポーション
って最高だよね!
ところが、一寸先は闇で、ひょんなことから私は海底に引きずり込まれてしまうんだ。
どうして私がこんな目に合わなくちゃいけないんだ。
私は、この人生でたくさんの人をポーションで幸せにしてきたはずだ。ポーションの為に人を犠牲にしたことなんて一度もない。
なのに、どうして...。
気付けば、惑星のような体を持つ巨大な海洋生物に飲み込まれ、死を覚悟した。
その瞬間、何かが僕の手を掴んだ。
あれ?死んでない?
というか、ここはどこだ?
おいおい、まさか、こんな事があっていいのか。
僕が見た、それは巨大なビル群。
巨大な海洋生物の中では、これまた巨大な海底都市が形成されていたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 21:54:23
4812文字
会話率:14%