ガーナット王国の第一王女ユリアナは王宮で第四側妃の母親と一緒にひっそり暮らしていた。ユリアナは父である国王にそっくりで密かに大切にしてもらっていた。しかし妹たちから嫌がらせを受ける日々が続いている中インデスタ―王国の王太子妃に選ばれると、年
が近い母親違いの二人の妹たちが自分こそが相応しいとそれぞれ言い出しユリアナの結婚を阻止しようとしてくる。嫁入りの為の勉強をすることになりインデスタ―王国へ向かうが前途多難なことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 12:02:24
253657文字
会話率:54%
番外編になります。ほのぼのショートストーリーです。
最終更新:2024-10-17 09:46:23
2243文字
会話率:38%
聖なる山がそびえる国、聖コーランド王国の第一王女は妹から虐げられていた。この国では聖痕をもつ者が稀にいて、聖痕をもつ者の周りでは幸福が訪れると言われていた。そして、王家に聖痕をもつ者がいれば、国が繁栄すると言われており、妹は聖痕をもって生
まれた。その為妹ばかりが両親からも弟からも、更には使用人たちからも可愛がられ、第一王女アリーチェは放置されていた。そんなアリーチェをことあるごとに妹は虐げてきた。アリーチェを聖痕なしと言ってバカにし、またアリーチェの物を無断で奪っていく。それを見ている誰もがとめはしない。それでもめげずに明るく育ったアリーチェの側には愛猫がいた。愛猫がいたから真っ直ぐ成長できたとアリーチェは思っている。
そんな中、隣国、フランディー王国から王太子の結婚相手として、婚約の申し込みがあった。その手紙は王女のうちどちらか、という曖昧なものだったが、聖痕ありの妹が候補になることはない。妹は入り婿をもらい、国に繁栄をもたらす存在なのだから。家族からも国民からも愛される自分は選び放題だし好きな男性を選ぶからと、アリーチェに政略結婚として隣国へ嫁ぐようにいう。そして顔合わせは、コーランド王国の建国祭の舞踏会で行われた。次の日無事に王都の大聖堂で婚約式を行い、一年後に結婚式を行うことが決まる。だが、美しく気品に溢れた王太子に一目ぼれした妹が婚約を譲れと言ってくるようになった。しかし、両親も国を繁栄へと導く妹を手放したくはないと思い、結果やはりアリーチェが嫁ぐことになったのだが、そんなアリーチェが許せず妹の行為はエスカレートしていく。流石に身の危険を感じたアリーチェは、わずかな荷物とお金を持ち、そして愛猫を連れて王城を脱出し、婚約者のいるフランディー王国を一路目指す。様々な人と触れ合いながら、唯一自分を選んでくれたフェリクスの元へと向かうのだった。
やっとの思いで辿り着いたフランディー王国では歓迎され、結婚式までこのまま住めば良いと言われる。好待遇で受け入れられ、また王妃に可愛がられ幸せを感じながら過ごしていたが、フランディー王国にいることを知った妹が、自分ができないことをアリーチェがするのは許さないと言って一緒に帰るように勝手に婚約解消の書類を作り乗り込んでくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 09:36:48
67871文字
会話率:38%
15歳のCランク冒険者であり魔術師でもあるフェリアは、とある貴族の手によって誘拐されてしまう。”呪いの指輪”実験に使われ虐げられた挙げ句、殺されそうになったフェリア。しかしそこで、危険すぎると廃棄された禁術、”古代魔法”を使うことに成功し、
実験に使われていたボロボロの少女とともに脱出する。
ーーこれは、古代魔法が使えることを知られてしまった少女たちが、平穏を手に入れるために奮闘する、戦いの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 20:00:00
23295文字
会話率:41%
『醜穢令嬢』『傍若無人の人でなし』『ハグル家の疫病神』『骨』──それらは、伯爵家の娘であるアメリアへの蔑称だ。
その名の通り、アメリアの容姿は目を覆うものがあった。
骨まで見えそうなほど痩せ細った体躯に、不健康な肌色、ドレスは薄汚れている。
義母と義妹に虐げられ、食事もロクに与えられず、離れに隔離され続けたためだ。
陞爵を目指すハグル家にとって、侍女との不貞によって生まれたアメリアはお荷物でしかなかった。
誰からも愛されず必要とされず、あとは朽ち果てるだけの日々。
今日も一日一回の貧相な食事の足しになればと、庭園の雑草を採取していたある日、アメリアに婚約の話が舞い込む。
お相手は、社交会で『暴力公爵』と悪名高いローガン公爵。
「この結婚に愛はない」と、当初はドライに接してくるローガンだったが……。
「なんだそのボロボロのドレスは。この金で新しいドレスを買え」「なぜ一食しか食べようとしない。しっかりと三食摂れ」
ちょっぴり口は悪いものの、根は優しく誠実なローガンは幸薄いアメリアを無自覚に溺愛していく。
その上ローガンは、アメリアが絶望的な人生の中で培った”ある能力”にも気づき始め……。
「ハグル家はこんな逸材を押し込めていたのか……国家レベルの損失だ……」「あの……旦那様?」
これは、愛されなかった令嬢が、ちょっぴり言葉はきついけれど優しい公爵に不器用ながらも溺愛され、無自覚に持っていた能力を認められ、幸せになっていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 19:10:00
438646文字
会話率:35%
辺境伯令嬢のクロエは、背中に痣がある事と生まれてから家族や親戚が相次いで不幸に見舞われた事から『災いをもたらす忌み子』として虐げられていた。
日常的に暴力を振るってくる母に、何かと鬱憤を晴らしてくる意地悪な姉。
(私が悪いんだ……忌み子だか
ら仕方がない)とクロエは耐え忍んでいたが、ある日ついに母に殺されかけてしまう。
「もうこんな狂った家にいたくない……!!」
死を目前にして、クロエは逃げ出した。
野を越え山を越え、ついには王都に辿り着く。
しかしそこでクロエの体力が尽き、弱っていたところを柄の悪い男たちに襲われてしまう。
覚悟を決めたクロエだったが、たまたま通りかかった青年によって助けられた。
「行くところがないなら、しばらく家に来るか? ちょうど家政婦を探していたんだ」
青年──ロイドは王都の平和を守る第一騎士団の若きエリート騎士。
「恩人の役に立ちたい!」とクロエは、ロイドの家の家政婦として住み込み始める。
今まで実家の家事を全て引き受けこき使われていたクロエが、ロイドの家でもその能力を発揮するのに時間はかからなかった。
「部屋がこんなに綺麗に……」「こんな美味いもの、今まで食べたことがない」「凄いな、君は」
「こんなに褒められたの……はじめて……」
ロイドは騎士団内で「漆黒の死神」なんて呼ばれる冷酷無慈悲な剣士らしいが、クロエの前では違う一面も見せてくれて……。
これは、忌み子として虐げらてきた令嬢が、生真面目で厳しいものの優しい騎士と共に過ごすうちに、ささやかな幸せを手に入れていく物語。
※ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 19:00:00
327254文字
会話率:40%
リンドベル伯爵家の庶子リリアは、離れに隔離され家族に虐げられる日々を送っていた。
そんなセシルは腹違いの妹マリンにあらぬ冤罪をかけられ投獄。
極度の栄養失調気味だったリリアは呆気なく飢え死んでしまう。
しかし次に目覚めると投獄の2週
間前に戻っていた。
死の運命から逃れるべく、リリアは処刑前に覚えていた宝くじの当たり番号を使い100億マニーを獲得。
その資金を手に隣国へ逃亡し、何不自由ない豪遊生活を──とはならず、根がビビりで貧乏性のリリアはひっそりと質素な生活を送る。
そんな中でリリアは、路頭に迷っていた孤児を保護したり、酔い潰れていた美丈夫を助けて恩返しされたり、閉店寸前のパン屋さんのために奮闘したりと、何かと休まらない日々を過ごすのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 19:00:00
100460文字
会話率:27%
<『ほう。これが俺様の新しい身体か』
どこからか、声がした。
「えっ!? な、なに!? 頭の中で声が……」
頭の中で聞こえる聞き覚えのない男の声に、わたしは、動揺し一歩あとずさった。
『ふん。貧弱そうな小娘だな。でも、俺様を召喚したって
ことは、それなりにでけえ野望があると見た。てめえ、名前はなんだ?』
「貧弱そうな小娘って……わたしのことですか?」
『てめえ以外にだれがいるってんだ。さっさと名乗りやがれ、小娘』>
魔力が弱いことから両親と妹から虐げられている少女リーサは、あるとき魔王に身体を乗っ取られてしまった。少女と魔王の一つの身体での同棲生活(?)が幕をあける。
※連載作品ですがわりとさくっと終わります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 15:38:55
31222文字
会話率:50%
小夜は神職の実父と義母と腹違いの妹の家庭で、虐げられて育つ
許嫁の杉本と結婚したものの子が産めないという理由で、小夜は離縁されしまう
実家に居場所もなく、吉原に売られそうになり小夜は途方にくれた
そんな時、神職華族の犬神家が、子の産めない
小夜を嫁に欲しいという
当主の恭一郎は美男で若きエリート軍人
とんでもない格差婚に小夜は離縁前提なのではと疑う
不遇な小夜と恭一郎の不器用な恋のお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 08:10:00
102241文字
会話率:38%
義妹や義母にやられっぱなしの令嬢が、耐えた末に道を切り開く!
家族に虐げられて育ったウェルストン侯爵家の長女アリシアは、奇縁から未来が見えるといわれてる魔法の鏡をのぞくことに。
そこに映し出された未来の彼女の姿は……。
王太子ジョシュアの
婚約者に縋りついた彼女の末路が映し出されていた。
その日を境にアリシアは少しずつ我慢をやめていく。
気弱な性格はかえられなくても、生き方は変えられるはず。
アリシアは受け身を返上し、自ら動き始める。
そして始まる――
☆タグ注意!!地雷ある方は逃げて~!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 08:10:00
178888文字
会話率:41%
クレアは七歳の冬、母親に捨てられ孤児院で育つことになった。三年後、父親と名乗る豪商ラッセル・レイノールに引き取られる。彼はクレアを娘として迎え入れるが、そこでは継母と異母姉による激しい虐待が待っていた。
そんな彼女にある日転機が訪れる。
伯爵令息と婚約することになったのだ。しかし、彼はクレアを拒絶して……。
誰からも愛されない彼女はついに復讐を思い立つ。愛されないことがどれほど辛いか思い知れ。
題の通りです。特に序盤が胸糞です。そのためのR15です。苦手な方はご注意ください。主人公、自己肯定感が低く少々卑屈です。
最終話まで多分毎日更新。
※文字数は予約投稿分を含みます。
☆感想への返信亀並みに遅れがちです。更新優先となります。感想はありがたく読ませていただきます。
♢誤字脱字報告ありがとうございます。ゆっくりペースで直しています。感謝しております!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-24 08:00:00
122765文字
会話率:34%
シャルロッテは、精霊姫と呼ばれるほど可憐な容姿で、今年、社交界にデビューするだろうと話題の侯爵令嬢。父の期待をよそに、シャルロッテ本人はなんとかして社交界を避けて生きたいと考えていた。
『大地の精霊』の加護を持つシャルロッテは、ごくまれに
いずれ目にする未来を予見する。幼い頃に予見した出来事にショックを受け、予見の力を誰にも秘密にしてきたが、貴族社会でなにかを予見してしまうことを恐れている。
しかし、ひょんなことからその秘密が王太子フェルディナントに知られ、シャルロッテの力は『予見の魔法』だと教えられる。この件は預かると言われるが、フェルディナントの考えがわからず、シャルロッテは不安を覚える。
『予見の魔法』にはシャルロッテが思いもしなかった、秘密が存在しており、それにかかわる様々な思惑に巻き込まれる。
※アンティリア王国の話ですが、単独で読めるように書いています。時系列は『虹色の霧の国』の六年前、『金色の湖風の行き先に』から四十数年後になります。
※過去の話に義理の母に虐げられる姫が出てきますが、主人公はハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 02:00:00
117292文字
会話率:46%
ステラは最も優れた聖女、“首席聖女”、そして“大聖女”になると期待されていた。
後妻と義姉から虐げられ大神殿へ移り住み、厳しい修行に耐えて迎えた聖女認定式。
そこで神から与えられた“聖具”は角笛だった。
他の聖女達がよくある楽器を奏でる中、
角笛を吹こうとするが音が出ない。
“底辺聖女”と呼ばれるようになったステラは、『ここで角笛を教えてもらえばいい』と辺境伯領の神殿へ異動を命じられる。
『あそこに行くともう王都には戻れない』とされる左遷人事だった。
落ち込むステラを迎えたのは美しい自然。
しかし“氷河”とも呼ばれる辺境伯のクラヴィは冷たい。
それもあるきっかけで変わっていく、孤独で不器用な二人の恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 20:01:52
130733文字
会話率:34%
「これは契約結婚だ」「はいありがとうございます!」「……は?」
幼い頃に天才と称されたことがあるエイヴリルは、義妹の身代わりで悪女として『訳ありな公爵様』のもとへ嫁ぐことになった。
当然、エイヴリルを悪女だと信じている公爵家からの扱いは
残念なもの。しかし、虐げられ慣れすぎ&おっとりなエイヴリルは全く挫けない。素直に『悪女(※本人比)』として持ち前の鈍感さと能力を発揮し、周囲を味方に変えていく。
一方、公爵様はエイヴリルが無能でも悪女でもないことを早々とあっさり見抜く。
「エイヴリル、君を無能の悪女と言ったのは誰だ? 許さない」「……ええと、あの!?」
これは家族に愛されなくてもマイペースに強く生きてきたヒロインが、新天地でいつの間にか大切にされて幸せになっていくお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 18:38:58
436425文字
会話率:45%
「マーティン様。私たちの婚約を解消いたしましょう」「ま、まままま待て。僕がしているのはそういう話ではない」「そのセリフは握ったままの妹の手を離してからお願いします」
異母妹と継母に虐げられて暮らすセレスティア。ある日、今回の人生が5回目で、
しかも毎回好きになった人に殺されてきたことを思い出す。いつも通りの婚約破棄にはもううんざり。今度こそ幸せになる…はずが、ループを重ねたせいで比類なき聖女の力を授かってしまう。そんなとき現れたのは一度目の人生でも仲良くなった眉目秀麗な王弟殿下。好きになりたくないのに、彼のペースに巻き込まれていく。あの、恋はまにあっていますが聞いてますか⁉
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 20:03:53
154688文字
会話率:48%
卒業式後の舞踏会。婚約者のジュルダン第二王子から婚約破棄を告げられたリュシエンヌ。
虐げられ続けたリュシエンヌが幸せをつかむ物語。
最終更新:2025-01-22 08:00:00
25334文字
会話率:37%
「貴女を迎えに来たんだ。〝月読命の姫巫女〟よ。――――我が花嫁殿」
帝都から、少し離れた場所にある一つの大きな御屋敷。
月読命を奉り、生まれた女は代々姫巫女として神託を授かりその力を借り受けられる家柄である月詠家に生まれた二人の少女。妹の
月詠蒼依は、闇夜を思わせる波打った艶やかな髪と蒼玉を思わせる瞳を持ちその容姿と生まれ持った霊力の高さから月読命の姫巫女と謳われ、姉である月詠琥珀は、両親とも妹とも似通わない類稀なる容姿から、幼少期から〝月欠の忌み子〟と罵られ、女中同然の扱いを受けていたが、幼い頃に交わした〝約束〟が叶うことを夢見て暮らしていた。
しかし、その辛い生活もある日を境に一変する。姉は、当代随一を誇る四神【白虎】憑きの白菊翡翠に求愛された。
「琥珀さん、〝約束〟を果たしに来たよ」
これは、家族に虐げられていた儚い少女が愛されることを知り幸せになるための恋物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-21 07:53:34
874文字
会話率:18%
わたくし、子爵家の一人娘で跡取りとして育てられましたの。
というのに、お母様が亡くなって早数年。
ついこの間、わたくしに姉妹ができましたの。ええ、新しく姉妹……それも、異母姉だそうなのですわ。
なんでも、わたくしの母が亡くなっ
て数年。喪に服したには十分だと宣い、ほとぼりが冷めた頃合いなので、母と結婚する前から囲っていた愛人を呼び寄せ、結婚したそうです。
更に、異母姉を改めて認知し、我が子爵家の籍に加えるのだそうです。
しかも、全っ部事後報告っ!?
控えめに言っても……結婚前からずっと母を裏切り続けやがって、マジクズだなクソ親父がっ!! あら、つい言葉が乱れてしまいましたわ。失礼。
クソ親父が保身上手で小賢しいクズな上、物語などでよくあるように、我が家はお母様の血統……ということもなく、普通にクソ親父の血統だ。
というワケで、わたしが後継というのも、いつ覆されるかわからん。
更に言えば、異母姉は一応、マジでクソ親父の娘だそうだ。
わたし、割と詰んでね?
異母姉はわたしの婚約者である頭空っぽ目節穴野郎の空っぽ頭に、せっせとお花畑を栽培し始めやがった。
そして、貴族学園交流会のパーティーで――――
「俺はお前との婚約を破棄し、真実の愛で結ばれた彼女との婚約を望む!」
と、やらかした!
「わたくしと婚約破棄して、異母姉と婚約を結ぶですって? 宜しい、ならば追放だ!」
高笑いしたい気分を抑え、上機嫌に応えた。
設定はふわっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 20:23:15
7263文字
会話率:22%
わたくしには、一つ年下の病弱な妹が居ります。
ちなみに、わたくしは後継ぎとして厳しく教育が施されていますが。まあ、俗に言う『病弱な妹ばかりを可愛がる家族』というやつですわね。娯楽本でこういう、虐げられる姉という本を読みましたの。
一応、
最低限の世話はされていますので。少々困った妹と、そんな妹を甘やかす家族や使用人達に囲まれて暮らしていたのですけど――――
「すまないが、君とは結婚できない。俺は、彼女を愛してしまったんだ」
「ごめんなさい、お姉様。わたくしがいけないの……」
差し詰め、彼らの中ではわたくしは愛する二人を引き裂く悪役令嬢……いえ、悪女と言ったところでしょうか?
「彼女のお腹には、俺の子がいる。予定通り、彼女と結婚して俺がこの家に婿入りする」
あらあら、なんだかとんでもないことを暴露されましたわぁ!
様々な事情を鑑みて――――
わたくしは、愛する二人を引き裂く悪女を……及ばずながら務めさせて頂きますわ!
大きく息を吸って――――
「この、獣っ! 獣、獣! 獣が! わたくしの愛する妹に無体をっ!? 病弱で臥せっていた妹を、無理矢理手籠めにしたとっ!? 誰か、誰か、その男を、獣を妹から引き剥がしてっ!? 妹を守ってちょうだいっ!!」
さて、わたくしは立派に『愛する二人を引き裂く悪女』役を務められたでしょうか?
設定はふわっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 07:23:07
4806文字
会話率:39%
第三王子であり、乳児の頃に亡くなった双子の妹の身代わりとして、第一王女としても過ごしていたネロがある日、異母兄が虐げられる理由を考えていたら――――
この世界が鬼畜ヤンデレスキーな腐女子ご用達の、ほぼほぼハッピーエンドの無い、メリバ、バッ
ドエンド、デッドエンドの散りばめられているBLゲーム【愛シエ】の世界だと気付いた。
そして自分が、ゲームの攻略対象のメンヘラリバース男の娘こと第三王子のネロに生まれ変わっていることを知った前世腐女子の茜は、最推しだったゲーム主人公(総受け)のバッドエンド&死亡フラグをへし折ることを決めた。
まずは異母兄弟であることを利用し、ゲーム主人公のシエロたんに会うと――――
なんとびっくり、シエロたんの中身は前世の弟、蒼だったっ!?
BLは嫌だと『腐ったお姉様。伏してお願い奉りやがるから、是非とも助けろくださいっ!?』と、半泣きで縋られたので、蒼のお姉ちゃんである茜は、弟の生命と貞操と尊厳を守るため、運命に立ち向かうことにした。
生で「BLを見られる♪」というワクテカな誘惑を、泣く泣く断ち切って・・・
どうにかして、破滅、死亡フラグを折って生き残ってやろうじゃないのっ!!!!
掛かって来いや運命っ!
※BLゲームに転生ですが、BLを回避する目的なのでBLな展開にはなりません。
※『腐ったお姉様。伏してお願い奉りやがるから、是非とも助けろくださいっ!?』の、腐ったお姉ちゃんが主役の話。
『腐ったお姉様~』の方を読んでなくても大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 21:17:48
417058文字
会話率:50%
父と義母に虐げられていたヴィオラ・アルノー伯爵令嬢が、幸せになり、意図せず父と義母に復讐するお話
最終更新:2025-01-19 19:05:48
11861文字
会話率:37%
公爵令嬢のエマリアは家族に虐げられているが、彼女には心の支えである雷神がいた。ある日、妹ジェシーに代わり平民リア嬢をいじめた件で王太子に断罪されたエマリア。その償いとして酷い嫁ぎ先を用意されて絶望するエマリアは雷神と最後の逢瀬をするーーー。
キーワード:
最終更新:2025-01-19 16:50:49
6153文字
会話率:54%
人違いで何も持たされずに国外追放されました。どうしようと思ったら隣国の王子達と出会い、一緒に来ないかと誘われたので、このまま隣国で暮らそうと思います。平民出身だからと虐げられた所になんて、帰りたくありません!!
最終更新:2025-01-19 16:28:34
7143文字
会話率:24%
幼い頃より家族から『黒豚』と罵られてきた少女ーーイヴリース・フォン・リセッシュ。
彼女はリセッシュ家が保有する魔法を覚えられない無才の少女だった。
家族から虐げられ、辺境伯のもとへと嫁ぐよう言い渡された誕生日。イヴは単身、辺境伯ーーファブリ
ーゼ家へと向かう。
容姿と才覚に自信のないまま引き籠もっていたイヴだったが、とある物の匂いを嗅いだ瞬間、眠っていた能力がゆっくりと目覚め始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 16:00:00
67544文字
会話率:49%
昔、国に食わせて貰っているにも関わらず、国を食い物にした政治家がいた。
国民は彼を恨んだが彼は高級ベットの上で死んだ
国民の多くは彼と彼らの一族の不幸を心の底から願い
天上の神はそれに応え、また温室育ち故の傲慢さを哀れみ彼をネズミに転生させ
た。
人間の記憶がありつつ、ネズミとして生きそして転生を定められた秋山宗次郎はネズミの身体を通して虐げられる苦しみを受け入れる一生を強いられていくのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 02:19:48
6180文字
会話率:14%
第二王子との婚約をお断りします!
彼が、第二王子だから?違います。
彼が、遊び人だから?違います。
彼が、横領しているから?違います。
彼が、罵倒してくるから?違います。
彼が、仕事を全部押しつけてくるから?違います。
私は、第一王子の
婚約者なのです。
と言おうとしたら、先を越されたー!
内気で虐げられてきた第一王子の婚約者が自分の幸せのために頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 01:15:35
4665文字
会話率:34%
天下無双の大将軍、國包天平(くにかね てんぺい)。
世界を統一したにもかかわらず、天平が満たされることがなかった。
世界中から敵がいなくなったことを嘆いた天平は、戦う相手を求めて神界へ至る。
神界でも天平の剛腕は健在だったが、神を倒
すには力が圧倒的に足りなかった。
敗北した天平の息が絶える寸前、他の世界には自分よりも強い存在がいると神に教えられる。
神の一言で天平の意識は覚醒し、まだまだ自分が死ぬわけにはいかないと満身創痍の体で立ち上がった。
神域に足を踏み入れた者の願い事を聞くという神へ、天平はその世界で戦わせてほしいと答える。
願いを受け入れられ、異世界に転生した天平は自分の体を見て驚愕する。
枯れ枝のような足とまな板のような体。
なにより世界を統一した自分の腕が赤ん坊のように細くなっていたのだ。
たが天平は嘆くことなく、異世界でも最強に至るために己を研磨する覚悟を決めた。
転生した体の持ち主であるレナードが、通っていた魔法学校でのいじめを苦に自殺を図っていたことを知った天平。
平民だというだけで虐げられていたレナードの境遇を知り、天平は怒りで震える。
レナードが魔法についての知識を蓄えていたため、天平は強くなるために記憶を最大限に生かす方法を模索する。
天平は自らが実践してきた鍛錬法と魔法の知識を融合させ、以前よりも強くなれることを確信した。
これは天平が培った前世の武術とレナードが蓄積した魔法知識を使い、異世界を派手に蹂躙していく物語である。
(基本的に無双します。弱い相手に対しても容赦しません。逃げる敵もきっちりと仕留めます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 11:15:42
104370文字
会話率:44%
ロジャー王国の王家は代々金髪碧眼の者が多い。似た色合いというだけでもロジャー王国では優遇されることが多く、見た目重視の政策をとってきたロジャー王国は破滅の危機を迎えようとしていた。
破滅の危機を乗り越える手段はただ一つである。
長年敵
対してきた獣人帝国と同盟を結び、同名の証として王家の者を獣人帝国の皇帝に嫁がせるのだ。それ以外の方法はなかった。
「嫌ですわ!!」
ロジャー王国第三王女、セシリア・ロジャーは拒否の声をあげた。
長年敵対してきた相手の元に嫁ぐことに抵抗があり、なにより、セシリアは動物が大の苦手であった。そのような場所に嫁げるはずがない。
「セシリア。わかってくれ。お前以外に王女はいないのだ」
国王はため息を零した。
第一王女、第二王女ともに降嫁しており、すでに大公夫人や侯爵夫人になっている。妹の第四王女の婚約も幼少期から決まっており、いまさら、覆すわけにはいかなかった。
「でしたら、アレを使ってくださいませ!」
セシリアは声をあげた。
ーーこうして、獣人帝国の皇帝の元にヴァージニア・ロジャーは嫁ぐことになった。これは、祖国で虐げられてきたヴァージニアは獣人帝国で幸せになる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 10:20:00
18185文字
会話率:33%
「――なにをしてるんだ?」
問いかけられて振り返る。
誰もいないはずの中庭に和服姿の青年が立っていた。新月の晩、姿を見せない月の代わりといわんばかりに輝く満天の星空の下、和傘をさした青年はにこやかに笑う。
「……なにも」
声をかけられ
た幼い少女は短く答える。
知らない人と言葉を交わしてはいけないと両親から強く言われていたことを思い出し、慌てて、自分の手で口を隠した。
……おに。
あやかしの存在を知っていた。
しかし、初めて目にした鬼の青年は美しく、すぐに逃げられなかった。
……こわくない?
鬼は恐ろしい存在だと聞かされてきた。
しかし、目の前にいる青年から悪意は感じない。
それどころか、少女の好意的な視線を向けていた。
「そうか。お前の名前は?」
「いわない」
「変なことを言うなぁ。自分の名前を知らないわけじゃないだろ?」
青年は笑う。
それに対し、少女は警戒をしていた。
……にげなきゃ。
頭の中ではわかっている。
しかし、少女は鬼の青年を見入ってしまった。人とは異なる美しい見た目とは違う豪快な笑い方をする青年に、心が惹かれてしまう。
一目惚れだった。
四歳の少女の初恋だった。
――これは、あやかしに恋をした少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 07:50:00
16102文字
会話率:24%
魔導大国エスバルにて、長年、母ネイリアと妹アミナにより婚約者セイナ・クンリーを虐げられてきた長兄にして王太子のデイルは、婚約者の命を守るため、彼女との婚約破棄を決意する。
断腸の思いで婚約破棄の上、セイナの祖国である軍事国家ホクレンへ護
衛を付けて送り返そうとするのだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 12:03:38
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会話率:29%