後宮での任務を終え、武官となることを正式に認められた少女・楊珪己。しかしその任務によるトラウマを克服できず、自宅で悩む日々を送っていた。
その頃、宮城の中、朝議の場では、隣国との正式な開国に向けた最終段階に入っており、文政の長官である中書令
から思いもよらぬ提案がされる。珪己はまたも宮城に戻ることになるが……。
楊珪己はもう一度己に問う。自分にとって武芸とは何なのか、と。
そして二人の青年、李侑生と袁仁威は自身の過去、罪と向き合うことで、再び珪己と絡むようになる。
一巻で珪己が関わった皇族一家の諸問題、そして新たな登場人物の思いも交錯する中、珪己は新たな波乱に飲み込まれていく。そして青年の一人は恋を自覚し――?
*少女篇1では一巻で話を収束させるために登場人物や行動範囲を絞っていましたが、本作からは舞台を広げ登場人物も増やしています。
*2023年第十一回ネット小説大賞一次通過。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-19 23:04:22
128855文字
会話率:35%
皇帝は三代の御代となり、国を繁栄させる過程において文官が重宝された時代、逆に言えば武官は冷遇された時代に、武芸の道を選んだ少女がいた。少女の父は武官をたばねる組織の長であり、父から宮城に入り後宮の女官に扮しつつ武官として国の姫を護る役目を与
えられる。任務の過程で少女は二人の青年と出会う。一人は文官、一人は武官。一見無関係な三人は実は過去に一つの事件を通してつながっており、また、その過去によって罪を背負ってこれまで生きてきた……。
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中国・宋の時代を元にした架空の国を舞台に、武芸に通じる少女の宮城での活躍を主軸に、少女や周囲の人々が過去・罪と対峙することでその生き方を見直す物語です。
ジャンルとしては少女小説が一番近いと思いますが、武術の話もけっこう多いです。広義の意味でファンタジーでもあります。
・2017年の第五回富士見ラノベ文芸大賞一次通過、2019年の第七回ネット小説大賞一次通過、2020年の電撃大賞三次通過、2023年第十一回ネット小説大賞一次通過。
・少女篇(計五巻完結済)、Side story、放浪篇(計五巻完結済)の順にお読みください。トータル150万字超。シリーズ全体では恋愛や闘い、これに思い悩む心理描写に力を入れてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-01 14:08:52
127802文字
会話率:38%
ふと思い立って、数年前にYahooブログ(Меч и Щит Японий http://blogs.yahoo.co.jp/totdjo)に掲載していたものを、今更ながら、多少の修正を加えて再掲することにしました。
公務員だったわたし(
女性です、念のため)は、ふらりと旅に出て、どういう原理か分からないけど異世界に流されてしまった。異世界に流されてから、奴隷として売られ、メイドから後宮候補生、ご隠居様の側仕えへと順調に出世(?)していったわけだが、御曹司がご隠居様のお城を攻撃されたことで、お城での平穏な生活を失い、その代わりと言ってはなんだが、タナボタ的にエルブンボウと隻眼の黒龍を手に入れることになった(以上、Ⅰでの話)。そして、新たなる旅立ちを始めたのはいいが、金も職もない。やがて、わたしは隻眼の黒龍とともに、辺境の地、ウェルシー伯領の都、ミーに流れつく。傭兵として生活資金を稼ぐつもりが、「皇帝の騎士」を名乗るどこかで見たようなメンバー構成の6人組と出会ったことから、ウェルシー伯の知遇も得ることになった。ウェルシーは、現在、混沌の勢力と交戦中。少々混乱した街中で、愚連隊みたいなことをしていたアーサー・ドーンと知り合い、プチドラ(隻眼の黒龍)の魔法を利用して手下にしてしまう。一度は撃退した混沌の勢力が、ミーの町に迫る中、非常手段として…… 早い話、ウェルシー伯領をわたしのものにしてみたい、みたいな……(”わたし”の本性が少しずつ顕れてきます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-18 23:24:12
69965文字
会話率:50%
燕旺国の皇后・瑛は皇太子の教育係として後宮にあがった。夫である皇帝は三つ年下の弟的存在。教育する皇太子は、夫の異母兄の子。
変人を自覚する皇后と、やや変態のヘタレ皇帝、皇帝夫妻を実の親だと思っている皇太子の、ちょっと不思議な関係。
皇帝と皇
太子の面倒を見つつ、それなりに充実した日々を過ごす皇后の話である。
※基本コメディ、時々シリアスで行こうと思います。結構ふざけております。
※例によってご都合主義ですのであしからず。
※タグは念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-09 08:00:00
142113文字
会話率:49%
彩の国で新しく即位した皇帝は、後宮でだらだらと過ごすばかりで国政を顧みず、暗君と言われていた。妃の一人である薔花は、いつも皇帝に政務を促すのだが……
最終更新:2015-05-03 12:00:00
13169文字
会話率:43%
四百年続いた漢王朝は終焉を迎えようとしていた。
漢の献帝劉協に嫁いだ三人の曹操の娘。
なかでも曹節は不思議な魅力を湛えた少女であった。
曹操の娘である三姉妹に触れようとしない劉協。
それは傀儡同然の存在でありながらも、漢の皇帝としての最
後の矜持でもあった。
だが、曹節は賭けを持ちかける。
『もしも皇后の愛が冷めたら、陛下の子供を産ませてください』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-03 20:24:02
27696文字
会話率:40%
時は架空の時代
皇帝の愛を巡る女たちの悲しい戦いの物語
キーワード:
最終更新:2014-10-03 04:39:17
17263文字
会話率:69%
どうやら俺は生まれた世界に舞い戻ったらしい。それも殺されそこなったという状況でだ。きれいな女の子とキャハハウフフするのは大好物だが、伏魔殿的な奇々怪々なリアルなハーレムを掃除するなんて、俺なんかにできるだろうか? やっぱり俺を助けてくれるよ
うな女の子たちを様々な方面から集めて、協力してもらわないと無理だと思うんだ。そこで、俺は考えた……
ハーレム内部の謀略でひどい目にあわされてきた主人公が、助っ人の可愛い女の子たちと一緒に頑張る話? になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-26 20:36:02
64569文字
会話率:51%
貧しい山村で生まれた主人公の少女。彼女はある日、後宮へと召し上げられる。数多くいる皇帝の夫人や妾達を蹴落とし、皇帝を籠絡して、彼女は国の頂点へとのぼり詰めることができるのか!?
最終更新:2014-01-02 07:00:00
20096文字
会話率:27%
怜悧で有能な榛(しん)国の皇帝は、とても冷たく孤独な人物だった。
後宮の美姫たちは彼の寵を得ようと争っていたが、その誰もが彼の心に触れることができずにいた。そんなある時、後宮に一人の娘が貴妃として入ることになる。しかし、皇帝はたった一日貴妃
のもとに訪れただけで、それ以後は係わりを断ってしまった。
皇帝に望まれた貴妃と、彼女を望んでおきながら距離を置こうとする皇帝のお話。
※考証などは適当です(汗)。念のためR15指定しました。
書いているうちに残酷な描写が入ってしまいましたので、苦手な方はご注意ください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-30 01:18:54
147554文字
会話率:33%
広大な大陸の東を占める国、乾(けん)。とある地方の街で、ひとりの老人が食事の代金の代わりに昔話を語りだす。「皇帝の寵愛を受ければ不幸になる」と―――。 ひょんなことから貴族の姫の身代わりとして後宮に上がることになった翠蘭(すいらん)。
彼女は、偶然にも後宮の壁越しに風騎(ふうき)と名乗るひとりの青年と言葉を交わすようになる。それは、窮屈な後宮の生活に生まれた、ほっとできるひとときだった。ただの壁越しの出逢いでしかなかった。けれど、衝撃の真実がそこには秘められていた。 ***数年前、別名義で某少女小説賞に投稿した作品を改稿したものです。 ***古代中国をイメージした国が舞台のため、ルビの量が凄まじく非常に読み辛いですが、どうかどうかご容赦ください。 ***見直し、(時には大掛かりな)推敲をしながらなので、ちまちました更新となります。 ***物語は三人称で進められます。 ***漢字表記の関係で、文字のエンコードをUTF-8に設定しております。 ***2013/10/15完結しました。ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-15 23:08:40
82252文字
会話率:36%
ヌツオヨ大陸に国は1つになった。
ヌーツ帝国の下町、小料理屋ハナミズキのアルバイト『ジェイア』には事情がある。
本業はヌーツ帝国の側室。
ヌーツ帝国に抵抗もせず降伏した、元フェデルーダ護衛国の武術姫『ジェスレイア』が正体だ。
統一皇帝が自分
に見向きもしなかったのを幸いに今日も元気にアルバイトに励んでいる。
なのになんでアンタ、ここにいる。
統一皇帝が下町に変装してきていいのかよ。
ジェイアは側室と皇帝にバレずに楽しいアルバイト生活を送れるのでしょうか?
ホラーではありません。
女王陛下(多分)と異世界人(確定)と同じ世界です。
時代もほぼ同じですが(数年差があり)
大陸が違います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-09 20:00:00
32192文字
会話率:33%