怜悧で有能な榛(しん)国の皇帝は、とても冷たく孤独な人物だった。
後宮の美姫たちは彼の寵を得ようと争っていたが、その誰もが彼の心に触れることができずにいた。そんなある時、後宮に一人の娘が貴妃として入ることになる。しかし、皇帝はたった一日貴妃
のもとに訪れただけで、それ以後は係わりを断ってしまった。
皇帝に望まれた貴妃と、彼女を望んでおきながら距離を置こうとする皇帝のお話。
※考証などは適当です(汗)。念のためR15指定しました。
書いているうちに残酷な描写が入ってしまいましたので、苦手な方はご注意ください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-30 01:18:54
147554文字
会話率:33%