ーー夏休み最終日、先輩は僕の前からいなくなった。
伝えたい事は山程浮かんでくるのに、言葉にしようとすると上手に話せない透真は、廃部寸前の文芸部で一人、変わらない日々を過ごしていた。
ある日、誰もいないはずの部室に行くと、長い黒髪を靡
かせた一人の少女が窓際の席に座っていた。
「私、日向 千夏! よろしく。後輩くん!」
いきなり現れた先輩は、どこまでも明るくて自信に溢れていた。
そんな先輩に振り回されて過ごすのにも慣れた頃、口下手であることにコンプレックスを感じていることを打ち明けると、先輩は意外な提案をした。
「小説を書いてみない?」
言葉が出なくて黙ってしまうなら、文章にしてしまえばいい。そう言った先輩に背中を押されて、小説と向き合うことで透真は段々と自身の問題へと向き合っていく。
尊敬か、恋愛感情か自分でも分からないまま、先輩に惹かれていく透真。先輩と過ごす時間が、かけがえのない大切な時間へと変わっていく。
「……このまま時間が止まっちゃえばいいのに」
そう言った先輩は、夏の終わりに姿を消した。
※12/5までに完結する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 12:15:52
64324文字
会話率:55%
主人公、一ノ瀬薫と、個性的な集団「文芸部」の物語。
入部当初は振り回されることの多かった薫だが、次第に周りと打ち解けていき―—。
最終更新:2024-11-19 20:20:00
43875文字
会話率:53%
私、橘花蓮。花も恥じらう十五歳!
突然だけどここは異世界!!
どうやら私、こっちの人に攫さらわれて来ちゃったみたいなの、きゃるん☆
…っじゃねーわ!!
公立高校新入生の春、文芸部に入ったら一つ上に部活の姫がいた。
私は運悪くそ
の先輩を攫う現場に出くわして、一緒にひっついてきたら異世界に転移してしまったってわけ。
だぜ! のユーザーだった私は「キタコレ!」だったんだけど、ゲームなのか漫画なのか小説なのか一体何の中に転移したのかも分からない。
チートも言語もないだなんて神はいない! な状態で、すがれるものが神官様だけだし言葉がわからないから、ゲームのスチルがあっても漫画の見開きシーンがあっても小説の山場があってもわたしにはわかんないよぉ、ぴえん。
と、悔しくてハンカチ噛んでたら、聖女な先輩は勇者じゃなく護衛騎士を連れて地球へ帰ってしまわれた!
え、ちょ、待てよ!!
これは、気配の薄い私が置いてかれてからのオマケのストーリー。
え、うっすいけど私も聖女って? 魔王いないよ?!?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 17:21:12
11529文字
会話率:17%
文芸部には合法ロリを名乗る違法ロリ先輩がいる。高校三年の八重樫一菜先輩だ。身長も小っちゃくて顔も丸っこくて可愛い。だけど、文才はキレキレの現役作家。そんな八重樫先輩は実年齢が十歳なことを隠している違法ロリ先輩。日々を高三女子らしく、現役作家
らしく振る舞っている。だけど、ロリコンの僕は、もっとロリらしい自然な笑顔が見たい! だから、八重樫先輩を精一杯甘やかす!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 12:04:48
5021文字
会話率:35%
この春高校生となった霜月光は、偶然、今は使われていない文芸部の部室の鍵を手に入れることになる。
しかし、扉の先にはひとりの少女がいた。
これはそんな二人のラブコメが始まるまでの不思議な物語──
最終更新:2024-09-30 01:03:53
144219文字
会話率:27%
ごく普通の世界に生まれたライトノベル好きの高校生、船島蛍(ふなじま・ほたる)は正義感が強い好青年である。
幅広いラノベの中でも少年誌のような熱い冒険譚を好み、対照的にラブコメのような一方的にヒロインに言い寄られる世界が苦手。「実際に起こると
色々と面倒くさいのでは」と考えてしまう思考の持ち主だった。
そんな彼だが、正義感が強いため普通に人助けをしたり、地味子にも優しく接したり、人たらしの行動は日常茶飯事。その結果、久々に再会した幼馴染、同じ文芸部員の毒舌少女、突如隣に越してきた美女、元ヤンの優等生――など多様なヒロインとの日常に巻き込まれることに。
面倒だという思考とは裏腹に、主人公ムーブをかましてしまう蛍は果たしてどうなってしまうのか。
※カクヨム様で「複数ヒロインに言い寄られる男は幸せなのか?」と題し先行公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 19:30:00
63358文字
会話率:61%
いじめ。それは人の心を追い詰め、自殺臭い揉む可能性のある残虐な行為である。或る日、自殺を図ろうとした高校二年の希村佳子だったが、すんでのところで文芸部の先輩、一条司に止められる。一条の提案で佳子は復讐を決意する。
最終更新:2024-09-28 15:58:25
19546文字
会話率:71%
高校教師の平野文香は、仕事終わりに飲み屋で1人寂しく飲んでいた。
そこに、昔文芸部の顧問をしていた時の生徒である響谷恭太と半年ぶりに合う。
生徒と教師という間柄にもかかわらず、高校の時からずっと文香は恭太に恋をしていた。
恭太が20歳
になったときに、ネックレス型のライターをプレゼントする。
恭太は「こんな高そうなものは受け取れない」と言ったが、文香は「なら、キミに彼女が出来たら私にそれを返しに来て」と言い、強引に恭太にプレゼントする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 01:14:43
5155文字
会話率:42%
高校生の栗棟乃愛にはとある野望があった。それは同じ文芸部員の東条鼎より先に小説家デビューして彼の鼻を明かすことだ。非凡だけど傲慢な先輩と、平凡だけど善良な後輩。そんなふたりが織り成す、ゆるゆるでギスギスな日常譚。
最終更新:2024-09-22 17:42:03
49803文字
会話率:31%
高校時代、小説家を夢見る京輔は、文芸部で先輩のまどかと親しくなる。彼女に小説を読んでもらい、淡い恋心を抱くが、共に行った夏祭りで彼女の友人との親密さを知り、傷つく。青春の苦い一幕が描かれる。
最終更新:2024-09-17 23:07:11
8419文字
会話率:46%
高校生の望月明ちゃんは、友人たちに強制的に怪奇文芸部に入部させられ、さまざまな怪奇現象の中から最も真実に近い3つの可能性を探し求めた。
キーワード:
最終更新:2024-08-22 10:37:52
12662文字
会話率:55%
轟木高校文芸部は部員全員が3年生。部長の鑪麗華以外は幽霊部員、このままでは廃部……という危機にあって突如現れた新入部員・田畑悠大。
しかし、1年の田畑は鑪に一目惚れしただけの、創作活動には一切興味のない男だった。
部長の鑪はそんな田畑
にお題を出し、強引に文芸部活動をさせようと試みるが……
☆部長:3年 鑪 麗華(たたら れいか)
クールビューティと名高い、轟木高校きっての才女。スポーツと人付き合いが苦手。
☆部員:1年 田畑 悠大(たばた ゆうだい)
麗華に一目惚れして文芸部に入部。
文芸には一切興味がない。
※Twitterで募集したお題を消費するための小話集です。
※不定期更新。
※ネタは随時募集中。活動報告、Twitterなどで募集します。
全て採用するとは限りません。気が向いたら書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 00:06:24
9821文字
会話率:48%
主人公白川が文芸部の仲間と過ごす真夏の一時。その中で起こる全ての出来事、感情、言動は全て青春になる。高校生者共の青い物語。
最終更新:2024-08-15 23:23:10
3251文字
会話率:57%
アラウズ★ハイ★スクール、DIMENSIONS・ENERGY、そしてDORMITORY IN SPACE(いずれも河松星香・作)の重要人物として登場した計12人が公園で出会い、宇宙へ出かける。
しかし、程なくして地球からの爆発音がスペースシ
ャトルに届き、急いで地球へ引き返す。
12人は地球を元に戻すためにEARTH・REVOLUTIONを結成し、爆発させた張本人であるアクア団の行方を追い、旅をしながら決闘を繰り広げる!
著者が高校3年の時、文芸部を引退する際に個人誌として出した中編小説です!
3作品のURLは以下の通りです。覗きに来てくださると嬉しいです!
アラウズ★ハイ★スクール:https://ncode.syosetu.com/n7996ik/
DIMENSIONS・ENERGY:https://ncode.syosetu.com/n9164im/
DORMITORY IN SPACE:https://ncode.syosetu.com/n5497is/
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 19:59:03
47219文字
会話率:41%
高校二年生の石橋は、一年生の頃からずっと「ぼっち」を貫く孤独主義。
そんな石橋は梅雨入り手前の六月、四人の女子から同時に告白を受けた。
一人目の安斎は、おっとりとしたお団子頭の園芸部。
二人目の己斐西は、明るく華やかなギャル系学級
委員。
三人目の喜屋武は、誰もが認める美人の凛々しい弓道部。
四人目の玖珠は、メガネが特徴の少し変わった文芸部。
どの女子もクラスの上から数えた方が早い魅力的な少女だったが、対人トラブルを避けるために「ぼっち」でい続けた石橋にとって、この告白は怪しさ満点でしかなかった。
――執着、偏愛、殺人、暴力、狂気――四人の少女が抱える秘密と共に、石橋の波乱の六月が幕を開ける。
※一部暴力、残酷描写が含まれます。
※B級映画のノリでお楽しみください。
(カクヨムにも同時連載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 15:37:59
287556文字
会話率:39%
〇〇高校1年生、文芸部所属の鮎原祐介くんは学年1の美形男子。
鮎原くんには、更に美人のお母さんもいる。
そして2人は、とても仲が良く、一部の女子たちの間では鮎原くんは「マザコン」ではないだろうか?と言うのがもっぱらの噂。
鮎原くんの親友「ポ
ンコツ山田」こと山田正人は、幼馴染。
2人はとても仲が良いが、山田くんには少しヤマシイ所がある。
それは美形の祐介といつも一緒にいれば、いつか「おこぼれ」にあずかれるのではないかと言うところ。
ある日、同じ文芸部の2年生「地味メガネ先輩」もしくは「メガネ先輩」こと椿はるかはショッピングモールで年上の美女とのデート中に2人のキッス現場を目撃!?
親子とクラスメート、そしてメガネ先輩が織りなすチョッとドタバタなラブコメディーをお楽しみください(⌒∇⌒)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 06:00:00
28492文字
会話率:29%
四神高校文芸部に在籍する少女青滝龍子。
コンテストで奨励賞を取るほどの実力がありますが、文芸部には同じコンテストで入選や佳作を取る凄い女性の先輩が三人もいます。
その先輩方はいずれも劣らぬ強烈な個性の持ち主たち。
圧倒される龍子。まあ自分は
自分だからと言い聞かせます。
ところが背後から声が。
「本当はそんなこと思ってないんだろう。おまえの創造力、想像力、表現力はあの三人に劣っていないはずだ。そして、おまえは俺の番だ。龍子」
声の主は四神の一人青龍。青龍に一方的に番と言われた龍子は青龍に乗せられ異世界に旅立つことになりますが。
ありま氷炎様主催の「第九回春節企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 08:10:00
90446文字
会話率:51%
「名前は橘明日香。文芸部の部長をしているがほとんど部活としての活動は無い。部室は僕の読書部屋になっている。そんな僕には生まれついた時から特別な能力があった…この物語は僕が失った過去を取り戻す物語」
とある高校で橘明日香が入部してきた女の子
と一緒に学校での事件を解決するミステリー系の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 20:52:03
1031文字
会話率:49%
高校1年生の押井リクは高校デビューに失敗し、中学時代からの友達とぬるま湯のような日々を送っていた。そんなある日、仄暗く、それでいてどこか魅力的な雰囲気を持つ、高校2年生の東雲朱音と出会う。文芸部を通して交流を深め合っていく中で、彼女の衝撃的
な事実が発覚して――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 18:10:00
27390文字
会話率:30%
現実(リアル)は小説よりはじまる〜オレとキミが出会うまでのハナシ〜
***
見知らぬ男子生徒に連れてこられた中庭で、俺はある小説を突きつけられる。この小説に出てくる男はお前だろうと、身に覚えのない謎の言いがかりをつけられたことから始まる青
春物語。
ある美術部男子がある文芸部女子と出会うまでのお話。
<全46話で完結予定>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 15:08:56
76188文字
会話率:27%