太陽の沈まぬ帝国とまで謳われた、かつての世界最強国も零落して久しく、落日が万民の目にはっきりとしていた時代――
啓蒙派の開明君侯を父に、自由闊達に育った公女セシーリアは、姉シャルロッテの随員として、姉の婚約者である皇帝エルディナントが滞在中
の避暑地へおもむく。
ところがそこで告げられたのは、皇帝からシャルロッテへの婚約破棄宣告。帝妃となるべく徹底的に躾けを受けた、完璧な淑女シャルロッテを若き皇帝は敬遠し、奔放に振る舞う妹のセシーリアへ惹かれたのだ。
落ちたりとはいえ王の中の王、皇帝の求婚を断れるものではない。セシーリアはにわか仕込みのお妃教育を受け、礼儀作法もままならぬまま皇宮へ放り込まれる。
そこでセシーリアを待っていたのは、黄昏の帝室の旧弊さであり、落ち目の帝国をどうにか支えようと、冷たい糸を紡ぐ女郎蜘蛛のごとき太后ゾラとの確執だった……
※落日の帝国の花嫁として、政治への関与を禁止されているヒロインの視点で、異世界の19世紀風中欧・東欧っぽい地域の国際情勢の激動を描きます。ラヴ要素もあるけど、歴史と政治の話がかなり大盛りですのでご注意ください。めんどくさい部分を、ほどよく飛ばしながら読むのがオススメ(めんどくさいパート自体を書くの自重する、という選択肢はないのがこの作者)です。
※残酷な描写はありませんが、高校生以上を推奨する内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 06:00:19
361165文字
会話率:26%
血刃をもって大陸を平らげた覇王レイグリフ。その覇道の掉尾に、かつては全土を統一していた旧帝国の血を引く姫との結婚が決まった。
「この結婚は形式にすぎない」と告げるレイグリフに対し、皇女クレアペトラは「陛下に期待しているのは、わたくしに対する
愛ではありません」と応じる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 20:34:14
5966文字
会話率:30%
柳生凛子(17)はある日突然、異空間から現れたドラゴンを一撃で倒した騎士に異世界に攫われてしまう。
「ええと……まさか、あ……あの……お師匠様は……女……ですか?」
ーー前世が勇者だったらしい?
ーーお腹に世界を滅ぼしかけた
破壊龍を宿している??
ーー異空間からやって来てドラゴンを一撃で屠った騎士はまさかの皇帝陛下?!
前世は“絶世の美女”…にも見えなくもない女顔の勇者♂ 今世は女子高生♀ の異世界を救う予定の笑いあり?涙あり?友情あり?の波瀾万丈のラブストーリー。
※ 以前、事情によりまっさらに消えてしまった小説をのんびりと書き直して遊んでいます。
※ 人物図鑑を設置してます。
※ 絵は趣味で描いているので、邪魔にならないように【人物イラスト】(←作者の遊び場)にのみ投稿して遊ばせて貰っています。見てしまった責任は取れません。ですが、絵はその部分と活動報告くらいにしか記載しません。絵は邪魔という人はそこだけ注意して読んで下されば快適かと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 04:18:49
785088文字
会話率:42%
婚約前の最後の想い出として、ずっと憧れていた騎士団長に告白することに決めた、ラシェル・イヴェール。
ところが、間違えて暴君と怖れられているこの国の皇帝に告白をしてしまう。
怯えるラシェルだったが、皇帝はなぜか告白を受け入れてくれて―
―。
告白相手を間違えたことから始まるロマンスファンタジー。
11時、18時、23時の毎日三回更新の予定。
すでに完結まで執筆済み。
全11話。
※カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 23:00:00
38279文字
会話率:34%
私、シェリルは八歳の夏に前世の記憶を思い出した。浮気した夫と離婚し、ふたりの娘を育てるために苦労したオバサンだった私は、今回の人生ではしっかり勉強して、安定した仕事について、何があってもひとりで生きていけるようになりたいと思っていた。でも
悪役令嬢役だというローズマリーと出会い、ここがゲームの影響を受けた世界だということ。複数の転生者がいること。自分がヒロインだということを知らされた。そんなことを言われても私はそんなゲームは知らないし、恋愛には興味がないのに、男が寄ってくるのはヒロインの呪いなの? ゲームのラスボスだった王弟陛下だって、ちょっとは魅力的だし上司としては最高だけど、恋愛はしないわよ。転生したオバサンが、美人で優秀だけど残念な変人として活躍するお話です。略して「転オバ」をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 20:56:57
313444文字
会話率:43%
これは、異世界の人間を召喚できる能力を持つネコミミ幼女ミニャちゃんが、ネット住民たちと交流し、森を開拓していく物語。
ネット住民たちは、30cmの人形に宿って異世界の森で働きます。日本では働かない人たちも、ミニャちゃん陛下のためなら馬車馬の
ように働きます!
人形に宿ったネット住民たちは制限が多く、1人の力はそこまで大きなものではありません。みんなで力を合わせて、ミニャちゃんのために物事を解決していきます。
ミニャちゃんは幼女なので、みんなのお手伝いをしてむふぅとします。偉い!
時には200m足らずの大冒険をし、時には竪穴式住居を作り、時には夏のゴミ捨て場のような臭いのゴブリンと戦い、時にミニャちゃんを楽しませるためにズンズンと踊ります。そうしてミニャちゃんが寝たら、掲示板で大会議を始めるような物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 19:10:00
1169204文字
会話率:29%
近未来の日本は少子化と景気悪化に伴い貧困で喘ぐようになり
反社会勢力や不法外外国人が増加し治安は著しく低下した状況下を
時の天皇陛下は日本の行く末に憂いて長い間休眠していた、
宮内庁直属の秘密特殊保安部隊の「八咫烏」を復活させる。
地球外生
命体の高度なテクノロジーによって再生・強化た少年は
「八咫烏」の最強最悪の兵士
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 13:47:19
22970文字
会話率:40%
あたし四ノ宮 神美(しのみや かみ)は食べる事が大好きなぽっちゃりワガママボディのJK!。16歳の誕生日に、家族と親戚の皆で誕生日パーティーをする筈が、謎の中華服を着た集団が現れて何故か命を狙われる事にぃ!?。家族はあたしを「美豚(びとん)
」って言う中華伝説に登場する伝説の食材にする為にあたしを育てていた事が判明!?。生贄として差し出されたあたしは間一髪で、おばあちゃんに助けられたの。おばあちゃんから龍の髭で造られた不思議な指輪を渡された瞬間、目の前の景色が急に古代中国に似た世界に!!────途方に暮れていると、黒服の怪しい集団に殺されそうになるんだけど、すっごい美形の男の子に助けられちゃったの!!。ドキドキと空腹で気絶……
どうか夢でありますように
外部投稿サイト アルファポリス・カクヨムでも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 10:06:21
23606文字
会話率:68%
6つのかけらを集めると願いが叶うという、名まえを失くした〈伝説の宝石〉をめぐり、亡沙漠の国の王子アルバートたちが、盗賊〈鹿の角団〉と繰りひろげる剣と魔法の王道ファンタジー。
盛夏、王都では建国記念100年祭が執りおこなわれようとしてい
た。
内海をわたり到着したアルバートたち、〈魔導院〉の若い魔法使いたち、〈鹿の角団〉の刺客たちが一同に介する城下街は、類をみない祝祭に興奮のつるぼと化していた。
首魁ハーマンシュタインのあやしい影が、難攻不落の宝物庫に眠る宝石のかけら〈光芒〉に忍び寄る――。
そして、時をおなじくして、謎のベールにつつまれた国王陛下に招聘されたアルバートは、ただ一人王宮にみちびかれ、謁見に臨む。熱狂と幻惑の夜、過ぎ去りし日の回想、自己との対話を経て、アルバートは胸のうちになにを悟るのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 22:44:08
685571文字
会話率:28%
ルベリア王国で近衛隊に所属していたアルヴィスは、突然国王陛下に呼ばれ、公爵令嬢との婚約を告げられた。その公爵令嬢は王太子の婚約者である。それが何故アルヴィスとの婚約ということになったのか。知らされた事態に頭を抱えたくなるが、アルヴィスはこ
れを受け入れるしかなかった。
よくある学園の婚約破棄ものですが、当事者ではなく破棄イベント後に迷惑を被った人の話になります。
※ベースに乙女ゲームはあるのですが、本編自体に乙女ゲーム要素の出番が少ないので、タグを外しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 22:00:00
899483文字
会話率:66%
蓬莱国(ほうらいこく)を治める青帝(せいてい)は人ならざるもの、人の形をした神獣――青龍である。ゆえに不老不死で、お世継ぎを作る必要もない。それなのに私は青帝の妻にされ、后となった。望まれない后だった私は、民の反乱に乗して後宮から逃げ出そう
としたものの、夫に捕まり、殺されてしまう。と思ったら時が遡り、夫に出会う前の、四年前の自分に戻っていた。今度は間違えない、と決意した矢先、再び番として宮城に連れ戻されてしまう。けれど状況は以前と変わっていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 06:38:20
163929文字
会話率:47%
=進捗状況= 107話時点で4歳です。
=あらすじ=
死んだらしい。地球ちゃうとこに転生したらしい。とりあえず、生きていきます。
魔法使えるようになった。けど難しい。魔力の持ち腐れや。
=筆者が目指してるところ=
◆目標1:7歳で『六
甲おろし歌うで』言う国王陛下や「父上、許すまじーー!」言う王子に出会う。
◆目標2:15歳で『ワードあればな』言う軟派っぽい男子学生。『エクセル派』私。『えっ、それってPC?!』言う悪役っぽい令嬢に出会う。あと、「ちょっと!あなた誰?!」言うカワイ子ちゃんに『お前こそ誰やねん』って心の中で言う。
※注意事項
◆関西がひどいです。
◆ちょっちゅう迷走します。←誤字!
◆記載内容を鵜呑みにせず、気になることはご自身で正しい内容をお調べ下さい。
◆表現・描写が簡素です。その辺は読み手の経験値にお任せするタイプの読み物です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 01:10:00
2275487文字
会話率:39%
――悪役皇帝おぢさんだが、JKギャルの聖女を召喚してしまい頭を抱えている――
「なんでこんなことに…」「まあなんとかなるっしょ~!」
中年皇帝ギルバルトは困惑していた。
「悪の帝国である」という疑いを掛けられ、
疑いを晴らすために聖女召
喚を行ったのだが、
なんと大荷物を抱えたJKギャルを召喚してしまい!?
一方、ギャルの方も困惑していた。
唯一の肉親である姉が蒸発、アパートを追い出された女子高生エイミ。
初めてのマッチングアプリに手を出し、勇気を出してOKボタンをポチった瞬間
異世界メルファリアに聖女召喚されたのだ!
悪役皇帝と聖女。
おぢさんとギャル。
正反対の二人は手を取り合い
帝国を、そして自分たちを救うことはできるのか!?
マッチングから始まる
悪役陛下&ギャル聖女の異世界ギャグコメディです
※カクヨム先行公開です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 17:00:00
35790文字
会話率:42%
【ヤンチャンプロットコン佳作受賞】
「お仕事」をテーマにした、悪役皇帝のやり直しスローライフ!
優しさから「悪役ジョブ」を務めていた男は、
本当の「楽しい天職」を見つけることができるのだろうか。
「容姿が怖いおかげで、本当は善人なのにい
つも悪役を押し付けられる男」善野勤(ぜんのつとむ)は、生真面目で優しい性格が災いし、押し付けられた仕事で見事に過労死してしまう。
生前プレイしたことのある異世界RPG「エリュシオン・サーガ」の世界にで目覚めたが、よりによって「死ぬほど真面目に働き最後には処刑される悪役皇帝」キャラに精神転移してしまったようで……!
おまけにこの世界……どうやらループしていて、断罪処刑の運命から逃れられない!
「もう悪役はやりたくない…普通の仕事を探したい…」
ループ8回目にして本音を漏らした彼のもとに謎の猫妖精が現れる。
「じゃあ、皇帝職をやめて無職になればいいニャ」
疑いつつも猫の言葉に従い、皇帝職を放棄。
皇帝職から無職へジョブチェンジしてから
暗殺死を装って帝国外へ逃亡し、
辺境スローライフの旅をスタート…したのだが。
「今度こそ楽しい仕事を見つけよう!」
スキル1から無職人生をやりなおすも
どこからどう見ても世界を滅ぼしそうな悪役皇帝顔で周囲に危機感を醸し出す。
だが彼のひたむきな善意とやさしさ、天然ボケは
次第に周囲の心を和ませていき…
そして明らかになっていく世界の謎。
なぜループしているのか。
いったいどこでこのゲームをプレイしたのか。
異世界RPG「エリュシオン・サーガ」とはなんなのか。
いくつもの謎を解き、
失われた仲間を探し出し、
世界を救い……
彼は本当の「楽しいお仕事=天職」を見つけることはできるのだろうか。
※ノベルアップさんにも先行連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 17:00:00
44311文字
会話率:44%
「おまえを愛することはない」
国王陛下のご命令で私と結婚させられた死神侯爵と呼ばれる旦那様に、愛す気はない宣言された私は、力強く頷いてこう答えたのだ。
「お任せください!」
「おま?お任せ?」
「ご安心ください!」
「ご安心?」
はい。安心
して全て私に、いえ、我々にお任せください!
我が栄光のチルちゃん軍に!
私が幼い頃から魔力を吸わせて丸々と育て上げた、なんだか分からないけれども闇と戦う可愛いチルちゃんとその仲間達。
旦那様は知らないでしょうが、私の実家の領地では、ほとんどの闇を倒した凄腕の軍隊なんです。
小さくて可愛いし、私にしか見えないので誰も知らないですけれど、実績があるんです。
だから、旦那様。あなたの抱えるその闇は、我々にお任せください!
あれ?
旦那様の闇、ちょっと深いですね。チルちゃん軍が、苦戦している。
で、でも、だ、大丈夫です。
我々は安心と信頼のチルちゃん軍!新しい仲間もスカウトしました。兵法の勉強もしました。我々にお任せください!
旦那様の闇を倒した後は、円満に離婚していただけたら大丈夫ですよ。
チルちゃん軍と私は、次の闇との戦いの地へ!
と思っていたのに、気がついたら死神公爵に溺愛されて離婚を許されなかった、不可思議な私の物語。
五話ぐらいで終わる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 15:34:13
260739文字
会話率:29%
十年にも及ぶ厳しい訓練を乗り越え、晴れてアデライト帝国の暗部所属となったレイシー・キャンベルだったが、育て親にして暗部を統括するベルナール・モフスから言い渡された初任務はまさかの『皇帝陛下の偽妃』というとんでもないものだった。
傾きか
けた帝国を血の粛清によって建て直し、国内外から『冷酷無慈悲の魔王』と恐れられる陛下とのイチャイチャ演技を狸ジジイ達の前でしろなんてそれなんて拷問?
表では慣れないイチャイチャ演技に四苦八苦し、裏では皇帝陛下や妃を排除しようとする国内外の勢力から放たれた刺客を返り討ちにするというハードな日常の幕が上がる。
「我が妃は本当に可愛いな」
「陛下、今は演技する必要はないですよ」
「あ、それ毒が入ってますよ」
「……毒入りを何故普通に食べている?」
これはレイシー・キャンベルという一人の優秀過ぎる暗部の少女が偽妃として真面目に(?)任務をこなしていく傍らで皇帝陛下に本気で溺愛されてしまったり、敵対派閥を壊滅させてしまったり、敵国をめちゃくちゃに引っ掻き回す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 00:00:00
108515文字
会話率:49%
「レティには犬になってもらおうと思ってるんだ」
「……えっ? いぬ……って、あの犬ですか?」
辺境伯令嬢のレティシアは、婚約者の王弟アシェルから謂れのない罪を突きつけられ、義兄と慕っていた国王陛下から刑の執行を言い渡された。
謂れのな
い罪で断罪されるのは、悪役令嬢ものの物語でよくあるパターンだけれど、「犬になれ」は初めてのパターンで、しかも監視役のご主人さまは、レティシアを徹底して避け続けてきた冷徹宰相と呼ばれるジョシュアだった。
将来の夢が犬になることだったレティシアと動物アレルギーなのに犬を飼うことが夢だったジョシュア。
少しずつ絆を深めていく二人をよそに、過去から続く因縁の物語はすでに動き出していた。
※異種族間の恋愛要素も含まれますので苦手な方はそっと閉じてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 21:13:15
18150文字
会話率:31%
羊獣人の伯爵令嬢リーゼル18歳には、双子の兄がいた。
その兄が突如、行方不明に。
リーゼルはやむを得ず兄のふりをして、皇宮の官吏となる。
叙任式をきっかけに、リーゼルは皇帝陛下の目にとまり、彼の侍従となるが。
皇帝ディートリヒは、リーゼルに
対する重大な悩みを抱えているようで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 13:10:57
83061文字
会話率:40%
【最終話まで予約投稿済み】部屋にこもって絵ばかり描いていた私は、聖女の仕事を果たさない役立たずとして、王太子殿下に婚約破棄を言い渡されました。
絵を描くことは国王陛下の許可を得ていましたし、国中に結界を張る仕事はきちんとこなしていたのです
が……。
王太子殿下は私の話に聞く耳を持たず、腹違い妹のミラに最高聖女の地位を与え、自身の婚約者になさいました。
最高聖女の地位を追われ無一文で追い出された私は、幼なじみを頼り海を越えて隣国へ。
私の描いた絵には神や精霊の加護が宿るようで、ハルシュタイン国は私の描いた絵の力で発展したようなのです。
えっ? 私がいなくなって精霊の加護がなくなった? 妹のミラでは魔力量が足りなくて国中に結界を張れない?
私は隣国の皇太子様に溺愛されているので今更そんなこと言われても困ります。というより海が荒れて祖国との国交が途絶えたので、祖国が危機的状況にあることすら知りません。
小説家になろう、アルファポリス、pixiv、カクヨムに投稿予定。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 18:20:00
92575文字
会話率:31%
王命で決められた公爵令嬢との婚約を破棄し、男爵令嬢との婚約を発表した王太子に、国王陛下が激オコです。
※他サイトにも投稿しています。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
最終更新:2022-04-07 17:21:42
4693文字
会話率:28%
私の名はイルク公爵家の長女アロンザ。
卒業パーティーで王太子のハインツ様に婚約破棄されましたわ。王太子の腕の中には愛くるしい容姿に華奢な体格の男爵令嬢のミア様の姿が。
国王と王妃にハインツ様が卒業パーティーでやらかしたことをなかったこと
にされ、無理やりハインツ様の正妃にさせられましたわ。
ミア様はハインツ様の側妃となり、二人の間には息子が生まれデールと名付けられました。
私はデールと養子縁組させられ、彼の後ろ盾になることを強要された。
結婚して十八年、ハインツ様とミア様とデールの尻拭いをさせられてきた。
十六歳になったデールが学園の進級パーティーで侯爵令嬢との婚約破棄を宣言し、男爵令嬢のペピンと婚約すると言い出した。
私の脳裏に十八年前の悪夢がよみがえる。
デールを呼び出し説教をすると「お前なんか母親じゃない! 俺の母親は俺を生んでくれた母上だけだ! 俺はペピンとの真実の愛に生きる!」と怒鳴られました。
この瞬間私の中で何かが切れましたわ。
「昔から仏の顔も三度までって言うでしょう? 当時王太子だったハインツ様からの卒業パーティーで婚約破棄され恥をかかされる。前国王陛下と王太后陛下から、卒業パーティーでハインツ様がしたことをなかったことにされ正室になり仕事だけするように言われ、誇りを傷つけられる。現国王陛下とミアさんの息子であるデールを、強制的に私の養子にさせられる。これまで私は王室に三度煮え湯を飲まされてきました。……そして四度目がデールと侯爵令嬢の婚約破棄。もうこれ以上は面倒を見切れませんわ」
十八年かけて全権を握った私は、ハインツとミアとデールを見捨てることにした。
※ヒロインは気が長いです。
「Copyright(C)2021-九頭竜坂まほろん」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 12:22:38
12618文字
会話率:38%
『貴方様に星を壊す程の愛を』
世界創世の頃から生きているような化物の婿などやっていられるか。東の大国扶桑の元英雄『ヨージ・衣笠』は、偏執的で執拗で嫌がらせのように強大な力を持つ原初の龍『女皇陛下』の魔の手から逃げた先で、早速躓いた。
躓いた
結果死に瀕したヨージを救ったのは、産まれたての女神『シュプリーア』と、世間知らずの少女神官『エオ』であった。
恩義に報いねば、としてヨージは神シュプリーアを主神とした活動を展開し、その女神の奇跡『癒し』の力で彼女達に金の稼ぎ方、世の渡り方を覚えさせる為宗教団体を立ち上げるものの、最初に訪れた村は、一般的な村とはどうにも様子が違う。
村人の手伝いに右往左往し、村の実権を握る者へ工作をし、信仰を争うライバル女神を適当にあしらいと苦心するが、梨の礫だ。やがて、この村が、何かしらの理由で信仰心を抱かぬようになったのではないか、という疑念を抱く。
そんな中に現れたのは超自然の具現、人類を害する神の成りそこない『森の残滓』であった。
戦う事などもう懲り懲りだと思いつつも、降りかかる火の粉を払わない訳にはいかない。何もかもを捨てて逃げて来たその先で、ヨージ・衣笠はまた魔法を紡ぎ、刀を手に取ることになる。
殺害不可能といわれた男を殺して『英雄』と謳われ、『動く災害』とまで疎まれた男が、また生きる決意をし、新たな女神と手を結んだ先にあるものは、一つの村では収まらない、大きな世界の濁流であった。
創世の大樹達が見下ろし、"リュウ"が支配し、大宗教が人類を治めるこの世界を、新生弱小宗教『治癒神友の会』が征く冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 22:22:10
2308300文字
会話率:60%
魔法伯爵リュース・ルイスの訃報が、王国中を駆け巡った。
その娘・アイザは父の爵位を継ぐためにと王都へ向かおうとするのだが――その行く先をならず者の集団で有名な国境騎士団に阻まれる。
国境騎士団から逃れた先、禁忌のヤムスの森のそばの村で、アイ
ザは金目の少年・ガルと出会った。
「俺がアイザを、王都に連れていってやるよ」
アイザとガルを追いかけてくる国境騎士団、麗しき女王陛下、そして父であるリュースの過去と、魔法使いの秘密に触れる――。
ひとりだけど、ひとりじゃない。駆け抜ける恋と魔法の青春ファンタジー。
この作品は自サイト「ツギハギノクニ」から転載しております。以前掲載していたものを改稿し再投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 21:41:57
398195文字
会話率:42%
*2021/1/29 角川ビーンズ文庫さまより書籍化*
理想的な淑女、完璧な令嬢と評判のエミーリアの婚約が決まった。
相手はなんと、このアイゼンシュタット王国の若き王マティアス。
公爵令嬢としての覚悟を持ちながらも恋物語のようなロマンスに憧
れるエミーリアは、政略結婚を受け入れつつも愛し愛される結婚への夢を捨てきれない。
「だったら、結婚式までに陛下がわたくしを好きになってくだされば、恋愛結婚と言えるんじゃないかしら!」
これは、天然系暴走令嬢と女嫌いな国王陛下の人騒がせな恋のお話。
2/12 第二部完結!
第三部開始までしばらくお待ちください。
※この作品はカクヨムにも同時掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 17:00:00
241630文字
会話率:37%
世界には仙山を中心に、8色の特徴を持った国がある。
金国、銀国、朱国、藤国、翠国、碧国、珊国……
そして、黒い国「呂国」。
不吉な色と忌み嫌われる黒の国の姫は、仙皇帝妃選びの後宮へと足を踏み入れた。
【↓これが普段のあらすじ。】
婚約破棄
され行き遅れた黒の姫鈴華(リンファ)。
なんやかんやあって後宮に行くことになりました。仙皇帝陛下の妃争いには目もくれず、大好きな本を読むためにあらぬ方向へと行動をはじめ。それがなぜか、いろいろと勘違いを産んでしまうようで。
仙皇帝陛下からのプレゼント?いや、会ったことなかったですよねー?妃を目指すなんて、一言も言ってないですよね?
*重複投稿*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 21:00:00
143329文字
会話率:39%